艦隊これくしょん~あなたに逢いたくて~   作:ろくろう

17 / 35
師走の忙しさの中いかがお過ごしでしょうか?
ろくろうです。
岩本小隊ゲットのためにろ号がんばっていました。
機種転換大変っすね。

夏を迎えて海開き!!その前に「海の月間」と題して護衛艦の艦艇公開などがある大洗のイベントを題材にしてみました!
ジョリードラゴンのキャップは最高だと思います!


*タイトル変えさせて頂きます。本当にガバガバ設定ですみませぬ(血涙)


第十六話 翔鶴さん艦に乗る(前編)

「・・・提督、朝ですよ?おはようございます♪」

やさしく揺すり起された。

「あぁ、翔鶴おはよう」

目を開けると翔鶴の微笑みがあった。

朝の翔鶴は髪を後ろに纏め、もう夏用の寝巻きと化した六郎のでかい綿シャツにエプロン姿という朝から六郎の理性を削り取っていく。

・・・うん、朝から刺激が強いよね。

「梅雨明けから一気に暑くなりましたねぇ」

「んだねぇ」

朝ごはん出来てますよ?と翔鶴は告げると台所にまた入っていく。

時間を見ると朝の七時。六郎は布団を畳むと居間に向かっていった。

食卓に並ぶ朝食。翔鶴は本当に料理が上手になった。

「あ、しじみの味噌汁だね!」

「昨日お母様が持ってきてくれたんです♪」

お茶碗にご飯をペタペタ盛りながら答える翔鶴。

六郎の父親はしじみ掻きを生業としていて、たまに持ってきてくれるのだ。

・・・まぁ、一人暮らし時代は食べようが無かったんだよね。

「提督、どうぞ」

「ありがとう」

お茶碗を受け取って朝ごはんが始まった。

「「いただきます」」

 

 

「今日から第四埠頭で艦艇公開があるからいこうね」

「はい!わたし楽しみにしていたんです♪」

テレビを眺めながらの食後の団欒。

「父兄枠で優先入場で観にいけるからね」

「敦人さんのお陰ですね」

そう、六郎の実弟は自衛官になっていて、少し離れた駐屯地に勤務していた。

「今年は”ちくまさん”が来るんだよ」

「へ~・・・って、あの筑摩さん?」

「昔から名前を引き継いでいる艦はあるからね。翔鶴の前身だって江戸時代に幕府の軍艦にあったよ?」

「あ、確かにそうでした」

えへへと微笑む翔鶴。

「今日は暑いからね、日焼け止めはしっかりやったほうがいいよ」

「はい!」

テレビからの天気予報では真夏日になると予報であった。

 

 

自転車に乗り第四埠頭を目指す二人。

日差しは強いが通り抜ける風は心地よかった。

マリンタワーを越え、アウトレットモールを抜けると第四埠頭はもうすぐだ。

・・・マリンタワーは地上50メートルで扶桑姉様の艦橋とほぼ同じ高さなんだよね。

・・・帰りにアウトレットで水着買おうかな?

そんな事を思い出しながら自転車を漕いでいく。

「ロクさーーーん!置いていきますよ~~~!」

翔鶴は相変わらずの健脚で走っていく。

「わかったーーーー!ってか速過ぎ!!」

六郎もペダルを漕ぐ足に力を込めた。

 

遠くからでもDE233ちくまの艦影は見えてくる。

駐輪場に自転車を停めて手を繋ぎながら歩いていく二人。

「・・・うん、こっちは今着いた。向かってる・・・・うん」

「お父様ですか?」

「うん、受付で待ってるって。時間はあるからそんなに急がなくてもいいよ」

「はい。でもいろんな装備あるんですねぇ・・・」

受付を目指して歩いていく先に様々な自衛隊の装備の展示があった。

まず目に入るのがパトリオットミサイルのPAC3。

「エスコンでいうとね・・・XSAMって言ったほうが判りやすいかな?」

「あ、何度か撃墜されたことあります」

「改めてみると大きいよね」

「はい・・・」

二人でPAC3を見上げていると。

「もしや、相馬さんのお兄さん?」

「「??」」

後ろから声を掛けられ振り返ると、陸自の女性自衛官がにっこり微笑み敬礼して立っていた。

「・・・あ、秋田さん?」

「はい!相馬2曹にはお世話になっております!」

「いやいや!俺はただの民間人だから敬礼はいいよ」

実弟相馬敦人の後輩で何度か実家に遊びにきていて顔を知ってる人であった。(ちなみに新婚さんでもある)

「やや!彼女さんですか?」

「うん、翔子です」

「翔子って言います。よろしくおねがいします」

「あ、こちらこそよろしくおねがいします」

にっこり微笑む秋田さん。

「あ、そうだ。うちのとーちゃんとかーちゃん見かけた?」

「さっきご挨拶しました。もう受付に行ってると思いますよ?」

久々の邂逅で世間話に花を咲かせる秋田さんと六郎。

 

「今勝田で広報をやってるんだってね」

「そうなんですか」

秋田さんと別れて受付を目指す二人。

「こっちこっち!おとーさん来たよ」

母親が手を振り迎えてくれた。

「とーちゃん、かーちゃんおはよう」

「おはようございます」

「こっちに名前書いてね」

親父に促されて入場管理ノートに名前をサインをする。

そして待機ゲートに向かって歩いていく。

横にはちくまの巨体が悠然と停泊している。

「提督。改めてこの身体で船を見ると大きく感じますね」

「だね。でも実際の翔鶴は倍以上だからね」

「でもこの身体だからこそ・・・あ」

そこまで言うと翔鶴は立ち止まり艦橋付近をじっと見つめていた。

「ん?どうした??」

「いえ、筑摩さんを感じることが出来て・・・嬉しかった」

「え?マジ??どんな格好?改二みたいな格好??いで!」

「・・・しりません!」

何を想像したのかわかった翔鶴は鼻息荒い六郎の尻をつねった。

・・・筑摩さんありがとう。

”お幸せになってくださいね・・・”

ちくまから翔鶴に聞こえた言葉であった。

 

待機列に着いてから

「わたしらここで待ってるから売店見てきていいよ」

と両親からの計らいで売店に来た二人。

「あ、キレイな帽子」

翔鶴が一つの帽子を手に取った。

「あ、これ照月のだね」

月と髪の長い戦乙女のデザインにJS DD116の刺繍。

これは就役記念のメッシュキャップであった。

「気に入った?」

「はい♪」

「すみません!これ一つお願いします」

六郎は店員に声を掛け代金を払った。

「提督・・・わたしもある程度お金あるのに・・・」

「いや、いいんだって」

「じゃあ今度ご飯いきましょうね。その時はわたしが持ちます♪」

「ご相伴に預かります」

そんな微笑ましいやり取りをしつつ待機列に戻っていった。

 

「おかえり、あら翔子ちゃん可愛い帽子」

「ありがとうございます!買ってもらっちゃいました」

そんなやりとりをしている母親と翔鶴に対して、六郎と父親は・・・

「ま、とーちゃんは判ってっぺ?」

「あぁ」

「「ちくま(さん)の識別帽ゲットだっぺ」」

静に闘志を燃やしているのであった。

 

 

 




前、後編に分けて書いていこうとおもいまして、微妙な終わり方をしております。
次回は艦艇見学に翔鶴姉の水着選び・・・
本当に翔鶴姉と海にいきたい・・・(血涙)

*ニコニコ静画に識別帽かぶったちくまさんや、たかなみちゃんが見れます。よかったらご覧いただけると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。