艦艇見学と水着選び回です。
タラップには”ようこそ!護衛艦ちくまへ!”と書かれた弾幕が掲げてある。
そしてコールサインの”JOLLY DRAGON”のかわいい龍のロゴが入っている。
「あ!かわいい♪」
「でしょ?」
タラップ前で足を止めて歓声をあげる翔鶴。
「列進んでるからいこうね」
「はい♪」
手を繋ぎながらタラップを上がっていく二人。
「こんにちわ」
優しい笑顔で迎えてくれた白い士官服の自衛官さん(多分航海長さんだとおもう)
「「こんにちわ~」」
二人で挨拶を返す。
翔鶴が一歩、甲板に足を着けた・・・
「あぁ・・・」
六郎は息を呑んだ。
甲板に立った翔鶴の美しさ。只でさえ綺麗な姿勢が映えて物凄く美しかった。
・・・やっぱり翔鶴は艦が似合うな。
「ロクさん!いきましょう♪」
「うん!」
翔鶴が六郎の手を取り順路を歩いて行く。
まず見えてくるのが”オート・メラーラ76mm単装速射砲”艦これやってれば聞いたことある名前だよね。
担当の士官さんが色々説明している。
「これ、リットリオさんやローマさんの・・・」
「うん、その現代の砲だね」
「ほぉほぉ・・・」
「どうぞお嬢さん、弾丸を持ってみませんか?」
興味津々に聞いていた翔鶴に気を回した仕官さんが実弾を持たせてくれる。
「あ、結構重いですね♪ロクさんも」
「おぉ、結構な力持ちですね」
「結構くるね」
翔鶴から渡された弾丸を六郎も持ってみる。
仕官さんけっこうびっくりしておられました。(特に翔鶴に)
順路を進むと右上に見えるのは”ハープーンSSM発射装置”
「これは?」
「ミサイル発射装置だね~。艦対艦ミサイルや艦対空ミサイル撃てるね」
「エスコンだと船から飛んでくるミサイルなんですかね?」
「かなぁ?」
現代兵器の知識は大体エスコンになってしまっている翔鶴さん。
「次はアスロック対潜ミサイル発射装置だね」
「ここにあると駆逐艦の魚雷発射装置みたいですね~」
「実は他にも魚雷付いてたりするよ?」
「えぇ!?」
「これ」
六郎が指差す先に筒を三つ付けたような魚雷発射菅がある。
「・・・あ、でもなんかおもち三つ乗っけたような感じでかわいい♪」
「あ、ごめん!配慮たりなかったね」
「いえ、大丈夫です!だってちくまさんもこの日本の海を守っていて、この武器を装備しているんですから!」
そう言って六郎のてをギュっと握った。
後部甲板に回るとCIWSがあり、その先には自衛隊の軍旗である旭日旗がはためいてる。
「翔子ちゃーん!」
先に廻っていた両親が待っていた。
「六郎、三人で写真撮れ」
「あいよ」
六郎は快諾し翔鶴を挟んで3人で旭日旗を一緒に写真を撮った。
「次は二人でな」
父親が二人を並べて写真を撮った。
その後翔鶴はしばし無言で風にはためく旭日旗を眺めていた。
「やっぱりキレイだよね、この旗は」
「はい・・・」
六郎の問いに翔鶴が答えた。
「六郎、そろそろ識別帽買って帰るべ」
「あ、そうだね」
そしてまた四人で歩いて行く。
「売店とかねぇな」
六郎が呟くと父親が近くにいた仕官さんに識別帽を譲ってもらえるか聞いていた。
「六郎、わかった出口に居る選任曹長に聞いてみろって」
「うし、いこう」
父親と六郎が並んで歩いて行く後ろを翔鶴と母親が付いて行く。
順路の最後に見学者を見送っている白い制服を着ている仕官さんに声を掛ける。
「すみません、識別帽が欲しいのですが・・・どちらにありますか?」
「識別帽ですか?少々お待ちください」
部下の隊員さんに声を掛け、仕官さんはにこやかに対応をしてくれた。
「仕官用の柏の葉付きと、一般隊員用がありますが・・・」
「では一つづつお願いします」
六郎は暫くの間仕官さんにちくまの識別帽のかわいさを懇々と力説していた・・・
後ろの翔鶴は苦笑いを浮かべるしかなかった。
ちくまから降りた四人は意気揚々と歩いている。
「いやぁ~思ったより安くてびっくりだね!」
「な!」
「そんなに安かったらあたしも買えばよかったわ」
六郎と父親の会話に母親も加わる。
「翔子ちゃんの分も買ってもよかったね」
「わたしはてるづきちゃんので十分ですよ♪」
4人でわいわいと会場を後にする。
「じゃ、俺ら買い物してから帰るよ」
「今日はありがとうございました」
六郎と翔鶴が別れを告げると
「また家に遊びにきてね♪」
「またね」
と両親も別れを告げた。
「じゃあ、アウトレットモールにいこう」
「はい!」
二人は自転車を押しながら併設されてるアウトレットモールへ向かっていった。
「あ、色々なお店があるんですね」
「だね~」
自転車を駐輪場に置いて歩いていく二人。
「翔鶴、帽子似合ってるよ」
てるづきのデザインと翔鶴の容姿がマッチしていた。
「提督もですよ♪」
厳つい六郎の顔の上にジョリードラゴンの可愛い龍のマークのミスマッチがいいのかも知れない。
そして目当てのショップに入って行く。
「わぁ!色々ありますね!」
「うん・・・」
六郎は正直圧倒されていた。
・・・本当に沢山あるね。
「いらっしゃいませー試着もできますよ」
通りがかる店員さんが声を掛けていく。
「先にロクさんの選びましょう!」
「え?いいのかい?」
「はい!何時も沢山買ってもらってますし・・・」
「そんなの気にしなくてもいいのに・・・」
そう言いつつ六郎の手を引き男性用の水着売り場に入っていった。
翔鶴が初めてアルバイトの給料も貰った時に家賃の足しにする金額ですったもんだがあった。
・・・本当に翔鶴は一度決めたら頑として譲らないところがある。
「本当に・・・ここは譲りません!」
ぷくーと頬を膨らませる翔鶴の顔が可愛くて折れてしまったのだった。
まず翔鶴が選んだのは真っ赤なブーメランパンツだった!
「いや、これ穿く自信はないよ」
「ロクさんは身体引き締まっているし・・・」
翔鶴は少し不満げであった。
「あ、こういうのがいいかな?」
六郎はサーフパンツを手に取った。
オレンジ色でハイビスカスが所々に入っているサーフパンツである。
「あ、ロクさん好みの見つけました♪」
翔鶴は見つけたのはちょいポップな感じのブルーカモのサーフパンツであった。
「あ!これいいな。ありがとう」
翔鶴の頭をなでなですると、えへへと翔鶴ははにかんだ。
「じゃあ翔子のは俺が選ぶんだね」
「あんまり過激なのは・・・ちょっと」
「えぇ~?スタイルいいのに」
「ロクさん以外に見られるのを考えると・・・」
頬を染めて恥ずかしがる翔鶴。
・・・これは萌え死ぬわ。
そんな甘々な雰囲気で歩く二人。(まわりのお客もそんなもんだ)
「あ、これなんかどうかな?」
六郎が見つけたのはパレオ付きのビキニであった。
顔を真っ赤にして手に取る翔鶴。
「これですか?・・・」
「絶対に似合うと思う(迫真)」
「お決まりですか?お客様なら絶対にお似合いですよ~♪」
近くを歩いていた店員さんも同意した。
「試着室空いてますのでどうぞご利用ください♪」
「・・・・はい」
店員さんと六郎の圧力に負けた翔鶴は、店員さんに促されるまま試着室に入っていった。
「いやぁ彼女さんかわいいですね~」
「ありがとうございます」
試着室前で店員さんと話している六郎。
「あの~」
おずおずと試着室から顔を出す翔鶴。顔は真っ赤で可愛かった。
「こうすれば彼氏さん以外には見えませんよ♪」
店員さんは六郎を壁に上手く使い死角を作りカーテンを開けた。
「おぉ~可愛い!似合ってるよ!」
思わず声がでた。
白を基調に赤のパイピングの入ったビキニで背中と腰がストリングになっている可愛いデザインであった。
「お似合いですよ♪」
店員さんも満足げであった。
「じゃあこれで」
「はい!うけたまわりました♪」
「あ!え!?うぅ・・・」
勝手に話を進める店員さんと六郎に翔鶴は顔を真っ赤に染めて折れた形になった・・・
ちくまさんの艦艇公開で見学して識別帽ゲットしたやり取りはほぼ実話です。
そして!翔鶴姉に着て貰いたい水着はこれしか浮かびませんでした!
次回はちょい時間を置くかもしれませぬ。(本気で仕事が忙しいため)