(年内にもう一つ上げれたらいいなと思っております)
せっかく自転車をだしているので折角ならと思い絡めてみました。
そして翔鶴と六郎の内面も掘り下げてみました。
*今頃気づいた!タイトル被ってたorz
訂正をば。
夏本番はもうちょい先の週末。
ちくまさんに乗った次の日、六郎と翔鶴の二人は自転車で遠乗りに出かけていた。
シャーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベダルを漕ぐ音と車輪が廻る音だけがサイクリングコースに響いている。
「ロクさん!ペース落ちてますよ!」
「わ、わかったぁ!」
先行している翔鶴に食い下がるようについていく六郎。
翔鶴は山岳賞の白に赤の水玉のレプリカサイクルジャージ(一目見て気に入った模様)にレーサーパンツ。
六郎はピンクのジロ・デ・イタリアのレプリカジャージ(翔鶴が選んだ模様)にレーサーパンツ。
そして靴はおそろいのスリーラインの真っ赤なフトサルシューズ。(これは六郎が選んだものと一緒のを翔鶴も買ったのである)
個人的にはフラペで走るならソールが平坦でしっかりしてるほうが踏み込みしやすいからね。
そう、先日水着を買った後スポーツ用品店にも向かい一揃えを揃えてしまった。
折角そろえたので近場を走ろうということになったのであった。
・・・海?地元の海は暖流の寒流は交じり合う所だからもうちょっと暑くなって海水温度が上がらないと冷たくていられたもんじゃないのだ!海にいくなら8月入ってからで、お盆の次の週で終わりなのだ。だって海月が出るのも早いからね。朝早めに行って午後お昼食べたら早めに上がって、お昼寝をする。これが地元の贅沢な海水浴なのである。
・・・それにしても。
ジャストサイズのサイクルジャージにレーサーパンツの翔鶴のスタイルのいいこと!
サイクルジャージを押し上げる双頂!
立ち漕ぎでのダンシングではむっちむちの太腿とヒップラインがもうたまりませぬ。
「・・・・ロクさんの視線が厭らしい」
「いや、ごめん・・・」
いつの間にか併走していた翔鶴がサンクラス越しでもわかる位のジト目をしていた。
「だって翔鶴がかわいいもん、しかたない」
「うぅぅ・・そういって」
翔鶴の顔が真っ赤になり、恥かしそうに下を向く。
「うし!折り返し地点までもう少し!走るべ!」
六郎はギアを下げて漕ぎ始める。
「あ、ずるい!」
翔鶴もこれに続いた。
「とうちゃ~~~~く!」
「くぁ~負けた」
中間地点になる公園に先に入ったのは翔鶴、続いて六郎であった。
自転車を停めて手近なベンチに並んで腰を下ろす。
「・・・ふぅ、眺めがいいですね」
「ここは景勝地としてもそこそこ有名なんだ。特に夕日が有名なんだよ」
スポドリを飲みながら暫し眺めを堪能している二人。
幸い二人以外は居ないので本当にゆっくり出来ている。
不意に翔鶴が六郎の肩にしなだれかかってきた。
「提督・・・本当に世界は綺麗ですね。わたしは”あっち”から逃げてきちゃったから・・・」
「・・・・」
六郎は無言で翔鶴の肩を抱き寄せた。
「だったら”こっち”で逃げなきゃいいよ」
「え!?」
「俺の人生も逃げてばっかりだった・・・」
小学生時代酷い虐めにあっていた六郎。祖母と父親は特に折り合いが悪く喧嘩ばかりであった。(家出同然で自衛隊入ったくらいだった)そしてそのしわ寄せは母親に。
そして中学に転校。高校時代はそこまで酷いのは無かったが地元に愛想尽きていた六郎は卒業と共に単身上京。
当時ギターが大好きであった為ミュージシャンになりたい夢を抱き東京で社会人生活を始めた。
だがそこには理想と現実の推離があった。
度重なる夜勤と勤務で精神は擂り潰され精神をおかしくし、3年で帰郷。
趣味であったギターではいいバンドにめぐり合えず。結成しては解散を繰り返す。
こっちでやっと会社も決まり、楽器をベースに転向してから色々な物が上手く回ってしまって現在に至った。
「でもでも!提督のベースは上手です!合奏すると本当に安心出来ます!」
最近は一緒に演奏出来る曲が増えてきて、ベースで合いの手を入れたりしている。
本当に翔鶴のフォローに涙が出そうである。
「ま、逃げるのもありだよ?只、時間で解決出来る物と己で解決しなきゃいけない物がある」
「翔鶴が”こっち”に来たことは時間で解決できるかもしれない。でも、これからの事は自分で解決しなきゃいけないかもしれないね」
「でも翔鶴は”こっち”に来て一生懸命やってるでしょ?」
六郎の真剣な眼差しに翔鶴は頬を染めてうっとりとしていた。
「おれも、これから自分で解決しなきゃいけない事が山済みだよ」
そう言って翔鶴の唇に重ねた。
「あぁ~~~~!大人がちゅーしてる~~~!」
地元のがきんちょだろう数人の声にハっと離れる二人。
「何見てんだくそがきども!けぇれ!」
カチンと来た六郎が怒鳴る。
「わぁ~~い」
とがきんちょどもが散っていった。
・・・このムード壊されたのに腹立つ!
「提督、実家にも行かないといけませんよ?」
「うん、そうでした」
そして二人は立ち上がり、自転車に跨り走り去っていく。
このまま行けばお昼くらいには実家にたどりつけるだろう。
「そういやとーちゃんがバーベキューの準備してるって!」
「あ!ではしっかり走ってお腹すかせないといけませんよ!」
翔鶴が本気で漕ぎ始めた。
相変わらずの健脚である。
「まってぇ~~~~!」
情けない声をあげる六郎に
「うふふ♪」
翔鶴は微笑むのであった。
・・・ロード買ってあげたら絶対に追いつけなくなるよね。
翔鶴と六郎のサイクルジャージは完全に見た目でチョイスしました。(てか普通に自分の持ち物であります)
自転車乗りの方からみたらどうなんですかね?
自転車の師匠からは「レース出無いならフラペで十分」と言われてるろくろうでありますw
次回はしじみ掻きの父親の川船に乗るお話を書こうと考えております。
夏本番までもう少し!バンドもあるし、海水浴もありますよ!