夏に向けて色々動いていきますよ~
お昼時。
「翔子ちゃん焼きそばと焼きもろこし買ってきた」
「・・・・」
ビキニのブラが取れたのがショックだったみたい。
「翔子ちゃん事故だよ〜〜」
「ビール飲んで」
義隆と川内も慰めている。
「すみません・・・」
義隆からビールを受け取りプルタブを上げる。
カシュッ!!クピクピクピ・・・
・・・いい呑みっぷり。
「大丈夫、見たのは俺だけだからね」
「はい・・・」
涙目な翔鶴であった。
まあ、酒入って機嫌は治って来たみたい。
「あはは〜〜♪」
「うふふ♪」
川内と翔鶴は気持ち良く酒盛りをしていた。
「よっちゃんは呑まねえの?」
「今日は川内連れて実家泊まりだからね」
コーラを一口飲み六郎に話した。
・・・色々戦いはあるからね。
時間は2時を回ったくらい。
「翔子ちゃんまたね〜〜♪」
「小夜ちゃんまた遊びましょう」
「よっちゃんまた遊ぶべ」
「おうよ、ロクちゃん」
義隆、川内夫妻と別れ自宅に帰還。
「お風呂沸かすよ」
「はい♪」
屋外の水道で砂を落とし家に入る。
「お風呂入ったら昼寝して酒屋さんに行こうね」
「そろそろ本番一か月前でしたね♪」
カポーン・・・
風呂が沸き先に入った六郎。
「ふぅ~・・・」
日に焼けた肩や背中がピリピリ痛む。
「久しぶりに焼けたから痛てぇな・・・」
肩にお湯を掛けながらしかめっ面になる。
「提督・・・」
ガラガラ・・・
不意に浴室の戸が開いた。
「しょ、翔鶴!?」
「折角の水着なのでこのままお背中流させてください♪」
頬を染めながら翔鶴がおずおずと入ってきた。そしてシャワーで砂を流し浴槽に入ってくる。
ここの浴槽は二人で入っても十分な空間があった。
・・・六郎邸は戦前から戦後までは置屋と呼ばれていて、旅館で芸者遊びしたお客が一夜のアバンチュールに使っていた建物であった。その後、持ち主であった旅館の主人が隠居用に改築したのだが両親が早くに亡くなり住む人が居なくなってしまった。人が住まない家は壊れるのが早いので、その間六郎が借りて積んでいるのであった。
「翔鶴、今日のは・・・」六郎が遠慮がちに口を開くと
「事故ですから、それに大人気ない態度をとってしまってすみません」
翔鶴は済まなさそうにつぶやいた。
そして二人重なり合うように唇を重ねた。
・・・こうなったら我慢できなくなるよね?
~時間は18時過ぎ~
二人で一眠りした後向かったのはいつも呑みにいってる酒屋さん。
ただ違うのは六郎はベースの入ったギグバックを背負っているのであった。
「翔鶴はお店の二階にいったことないよね?」
「はい♪」
「たまにマスターのジャズバンドのメンバーが練習してたりするんだよ。もちろん夏祭りのバンドの練習も出来たりする」
「提督の演奏楽しみです♪」
「ご期待にこたえられるようがんばるよ」
そんな話をしているうちにお店に到着。
「「こんばんわ~」」
「おぉ~ロクちゃんに翔子ちゃんいらっしゃい」
元気よく挨拶をすると、マスターも笑顔で迎えてくれた(アイサツ=ダイジ)
「ニコルとせんくん来てます?」
「上にいるよ」
上からギターの音が聞こえていた。
「俺も準備しますね。んでマスター、翔子にギネスお願いします」
「はいよ~」
「少し呑んでから上がってきてね」
「はい♪」
翔鶴はカウンターに座り。六郎は常連のメンバーに挨拶をして、二階に上がっていった。
「こんちゃ~っす!」
「あ~ロクさんこんばんわ!」
「ロク=サン、オヒサシブリネー」
一人は名古屋から来てくれる天才ギタリストのせんくん。もう一人は近隣の小中学校で英語を教えているオーストラリア人のニコル。夏祭りでライブをやるバンドのメンバーである。
「さっそく準備入るね」
六郎がそう言いギグバックからアトリエZのジャズベを取り出した。
ベーアンにシールドを繋ぎチューニングを済ませ指慣らしにレッチリの曲を演奏し始める。
~~~~~~♪(キャントストップというレッチリの名曲である)
それに併せるように二人が演奏を始める。
~~~~~~~~~♪(ニコルラップ歌唱中)
「そろそろ演る?」
一通り演奏終わった頃仕事がひと段落したマスターが二階に上がって来た。(もちろん翔鶴や常連の友人達数名も演奏を聴きにあがってきた。
今回のセットリスト(予定)
カントリーロード
all myloveing
I saw her standing there
hotel california
stand by me
can't stop
「~~~~~~~~~~♪」(バンド演奏中)
大体一曲やることに拍手貰えるのは有り難いが、恥かしいね。(しかもリハだし)
「ロクさん・・・ここのイントロは・・・で」
「OKOK・・・こう?」
せんくんと六郎がやり取りをしている。
「ニコル、ここは・・・のほうがいいんじゃない?」
「OKネー」
そんなやりとりを重ねながらリハーサルは進んでいく。
演奏中の翔鶴は楽しそうにリズムを取っていた。
「あ。翔子ちゃんカントリーロード歌ってみたら?」
「わ、わたしですか!?」
リハーサルの終盤にマスターが翔鶴を呼びマイクを持たせた。
「翔子=サン、歌ってみて」
ニコルがにこやかに促す。
「わたし日本語のしか歌えないですが、大丈夫でしょうか?」
「うんうん、大丈夫大丈夫」
六郎も満面の笑みで促した。
「では・・・~~~~~~♪」(翔鶴歌唱中)
せんくんが歌に合わせてキー併せる。
「あ、Dですね」
「んじゃあ、オリヴィア・ニュートンジョンのバージョンだね」
「「了解」」「OKネー」
少し音あわせをするとニコルが
「翔子=サン、イキマスヨー」
「はい!」
「ワン、トゥー、スリー・・・」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」(バンド演奏中)
「~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」(翔鶴歌唱中)
演奏の方も大分馴染んで来たのか聞いてる常連さんからの手拍子も入ってくると、うねりの様なグルーヴが自然と出てくる。
・・・いやぁ、胸が熱いな。
そんな演奏も終わりに近づいてきた。
六郎と翔鶴の目が合う。ベース弾いてるときはノリを掴む為にしかめっ面で演奏していた六郎が微笑んだ。(基本ドラムにしか微笑まない。ドラムの作りあげるグルーヴとギター&ボーカルを取りまとめるのがベースの役目なのである)
翔鶴もにっこり微笑む。
演奏が終わったあと盛大な拍手も貰い、メンバー全員で頭を下げた。
翔鶴も初めてのライブ?に、頬を紅潮させていた。
「ロクさん、歌うって気持ちいいですね♪」
「これはリハーサルだけど、ほぼ初ライブみたいな感じになったね」
「翔子ちゃん歌上手いねぇ~」
「翔子=サン、ナイスソング」
「いやぁ、よかったですよ~」
メンバー口々に翔鶴の歌を褒めていた。そんな翔鶴は恐縮し縮こまっていた。
「じゃ、呑もうよ」
マスターもリハーサルに満足したのか、満面の笑みで杯をクイ!とあおるジェスチャーをした。
バンドのメンバー、常連さん交えて宴の席に加わっていった。
「楽しかった~~~♪」
お店も閉店になり家の帰宅の途につく二人。
翔鶴も気分良くギネスを呑みほろ酔いな模様。六郎も同じくほろ酔いだ。
「楽しく出来るってのが大事だからね」
「うふふ~~~♪」
上機嫌に六郎の腕に絡みつく翔鶴。
「ジャックの所でご飯食べて、帰ったら艦これしなくちゃ」
「了解です♪わたしはギター練習したいです♪」
いつか同じステージに立ちたいと改めて野望に燃えた六郎であった。
ハプニングにしても嫁に酷い事しちゃうのは心が痛みますね。
やってみて思いましたが・・・演奏描写って本当に難しい(てかめんどい・・・)
次回からコラボに向けて色々入っていくと思います。(頑張れ!俺・・・)