やっぱり翔鶴姉にセーラー服を着せてみたくお話を書いてみましたw
それ以上ありませぬ。
八月に入った。学生さんは夏休みに入ったので平日は閑散としている商店街にも心なしか人が多く感じる。
「いらっしゃいませー!」
翔鶴の元気な声が響く。
翔鶴がバイトしている総菜屋さんも繁盛している。
今日の翔鶴は六郎のお下がりのサッカーユニ(ユーベのGKブッフォンのパチモン)にハーフパンツという動きやすい格好に三角巾とエプロンである。
「翔子さん、これお願い!」
「はーい!」
女将さんの娘の沙織が、奥で出来た惣菜を持ってきた。それを翔鶴が受け取り店頭に並べていった。
夏休みに入り、沙織も日中から家の手伝いに居るので賑やかだ。
「いらっしゃいませ!」
高校の部活をやっている生徒であろう一団が買い物にきた。
「あ~来たんだ、いらっしゃい」
「・・・お、おぅ」
その内の一人は沙織の同じクラスの同級生も混じっていた。
「あ、裕樹くんいらっしゃい♪」
翔鶴も気づき挨拶をする。
「・・・はい」
裕樹と呼ばれた少年は顔を真っ赤にして照れていた。
そして下を向きながら惣菜を選んでいる。
・・・翔子さん、キレイ過ぎて見てられないや。
そんな同級生のいじましい姿を後ろからみてニヤニヤしている沙織であった。
「・・・ありがとうございました~」
最後のお客が出て行った。
「休憩にしましょ♪」
女将さんの詩織が賄いの準備に入る。
「お母さんありがと!わたしお腹ぺっこぺこ♪」
「ありがとうございます♪」
女将さんと旦那さんは部屋で、翔鶴と沙織がお店のカウンターの裏で食べている。
「そうそう、翔子さん来週末に商店街でちっちゃなイベントあるんだ。そこにお店も出店するんだけど。手伝ってもらっていい?」
「はい♪、そういえばロクさんもイベントの手伝いしてるんですよね?」
「うんうん」
ここの商店街では地域活性も兼ねて隔月で小さなイベントをやっていて六郎などもイベントでは運営のボランティアをやっているのだ。
「じゃあ翔子ちゃん!これ着てイベント出て!」
「えぇ!?」
「またはじまった・・」
翔鶴と沙織のやり取りを聞いていた女将さんが真っ先に反応しハンガーに掛けてあった洋服を持って出てきた。
翔鶴は目を丸くしてビックリし、沙織は詩織の無茶振りに頭を抱えていた。
そう、総菜屋さんの女将の詩織さん・・・明るく美人で作る惣菜も美味しく評判なのだが・・・唯一の欠点がコスプレ好きで娘に着させたがるのである。そんな女将を後ろから見て苦笑している旦那さんの姿もあった。
「どう?わたしのお古の制服だけど翔子ちゃんのサイズに誂え直してあるわよ」
もう女将さんの瞳にはきのこが出来ていた。
「・・・うぅ、恥かしい///」
「翔子ちゃん似合ってて可愛いわ~♪」
女将さんの顔も、もうホクホク顔である。
沙織も制服に着替えさせられ店頭に立っての午後の営業である。
「ごめんね、うちのおかあさんああなると止まらないんだよね・・・いいおかあさんなんだけど」
「いえ・・・でもスカートが短いので恥かしい///」
そう、白を基調に緑のラインが入った可愛いセーラー服。そう、六郎もだが女将の詩織も卒業生である。
「ロクちゃんにこの格好見せたら喜ぶわよ~」
うふふ・・・と微笑む詩織であった。
「よし、午後の営業もがんばりましょ!」
「はい!」
翔鶴も気合十分であった。
「そうそう、翔子ちゃん!今度のお休みの時に水戸に遊びにいこうよ♪わたしの友達にも紹介したいし♪」
「はい♪是非行きましょうね♪」
仕事の合間の空いた時間に話している二人。
幾ら手伝いをやっているといっても沙織は現役の女子高生である。そして夏休み真っ盛り、遊びに行かないわけにはいかない。
~時間は夕方の6時を廻った位~
「夏は仕事暇だから早く帰ってこれるからいいな・・・」
仕事場からの帰路、自転車を漕いでいく。夏は身体を絞る意味もあり自転車通勤で頑張っている六郎であった。
翔鶴のバイト日は、自宅に行く前に翔鶴の働く総菜屋に行くのが日課でもある。
お店の前で自転車を停めると相変わらず賑わっているお店である。
近所の主婦や部活帰りの学生がいる。
「いや~、バイトの娘かわいいよね?」
「沙織も可愛いよな?」
「てか、なんで制服で居たのかな?まぁかわいかったけど・・・」
部活帰りの学生がそんな会話をしながらお店を後にしていく。
・・・六郎は何か引っかかるものを感じつつ、高校生の話を聞きながらお店に入る。
「こんばんわ~」
「あ!ロクさんいらっしゃい♪」
「おかえりなさい♪」
六郎がお店に入ると翔鶴と沙織から声が掛かった。
「・・・・・」
そして六郎は翔鶴の格好を見て惚けていた。
「て・・・あ、ロクさん///」
「いやぁ、似合ってるわ・・・」
翔鶴のセーラー服姿が眩しかった。
「どう?ロクちゃん似合ってるでしょ?」
奥から出てきた女将さんがニヤニヤしていた。
「今日はここまででいいからね、楽しんできな?」
瞳をきのこにしてグッ!と親指を立てて、翔鶴を送り出した。
そして二人で手を繋ぎながら帰宅していった。
「提督、今度の商店街のイベントでこの格好で出ることになりました」
「マジか!?」
帰路こんな会話がなされていた。
帰宅後、夕食の後の団欒。
「翔鶴・・・本当に似合ってるよ。制服」
「・・・ありがとうございます///」
頬を染めて恐縮している翔鶴。
ハートフルタンクストーリーのブルーレイを二人で見ていた。
丁度学園での生活の回で主人公達はご飯会の場面である。
「翔鶴と一緒に学校通ってみたかったな・・・」
ウイスキーを一口煽り呟いた。今では叶わない事である。だからこその独白であった。
「提督・・・わたしは身体が大きいから・・・」
「そんなことはないよ!似合ってる!本当に可愛い」
そう言ってギュっと抱きしめた。
「うれしいです♪」
そして翔鶴の方から唇を重ねていった。
お約束のようにその夜二人は燃え上がったという・・・。
小生の友人がガラコというアニメに携わっているそうであります。
見に行きたいのですが、土浦は遠かったorz
次回は地元でボランティアスタッフをしているイベントを絡めてお話を書いてみたいと思います。
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