艦隊これくしょん~あなたに逢いたくて~   作:ろくろう

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あぁ~~~~忙し過ぎてロクに文を書けないろくろうであります。
空いた時間に書き溜めていた文が纏まったので投下いたします。

無駄に長い一週間強の六郎と翔鶴姉のやりとりを書いて行こうと思っております。(時間稼ぎともいいます)



第二十八話 六郎と翔鶴の長い一週間(その2)

時間は朝の十時頃。

連休に入った六郎は惰眠を貪っていた。盆入りの今日は早朝の五時から六郎の一族の墓のある共同墓地では準備をしていた。

朝早くお墓の灯篭に明かりを灯す準備、胡瓜と茄子を刻んだお供え物、海の砂を持ってきて線香を挿せるように盛り、そして新しいお花を挿す・・・

前日はいつもの酒屋さんでしこたま呑んでいた六郎は眠い目を擦りながら両親と共に準備をしていた。

「先祖を迎えるってこういうことをやるんですね」

「そうだね・・・」

目新しいのか翔鶴は楽しそうに作業をやっていた。(夕べは六郎が先に壊れたので翔鶴はセーブして呑んでいたので朝でもピンピンしている、こういうどっちかがダメになったら片方がセーブする・・・こういうのいいよね)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガラガラ!

「提督ぅ・・・」

突然玄関のドアが開き涙声の翔鶴が六郎を起こしにきた。

「ど、どうした!?」

「ぐすっ・・・自転車がパンクしちゃいました・・・」

翔鶴は大事な物を壊してしまい、どうしたらいいか判らない子供のようにべそべそ泣いていた。

「わかった、ちょっと見せてね?怪我はしてない?」

「はい・・・」

六郎は庭先にでて自転車のタイヤの状態を確かめる。

「あぁ~・・・翔鶴、こっちの方こそゴメン・・・タイヤの劣化が原因だったね」

良く見るとコンパウンドが限界まで減っていて、ケーシングも破れていた状態であった。

翔鶴に預けたエスケープはほとんどタイヤを交換してない状態で、あの健脚で走り回っていたのだ。

 

「なおりますか?」

「タイヤとチューブも交換しようね。そうすれば大丈夫!」

六郎は物置に入って道具とタイヤとチューブを持ってきた。

「折角だから前後のタイヤも総とっかえしよう」

まずは前輪の外し空気を抜く、そしてタイヤレバーを使いホイールからタイヤとチューブを外す。

装着するタイヤはシュ〇ルベの安い23Cのタイヤだ。

半分をはめ込んだらチューブを入れ込み残りの半分をはめ込む。

「ん・・・こんなものかな?」

「早い・・・」

タイヤを外しここまで十数分の出来事に翔鶴は目を丸くしていた。

空気を入れれば元通りであった。

「慣れだよ、慣れ・・・後は後輪だね」

「はい♪」

自転車を逆さまにし後輪も外し、タイヤをチューブを取り出す。

「あちゃー・・・これは交換してあげなかった俺の責任だ・・・ごめんな」

「いえ・・・」

「乗り辛くなかった?」

「確かに、自転車漕いでて重かったです」

特に後輪は駆動輪だからタイヤの減りも速い。扁平になればなるほど安定性が出る代わりに力が必要になる。

特に翔鶴の男性顔負けの脚力であれば、致し方ない。

「今度のタイヤは今までより細くなるからもうちょっと楽に漕げるようになるよ」

六郎は前輪と同じようにタイヤとチューブを交換し、空気を入れて後輪を装着した。

「これでOK!」

「わぁ!ありがとうございます♪」

「いやいや、これくらいお安い御用だよ」

そして軽くチェーンの汚れを拭い油を注した。

 

翔鶴はニコニコしながらスーパーへ買出しに出かけていった。

目が冴えてしまった六郎は艦これを立ち上げた。

出迎えてくれた瑞鶴、なんとなく本当の妹の様に思えてきていた。

『あ、提督さんおつかれさま』

「ずいずいおつかれ」

そんな会話を交わしながらデイリー任務をこなしている。

『提督さんが昼間から艦これやってるなんて珍しいわね』

「社畜にやっときたお盆休みだからね」

『大変ね・・・』

「社会人ってやつはそんなもんなんだよ・・・」

『ふーん・・・』

そんな感じでちょいちょい会話しながら艦これを遊んでいると・・・

「ただいま帰りました♪」

翔鶴がルンルンに声を弾ませて帰ってきた。

そして台所でゴソゴソやっている。冷蔵庫に食材を仕舞っているのだろう。

「お、おかえり」

『翔鶴姉帰ってきたの?』

「お昼ご飯の買出しに行ってた」

『えぇ!?翔鶴姉をパシリに使ってるの!?』

「そんな訳ねぇべ!」

誤解ないように言うが、翔鶴は六郎並に乗り物(ここでは自転車)が好きなのである。

最近はロードバイクが欲しくて貯金まで初めているのだ。

最近はインターネットで自転車メーカーのサイトを眺めながら「コレがいいかな~?、こっちがいいかな~?」

と唸っている。(六郎としては追いつけなくなるので、正直クロスバイクを乗っていて欲しい)

「あら瑞鶴、お疲れ様♪」

台所から居間に戻ってきた翔鶴がモニターに映る瑞鶴に声をかけた。

『あ、翔鶴姉おかえりなさい。変わりなさそうでうれしいな』

「あら、わたしは何時もと変わってないわよ?」

翔鶴は六郎に気を使って自分では艦これを開くことはない。

久々に姉妹水入らずでの会話に花を咲かせていた。

そんな姉妹のやり取りを微笑ましく眺めている六郎であった。

”キーンコーンカーンコーン・・・”

「あ!いっけない!お昼の準備!!」

「あぁ、ゆっくりでいいからね、休みだから」

丁度お昼の鐘がなり我にかえった翔鶴。

「提督!お昼はチャーハンでいいですか!?」

「大丈夫、翔鶴のご飯はなんでも美味しいからね」

「うれしいです・・・///」

そんないじましいやりとりをモニター越しに見ていた瑞鶴は

『このバカップルどもめ・・・』

やきもちをも取れる感情に苛まれていた・・・

『今日は間宮さんの特製パフェお代わりするわ・・・』

そんな事を心に決めた瑞鶴であった。

 

 

 

 

 

 

 




今回は特に内容薄くて申し訳ないであります。(なんでもない様な事が幸せなのです)

翔鶴姉が買うロードバイクってガチのレース用フルカーボンとか乗せたら手に負えなくなりそうで怖いです・・・

ま、次回はお盆回。「地獄の釜を開ける」・・・ってやつですね。
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