艦隊これくしょん~あなたに逢いたくて~   作:ろくろう

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皆様ご無沙汰であります。
現在絶賛就職戦線真っ只中のろくろうであります!
なんとか就職が決まったので、そのノリと勢いでお話投下であります。

今回は艦これ世界の中でのずいかくちんにフォーカスしてかいてみました!


外編その3 翔鶴の妹として

~1944.10.25 エンガノ岬沖~

「「瑞鶴 ばんざーい!」」

雷鳴のように響く漢達の声・・・

・・・あぁ、わたしは沈むんだ・・・

不思議と痛みは無かった。

次々と飛来する敵機の攻撃を人事の様に眺めながら意識が沈んでいった。

・・・翔鶴姉、少し遅くなったけどやっと。

・・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

雲ひとつ無い南洋の青空の下大海原を翔る私。隣にはまったくの瓜二つの艦影が海面を翔けている。

・・・翔鶴姉はいつ見ても綺麗だな。

私はいつもそう思っていた。

そして自分も並べるように海面を翔けていく。

・・・このままどこまでも翔鶴姉と大海原を駆け巡ることができたらどんなに幸せなことだろうか?

私は満ち足りた気分で疾駆していた。

 

不意に翔鶴姉の船体が加速していく。

「「え?待って・・・翔鶴姉、私を置いていかないでよ・・・」」

自分も最大戦速で追いすがるが追いつけない。

「「待ってよぉ・・・」」

自然と涙が零れる。

自分がどんなにがんばっても追いつけない。翔鶴はそのまま自分を置いて大海原を疾駆し視界の彼方から消えていってしまった。

「「また私を置いてかないでよぉ・・・翔鶴姉ぇ・・・」」

心臓は早鐘のように鳴り響く、涙がポロポロと零れ落ちてくる。

いつもそこで意識が暗転していくのであった。

 

「----い、・・・戦」

抑揚の抑えた声音が聞こえる。

・・・誰?この声。私はもっと寝ていたいんだ。

ふわふわと漂うような、暖かい温もりに包まれているのに。

「瑞鶴?」

グシグシ揺すられる。

「んん?」

瞼を開けると目の前に一人の女性が肩を揺すっていた。

「起きなさい五航戦」

醒めたような声。そして知ってるようで知らないような上から目線の声。

「誰?」

私が最初に発した言葉?であった。

「やっと起きたのね、五航戦。私は加賀よ」

「加賀?・・・えぇ!?あの加賀さん!?」

ガバっとベッドから飛び起きた。

「・・・そう、あなたの想像した加賀がわたしよ」

加賀は「ふふっ」と微笑みを湛えた。

瑞鶴は不覚にも可愛いと思ってしまった。

「身体はもう動くでしょう?執務室に行って提督に逢ってもらうわ。」

「付いて来て」と短く言うとそそくさと部屋を出て行った。

・・・こっちの返事も待たないで出て行くのね。

わたしもベッドを飛び起き立ち上がろうとするとバランスを崩してぶっ倒れた。

「いったぁ~い」

「はぁ・・・大丈夫?」

心底落胆したようにため息を一つついた加賀さんが手を貸して立ち上がらせてくれた。

「加賀さんありがと」

「・・・」

加賀さんは顔を真っ赤に染めて目線をずらしていた。

 

 

***

この鎮守府にいる正規空母は赤城さんに加賀さんにわたしの三名。

そしてわたしはこの鎮守府で初めて建造で完成した空母だとか・・・

そしてわたしより先に着任している赤城さんに加賀さん、軽空母の龍驤ちゃん(RJでえぇよ)飛鷹に隼鷹に千歳と千代田(当時の二人は水上機母艦だったけど)それに艦隊のまとめ役でもあった戦艦の扶桑さんや伊勢さん、金剛さんなどこの鎮守府の重鎮となっている数名が集まりすでにお店を開いていた鳳翔さんと間宮さんの共同経営のお店で歓迎会をしてもらった。

「それでは、我等が鎮守府にて初建造成功となった瑞鶴ちゃんの着任祝いの宴会、、、、開始します!乾杯!!」

「「「「「「「かんぱ~~~~~い!!」」」」

空母全体としては最専任であるRJと正規空母の最専任赤城の赤城さんでとっちが挨拶するかでひと悶着あったそうだが、色々丸め込まれ赤城さんが乾杯の挨拶をする事になったとか・・・

「ひゃっはぁ~~~w千歳ぇwこんな目出度いなんだw呑むしかないよなぁ~~~ww」

「そうよね~~wお酒が美味しいわぁww」

・・・あ、この二人はそんな感じなのね。

「赤城さん。。。これだけのご馳走。。。残さず平らげないと鳳翔さんに失礼ですね」

「まったくその通りですよ加賀さ・・・ry」

パァン!!パァン!!

どこから取り出したのか鳳翔さんがハリセンで一航戦の大食いコンビの頭を叩く。

・・・あ、いい音。

「赤城、加賀?今日の主賓は誰?」 

「「瑞鶴さんです・・・」」

絶対零度の微笑みの鳳翔さん。

うん、この鎮守府である意味一番怒らせてはいけない人物かわかりました。(さすがの元祖第一航空戦隊です)

 

***

宴もたけなわになってきた頃。

誰となしにある一つの話題が出てきた。

『なんでも提督の祖父は空母の搭乗員だった。提督の意中の空母の艦娘がいるらしい』

「相馬小四郎って名前みたいなんだけど・・・誰か心当たりない?」

誰ともなく名前が出てきたのであった。

・・・あれ?聞いたことあるような名前かな?

「あれぇ~~?翔鶴姉ぇのぉ~航空隊??で聞いたかな~~?」

わたしは勧められるまま、ビールに焼酎、ウィスキーしこたまちゃんぽんかまされでろれつもまわらず思い出したことを話した。

「えぇ?どんな人??」

「かっこよかった?提督はけっこうおっさんだけど・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

矢継ぎ早に質問をぶつけられるのだけど・・・・。

ごめん・・・。

わたしもう呑めないや・・・♪ww

そのまんま意識がフェードアウトしていったのであった・・・

 

***

そこからが大変なのであった。

二日酔いの頭がガンガン沸騰するように痛いなか提督と初対面。

髪はボッサボサに長く髭面でやらしそうな笑み・・・

・・・あったまきて「爆撃するわよ!!」と怒鳴ってしまった。

その後の訓練でも・・・

「五航戦・・・海に魚のえさまいてないでしっかり”残心”をこころがけなさい」

加賀さんの猛烈な扱き。

げぇげぇ吐きながらも訓練に耐えると

「よく頑張りました。これは”すぽぉつどりんく”なるものですが飲むの楽になります」

と加賀さんは微笑みを湛えてボトルを渡してくれるのであった。

キャップを空けてゴクゴクと喉を鳴らす。

荒れた胃にすぽぉつどりんくが沁みこんでいった。

その後も仲間は増えていき二航戦コンビの蒼龍に飛龍も着任。

我等が鎮守府も戦力の増強ができてきた矢先・・・

 

『緊急作戦の発令』であった。

鎮守府の仲間はおおわらで戦地に赴いていった。

作戦に出撃してはダメージを受けて入渠ドックという名のお風呂に担ぎ込まれていく艦娘。

わたしは「錬度が足りない」ので演習や近場の海域の哨戒任務で錬度を上げているのであった。

 

そんな矢先。

「瑞鶴、いける?ズンダ沖にいくわよ?」

「加賀さん、大丈夫。準備はできている」

加賀さんはわたしの返事を聞くと満足そうに微笑みを湛えてくれた。

・・・正直言って改となった自分の迷彩模様は好きではなかった。

「どんなに大変な闘いだったかはすでに沈んでいた私にはこの身体になってから戦史でしか知るよしはないけど。。。その迷彩を誇ってもいいと思うわ。瑞鶴、あなたも第一航空戦隊の旗艦を勤めたのだから」

・・・その加賀さんの一言、そしてその微笑で心が落ちた。

涙が止まらない、嗚咽が漏れる。

・・・翔鶴姉、わたしのがんばりはムダではなかったよ。

「大丈夫?そんななりで翔鶴に逢えば笑われるわ」

加賀さんがゆっくりと立たせてくれた。

 

・・・わたしは大丈夫。今度こそ翔鶴姉に胸張って再会できる!!

「五航戦!瑞鶴出撃よ!!」

旗艦となった私に加賀さん、長門さん、陸奥さん、比叡さんに霧島さんを引き連れズンダ沖海戦区域にむかった。

 

 

 

****

数々の砲弾に魚雷をかいくぐりボスに肉薄していく。

「瑞鶴、ごめんなさい。私は中破してしまったから航空支援はあなた頼みよ?」

「瑞鶴、肩に力を入れすぎるなよ?フォローはこの長門と陸奥にまかせよ」

ありがとう長門さん。

「第一次攻撃隊!発艦!!」

精神を研ぎ澄ませ矢を立て続けに射る。

・・・うし、イメージ通り。

あとは戦艦の皆さんのフォローに徹する。

数々の砲弾に航空攻撃が深海棲艦の艦隊に炸裂!だけどもう一押し!!

「ごめんなさい!あと一撃たりなかった!」

「大丈夫よ瑞鶴ちゃん。長門に陸っちゃん、比叡姉もいるからふっふっふ・・・」

霧島さんの夜戦は怖いよ(涙)

「かちこみじゃぁ~~~~~~~~~!!」

「「「「おぉ~~~~~~~~~~~~!!」」」」

さすがの金剛型の最専任の霧島さん。

怒号をあげながら突撃していく戦艦四隻は圧巻であった・・・

霧島さんと比叡さんの三式弾が港湾棲姫を火達磨にしていく。

長門さんと陸奥さんも九一式徹甲弾が火を噴いた。

そして明け方近く、戦いが終わった・・・

 

『生存者だ!瑞鶴きてくれ』

わたしが行くと・・・

美しい銀髪に自分とおんなじ緋袴ミニスカに弓道着・・・

額に撒いてある日の丸ハチマキ、そして胸甲に描いてある『シ』の一文字・・・

涙が止まらなかった・・・

美しい顔が開くとこれまた美しい琥珀色の瞳。

「わ、わたしは・・・・翔鶴型航空母艦の一番艦、翔鶴です・・・」

もうわたしは止まることが出来なかった。

「翔鶴姉ぇ~~~~~~!うわぁ~~~~~~~!!」

べそべそなきながらその胸に埋めるように号泣したのであった・・・

 

****

「・・・・こんな事があったの」

「ふぅ~ん、翔鶴姉が楽しそうに生活できているのが嬉しいな」

わたしは画面越に翔鶴姉の笑顔を見れるのが嬉しかった。

・・・正直提督さんや翔鶴姉の世界に行きたいような気持ちもあったけど、多分”わたし”じゃない”わたし”なのかもしれない。

うらやましくてしょうがない時期もあったかもしれない。

今は、そうなんだと思う。

 

・・・でも。

「やぁん提督///」

「飯作ったよ♪」

「提督の作る野菜炒め美味しいですよね♪」

画面越しにはよく見えないが話しに夢中の翔鶴姉のお尻を触ったみたいであった。

(いちゃいちゃいちゃ・・・)

・・・ぶっち!!

『ぜぇったいに提督さんを爆撃してやるんだから!!』

改めてそう心に誓った瑞鶴なのであった・・・

 

 

 

 

 

 




うちの鎮守府での瑞鶴と加賀さんの関係はこんな感じなのでわ?
って感じにお話になりましたw
赤城さんが長で、加賀さんが後進への教官・・・
今後はずいずいがそれを担っていく・・・・


オーバーフォーティーのおっさんがやっと決まった就職(感涙)

只、今後のコラボの為に本編を進めるのがちょっち難しいという・・・・otz
気長に待っていただけるとありがたいでありおます。
*小生もこれから新しい仕事への慣熟のために色々頑張っていくであります!

いやぁ、就職決まって酔っ払った勢いで書いたせいか酷い文面でもうしわけありませんでした(涙)

そして重ね重ねお気に入り登録感謝であります!
300届きそうなんて夢にもおもっておりませなんだ。
今後もニッチにおもしろおかしくお話を綴っていこうとおもっております。
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