やはり俺の青春ラブコメは退屈だ   作:柊 俊哉

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病の持ち主

 昼休みになり天気もいいことだし昼を食べたあとに飲み物を買うついでに外でひなたぼっこしようと外へと向かっているとそこには雪乃が歩いてた

 

「おう、雪乃」

 

「あら、こんにちは早見くん」

 

「そんな他人みたいな感じじゃなくて昔みたいに下の名前で呼んでもいいのに」

 

 俺は笑いながら雪乃の様子をうかがう

 

「遠慮するわ、それに人の様子をうかがって行動する人とは知り合いじゃないもの」

 

 そんなにはっきり言わなくてもいいのに…ていうかこの世の中大体は顔色うかがって行動してると思うぞ?それじゃなきゃ社会でやっていけないからな、うん。

 

「そう?うかがってるつもりはないんだけど…あ、俺今日、部活遅れていくわ講習あるからそれに出なきゃいけないからさ」

 

「そう、わかったわ。ではまた。」

 

 そんなあからさまに避けなくても…

 

「おう放課後な」

 

 そう言い俺もまた外のベンチへと向かおうとしたが。

 

「あ、次移動だった…戻るか。」

 

 

 

 

 

 放課後講習が終わり夕日が出てきていて部活終わってるかもしれないが一応部室へと向かう

 

「どうしたんだ二人して部室に入んないのか?」

 

部室を覗くようにして部室の前にいた雪乃と由衣に声をかける。

 

「入りたいんだけど、部室に不審人物がいるんだよね」

 

「はぁ?不審人物?学校の中でか?」

 

「ちょっと早見くん。声をかけてきてもらえるかしら?」

 

「いやいや仮に不審人物が本当だとしたらそっちのほうが危ないだろ。ここはどうだろう比企谷に任せないか?」

 

俺が魅力的な案を雪乃に提示したところで背後から声がした。

 

「おい、人をなんだと思ってんだ扱いが雑すぎるだろ」

 

「あ、聞こえてたのか、というかそこにいたのか」

 

ホントに気が付かなかったさすがステルスヒッキー

 

「さて仕方がないから俺が行くよ比企谷も行きたくないみたいだし」

 

「当たり前だろ、なんか俺がわがままみたいなの辞めろよ」

 

そうして俺はドアを開けて不審人物なるものを発見した。

 

「おーい、ここで何か用?一応ここ部室なんだよね」

 

その不審人物なるものがこちらを向いた

 

「ひ、ひぃー!」

 

何故かこちらを向き悲鳴を上げる。そこまでビビらなくたっていいのに

 

「早見くん初対面の人にそんな威圧はしなくても」

 

「それ誰でもこういう反応になるぞ早見」

 

「助けて八幡!」

 

そういい比企谷の方に向かって飛んでいく

 

「比企谷君あなたの知り合いなの?」

 

そう問われると比企谷は嫌そうな顔でそっぽを向ける

 

「こんなやつ知らない。知ってても知らない」

 

「ふっはっはっは、まさかこの相棒の顔を忘れたというのか!見下げ果てたぞ!八幡!」

 

「やっぱり知り合いじゃん。しかも相棒って比企谷も友達いたみたいだな。」

 

「そうだ相棒貴様も…「うるさい」はい…すいません」

 

比企谷がうるさいって一言言うと急にだまり始める。

 

「で?比企谷誰なのこの人」

 

「あー知らないけどしいて言うなら体育でペア組まされたかもな?」

 

「それよーするに知り合いじゃんそういう仲ってことでしょ?」

 

「ふんっ!あの悪しき風習、好きやつと組めだと?…我友達いない一人も…」

 

え、なに自虐ネタなの?本当に友達いないの?わかりづらいボケしてくるな…

 

「で?何のようだ?材木座」

 

すると反応するように

 

「やっぱり知り合いじゃんヒッキー」

 

「我は剣豪将軍、材木座義輝だ」

 

「そのお友達あなたに用があるんじゃないの?」

 

なかなか粋な自己紹介だったのに…少し触れてやれよ…冷静すぎるよ…

 

「友達じゃねぇし」

 

「さよう、われに友などおらぬ…ケプコンケプコン、時に八幡よここが奉仕部でいいのだな?」

 

すると比企谷のかわりに雪乃が答える

 

「ええここが奉仕部よ」

 

じっと雪乃の方を見ている材木座くんだがすぐに八幡の方へと目線を向ける。

 

「そうかそうか平塚教諭に助言を頂いた通りならば話が早い、八幡お前は我の願いを叶えてくれるのだな」

 

え、なに雪乃を完全スルーなの?こいつ中々凄いメンタルしてるな

 

「別にあなたの願いを叶える義務はないのだけれど奉仕部はただお手伝いをするだけ」

 

材木座くんは雪乃の方を見ていたがやはり八幡の方に目線を再び向ける

 

「ふむ八幡よ我に手を貸せ!我とお前の関係…」

 

言いかけると雪野の方からの視線がすごくそちらを向いてしまった材木座くんが何かを感じ取ったのか再び八幡の方に目線を向ける

 

「いや、こっちみんなよ」

 

すると雪乃が横から俺の袖を引っ張って小声で耳打ちをしてくる

 

「ちょっと早見くんあの剣豪将軍ってなんなの」

 

「恐らくだけどあれは中2病だ」

 

「中2病…?」

 

分けらなさそうに首を傾げる

 

くそー悔しいけどドキッとした普通にしてたら可愛い女の子なのに…そう思いながら顔には出さずに続ける

 

「たぶん昔の剣豪とかを自分に重ね合わせてるんだよ多分…んーつまり自分の作った設定でお芝居をしてるのを普段の生活でしてるみたいなもんかな」

 

「ちょっと怖いかも〜」

 

この娘本当に素でディスるよな…

 

そう思っていると雪乃が材木座くんの方へと向かって行く

 

っていうか材木座くん雪乃に凄い怯えてるじゃん…

 

「だいたいわかったわあなたの依頼はその心の病を治すことなのね?」

 

「あ、あぁ、別に病気じゃないですけど…」

 

「てかささっきから気になってたけどその下に落ちてるノートってなんなの?」

 

「じ、じつは…我は小説を書いているのだがとある新人賞に応募しようと思っていたのだが友達がいないからな…感想が聞けぬのだ読んではくれないか?」

 

今すんごい悲しいことをサラリと言ったよね?やっぱりメンタルすごいな

 

「投稿サイトとかあるからそこに晒せばいいんじゃねぇの??」

 

「それは無理だ八幡…あいつらは容赦がないからな、酷評されたら多分死ぬ」

 

おいメンタル弱いじゃねぇかよ

 

「材木座くんには残念なお知らせだけど雪乃のほうが多分ひどいと思うよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずその場は解散となり、家で各々読んできて感想を書くという事になった。

 

 

「ただいま」

 

リビングのソファに寝っ転がってファッション雑誌を読んでいる少女がいる

 

「…」

 

この黙ってる少女は俺の妹、名前は早見紗奈。身長は女子にしては高めの161㎝で中学三年生。肩甲骨あたりまで伸びた暗い茶髪が特徴で毛先がパーマで軽く巻かれている。

 

相変わらず俺のこと嫌いなんだな…悲しいよお兄ちゃんは…さて気を取り直して今日は母さんも父さんも帰ってくるの遅いしご飯作るしかないか…といっても料理しないしレパートリー少ないんですけど

 

 

 

 

「とりあえず晩御飯作ったらここにラップかけて置いとくから皿洗ってしまっとけよ」

 

返答がないということはYESということだ。

 

とりあえずシャワー浴びてから小説読もう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

や、多すぎだろほんと朝までかかるって何無駄な設定とか意味不明なルビとかあったし…とりあえず眠たい

 

「よう裕太眠たそうだな」

 

いつもどおりの時間に出たので当然隼人といつもの場所で出会う

 

「おはよ隼人。まぁな、部活の要件でちょっとな」

 

「そういや部活はいったんだっけ?まさか高校で裕太が部活はいるとはな…やってていけてるのか?」

 

そういい隼人が笑顔をこちらに向ける

 

その笑顔が朝からは眩しすぎるよ…

 

「今思えば強制だった気がするけど…まぁ雪乃もいるし知り合いがいた分なんとかやっていけそうだよ」

 

「そうか雪ノ下さんも…ま、裕太ならどんなところでもやってけるだろ?」

 

それを君が言うかね?君が!

 

そんな話をしてるうちに学校につき教室へと向かっていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終礼のチャイムがなりに小説の感想を言うために部室へと向かう

 

 

「って雪乃寝てるし、まぁあれを読んだらさすがにな…」

 

結衣も比企谷も掃除してるし終わってここに来るまで時間もあるし寝かせといてやるか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっはろー」

 

そういい豪快にドアを開けていつもの挨拶をする

 

てかなんで朝からずっとそんな元気なんだよ…絶対読んでないだろ

 

「あー静かにしてくれ、見ての通りだから」

 

そういい雪乃の方へと視線を誘導する

 

「んっんー…あらみんな集まってたのね」

 

「起こしちゃった?ごめんね?ゆきのん」

 

「いえ、比企谷くんの顔をみたらすぐ目が覚めたから」

 

寝起きから凄い毒を吐くな調子良すぎだろ

 

「みな集まってるな!我に感想を聞かせてもらおうか!!」

 

突然ドアから勢い良く声が聞こえてきた

 

「やっと来たなお前街だったんだよ」

 

「八幡…そんなに強く言わなくても…」

 

メンタル弱いんだなやっぱり…

 

「ケプコンケプコンでは聞かせてもらおうか!」

 

「そう…」

 

すっと息を吐いた。

 

「つまらなかった。読むのが苦痛でしかなかったわ。想像を絶するつまらなさ。」

 

最初だからもうちょっと抑えてあげようよ…

 

「あぎゃぁぁぁ」

 

「変な声だすなよ」

 

「ばぢぶぁんんん」

 

彼は比企谷くんに助けを求めに抱きつきに行く。

 

「ま、まぁどこが悪かったか聞こうぜ」

 

「そうね、まず文法がめちゃくちゃなぜいつも倒置法なの?てにをはの使い方知ってるかしら?小学校で習ったはずなのだけれども?それにルビなのだけれど誤用が多すぎるわ。能力に力なんて読み方ないのだけれど?ちなみに聞くけれどこの、幻紅刃閃(ブラッディナイトメアスラッシャー)はどこから来たの?」

 

こ、こいつよく見たら付箋とかめっちゃ貼ってるじゃん…やめてあげようよ…彼のライフはもう0よ!

 

「とりあえず雪乃の感想はそれくらいにして次は結衣にお願いするよ」

 

「あ、え、私!?うーん…難しい感じ知ってるね!」

 

「ぐぁはぁぁ」 

 

それはダメだよ結衣…もうここの女性陣は殺す気なのか?

 

「つ、次は比企谷な?」

 

もう見ててこっちが悲しくなるしなんか震えてくる

 

「八幡お前なら理解できるよなっ…?」 

 

二人とも見つめ合い笑顔が溢れる

 

「あんまお前ら見つめ合うなよ勘違いする人もいるし…」

 

主に海老名とか海老名とか!

 

「で、あれなんのパクリ?」

 

だめだこりゃ、もうそうとうメンタルきてるな俺が慰めなきゃ…

 

「材木座くん」

 

「早見…」

 

「大事なのはイラストだから中身なんて気にしないほうがいいよ?る」

 

「ほわぁぁぁ」

 

え!?魂抜けてるよ!?

 

「あなたフォロー入れたつもりだろうけどエグッてるわよ?」

 

「また見てくれるか?」

 

答えは無論

 

「もちろんだまた持ってきな」

 

こうして材木座の相談は解決したのであった

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