「おはよー」
欠伸をしながら俺は母さんに挨拶をする
「あら、おはようご飯できてるから早く食べちゃって」
「はーい。あれ?この書類机の上においてあるけど母さんが昨日書いてた紗奈の書類じゃない?」
「あら、あの子忘れていったみたいね。悪いんだけれど今日までの書類だから届けてくれない?」
や、いいんだけどさ?俺が中学校にいっても大丈夫なのか?そう疑問に思いながらも承諾をする。
「りょーかい」
俺は中学校へと向かう。
「着いて入ったのはいいけど職員玄関どこだ?」
しかも視線すんごい感じるし誰か助けてくれ…
「あれ??小町ちゃんあれって紗奈のお兄さんじゃない??」
「あれ、ホントだどうしたんだろちょっと小町行ってくるね!!」
「誰か友達とかいれば良いんだけど…紗奈の友達数えるくらいしか知らないからな」
すると後ろからちょんちょんっと背中をつつかれた
「裕太さんここで何してるんですか??」
「おー小町ちゃん良いところに、悪いんだけどさこの紙を紗奈に渡してくれないかな?あいつ忘れちゃってさ届けに来たのはいいけど職員玄関がどこかわかんなくてさ」
「なるほどそういうことでしたか!!小町にお任せください!!」
「それじゃ!紗奈によろしく言っといてありがと!」
そう言い学校に向かうために校門まで走り自転車で学校へと向かう。
「紗奈ちゃん」
「ん?なーに?小町ちゃん」
「これ紗奈ちゃんのお兄さんから」
「あいつと会ったの??」
「うん!校舎の前で困ってたから話しかけたらこの紙を渡してって!優しいね!お兄さん!」
「紗奈のお兄ちゃんってイケメンだよねいいなぁーあんな優しいお兄ちゃんほしかったな~」
「別に優しくないし…」
俺は紗奈にプリントを渡した後、全速力で学校へと向かう。
「はぁー。朝から疲れた…」
「お疲れ裕太そういえば今日はいつものとこで会わなかったけど何かあったのか?」
「朝から妹の忘れ物を届けに行ったんだよ…」
「へー紗奈ちゃんが忘れ物か珍しいな」
「ほんと、お陰さまで朝から過酷労働をしいられましたよ」
「お疲れ、それより裕太は職場見学の班は決まったか?」
「いや、決まってないまだ」
「ならちょうどよかった一緒の班にならないか??」
「おう、いいよ決まってなかったしどこに行きたいとかないし」
「じゃあ決まりなあと一人はどうする?」
「優美子とかで良いんじゃない?」
「そうだな裕太から誘っといてくれ俺は平塚先生に呼ばれてるから」
「りょーかい」
こういうのは隼人から優美子に直接の方が喜ぶと思うんだけどな… そう思いながらも優美子の元へと向かう
「優美子、職場見学俺と隼人と班組むんだけど入らない?」
「隼人と!?入る!」
すんごい勢いだな…さて班も決まったことだし次の授業まで寝るか…
放課後
さて部活にいきますか
「よう相変わらず早いなって夏服か相変わらずちゃんと指定のものを着てるんだな…」
この学校は指定の夏服とかあるが基本的には自由で緩いなので指定のものにしてる人の方が珍しい
「ええ、別に校則をわざわざ違反する理由もないもの」
相変わらず真面目だな…
「やっはろーー!!」
はいでましたよくわからない挨拶そして元気!!
「おう結衣」
軽く挨拶をして比企谷のとなりに座ると携帯が鳴ったので携帯を見るとメールが来ていた。
「あー。」
隣で結衣がケータイを見て声をだす。
「どうかしたのかしら由比ヶ浜さん?」
「あ、ううん、なんでもないんだけどね…ちょっと変なメールが来たからうわぁー。って思っただけ…」
あ、俺の方にも来てる
「比企谷くん、裁判沙汰になりたくなかったら今後そういう卑猥なメールを送るのはやめなさい。」
「内容がセクハラ前提でしかも犯人扱い、証拠をだせ証拠を」
「比企谷…その言葉がもう犯人の言うセリフだぞ」
「た、たしかに…どこぞやのからだが小さく頭脳は大人な漫画の犯人と同じだが…俺は断じて犯人ではない」
「ヒッキーは犯人じゃないよ」
「証拠は?」
雪乃がそう結衣に問うと結衣は人差し指を顎の下に指し上を向き考える素振りを見せる
「んー、内容がうちのクラスのことなんだよね、だからヒッキー無関係と言うか」
「俺も一応同じクラスなんだが…」
「なるほどでは、比企谷くんは犯人ではないわね」
雪乃は嬉しそうに笑顔で答える。
「それ認められると結構悲しいんだが…」
「まぁ、こういうの時々あるしさあんまり気にしないことにする!」
「それさ俺にも来てるみたいだしクラス全員に多分届いてるぞそのチェーンメール」
俺たちがその話をしているとノックの音が聞こえた。
「ちょっと良いかな?お願いがあって」
そこには葉山隼人の姿があった
「奉仕部ってここで良いんだよね?」
「あぁ、てかどうしたん?隼人が相談って」
「なんだよこれイケメン二人とか本能的に負け悟っちゃったよ…」
「比企谷、声に出てるよ…」
「平塚先生に悩み相談するならここって聞いてきたんだけど…いやー中々部活が抜けさせてもらえなくて」
「用があるから来たんでしよ?葉山隼人くん?用件をどうぞ」
そう言い冷たい視線を隼人にお送る
うわーマジで久しぶりにあの目を見たよ
「あ、あぁその事なんだけど」
そう言いケータイを差し出す
「あ、そのメール」
「戸部は稲毛のヤンキー、ゲーセンで西高狩り、大和は3股最低のクズ野郎、大岡はラフプレーで相手校のエース潰し。チェーンメールね?」
「このチェーンメールか出回ってからクラスの雰囲気が悪くてさ、それに友達の悪く書かれてると腹が立つし…でも犯人探しをしたいわけじゃないんだ丸くおさめる方法を知りたい、頼めるかな?」
笑顔で雪乃に言うが雪乃は冷たい視線を送り続ける
「では事態の収集をすれば良いのね?」
「うんそうだね」
「では犯人を探すしかないわね」
あれ?得意気に立ち上がっていってるけど話聞いてた??
「え…??あれ?なんでそうなるの?」
罰が悪そうに隼人は雪乃に質問をする
「チェーンメールあれは人の存在を踏みにじる最低の行為よ自分の名前も顔も出さずただ傷つけるためだけに誹謗中傷の限りを尽くす止めるならその大元を根絶やしにしないと効果が無いわ、ソースは私」
「実体件かよ…」
「根絶やしにしたんだ…」
おい比企谷と結衣が引いてるぞ…
「とにかくそんな人間は滅ぼすべきだわそれが私の流儀私は犯人を探すわ、一言言うだけでパッタリ辞めると思うわ、そのあとどうするかはあなたに任せるそれで構わないかしら?」
「あ、あぁそれで良いよ…」
隼人が顔をひきつりながら言う
この教室の全員がちょっと引きぎみで空気が悪い
「ではメールが送られ始めたのはいつかしら?」
「先週末からだよな?」
「う、うん」
隼人が結衣に尋ね結衣は小さく頷く
「クラスで何かあった?由比ヶ浜さん早見くん葉山くん」
「特になかったと思うけど…」
「うんいつも通りだったと思うよ」
「んーさっぱりだわ」
雪乃は困った顔をして比企谷の方に顔を向ける
「一応聞くけれども比企谷くんは?」
「一応ってなんだよ…先週末か、つまり最近のことだよな…」
そう言い目をつぶり考えたている
「職場見学とか?」
「あーそういうことか」
「グループわけのやつだよ…」
「でもそれでなんでチェーンメールになるんだ?」
「犯人わかっちゃったかも」
結衣が続けて言う
「説明してもらえるかしら?」
「こういうイベント事のグループ分けはそのあとの関係性に拘わるからねー。ナイーブになる人もいるんだよ」
「職場見学は三人一組だから葉山と早見はセットだからあと一人の枠を競い会うってことそのために誰か二人を蹴落としたいよな」
「一応班は決まっちまったんだけどな俺と隼人と優美子の3人で」
「多分そいつらは知らないんだろ決まったって」
「じゃあその三人の中に犯人がいると見て間違いないわね」
「ちょっと待ってくれ、俺はあいつらの中に犯人がいるなんて思いたくない、3人を悪く言うメールなんだぜあいつらは違うんじゃないかな?」
「隼人それは違うよ、自分に疑いがかからないようにするためだよ多分」
そう言うと比企谷が口を開く
「ま、俺ならあえて誰か1人だけ悪く言わないでそいつに罪を擦り付けるけどな」
「ヒッキーすこぶる最低だ」
「知能犯と呼んでくれ」
なんでそんな誇らしげに言ってるんだよ…
「とりあえずその三人のことを教えてもらえるかしら?」
「戸部は見た目悪そうに見えるけど一番ノリの良いムードメーカーだなイベント事になると積極的に動いてくれる良いやつだよ」
よくそんなすぐに人の良いとこを言えるなさすがみんなの隼人くん
「騒ぐだけしか脳のないお調子者と言うことね」
え、どうやったらそれがイコールになるの?
「どうしたの?続けて?」
「大和は冷静で人の話を聞いてくれるゆっくりマイペースで人を安心させるって言うのかな良いやつだよ」
「反応が鈍い上に優柔不断っと」
よくも、反対のことをそんなに言えるな…逆に凄いよ
「大岡は人懐っこくていつも誰かの味方をしてくれる気の良い性格だよ」
「人の顔を伺う風見鶏ね」
「え…」
みんなドン引きだよ…
「どの人が犯人でもおかしくないわね
葉山くんの話だとあまり参考にならないわね、あなたたちは彼らのことどう思ってるの?」
「え、どう思うって言われても…」
「俺はそいつらのこと知らねーし」
「俺は隼人と同じ意見」
結衣 比企谷 俺 の順番で答える
「じゃあ調べてもらって良いかしら?」
「う、うん」
結衣は言葉に詰まりながら返事をする
「ごめんなさいあまり気持ちの良いものではないわよね」
「俺がやるよ、別にクラスでどう思われても平気だし人のあら探しは俺の十八番なんでね」
「あまり期待せずにしとくわ」
「私もやる!!ヒッキーに任せてられないし!」
「じゃあ俺は本人たちの会話の様子で探るよ」
「ではとりあえずあえず解散明日から作戦決行よ」
「ヒッキーと裕太くんはなにもしないで良いからね!」
「そりゃたすかるけど具体的にはどうするんだ」
「実際本人に聞けるわけじゃないしな」
「女子の話聞いてみるねクラスの人間関係なら女子の方が詳しいし共通の嫌なやつの話をすると結構盛り上がって色々話してくれるし」
「なんか女子のいけない部分を聞いた気がする」
「ガールズトークこわっ」
「と、とにかく!あたしやるから二人とも気にしないで!!」
「まぁ俺が聞き取り調査しても誰って聞かれるしな任せる」
「そうだな俺もできることないし任せるかな」
「そっか!まかせといて!」
そう言い嬉しそうに女子のグループに行く。
「なぁ見送ったの良いけど結衣のことだしうまく行くと思えないんだけど…女子でもそういう悪口ってあんま良くない気がするし…」
「まぁあんまし期待してない。ここは俺に任せろ」
「まぁ結衣の方を見てからでも良いんじゃない?」
「その頼みの由比ヶ浜もダメみたいだぞ」
早いな。。
「ごめん!全然わかんなかった!!」
「ま、まぁなんか違ってた気がしたしね…」
「さてここは俺に任せてもらおうか。とりあえず散った散った邪魔をするな」
「結衣ここは比企谷の言うとおりにしようか」
「う、うん!!頑張って!ヒッキー!」
「では俺の108の特技の1つ人間観察を披露しよう。元来、人間のコミュニケーションは三割程度残りの七割は…散れとは言ったがせめて聞いていけよ…八幡悲しくなっちゃうだろ」
俺たちは比企谷の言ってることは聞かないことにしてグループに戻った。のは良いけどあいつ、戸塚と話していてホントに大丈夫なのか??
「裕太くん聞いてる~?」
俺が比企谷の方を向いていると戸部に話しかけられる。
「悪い、職場見学だっけ?俺は別に見たいところとかないからなー隼人と同じ外資系企業とかになるかなー」
「マジ隼人くん、将来見据えてるわ~でも、俺らもそういう歳だし?最近親とかガチリスペクトだわ~」
「戸部が将来のこと考えるってキャラじゃないな」
「や、裕太くんそれ、ひどいっしょ~どう思う隼人くん~」
「まぁまぁ、でも戸部も真面目キャラになる時あるんだな」
「隼人くんまで~、でも少年の心は忘れずにみたいな~」
「お前はいつも少年だからもう少し大人になれ」
「ちょ、裕太くん~それないっしょ~」
そんなくだらない話をしているうちにチャイムがなったので俺たちは各々の席につく。
放課後に部室に集まり会議をするため隼人と結衣と一緒に部室へと向かった。
「で、比企谷昼休み任せたが犯人わかったのか?」
「犯人はわからなかったが1つだけわかったことがある。あのグループは葉山と早見のグループだ」
「はぁー?ヒッキー今さら何言ってるの?」
「言い方が悪かった、あのグループは葉山と早見のためのグループだ。」
「そういうわけじゃないと思うけど。」
比企谷の意見に葉山は少し自信無さそうに反論する。
「葉山、早見、お前らがいないときの3人を見たことあるか?」
「いや、ないけど…」
「そーだな基本的に隼人と一緒にいることの方が多いからな俺もないな」
「あいつら3人の時は全然仲良くないんだよ、つまりあいつらにとって二人は友達でそれ以外は友達の友達なんだよ」
「仮にあなたの意見が正しくてもそれが解決とはイコールにならないわよね??犯人を見つけ出さなきゃ解決とはならないわよ?」
「葉山、お前が望むなら犯人探しもしなくてすみ、あいつら3人が仲良くなれる方法がある可能性がある方法があるんだが…聞きたいか?」
比企谷は悪い顔をしながら隼人に聞く。
こいつ、よくそんな悪そうな顔できるな…
「まぁよくこんな方法が思い付くな。普通の考えじゃないぞ」
その方法とは3人で職場見学をさせるというものだ
「まぁ、普通じゃないと自負はしてるからな」
「ここいいか?」
隼人が比企谷の席の前に座る
「おかげで丸く収まった、さんきゅーな!」
「別に、俺はなんもしちゃいねーよ」
まぁ原因が俺と隼人と一緒にいたいってことだから俺ら二人を除外すれば簡単な話だが。普通ならそこくじ引きで文句なしとかになるんだろうけどその発想がすごいな。
「俺と裕太があいつら3人と組まないっていったら驚いてたけどな。まぁ、これをきっかけにあいつらが本当の友達になってくれたら良いってそう思うよ。」