次回は今月中に更新予定です。
中間テストが2週間前という事でそろそろ計画的に勉強をし始めようと思っていたのだが…
「勉強していたのになんで俺は…」
テストが近いからスタバで勉強していた時にいろはにばったり遭遇して勉強を教えてほしいとねだられ、今現在俺は後輩の一色いろはに勉強を教えるためにいろはの家にいるという状況なのである。
「良いじゃないですか~どーせ先輩テストなんて余裕じゃないですか~」
「ちがうちがう、教えるのはいいんだけどさ、なんでいろはの家にいるってことだよ」
「そりゃ、スタバだとゆっくりできないしあまり勉強を教えてもらう環境ではないじゃないですか~、かといって図書館だとうるさいですし~、だったら私の家で教えてもらった方がよくないですか?しかもちょうど両親いないんですよ~」
「なんかうまく乗せられてる気がしなくもないけど気にしないでおくよ」
「はい!そうしてもらうと私も助かります!あ、飲み物持ってきますね!」
そう言い、そそくさといろはは部屋を出ていく。
でもちゃんとみるとやっぱり部屋も女子って感じだな、整理整頓されてて、写真とか色々あるし可愛らしいぬいぐるみもあるし
「ダメダメ、女の子のましてや後輩の部屋をじまじまとみるのはよくない。」
そんな感じで自分に言い聞かせているといろはが紅茶とクッキーをもってきた。
「先輩、なにしてるんですか??もしかして後輩の部屋に一人なのをいいことに良からぬことを考えてますね?」
「んなわけあるかあほ、ただちゃんと綺麗にしてるんだなーって思っただけだよ」
俺は内心ドキッとしたが顔に出さないように努めた。
「冗談です先輩、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ!先輩のこと信用しているつもりですから!」
「いろは、そういうあざといのは男の子は勘違いしちゃうからしないようにする、わかった?」
一瞬この小悪魔な笑顔とあざとい発言に騙されるところした…危ない危ない、普段いろはと接してない男子なら確実に好きになっちゃうレベルだよ。
「はーい、わかりましたー。じゃあ先輩の女性の好みを教えてください!」
「はいはい、いろはみたいな子がタイプだよー。」
「先輩!そんな棒読みで言われても説得力ないです~教えてください~」
「また今度な、今日は勉強するんだろ?」
「わかりました~絶対今度教えてくださいよ!」
駄々をこねてたいろはを俺は流したのだが、それに気づいたのかそれ以上は何も聞いてこなかった。
「あぁ、また今度時間あるときにね」
そう言い勉強会を開始するのであった。
意外といろはがちゃんと勉強していて驚いた。基礎的なことを教えれば応用問題解けている。
「はぁ~疲れました~」
よくよく時計を見たらもう10時になっている。
「お疲れ、今日やったポイントを押さえておけば数学はそこそこいい点数はとれるよ」
「はい~がんばります~。あ!そうだ先輩、ご飯食べていってくださいよ」
「や、こんな時間だし悪いよ」
「遠慮しないでくださいよ~お礼だと思ってください!」
終電には間に合うけどこの時間だしさすがにな…
「じゃあ今度お礼してよ、いろはのご飯楽しみにしとくね」
「わかりました!!その時は愛情込めて作りますね!」
「はいはい、ありがと、じゃまたな」
そう言い俺はいろはを流し、いろはの家を出て帰路につくのである。
平塚先生の現国の授業が終わりチャイムが鳴り俺は次の授業の準備をする。
「隼人、先にいっててくれ」
「わかった遅れるなよ」
いつも隼人や優美子たちと一緒に移動しているが飲み物を買いたいため先に行ってもらう。
「え、えーと違うんですよ。」
財布を鞄から取り出して教室を出ようとすると聞き覚えのある声が聞こえる。
「重役出勤って言葉があるじゃないですかエリート志向の強い俺は今から重役出勤を…」
「君の志望は専業主夫だろうが、働いたら負けとまでいっていたな」
「うっ…あれですよ、そもそも遅刻=悪という認識が間違っているんですよ。」
比企谷か何してるんだ…平塚先生に逆らうと…
「ほう?一発殴る前に聞いてやろう」
あー。殴る前提なのね…
「警察は事件が起きてから動くしヒーローは遅れてやってくるのが定石です。だからといって彼らを責めるものはいますか?」
「ハァ…」
平塚先生が呆れて大きなため息をつく。
「これはもう逆説的に遅刻=正義といっても…あ、ちょ殴るのはノー…」
比企谷が平塚先生の一発に沈み倒れる。
「あほらしい…飲み物買いにいこう」
「ったくこのクラスは問題児が多くてたまらん、君も重役出勤かね?川崎紗希」
すると伸びていた比企谷が
「黒のレース…」
「バカじゃないの」
見られてその態度…かっこいいな。。
川崎さんはそのまま自分の席に座り次の授業の授業をする。
思わぬところで時間くったな。このまま次の授業に向かうか。
6限のチャイムがなり放課後になったのでいつも通り部室へと向かおうとすると後ろからトントンと肩をつつかれる
「ゆうくん!今日部活無い代わりに勉強会するんだけどゆうくんも来ない?ゆきのんとさいちゃんもくるんだけど!」
比企谷…お前誘われてないのか…
「いいよ、俺も最近自分の勉強する時間もなかったし」
時間はあったんだけど最近はいろはに勉強教えたり家に帰ったら他のことしてたから、勉強したくてもできない状況だったしな…
「じゃあ駅前のファミレスにいこ!」
そう言い教室を後にして戸塚と雪乃と合流してファミレスへと向かう。
もう夏に近づいてきて衣替えでテスト期間もいうこともありファミレスには夏服の制服を着ている多くの高校生が目についた。
それぞれの注文が終わり、まず最初は各自で勉強をする。
一時間したくらいから結衣が飽きたようでいつのまにか問題の出し合いをしていた。
「じゃあ次、ゆきのんが問題を出す番ね!」
「国語からの出題、次の慣用句の続きを述べよ。風が吹けば…」
「んー京葉線が止まる?」
「なんで千葉限定なんだよ…正しくは桶屋が儲かる。だな」
「あら、さすが私の次に頭いいだけあるわね。私の次に、ね?」
「2回言わなくていいから…それに2位は隼人と入れ違うからね」
まぁ、一位は不動のあなたなんですけどね…
俺は高校に入ってから一度も学年一位を取ったことがなく毎回二位を隼人と取り合いをしていて、たまたま一年の学年末で二位をとれたというわけである。
「では次は地理より出題。千葉の名産を二つ答えよ。」
「んー。味噌ピーと茹でピー?」
結衣それどっちもおんなじものだぞ…
「千葉は落花生しかないのかよ」
問題の出し合いをしているといつのまにか比企谷が近くに来ていた。
確か比企谷のこと誘ってないんだよね?凄く気まずい…
「うおっ、ビックリしたなんだヒッキーか、行きなり変なひとに話しかけられたかと思った」
「八幡も勉強会に呼ばれたんだね!」
そう嬉しそうな眼差しで戸塚は比企谷に視線を向ける。
結衣の方をちらっと見るといかにも誘ってない人が来ちゃったーという微妙な顔をしている。
「比企谷くんは勉強会に呼んでいないのだけれど何か用かしら?」
うわ、それを口に出しちゃうのかよ…とどめさしに来てるよこの子…
「ま、まぁまぁ比企谷も一緒に勉強しようよ」
「おいフォローしてくれるのはありがたいがもう少しうまくフォローしてくれよ。そこまで来ると逆に悲しくなる。」
すると結衣が比企谷の持ってるものに気がついた。
「ヒッキーそれ何持ってるの?」
「ん、あーこれ、夏期講習の資料だ」
そうえいえば紗奈も塾に通いたいって言ってたけど進路どうするんだろうな…
「いがーい、もう受験勉強してるのー?」
「進学希望なら他の連中も、もうこの時期から初めてんじゃねーの?それに俺は予備校のスカラシップ狙ってるからな」
「スクラップ?って何?」
「違う違うスカラシップな?最近は予備校とかも成績がいい生徒の学費を免除しているんだよ」
「それでスカラシップとってさらに親から学費をを貰えば俺のところに丸々金が入ってくる。」
「詐欺じゃん」
「たちが悪いわね」
「なかなかの悪知恵だな。」
「八幡…」
おい、あの戸塚まで若干引いてるぞ…
「あ、お兄ちゃん…と裕太さんも」
そこには見覚えのある女の子二人と顔馴染みの無い男の子が一人がいた
「ん?小町なんでここにいんの?」
「あれ小町ちゃん、しかもなんで紗奈もなんでここに」
「別にお兄ちゃんには関係無いじゃん」
「裕太さん、お兄ちゃんの知り合いだったんですね!兄のことだろうから裕太さんみたいな人とは絶対関わらないと思ってたのに!申し遅れました私、比企谷八幡の妹比企谷小町です」
「ビックリした、比企谷の妹が小町ちゃんだなんて。」
「うっせ、悪かったな似てなくて…。で、なんでここにいるんだ?」
「友達の相談を受けててね!あ、そうだ!お兄ちゃんにも相談してみたら?」
男の子が小町ちゃんに言われると少し考えてから申し訳なさそうに口を開く
「そうっすね…総武高の人たちだし。」
「じゃあそういうわけでお兄ちゃんいい?」
「なんで俺が…」
「まぁまぁ総武高って言ってて気にもなったしいいんじゃない?座りなよ3人とも。それにどういう関係か聞きたいし…」
「でた、ゆうくんのシスコン…」
「まぁ座りなよそこで相談聞くよ」
俺はそう言い3人を席に促す
「いやぁ~どーもー改めて、比企谷小町です!兄がお世話になっています!」
「早見紗奈です、いつも兄がお世話になっています」
二人が自己紹介をすると釣られて3人も自己紹介をする。
「初めまして戸塚彩加です!二人とはクラスメイトです!」
「可愛い人ですね~、ね?お兄ちゃん」
あ、小町ちゃんやっぱり勘違いしてる
「ん、あー男だけどな」
「またまた~ご冗談を…え?ほんとに?」
「え、ほんとに男の子なんですか?」
「うん、僕男の子…です」
若干二人が信じられないって顔をしてる。
まぁ、実際俺も最初は信じてなかったし。というか今でも信じれていない
「初めまして!クラスメイトの由比ヶ浜結衣です!」
すると小町ちゃんが結衣の方をまじまじとみつめ、何かを考えている。すると雪乃が痺れを切らして自己紹介をする。
「そろそろいいかしら?雪ノ下 雪乃です。紗奈さんとは久しぶりね」
「はい!雪乃さんにとっても会いたかったです!」
そういえば紗奈はえらく雪乃のこと慕ってたもんな。雪乃も雪乃で紗奈のこと気にしててあげたみたいだし
「あの俺、川崎大志っす、比企谷さんと早見さんとは塾が同じで、姉さんが皆さんと同じで相武台下高の2年で、川崎紗希っていうんですけど…」
「あ!川崎さんでしょ!ちょっと怖い系というか」
「お前、友達じゃないの?」
「話したことくらいはあるけど…っていうか女の子にそういうこと聞かないでよ!答えづらいし!」
「でも川崎さんが誰かと仲良くしてるの見たことないよね」
確かに川崎さんと話したことあんまりないな…しかし、顎に手を当てて考える戸塚は画になるな。
「それでね、大志くんのお姉さんが、最近不良になってきたというか、 夜とか帰りが遅くて、どうしたら前のお姉さんに戻るのかって相談を受けてたんだけど…」
「そうなったのはいつ頃かしら?」
「総武高行くくらいすから中学のときはすげー真面目だったし優しかったっす。」
「でもさ?帰りが遅いって何時くらい?結構私も遅いし」
「それが五時過ぎとかなんですよ」
「もうそれ朝じゃん…」
「ご両親はなにも言わないのかな?」
「それが両親は共働きだし、したに弟と妹がいるんであんまりうるさく言わないんですよ。」
「家庭の事情ね…わかったわ川崎紗希さんは本校の生徒、奉仕部の仕事の範疇だと私は思うのだけれど、どうかしら?」
「そうだな俺はいいと思うよ雪乃の意見に賛成だ」
「うん!私もゆきのんに賛成!ヒッキーは?」
渋っている比企谷だが恐らくひとの家の事情に首を突っ込むなって言いたいのだろうが隣の小町ちゃんに肩をつつかれ満面の笑顔を向けられた比企谷は即決だった。
「小町の頼みならしかたないか。で、明日から行動に移すとして、どういう作戦でいく?」
そう問題はそこなのだ不良になった川崎さんをどうやって改心させるかなのだ
それなんすけど最近変なお店から電話がかかってくるんっす」
そのお店とはエンジェルなんとかというお店の店長から電話が来るということらしいので、千葉市にあるエンジェルなんとかという店を調べたところ、エンジェルとつくお店で朝方まで営業しているお店は2つしかなかった。1つはメイドカフェもう1つはバーである。まぁ、今回に限っては川崎さんがメイドカフェで働いている確率の方が低く、バーで働いているであろうというところからバーの方に行くことになったので、お洒落なバーということもあり各々、明日の夜にその場にみあった物に着替えて夜に集合するということに決まった。
感想待ってます!