IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

10 / 41
今回はブレイクピラー後から4ヶ月経つ間の事を書いてみました。
マイスター達の言葉使いや性格が変わらないように気をつけて書いたつもりです。

話の都合上、シュンとアリアは既に恋人関係になっています。


※余談

感想と評価が欲しいです。出来れば理由と共にお願いします。そしたら、良いところなどは作者の励みに、悪いところがあれば改善するように努力しますのでお願いします。また、要望でも構いませんのでどしどし言ってください。


マイスター達

シュンside

 

敵の衛星兵器破壊から一週間がたった。俺と刹那の傷は悪性のGN粒子によって傷が治らなくなっていた。今も傷後を触ると鈍い痛みが走る。しかし、ガンダムの操縦には支障が出ない程には回復した。

 

俺は、サーシェスとの戦いで痛い程自分の力のなさを実感した。

現在、トレミーは戦力を立て直すべくアロウズとの戦闘を極力避けていた。つまり、休息ではないが個人の時間を少しだけ取れるようになったのだ。そこで俺は自身の技量不足を補うべく、トレミーにいるガンダムマイスター達の各得意分野を教わろうと思い、それぞれに相談しに行った。

 

答えは全員OKだった。やはり、一人でも多く使えるパイロットは欲しいのだ。ただ、今すぐといわけではなく予定を調整するから少し待って欲しいと言われた。次の日に明日から一週間交代で、4人のマイスター達が順番に教えてくれるという話だった。

 

結果的に4ヶ月程、マイスター達に見て貰った。ここではその様子の一部を紹介しようと思う。

 

 

 

まずは刹那に教わっている時のことだ。

 

 

「シュン」

 

「何ですか?刹那さん」

 

「"さん"付けはしなくていい。俺以外のマイスター達も同じガンダムマイスターなのだから呼び捨てで構わないし、敬語もなくていいと言っていた。」

 

「わかった。それで、今回はどんな事を教えてくれるんだ?」

 

「俺が接近戦をする時に心掛けていることを教える。今までは、俺の戦闘方法を真似てそれを身体で覚えるという事をしてきた。俺は口が上手い方じゃないのを自覚している。だからこの方法をとったが、上手く教えられたとは思っていない」

 

「そんなことはない。とても為になっている。シュミレーター上では接近戦闘の技量が確実に上がってきているのがわかるから」

 

「そうか…、ならいい。それでは話を始める。

全ての距離で言えることだが、俺は接近戦闘で心掛けていることがある。それは、周りを見て味方と敵の位置を常に把握することだ。これは接近戦を行っていると、最初の慣れない内はどうしても、今自分と対峙している敵機と、自分近くの敵機にしか視界がいかない。お前も最初はそうだった。今はシュミレーター上での戦い方を見る限り大丈夫になったようだが。そして、俺にはもう一つ心掛けていることがある」

 

「それは?」

 

「俺たちガンダムマイスターは基本、一対多の戦闘になる。そして敵は必ず何かしらの連携をとって攻撃してくる。性能はガンダムの方が上だからな。そこで俺はその連携を利用し、敵の連携攻撃のパターンを崩し一気に敵を撃破する。一度連携が崩れればどんなに訓練されている部隊でも立て直すのに必ず間がある。そこを利用することだ。」

 

「それは…難しそうだな」

 

「確かに慣れないとこれは難しい。敵の動きを読み、尚且つ敵の連携パターンを短時間で見切らなければならない。だが慣れれば全ての戦闘に役立つ。敵の動きを予測した、偏差射撃を行うことができ、より多くの敵を相手に戦うことができる」

 

「なるほど、慣れか」

 

「すまないがこれは教えるのではなく、自分でその能力を鍛えるしかない。今までの特訓の様に俺の戦闘を見せても、お前の力にはならないだろう」

 

「わかった。今教えて貰った事を頭に留めてこれからの訓練に臨んでいくさ」

 

「こんな事しか出来なくてすまない」

 

「さっきから謝ってばかりだな。ちゃんと刹那の教えは俺の力になっているからそんなに気にしないでくれ」

 

「そうか…」

 

「刹那、ありがとう」

 

俺はそう言って、刹那に言われた事を実践する為にシュミレーターへと向かいそれに取り組んだ。

 

 

 

 

次はロックオンから教わる時のことだ。

 

 

「よぉ、シュン」

 

「ロックオン、教わりにきたよ」

 

「わかってるって。俺が今から教える事は……、女の口説き方だ‼︎」

 

「……………。俺は真面目に教わる為に来ているんだけど?」

 

「いやいや、これも大事な教えさ。女にモテたいだろう?」

 

「いえ、俺には彼女がいるんで。そんな事してたら俺が殺されます。それともロックオンの彼女のアニューさんに『ロックオンが女を口説く特訓をしていました』とでも言おうか?」

 

「止めてくれ!俺が殺される。アニューは普段は優しいんだが、怒らせるとかなり怖い。ニコニコ笑いながら怒るんだ。あれはかなり怖い」

 

「なら真面目に射撃のことを教えてくれよ!」

 

ちなみに何故俺がロックオンとアニューさんが恋人同士なのを知っているかというと、アリアと歩いていた時に偶然にも2人がキスしているところを見てしまったのだ。

 

「わかった、わかったから。ちゃんと教えるから今のことアニューには言わないでくれ。言われたら本当に殺されちまう。

 

うっうん。早速だが、まず最初に言っておく。俺は早打ちの方が得意だ。だが、取り敢えず狙撃の事も教えるからな。

狙撃の基本はまず落ち着く事だ。後、敵の回避行動を予測した偏差射撃を常に行うことだ。敵も止まっていてはくれないし、モビルスーツ戦だと囲まれないように気をつけねぇとな。それに射撃型の機体は集団戦のときには味方機の援護を第一に考えるんだ。そして、ただの狙撃だったら一発必中を心がける。じゃねぇと反撃を食らっちまう。狙撃は一発で決めるものなんだからな」

 

「狙撃のことはわかった。じゃあ、ロックオンの得意な早撃ちは?」

 

「モビルスーツ戦ではあまり役に立たないけどな、白兵戦のときには役立つから教えてやるよ。早撃ちは自分が銃を出しやすく尚かつ即座に狙える場所を自分で探して練習だな。これしか早撃ちは鍛えられない」

 

「やっぱ、練習あるのみか」

 

「当たり前だろ。シュミレーターでの操縦を見てやっから射撃重視でやってみな」

 

「わかった」

 

そう言って俺たちはシュミレーションをしに行った。

 

 

 

続いてはアレルヤから教えてもらっている時だ。

 

 

「あ、アレルヤ。マリーさんとの事があるのに頼んでゴメン」

 

「いや、気にしなくていいよ。マリーの事もあるけど、僕にはもう一度考える時間が必要なんだ。だからこれは良い気分転換なんだ。それに今はシュンに強くなってもらう方が先決だから」

 

「そう言って貰えると助かるよ」

 

「僕が教えるのは機動型の機体戦術かな。機動型の機体は一番最初に戦場に着くから敵の混乱を作る事が第一で、そのあとは遊撃として戦場を駆け抜けるんだ。後は、機体の特性上、一撃離脱が基本かな。そういえばシュンの機体は、僕のかつての乗機『キュリオス』に似てるね」

 

「『キュリオス?』」

 

「あれ、知らない?」

 

「CBに入ってからは自分の機体の事で一杯一杯で、他のガンダムの事はほとんど知らないんだ」

 

「そっか、ちょうどいい機会だから教えてあげるよ。僕達CBが武力介入したのが四年前なのは知ってる?」

 

「それくらいは」

 

「なら話は早いね。その時乗っていた機体達を第三世代と言って、それらのガンダム達の名前が、刹那が乗っていた『ガンダムエクシア』、初代ロックオン・ストラトスことニール・ディランディ、今のロックオンの兄にあたる人が乗っていた『ガンダムデュナメス』、僕の乗っていた『ガンダムキュリオス』、ティエリアが乗っていた『ガンダムヴァーチェ』とその機体に内装されていた『ガンダムナドレ』、僕達マイスターをスカウトしに来たグラーベ・ヴィオレントが乗っていた『ガンダムラジエル』がそうなんだ。僕達が今乗っているガンダム達は第四世代だよ。」

 

「へぇ〜、初めて知ったよ。ロックオンって二代目だったんだな。それでさっき『キュリオス』と似てるって言ってたのはなぜ?」

 

「キュリオスは、ミッションに応じてテールユニットと呼ばれる追加ユニットを付けたりしていたんだ。シュンの機体はバックパック換装で様々なミッションに対応出来る様になってるんでしょ。だから似てるなって思ったんだよ。ちなみにテールユニットの一種のテールブースターを強化発展させたものが、今マリーが乗っている『GNアーチャー』なんだ。僕はマリーを戦わせたくないから乗って欲しくないんだけどね」

 

「確かに俺の機体はミッションに応じてバックパックを換装することで機体の得意戦闘距離を変える。それでも特化型より性能は劣るかな」

 

「なら、その戦闘にもよるけど得意距離を変えられるって事は、敵にとっては嫌だろうね。機体の解析が仮に進んでいたとしても、判断するのに間が空くだろうからそこを狙って一気に敵を混乱させる感じかな。シュンの機体だったらね」

 

「やっぱりそうなるか」

 

「他に言えることは、さっきも言ったけど、機動力が高い機体は遊撃担当にもなるからあちこちの戦闘域を回って、一撃離脱の戦法を取りながら敵を絶えず混乱させる様な戦い方ぐらいかな」

 

「わかった。ありがとう、アレルヤ」

 

「いいよ、気にしないで。少しはシュミレーションの様子を見てアドバイスあげるから」

 

俺たちは互いの彼女のことを話しながらシュミレーターへと向かった。

 

 

 

最後にティエリアから教わっている時だ。

 

 

「確かシュンの機体は全距離対応型だが、砲撃寄りの機体だったはず」

 

「全距離対応型の高機動砲撃型機って感じかな。アリオスとセラヴィーの中間の様な機体だ」

 

「なら基本戦法は、敵を撹乱しつつ一箇所へ集まるように誘導し、集まったところで大火力砲撃で一気に殲滅と言ったところか。シュンの機体の強みは僕の機体にはない機動力があることだ。高い火力を維持したままの高機動機体は敵にすると厄介だ。しかし、それでも弱点はある。なまじ全距離対応型にしていることによって、一つの距離に特化した相手の得意距離の戦闘となると、同じ土俵で戦えば負けてしまう可能性の方が高い。いくら装備を換装したとしても本来の得意距離は変わらないのだから、無理に使っているバックパックの武装を使おうとはしないことだな。」

 

「つまり、どんなバックパックを使っていても本来の俺のガンダムでの戦い方を変えるなって事?」

 

「そうだ。バックパックによって対応距離が増えるとしてもそれはあくまでも補助として考えて戦闘することだ。無理にその距離で戦おうとすれば味方がいる場合には邪魔になる。特に僕らと一緒に戦う場合にはな。僕らのガンダムは得意距離がはっきりしているから無理にその戦闘距離に介入しない方がいい」

 

「わかった。気をつけるよ」

 

「取り敢えず僕の戦い方も見せておくから参考にするといい。その後にはシュンの操縦も見せてもらおう。そこからアドバイスをしよう」

 

 

 

こうして俺はトレミーのガンダムマイスター達からの助言と特訓を受けて、自分の操縦技術を鍛えていった。

 

 

訓練の内容は中々スパルタだった。もっともキツかったのはティエリアとの特訓だった。刹那の特訓は刹那が言葉下手なこともあって、とにかく身体で覚えさせられた。他のマイスター達は言葉と身体に覚えさせる特訓だったけれど、ティエリアのはとにかくキツかった。言葉で言うのが難しいぐらいキツかったってことだけは言える。それでもちゃんと全ての特訓の成果が、俺の力へとなっていた。

 

 

この特訓の合間に、無礼講のパーティーがあり、そこで俺は俺の料理の腕をふるった。料理は中々の高評価だった。パーティーの最中にイアンさんが少量の酒で酔っ払って倒れるという騒ぎもあったりして、ここのところ特訓付けだった俺や、待機中のクルーにとって良い気分転換だった。




マイスター達が心がけている内容は自分で考えて勝手に書きました。ネットで調べたりもしましたが、参考になりそうなものもなくこのような形になりました。ご了承ください。m(__)m
これでも結構考えて書いたのです。

あくまでも今回はマイスター達とシュンを絡ませる事を目的として書いたもので、内容が納得出来ない所はスルーして頂きたいと思います。

アンケートがあります。今、少し考えているのが、IS世界でMS(UC時代やSEEDDESTINYの機体)を出そうか考え中です。出さない場合も考え中です。どちらがいいかを活動報告に欄を作っておくので意見を下さい。

次回は今回と同じ完全オリジナル回の予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。