それと、アンケートは打ち切りました。結論を言いますと、キラ達は出ません。その代わり、他世界にいた、という設定でオリキャラを出す事にはしました。
さて、漸くテレビ編の終了まで持ってこれました。
リボンズside
「……アロウズ艦隊は、突破されるか……」
モニターに映る戦闘映像を見て呟いた。
「それにしても、人類は余程戦いが好きと見える。」
人類の歴史は争いによって出来ている。だからこそ、この僕、リボンズ・アルマークが人類の上位種として人類を導かなければならない。
「そう仕向けたのは君だろう?彼らを導きここまで誘き寄せたのは君だろうに。」
「リジェネ・レジェッタ、だがそれは君の願いでもあるだろう。」
「……なに?」
リジェネ・レジェッタは慎重な表情でこちらを伺っている。僕は笑いながら、
「言っただろう、僕は君達の上位種でもあると。君達に対しては創造主とも言える。だからさ……君の野心に囚われた考えなんて僕には脳量子波を通して筒抜けなんだ。」
リジェネ・レジェッタは目を大きく見開き、自分の両目が自分の意思ではなく、金色に輝いていることに気づいたようだ。
「君の考えは今も伝わってくる。……ああ、やはり君は頭の回転が速い。今この時も言い訳を二十も三十も用意できるなんて。全部言ってもいいけど面倒だ。残念だったね、リジェネ・レジェッタ。」
「リボンズ・アルマークーーーー‼︎」
その声と同時に僕の脳は破壊された。
リジェネside
遂に、遂にこの僕がイオリア計画の遂行者になった。リボンズにはバレていたのは誤算だった。本当はもう少し後だったけれど仕方がない。
「人類を導くのは、この僕……リジェネ・レジェッタだ。これでようやくイオリア計画が僕のものにー」
「それは傲慢だよ」
声のする方へ振り返ると、そこには射殺したはずのリボンズ・アルマークがいた。
「僕にとって肉体は入れ物にしか過ぎない」
「バカな、そんなことが……」
「言っただろう、上位種だと。君に出来ないことを僕には出来る。」
「リボンズーッ‼︎」
そう言いながら銃のトリガーを引いた。
……はずだった。胸が熱い。よく見ると血がでている。こちらが引き金を引く前に撃たれたのだ。リボンズの後ろから傭兵のアリー・アル・サーシェスがいた。その男を睨みつけようとした次の瞬間には、僕の意識がなくなった……。
シュンside
未だにアロウズとの戦闘は続いていた。その戦闘の最中に、俺は何か嫌な予感がしていた。そう思っていると刹那からオープンチャンネルを使った通信が聞こえてきた。
『全部隊に告げる!即座に回避行動をとれ!……来るぞ、禍々しい光が来る‼︎」
それを受けて俺たちは回避行動をとった。すると遠くからの方から一つの光が、こちらに向かって真っ直ぐ進んできた。それによって、アロウズ艦隊のモビルスーツと航宙艦に最も多くの被害が出ていた。また、カタロンやクーデター派にも損害が出ていた。
そちらに気をとられていると、突如、宇宙空間に巨大構造物が出現した。それは圧倒的な存在感を放っていた。スメラギさんがオープンチャンネルで哀悼の意を表した後、俺たちは敵母艦へ向かって行った。
敵母艦から放たれるビームは豪雨のようだった。どこもかしこもビームの雨なのだ。
『本艦は進入ルートを探査しつつ前進、ガンダム各機は敵砲台を叩いて進行ルートの確保」
『『『『「了解」』』』』
まず、ケルディムがトランザムを使い、フォロースクリーンを展開して着実に敵砲台を減らしていった。他のガンダム達も攻撃を開始し、俺もGNロングレンジライフルとフォロースクリーンを展開し、GNマルチキャノンも使いながら確実に敵砲台を破壊していった。
だが、敵が大き過ぎてビームの飛来する量が減っているという実感がない。敵砲台を破壊するという繰り返した攻撃をしている中、Eセンサーが新たな敵モビルスーツの反応を捉えた。
「あの形状………まさか‼︎」
敵機体は機体を真っ赤にしてこちらに突っ込んできた。
「あれは、トランザム。しかもあれは特攻兵器か!」
敵の特攻に巻き込まれないように横から攻撃していたが、迎撃が追いつかない。敵の特攻兵器にによってトレミーは一度被弾した後、衝撃による振動で射線が乱れ敵が殺到するという悪循環に陥っていた。するとラボからの輸送艦がトレミーの盾になり始めた。
「やめろ!輸送艦ではこの攻撃には……」
俺が言い終わる前に輸送艦は爆炎に包まれた。これが俺たちC.B.の初めての損害だった。
「クッソォォォッッッ」
俺たちは、仲間がやられたのを起爆剤に攻撃の勢いを付けて敵特攻部隊に攻撃する。それは一時的に敵部隊の列をトレミーから引き離すことに成功したが、敵残存部隊が多過ぎる。今まで敵部隊は右舷側だけだったのに対して、今度は左舷側からも攻撃が始まり再び悪循環に陥った。そこにクーデター派の援護が入った。
クーデター派の援護によってなんとか持ち堪えていると、ようやく欲しい知らせが入った。
『発見しました。艦船用のドックです。』
そこからの行動は早かった。トランザムを使い一気に加速し、GNフィールドを全面に集中展開して、それをショックアブソーバーにして艦を静止させた。アリオスとGNアーチャーが防衛の為に残り、残りはヴェーダの索敵と進入経路を探し始めた。俺も少し探してすぐに進入経路を見つけ入った。
警戒しながら進んでいくと一発のビームが飛来した。寸前で気づき咄嗟に躱したが、完全には躱しきれず左のGNマルチキャノンに被弾した。俺は急いでGNマルチキャノンをパージして誘爆から逃れた。
敵はこの間襲ってきた新型だ。通路は狭く、敵新型機まではまだ距離がある。ろくに回避行動が取れない中進むのは厳しい。近づく事が出来ればあの銃身が長い物は取り回しがキツイだろうからそこに勝機がある。
俺は全面にGNフィールドを集中展開し、GNビームシールドも展開しながら無理矢理進んで行った。貯蔵されていた圧縮粒子を一気に使っているから効率が凄まじく悪い。いくらトライアドシステムによって粒子生成量が多いといっても貯蔵粒子がなくなれば直ぐに攻撃や防御に回せる分の粒子が少なくなってしまい、十分な効果を上げられなくなってしまう。だか、俺には迷いはなかった。今はこれが最善だと俺の直感が言っていた。
敵は着実に当ててくるが俺の機体にダメージは入らない。けれど、今この時も粒子貯蔵量がなくなっていってる。後二秒程使ったら切らないと攻撃と機動力に回す分がなくなる。俺は仕方がなく一度防御を切り、一気に加速して敵へと突っ込みGNビームサーベルで両断しようとしたが、さすがイノベイターだ。向こうもビームサーベルを抜き、つりばせあいになっている。
敵の左手に銃が握られているのに発射される直前で気づき、それを後退して躱した。俺の武装は通常武装の中では大型の方で、この狭い空間では取り回しが悪い。現状で有効そうな攻撃手段はGNビームサーベルとGNマルチビームライフルのピストルモードだけだ。向こうも取り回しの悪いスナイパーライフルは使わないで俺と同じように戦うようだ。
ライフルで牽制し、隙ができたところで相手に斬りかかるというとことを互いに繰り返す事何回か、不意に声が聞こえてきた。
『俺たちは未来を創るために……変わるんだぁぁぁぁっっっ‼︎』
「これは刹那の声。そしてこれは……アリアの声だ。」
『私たちは変われる。多くの可能性に満ち溢れている人は変わろうと思えば変われる。人は変わろうと思えば変われる。私はあなたや、ブレイクピラーの時の一つになった人達を見てそう思ったの。それを見たからこそ、私も今の自分から変わろうと思ったのよ。だから、シュンも変わろうと思えば変われるわ。』
「ああ、そうだったな。わかってる。俺は変わるさ、以前と同じように相手の事を考えもしないで決め付けてしまう愚かな自分から。それが誤解を生み、すれ違いを生む。だから俺は………………変わるんだぁぁぁぁっっっ‼︎」
そう叫んだ瞬間、俺は真の変革を遂げた。今の俺はわかっていなかったが、俺は純粋種のイノベイターへと刹那と同様に変革した。
アリアside
私はトレミーのブリッジで船の被害報告をしていると、シュンの気持ちが伝わってきた。
『俺は変われないのか………。今の現状を打破する力はないのか…』
「いいえ、そんな事ないわ。人は変わろうと思えば変われる。私はあなたや、ブレイクピラーの時の一つになった人達を見てそう思ったの。だから私も今の自分を変わろうと思ったのよ。だから、シュンも変わろうと思えば変われるわ。」
私の世界は既に以前と比べると変革していた。そして今回のこの現象によるきっかけで、私は純粋種のイノベイターへと目覚めた。
シュンside
今起きている、頭に直接声が聞こえる状態になってから反応速度がその前と比べると遥かに速くなった。しかし、動ける範囲が狭く、斬りあっている内に敵のビームサーベルが俺の機体の左足を吹っ飛ばした。俺もお返しに敵の右腕を斬り飛ばした。敵はGNピストルのようなものでこちらに攻撃を仕掛けてくる。が、威力が弱く、こちらには殆どダメージがない。
『貴様は今ここで私が倒す。』
俺はこの声を聞いたことがなかったが、すぐにわかった。敵のイノベイターの声だ。
『貴様たち人間は、我々イノベイターが導くべき劣等種だ。』
「ふざけるな‼︎人はそんなものじゃない。人の気持ちも、想いも、それすらもわからない奴らが人を導くとか偉そうな事を言うな!俺たち人は、自らの意思で変わっていけるんだ。あくまで他人に出来ることは、切っ掛けを与えてやるだけだ。」
『それが出来ない者たちが多いからこそ、我々が導くのだ。』
そう言いながら俺は敵と狭い空間の中で激しい攻防を繰り広げていた。敵はGNピストルのようなものでこちらのサーベルを受け止め、足でこちらを蹴り、壁に叩きつけられたところをメインカメラに撃ってきた。おかげでこちらのメインカメラの左側が破損した。俺も負け時と至近距離でGNマルチビームライフルのピストルモードで敵の頭部を破壊した。
その直後だ。急に敵の動きが止まった。俺は最初は罠か?と思ったが、作戦を思い出した。これはティエリアのセラフィムガンダムに搭載されているトライアルフィールドだ。ヴェーダとリンクしている機体の全てを制御下に置く、今回の作戦での俺たちの切り札。俺たちのガンダムは独自のシステムで動いている為影響はない。
俺はこのチャンスを逃す事なく敵のコックピットと思われる部分にビームサーベルを突き立てた。程なく敵機体は爆発し、完全に破壊した。脱出装置も付いていそうだったが、それごと貫いた。俺が貫いた場所は、しっかりコックピットの部分だったようだ。敵の脱出の形跡もない。ここでの戦いは終わった。俺はトレミーと合流すべく中破した機体で外へ出た。
外へ出ると見慣れないガンダムタイプと、イノベイター機相手に刹那が戦っていた。別方向から大破に近いケルディムと武装を換装したアリオスも来たので俺は刹那の援護に向かった。
俺は敵に向けてGNマルチキャノンのビームを放った。
「刹那、大丈夫か?」
『ああ、問題ない。』
「あいつには誰が乗っている?」
『リボンズ・アルマークだ。』
リボンズ・アルマークと言えばイノベイター達の長だ。
『はじめまして、というべきかなシュン・エルガスター。いや、織斑一夏』
リボンズ・アルマークはこちらに通信回線を開いてきた。
「貴様、どうして俺の名前を‼︎」
『それは君がツインドライヴを超えるシステムを搭載したガンダムに乗っているからだよ。そして、純粋種のイノベイターへと変革する可能性がある者でもあったからね。最も、一番興味を惹かれたのは、君が異世界人という事さ。』
「何故それを知っている」
俺は少し声色を低くして言った。
『アニュー・リターナが持ってきてくれた情報にあったからさ。そしてそのデータのお陰で僕は、ツインドライヴを搭載したダブルオーライザーを超えたガンダムを手にする事ができた。このガンダムは君の機体に搭載されている《トライアングルシステム》を完成させたシステム………その名も《トリニティドライヴシステム》、これこそ人類を導くガンダムだ‼︎』
『「ほざくな!」』
俺と刹那は同時に叫び、それを皮切りに再び戦闘が開始された。
だが、刹那の機体はあまり粒子ビームを撃っていない。そこで俺は気が付いた。さっき起こった現象はダブルオーライザーのトランザムを使用した事によるものだと。
「刹那、一旦退がれ。退がって粒子チャージをするんだ。それまでは俺があいつの相手をする。」
『しかし、俺はm「頼むから一旦退がってくれ。俺の機体はもう粒子残量が30%を切ってるんだ。出来るだけ奴の戦闘能力は落とすから止めは……頼む。」………………了解した。』
そしてダブルオーライザーは戦闘領域から少し離れた。
『君一人で僕に勝てると?それは愚かな選択だよ。今までの戦闘で、もう粒子残量は殆ど残ってないだろうに。』
「ああそうさ、もうこいつには殆ど粒子は残ってない。お前を倒すのは難しいだろう。だが、何もしないわけにはいかない!俺が今できうる限りの事をして刹那に繋げるのさ」
俺はボロボロの機体を駆ってリボンズ・アルマークと対峙した。
左足、左メインカメラの損傷で機体コントロールは難しくなっており、さらに、システムに異常が出たらしく飛行形態に変形出来なくなっていた。それでも俺は懸命に機体を動かし、敵の大型ビットと、小型ビット、ビームライフルの攻撃を避けていた。だが、流石に損傷している機体では全部避けるのは難しく、徐々に被弾していった。
しかし、俺も唯やられていたわけじゃない。小型ビットぐらいは全て破壊した。その代わり、こちらの右腕をビームで撃ち抜かれた。
『諦めたらどうだい。そうすれば楽に殺してあげるよ』
「いいや、まだだ‼︎」
俺はGNレールガンを実弾モードで撃ち、それを左手に持っているGNマルチビームライフルで撃ち、周囲を覆う煙幕の代わりにした。
『小賢しい真似を!』
向こうは俺が元々いた場所にビームを撃ってきたが、俺は既に移動していた。最後の手段であるトランザムを使って。残りの粒子量からトランザムは十秒程しか保たないだろう。だが、俺にはそれで充分だった。リボンズが俺を見失っている隙に俺は一気に近づきビームライフルを持っている右腕をGNドライブが付いている肘から下を切り離した。これで奴はシステムをツインドライブに変更するしかなくなっただろう。だが、俺の機体は今の攻撃で粒子残量が殆どない。僅かに機体を少しだけ動かせる程しか残っていない。
『これが……純粋種の力か。よくもやってくれたね。この……ニンゲン風情がぁぁぁぁっっっ‼︎』
リボンズのガンダムがこちらに斬りかかってきた。
「くっ」
俺はコックピットの直撃を避けたが、機体中央の擬似GNドライブ搭載箇所を貫かれ、それによって左右の両肩に付いている擬似GNドライブにエネルギーが逆流して誘爆し、機体とコックピットが小爆発した。俺はその爆発で以前ほどではないが、戦闘続行が不能なくらいの怪我をした。
向こうは俺に確実にトドメを刺そうと再びビームサーベルを構えてこちらに向かってきた。しかし、その攻撃は俺に届く事はなかった。
刹那の機体が粒子チャージを終えて戦線に戻ったのだ。
『遅くなってすまない。』
「約束通り……奴の……戦闘能力は……少し削いだ。あとは……頼んだ。』
『了解した。』
他のガンダムは俺を含めてすでに戦闘不能になっている。自然と刹那とリボンズの一騎討ちになっていた。俺はそれを見届けた後に気を失った。
なんか中途半端な感じで終わってしまって申し訳ないです。
あくまで、シュンの視点なのでこんな形になりました。
あと、オリジナルイノベイターが呆気なく倒される事にしちゃいました。オリキャラを生かす事も色々考えましたが、リボンズを強化する事に決めた際に、シュンもリボンズと戦う事にしたのでやめました。
次回はテレビ編エピローグという感じで書きますのでその時に今回の戦いがどうなったかを書きます。知っている人もいるとは思いますが、知らない人の為に簡単にまとめて書くつもりです。