IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

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????は皆さんがよく知る人です。まだ名前がないので少々見づらいかもしれませんがご容赦下さい。

MSの強さは、量産機でUCと00がほぼ同じくらいのスペックで、CEは一回りから二回り程劣っているということにしてます。主に、エンジンの理由で。


施設襲撃〜戦闘編〜

目的の子との接触の少し前に遡る。

 

シュンside

 

俺は、この施設にいる目的の子がいるとおぼしき場所を避けてビームを放った。流石に何発か放つと警報が鳴り始めた。さらにここの防衛部隊のISが五機も出てきた。そんな状況の中、俺はIS五機とはなかなか太っ腹だな、と呑気な事を考えていた。

 

前回、紛争地域に介入した時と違い、警告なしでこちらを攻撃してきた。どれも第二世代の《ラファール・リバイヴ》だ。残念ながら、その機体では俺の機体に傷一つ付けられないんだけどな、と思いながら上昇してくる《ラファール・リバイヴ》の一機をすれ違いざまに、両手のビームサーベルで相手の両手両足を切り落とした。

 

「「「「「‼︎‼︎‼︎‼︎」」」」」

 

向こうの驚きが伝わってくるが、すぐに態勢を立て直してこちらを包囲してきた。上下左右360度で死角がなくなるように取り囲んでいる。しかも、銃を撃ってもフレンドリーファイアしないようになっている。すぐにここまで出来るのはたいしたもんだなと素直に心の中で称賛した。だが、俺もただ殺(や)られるのを待っているわけじゃない。すかさず俺の上にいる一機目掛けて突っ込む。狙われた機体は、距離を取りながらこちらを攻撃してくる。最高スピードを出せばすぐに追付けるが、ここは様子を見ることにした。他の三機も包囲網を維持したままこちらを追ってくる。そこで俺は、少しの間守りに徹することにした。そうする事によって敵の連携パターンを見極めようと考えたのだ。その甲斐あって、少し観察したらすぐにわかった。俺は、さっきと同じように一機のISに目掛けて突っ込む。残りの三機が俺に照準を合わせてくるが、既に予測済みだ。俺は右斜め下にいる一機にビームを放ち、連携から離脱させ、残り二機にビームサーベルをビームダガーにして投げる。敵が回避したビームダガーを粒子変換して回収しつつ、残り一機に瞬間加速(イグニッションブースト)で一気に近づき、最初の一機と同じように、両手両足を回収したビームサーベルで切り刻んだ。残った三機は、再び連携を取ろうとするが、俺は、瞬間加速を連発して、残った全てのISを同じように戦闘不能に追い込んだ。通常加速でもこの機体なら簡単に追付けるが、性能を全て晒すわけにはいかないので敢えて瞬間加速を使った。今ので被弾はなかった。ただ、今のでスラスターエネルギーが1/4程度減った。

 

ISは三百六十度見ることが出来るが、どうにもまだ慣れない。MSはここまで見えないから違和感がある。全方位見えるのは、便利なんだけどな、などと思いながら施設へと侵入し、何か言っていたこの施設の職員を問いただした後に鳩尾を殴って気絶させ、目的の子を探した。すると運がいいのかその子はすぐ近くにいた。俺は、その子を連れて施設から脱出した。

 

 

………までは良かったんだが、あの噂は本当だったようだ。ISのハイパーセンサーがMSサイズの機影を捉えている。全部で五機いるようだが、その内の一機には見覚えがあった。GAT-X105《ストライク》だ。ISに入れたデータも一致しているのを示している。俺は、アリアに通信を繋いだ。

 

「アリア、どうやら最悪の展開のようだ」

 

『MSが出てきたってことね』

 

「ああ。しかもそれが五機もいるし、その内の一機は俺達がよく知る《ストライク》だ」

 

『!!!!』

 

アリアの驚いている顔が見える。

 

『それはおかしいわ。だってあれは異世界のぎ………はっ!まさか』

 

どうやらアリアも俺と同じ様にある考えに至った様だった。

 

「多分その予想通りだろう。俺達の知らない内にワールドムーブメントが動いて、別世界の人間を俺達と同じように連れて来たんだろう」

 

『分かったわ。少しだけ待ってて。すぐにあなたの機体も一緒に持っていくから』

 

「なるべく急いでくれよ。MSが俺を狙って攻撃を始めているからな」

 

俺は、MSから放たれるビームを避けながら通信を切った。俺は、女の子を抱えている以上無茶な動きは出来ないので、ビームを最小限の動きで躱していたが、数発放たれて気がついたことがあった。それは、ビームが擬似太陽炉の粒子ビームの色なのだ。擬似太陽炉の技術も俺達しか持っていないはずだが、俺達の他にあの世界から来た者がいるかもしれない、と考えていたのが仇になった。俺はその隙を突かれ、俺一人なら避けられたが、人を抱えてては避けきれないビームを放たれようとしたその時。アリアの乗った《ガンナーストライク》からの援護のビームで九死に一生を得た。今この時も地上からは、残った四機が続々とこちらに向かって来ている。俺は、急いで《ヴァリアブルストライク》にISを解除して乗り込んだ。ISを解除すると、連れて来た女の子が話しかけてきた。

 

「やっぱり、あなたは男性だったのですね」

 

「ボイスチェンジャーを使ってなかったから流石にわかるか。悪いがあんまり無駄話をしている暇がない。早く後ろに行ってくれ。それと、しっかり捕まっていろよ。危ないからな」

 

「わかりました」

 

よし、これで戦闘に集中出来る。俺は急いでアリアと合流した。

 

 

 

 

アリアside

 

シュンが《ヴァリアブルストライク》に乗り込む時間を稼がないと、と思いながら私はモビルスーツ戦をしていた。《ストライク》以外の四機が戦闘宙域に入ってきた時、その頭部を見てビックリした。

 

「ガンダム………」

 

そう、ガンダムタイプのフェイスだった。でも、おかしいことでもないのかもしれない。この機体の元となったのは、今敵として目の前にいるストライクなのだから。装備を見る限り高機動戦闘用のエールストライカーのようだ。でも、持っている資料では、長時間の飛行は不可能だったはず。それにビームの色も気になる。戦闘の最中、思考の隅でそんな事を考えている内にシュンが合流した。

 

「シュン、少し時間を稼いでくれない?あの機体達を解析する」

 

『おい、マジか!助けた人を乗せてんだぞ』

 

「わかってるけど、この機体を使えば短時間でもある程度までかわかるかもしれない」

 

シュンは、少し渋った顔をしたけど了承してくれた。

 

『俺も、気にかけはするが気をつけろよ。解析に集中する場合は、アリアが無防備になるんだからな』

 

私は、シュンがぶっきらぼうながらも私を気に掛けてくれることが嬉しかった。それだけ言ってシュンは、私から離れて五機を相手取って戦闘を始めた。

 

「ハロ、機体の操縦と解析のサポート、任せたわよ」

 

"リョウカイ、リョウカイ"

 

緑色のハロは、耳の部分を動かしながら答えた。

私は、シュンの為にも急がないと、思いながら凄まじい速さでキーボードを叩き始めた。

 

 

 

 

 

????side

 

「悪いが少し俺につきあってもらうぜ」

 

私を連れ出してくれた人がそう言うと、機体が激しく動き始めた。

 

「凄い……」

 

私は、思わず彼の操縦技術に小さく声が出てしまった。無理矢理させられていた訓練でも、ここまで動かせた人はいない。動きに無駄がなく、練度が遥かな高みにあるのだ。今も、左右に持っているライフルで味方の方に行こうとする機体を牽制しながら、モニターに時折映る(小さく、動きが早い為によく見えないが)物が巧みに味方側に行かせないように動いている。更に、敵の一機が突然消えてわからなくなった時にも、まるで攻撃のタイミングがわかるかのように迎撃して、逆に相手の機体の左腕を切り落として返り討ちにした。ミサイルが撃たれても全て撃ち墜とし、ビームで狙われてもそのことごとくを躱し、今までの攻防で一発も被弾が無い。私は、彼の操縦技術に驚きながら、シートの後ろから戦闘の様子を見ていた。

 

 

 

シュンside

 

俺は、戦いながら敵パイロットの思考を感じ取るべく脳量子波を使ったが、全く感じる事が出来なかった。おそらく、思考を強制させられているか、脳量子波遮断処置でもしているのだろう。俺は、隙を見て彼らを殺す事に決めた。ISを使った戦闘の場合、(こちらは貫通出来るが)絶対防御があるのと機体性能の差から手加減して殺さないようにしているが、MS戦は別だ。絶対防御なんてものは存在しない。一歩間違えばこちらが死ぬ事になる。だから俺は、MS戦では一切手加減しない事に決めている。戦闘思考の隅でそんな事を考えていたが、一度だけ危ない時があった。敵の一機が突然消えてしまったのだ。たまたま脳量子波を使っていて、気配に敏感だった事もあり、攻撃のタイミングがわかった俺は、その攻撃に合わせて逆に相手へカウンターを叩き込んだ。それによって黒い機体の左腕を切り落とした。敵の連携はマニュアルにある様な戦い方だが、意外と練度が高く、アリアの方に行かせないように戦うとなると無理に撃墜しにいけない。そんな時、ようやくアリアから通信が入るのと同時に援護射撃が始まった。

 

『シュン。彼らの機体の事、少しわかったわよ』

 

俺は、敵の三機連続して斬りかかってきたのを、最初の赤い機体を空中で踏み台にして下に落とし、二機目の青い機体をビームサーベルで両断し、三機目の黒い機体はアリア側へ蹴り飛ばし、アリアの機体からのビームで貫かれ爆散した。そんな事をしながら聞き返した。

 

「どんな事がわかったんだ?」

 

『ビームの色を見ればわかると思うけど、やっぱり擬似太陽炉を搭載しているわ。それに、機体各部にバッテリーを搭載しているみたいなの。一番の大きなバッテリーは機体中央みたいだけど。シュンがレールガンの実弾モードで傷を付けられなかった事から、おそらく、PS装甲の類を使った装甲でしょうね』

 

「薄々気づいていたけどな。これで確信が持てたな。俺達以外の人間が別世界、更に同じ世界からこの世界に飛ばされた者がいる事がな。アリア、ここの施設のカメラに多少映っているだろうが、戦闘記録は残していくわけにはいかない。残りの機体を全て堕とすぞ」

 

『了解よ』

 

アリアの返事が来ると同時に援護射撃で残り三機を狙い始めた。だが敵は、帰還命令が出たのか離脱しようとし始めた。俺は、離脱させまいと一時的に機体をシングルドライブモードからツインドライブモードに切り替えた。粒子貯蔵タンクにある分でしか起動していられないので稼働時間は短いが今は十分だ。急に俺の機体が速くなったことでそれに驚き、対処に遅れた赤い機体と砲撃戦仕様と思われる機体は、赤い機体を俺がGNマルチキャノンで破壊し、砲撃戦仕様の機体は、俺に気を取られた隙にアリアが撃ち抜いた。残ったのはあのストライクだけだ。速度で負けてることがわかったようで左手に装備されたシールドを捨ててビームサーベルを持ち、右手に持ったライフルでビームを撃ちながらこちらに向かってくる。俺は、両手にビームサーベルを構えて迎え撃った。そして二機がすれ違う。一瞬機体にスパークが走り、ストライクは爆発した。俺はそれを見届けた後、アリアと合流し、電波やレーダーの撹乱をしながら、輸送機を回収して帰還した。

 

 

 

その後、助けた子は束さんにクロエ・クロニクルと名付けられ、俺達の組織のサポート要員として入った。そして、この救出から一週間後、アリアの武力介入用ISの《ガンダムアメイジングデュナメス》が完成した。そしてその頃日本では、ある事件が起きていた。




シュンの機体には元々フェイスカバーが付いているので、トライアドシステムにしない限り付いたままです。アリアや、出てきていませんがライナの機体は、この世界に来てからガンダムアストレイタイプFと同じフェイスカバーを取り付けてあります。もちろん、ガンダムだとバラさないためですよ。(この世界だと関係無いような気もしますが)

今回出てきたシュン達以外のMSは、GAT-Xナンバーシリーズの初期の機体です。本編では、名称をシュン達が知らないので出していません。(わからない人はwikiで調べて下さい)
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