IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

31 / 41
や、やったー(((o(*゚▽゚*)o)))お気に入り件数400件突破です。まさか、こんなにも多くの人に読んで頂けるとは思ってもみませんでした。

さて、いよいよシュン(一夏)と千冬が会います。
もしかしたらチョット試験内容である戦闘が薄いかもしれません。

それと、なんとか振りがなの振り方がわかってきたので今後はちゃんと振りがなをつけるところは付けていきます。時間があれば既に投稿済みの話にも振っていくつもりです。


入学試験

シュンside

 

俺は今、アリアと共に試験を受ける為にIS学園と向かっていたが、その前に俺がちょっと寄りたいところがあると言って寄り道しているのだ。そして、俺達は、ある食堂の前に立っていた。しかもその店はまだ営業時間ではないから閉まっている。

 

「懐かしいな。相変わらずここは変わってないのか」

 

「昔よく来ていたの?」

 

「ああ、俺の親友の一人とその妹がここに住んでいるからな」

 

そう、俺は、五反田食堂の前に立っていた。俺は、裏口へと回りインターホンを押した。

 

ピンポーン

 

『はい?どちら様ですか?こんな朝早く』

 

インターホンから聞こえてきたのは懐かしい声だった。何故なら、弾の声なのだ。俺は、ワザと他人行儀な感じで話した。

 

「五反田弾、お前の親友からの伝言だ。今日の18:00に親友である御手洗数馬と、お前に蘭、そして凰 鈴音(ファン・リンイン)を連れてあの日よく遊んでいた公園で再び会おう、とな。用件はそれだけだ」

 

『お、おい!それはどういうk………』

 

俺は、それだけを伝えるとアリアと共に急ぎその場から離れた。

 

「あれで良かったの?」

 

アリアがこちらを気遣うように聞いてくる。折角、久しぶりに親友と会える距離にいたというのに会わなかったからだろう。

 

「ああ、これでいいんだ。今はな。これから行う入試が終わり次第さっき言った場所へと行き、彼等の到着を待つさ。あんな言い方とこの格好だと来てくれるかわからないけどな」

 

サングラス(C.B.特製)を掛けた格好しているから少し怪しいのだ。だが、仕方がない。俺はあの発表で特に有名人なっているのだから。時計を見ると、入試の開始時刻までそう時間がない。俺達は、慌ててIS学園へと向かった。

 

 

 

アリアside

 

さっきの食堂の前でのシュンの表情は、今まで一度も見たことがない顔だった。懐かしむような雰囲気と大切に思っているのが、その表情から読み取れた。よっぽど大事な人達なのだろう。だからこそ、そのまま立ち去るシュンを心配して声をかけてみたのだがどうやら杞憂だったようだ。私は、そこまで考えてから、これから試験に向けて思考を切り替えた。

 

 

IS学園に着くと、早速私達はアリーナへと別々に案内された。おそらく、私が遠距離戦を得意としていて、シュンが接近戦を得意としているからだろう。成る程ね、試験開始前にどちらが得意か聞いてきたのはこの為か。私は、訓練機であるラファール・リヴァイブを装着してフィールドへと出た。この機体が私の反応速度についてこられるか不安だけどしょうがない。私の機体は、まだ万全ではないのだから。

 

「これから試験を始めます」

 

 

相手の先生がそう言うと、アリーナ中央にカウントダウンが表示された。0になると同時に私は距離をとり、ラファール・リヴァイブのアサルトライフルを一挺展開した。本来なら近接用ブレードも装備されているのだが、私が遠距離戦を選んだ時に装備から外された。相手が乗っているのは同じラファール・リヴァイブだが、こちらとは違い二挺展開している。今回の試験では、地面から浮き上がっていいのは5mまでなので、地面を滑るように移動するのが殆どだろう。火力がこちらの方が不利なのでスピードで撹乱する事にした。向こうも同じラファール・リヴァイブだが、アサルトライフルが一挺多い分多少は遅くなる。そこを突くことにしたのだ。右へ左へと撹乱しながらアサルトライフルの命中率を上げる為に接近を試みるが、流石にこの学園で教えている先生の事はある。こちらの回避先を読んで的確にアサルトライフルの弾の雨を降らしてくる。私は、この弾幕の雨の中で一つの事に焦っていた。やはり、訓練用のISでは私の反応速度についてこれないのだ。どうしても次の行動へ移る時に反応が僅かに遅れているのだ。ISの状況を見ると、機体が反応に追い付かない為と、無理な機動を取ろうとした時の負荷が重なり、機体が悲鳴を上げていた。今この時も、次々と新たなアラートが出てきている。その後も何とか動き、反撃して数発当てたがそこまでだった。次の瞬間には、ISの方が耐えられなくなり、煙を上げて停止してしまった。

 

「お、織斑先生。受験生のISが煙を上げて停止してしまいました」

 

目の前にいるちょっとおっとりした感じの緑色の髪をした試験官が管制室に通信を繋いで話しているようだ。

 

「こちらもモニターしている。機体に負荷がかかり過ぎてオーバーヒートを起こしたようだな。ん、何?男性IS操縦者の方もなっただと!ああ、わかった。取り敢えず控え室で待機させててくれ。(全く、1日に二度もISがオーバーヒートを起こすとは、これまで一度もなかったことだぞ)すまないが一度控え室に戻ってくれないか?こちらの準備が出来次第また呼びに行く」

 

「わかりました」

 

私は、それだけ言って控え室に戻った。すると控え室には、シュンがいた。

 

「よぉ。やっぱりISの方が耐えられなくてオーバーヒートを起こしただろ」

 

「ええ、予想通りね。やっぱり、これを使わないとダメかしら?」

 

私は、左の耳に付いているこのIS学園で使うISの待機形態のイヤリングを触りながら言った。シュンも右腕に付いているIS学園で使うISの待機形態のガントレットを触りながら答えた。

 

「未だ不完全だがしかたがないだろうな。束さんとライナ達曰く、『これには新しいシステムを組み込んだが、同調率を上げる為にはなるべく多く乗って徐々に上げていくしかない。普通のISと同じ様に』と言っていたからな。俺達が、専用機を持っている事は、試験官には言っていないが、本来は、専用機を持っている者は専用機を使って試験を行うらしいからな。ま、これも束さんからの受け売りだけどな。とにかく、俺達がもう一つISを持っていることの方を秘密にしておくことの方が重要だ」

 

シュンは、ISスーツ(WR社独自の特注品)の上からガンダムエクシア アメイジングの待機形態であるネックレスを掴みながら言った。

 

「そうね」

 

私もシュンと同じ事をしながら答えた。それからしばらくすると控え室に試験官達が入ってきた。その中には、織斑千冬もいた。

 

「さっきお前達の所属しているWR社に確認を取ったが、お前達は専用機を持っているそうだな。何故さっきの試験の時使わなかった」

 

すると、シュンが立ち上がり口を開いた。

 

「専用機がまだ万全ではないからですよ。稼働は出来ますが、戦闘を行えるかまだわからないので」

 

「成る程な。理由はわかった。取り敢えずその専用機を使ってみろ。ダメならさっきの戦闘で判断するが出来るなら、今からそれで試験内容を変更してタッグ戦にして行う。相手は、この私と山田先生だ」

 

私達は、少し考えてからアイコンタクトをして、私が答えた。

 

「わかりました。一応使ってみますが、どうなるかわかりませんからね」

 

 

 

 

 

それから私達は、一緒にアリーナへと先に出た。アリーナの端の方でISを展開して待っていると、打鉄を纏った織斑千冬とラファール・リヴァイヴを纏った、さっき程私と対戦していた山田先生と織斑千冬に呼ばれていた人がいた。

 

全身装甲(フルスキン)ですって!」

 

「山田先生、そんなに驚かなくとも。彼等の所属するWR社の量産型ISも全身装甲だったのだから、彼等の専用機も同じになるのは当然の可能性でしょう?それと、落ち着きがないようだがリラックスだぞ」

 

「は、はい」

 

「それでは、10秒後に始める」

 

織斑千冬がそう言うと、アリーナ中央に先程と同じようにカウントダウンが表示された。

 

『アリアとISを使ったタッグ戦は初めてだな。訓練だと対戦ばっかりだったし、任務の時も俺がメインで、アリアがバックアップだったからこうして横で一緒に戦うのは新鮮だな』

 

「そうね」

 

私もシュンに同意した直後、ブザーが鳴り、試合が開始した。

 

『来るぞ!散開!』

 

シュンのその声と共にラファールから放たれた弾丸を二手に分かれて避けた。直ぐに避けた際に崩れた体制を立て直し、私は、ライフルを持ったラファールの方と向き合った。シュンは、織斑千冬と向かいあっている。私は、今纏っているISなら嫌という程知っている。なにせ、いつも乗っている私のMSと同じなのだから。私は、ライフルビットⅡを全て展開し、ラファールを取り囲むようにビームを放ち始めた。流石に試験官だけあって上手く躱すが、私の狙撃も正確な上にフェイントを混ぜるために避けにくい。何発かは躱していくが、先読みも私の方が上のようなので次第に躱しきれなくなり、一発被弾した衝撃で体勢が崩れたその僅かな時間に、ミサイルの全弾と、スナイパーライフルのビームにビットのビームを全て放ち、命中した。すると、相手のISのシールドエネルギーはゼロになり、私の勝利で終わった。この戦闘で感じたのは、やはりシステムが不完全な為に、オリジナルより速度が遅いと思った。私の方は、終わったのでシュンの援護に向かおうとしたが、そちらももう直ぐ終わりそうだった。

 

 

 

 

 

シュンside

 

さっき控え室出会った時もそうだったが、今のところ俺が織斑一夏だと気付かれていないようだ。俺の方は、あの頃から何一つ変わっていないな、としか思わなかったが。実の姉と相対しながら、隙を探そうとしたが見つからない。流石、IS世界大会(モンド・グロッソ)で二連覇しただけの事はある。ブランクもあるだろうが、それを全く感じさせない。ここにも、姉が天才と言われている理由の片鱗を見た気がした。このままでは、ただ時間が過ぎていくだけなので俺から仕掛けた。まず、左右の腕に装備されているGNマルチキャノンを同時に放ち、躱させる。そして回避先を予測した場所に両肩のGNキャノンを撃ち込むが、それを紙一重で躱し、瞬間加速をしながら俺の方へと接近してきた。俺は、ビームサーベルを展開すると打鉄の近接戦ブレード《葵》を受け止めた。

 

「今の攻撃は、中々だったぞ。私も珍しく一瞬肝を冷やした」

 

「今の攻撃を躱されて褒められても嬉しくない………な‼︎」

 

そう言うのと同時につりばせ合いからこちらの出力を上げて振り払った。

 

「くっ!」

 

千冬(まだ、許した訳ではないので千冬姉とは呼ばない)は、少し苦しい顔しながら体勢を立て直した。俺は、そこへ追撃を仕掛けようとしたが出力が上がらず、一度粒子チャージが終わるのを待った。

 

「知ってはいたが、粒子切れが早い」

 

愚痴りながら独り言を言いつつも、俺は、気を取り直して瞬間加速(イグニッション・ブースト)で近づき、装備をtype00から01へと換装してGN対艦刀を二本抜刀して切りかかった。流石に体勢が崩れているところに瞬間加速(イグニッション・ブースト)のスピードで突っ込み、大型の剣を受け止めるのは、片膝をついてなんとか耐えているが苦しそうだ。俺は、ここぞとばかりに、まだそんなにチャージが終わってないが、粒子放出量を増やした。すると、徐々に押し込んでいったが、勝負は決まらなかった。千冬の乗っているISの方が負荷に耐えきれずに煙を上げ始めたのだ。流石にこれ以上は、マズイので俺はそこで剣を収めた。

 

「中々見事な腕だな。相当訓練を積んだとみえる」

 

僅かにフラつきながら俺の腕を褒めてくる。

 

「流石、ブリュンヒルデといったところでしょうか?貴方の専用機であればどうなったかわかりませんが、俺の方は、引き分けということですか?アリアの方は、勝ったようですけど」

 

俺は、アリアの方をチラリと見ながら答えた。

 

「結果は、そうなるが二人とも合格だ。本来なら、私達のどちらかに一発でも攻撃を当てることが出来れば合格だったんだがな。この試合内容を見れば誰もが納得するだろう。文句を言う奴が出てきたとしても、私が抑え込むから安心しろ。他にも…………そう言うわけだ。お前達は、4月から晴れてこのIS学園の生徒となる。次に会う時はその時だな。今日の試験は、終わりだ。後は帰っていいぞ」

 

かつての姉の話を聞きながら、あの時とは殆ど変わっていないことを再確認して、アリアと共にIS学園から出た。

 

 

 

千冬side

 

あの男子、どこか一夏に似ているような気がする。容姿はまったく違うのだが、あの雰囲気は正しく一夏そのものなのだ。一夏は、約三年前に行方不明になっている。私は、一夏が誘拐された日に束から言われたことを今日まで考え続けてきた。一夏に何があったのかも調べた。そして、知ってしまった。もう一人の弟である春樹の本性と、自分がこの事にも気付かないろくでなしだと。もし、一夏と再び会う事があったらどんな顔で何を言えばいいのかわからない。そんな時に、あいつと剣を交わした。私は、量産型を使っていたとはいえ私をアッサリと追い詰めたのだ。それに向こうは、まだ余力があったように思える。向こうのシステムが不完全とはいえ、私をあそこまで追い詰めたのだ。万全の状態ではどうなったかわからない。それに、大分太刀筋が変わってはいたが、篠ノ之流剣術をベースとした感じだった。今では、それを知っている者など、篠ノ之家と、私達姉弟しかいないはずなのだ。という事は、一夏の可能性がある。もし、あいつが一夏なら色々聞きたい事があるが、確証も無しにそんなことは聞けない。既に私は一夏から見れば駄姉なのだ。私は、少々悶々としながら、いつか確証を持った証拠が手に入ればなどと思いながら、片付けを山田先生に任せて書類仕事をしに職員室へと向かった。




ISの待機形態がどのような物かは考えましたが、デザインは全く考えていません。そこまで考える余裕がないですし、上手く考えられなかったので。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。