IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

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どうも皆さまお待たせしました。前回の投稿から1か月ほど経ってしまいましたが無事に投稿出来ました。私のもう一つの作品である『最弱無敗の神装機竜~Lost Knight~』を良ければそちらも読んでみて下さい。


試合に向けて

シュンside

 

次の日の朝の食堂は何やら騒がしかった。少し周りを見渡してみると、この騒音の原因は春樹と箒だった。周りの迷惑になるのでこの喧嘩を止めることにした。

 

「二人とも周りの迷惑になっていることが分からないのか?」

 

「うっ、そんな事はわかっている。しかしだな、春樹が昨日………」

 

そこまで言うと箒は急に顔を赤く染めて黙ってしまった。この反応で俺はピンときた。いや~、俺もアリアに不可抗力でやってしまったときは、鉄拳制裁されたっけ。俺もその時のことを思い出し、思わず遠い目をしていた。しかしこれをアリアが見逃すはずもなく、俺は無言で足を踏まれた。隣にいるアリアを見たら目で『騒いだらお仕置き』と語っていた。俺はコクコクと頷いて騒動の原因である二人に視線を戻した。

 

「今の一言でなんとなく想像はついたが、織斑春樹。謝る姿勢は悪くないが、こういう時は少しほとぼりが冷めてからじゃないといけないんだよ。特に箒のような堅物には……、いや今のは気にするな。とにかく謝るならもう少し間をあけてからにしろ。周囲の人達もこんな騒ぎの中での朝食では飯がまずくなる」

 

俺は危うくボロを出しそうになったのでとっとと目的であった注意をして自分たちの分の朝食を取りに行った。

 

 

アリアside

 

私達が自分の分の朝食を食べていると、女子が3人程近づいてきた。

 

「一緒に食べてもいいかな?」

 

そう聞いてきたのは鷹月さんだった。別に内密のことを話すわけでもなかったので、『いいですよ』と答えた。

 

「あのさ、二人の専用機が昨日届いたって聞いたけど、その話って本当?」

 

聞いてきたのは谷本さんだった。自分も同じ女子なのだがこうも昨日の話が広まっていると女子の情報網は侮れないなと、つくづく思う。この質問に対して近くにいた周りの人達も皆聞き耳を立てている。別に隠すことでもないのでそれにこたえようとしたその時、後ろから手を叩く音が突然聞こえた。

 

「いつまで食べている!食事は効率よく迅速に取れ!遅刻したらグラウンド10週させるぞ!」

 

声の主は織斑先生の声だった。遅刻したら罰があってもいいとは思うけど、グラウンド10週は鬼だ。このIS学園のグラウンドは他の高校よりも一周が長い。それも、朝ご飯を食べてから走らせるのだから鬼以外当てはまらないだろう。隣でシュンも『相変わらず鬼だ』とつぶやいていた。結局罰が嫌で食堂にいた人全員は急いで黙々と食べることになった。私たちは戦場にいたからこんなの慣れっこではあったけど、本当はもう少しゆっくり食べたかった。

 

 

 

 

 

授業が始まり、誰も分からないところがないので滞りなく2限目が終わるまで進んだ。3限目に入ると織斑先生がクラス全員が騒ぐ発言をした。

 

「織斑、お前の専用機だが準備に時間がかかる」

 

「あ、やっぱり僕には専用機が用意されるのか。ま、当然だよね数少ない男性IS操縦者なんだし」

 

周りは専用機いいなとか、政府からの支援があるんだなど、とにかくうらやましがる声が上がっていた。

 

「エルガスター、お前にも専用機を支給したいと政府のお偉方が言ってきているがどうする?」

 

一企業に男性IS操縦者のデータを独占させないためだろうけど、あいにくとこちらはすでに専用機を持っているし、その魂胆が見え見えだ。既に企業代表となり専用機も与えられているのにさらに支給されるという異例にまたしても周りは騒ぎ始めた。しかしそんな騒ぎを無視するようにシュンは答えていた。

 

「当然断って下さい。すでに専用機を持っているのですからこれ以上は必要ありません」

 

「だろうな。なら上にはそう伝えておく。馬鹿者ども、いい加減黙らないか!グラウンド10周させられたいか!」

 

その一喝で騒いでいた人達は一斉に静かになり、授業が始まるのだった。

 

 

シュンside

 

昼休み、オルコットさんが春樹の元へと近づいて行った。

 

「わたくしも安心しましたわ。訓練機と専用機ではフェアではありませんもの」

 

「何を言うかと思えば、僕は例え訓練機だとしても君に勝てたさ」

 

「その強がりが本番まで続くといいですわね」

 

それだけ言うと今度は私達に近づいて来た。

 

「貴方達の実力がどの程度かは知りませんが、わたくしは負けません。絶対に勝ちます」

 

完全に宣戦布告だった。言うだけ言って自分の席へと戻って行った。それと入れ替わるように今度は箒が近づいてきた。

 

「ちょっといいか?」

 

「次の授業まで時間がないんだ。手短に済ませてくれるなら構わない」

 

「私と剣の勝負をしてくれないか?」

 

この発言には驚いた。むしろなぜそんな事を言うのかその理由が気になった。

 

「なぜだ?俺は剣をやってるというよりは武術をやってるなどと言った覚えがない」

 

「千冬さんに聞いたんだ。お前の太刀筋は篠ノ之流剣術に似ていると。それで気になったから声をかけてみた。実際にどうなのかは剣を交えればわかる」

 

俺は最初他にもやる事があるから断ろうと思った。しかし、箒は昔からしつこかった事を思い出した。今ここで断っても勝負を受けない限り何度も言ってくるだろう。そっちの方が面倒なので勝負を受ける事にした。

 

「いいだろう、その勝負受けてやるよ。ただし、一本勝負だ。これが絶対条件だ。俺も忙しいからな」

 

「わかった、それでいい。では、放課後に剣道場に来てくれ。一応念の為に言っておくが、剣道ではなく剣術の試合だからな」

 

そう言うのと同時にチャイムが鳴り箒は、慌てて自分の席に戻った。そして席に着くと同時に織斑先生が入ってきて授業が開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、箒との約束を守る為にアリアと共に剣道場にやって来ていた。まったく、より面倒な方を取らなかっただけよしとするしかないか。どちらにせよ面倒なことに変わりはないか。アリアを隅で待たせて俺は道場の真ん中あたりに行くと箒が話しかけてきた。

 

「防具はどうする?剣術の試合だからいらないと思うが」

 

「当然だ」

 

そう答えると、俺と箒はそれぞれ剣道の初めの間合いより少し遠い位置で向かい合った。周りにはギャラリーというか野次馬が多くいるが、こういう時に別のことを意識していては相手に失礼になる。剣道部の主将に審判を務めてもらうことになった。

 

「二人とも準備はいいね?勝敗は先に一本取った方の勝ち。それでは、はじめ!」

 

 

 

 

アリアside

 

始めの号令がかかったが二人とも動かずに相手の隙を伺っていた。シュンの剣には型がなくなっている。下地としての剣術はあったが、それだと嵌った時には強いが動きを読まれやすかったり、戦闘データから対策を取られやすい。ゆえにシュンは、実戦の中で剣を鍛えつつ型を捨てていった。対して篠ノ之さんには型がある。しかし、シュンには通じないだろう。いくら型を捨てたといっても人は永年やっていたことをそう簡単に忘れない。だから簡単に相手の動きが読めるはずだった。試合は硬直していたけれど先にじれた篠ノ之さんが動いた。シュンに斬りかかった斬撃はシュンが受け流し、空いたスペースにカウンターとして竹刀を叩きつけようとする。それに反応した篠ノ之さんは、無理やり体を捻り何とか躱した。この攻防で互いに一度態勢が崩れて仕切り直しとなった。篠ノ之さんは全力でやっているようだけどシュンは違う。そもそもイノベイターである私たちは普通の人達より身体能力が上だ。それにあえて型にして攻撃しようとしている分いつもと勝手が違ってやりにくそうに見えた。次で決めるとばかりに二人は構えを変えた。そして示し合わせたかのように同時に動き出しすれ違った。二人とも斬りつけた格好をしていたが、篠ノ之さんの方がグラリと崩れた。勝敗が決まると周りの野次馬たちから歓声が上がった。

 

「私の完敗だ。しかし、聞いていた通りお前は強かった。そして剣を合わせたことでだいぶ確信を得られた。お前はやっぱり………」

 

シュンの正体に感づいた彼女がその先を言おうとした時、シュンが先に遮った。

 

「そこまでにしておけ。それ以上先を言うと俺にもお前にも不幸しか呼ばない。今はまだその時じゃないんだよ。しかし、なかなかの腕だった。俺も久しぶりに楽しめたよ」

 

さらに何か篠ノ之さんは言いたそうだったけどシュンの眼光で言うのを止めていた。シュンの方はというと、それだけ言って私の方へと戻ってきた。そうして放課後のちょっとしたイベントは幕を閉じた。そんなこんなでクラス代表決定戦の日を迎えた。




次はいつ投稿できるのかはやっぱり未定です。なんでかっていうと、忙しいのもありますが原作に沿って話を書くと自分の想像だけで書けないんですよね。それもあって遅くなったりしています。完全オリジナルならもうちょっと早いんですけどね。


それにしてもISの最新巻出てこないな。
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