IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

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皆さんお久しぶりです。ようやく新しい話を投稿する事が出来ました。今回から~sideという表現を止めて第三者からの視点になるように書き方を変更しました。なれないかもしれませんがご容赦ください。m(_ _)mこの書き方になった経緯は、私のもう一つの作品でこの書き方をしてみた結果、こちらの方が書きやすかったからです。


試合開始!

いよいよ決闘当日となった。第三アリーナには大勢の観客がいる。セシリア以外はAピッドにいるというこの状況に作為を皆感じていた。最も、織斑春樹には今さっきISが届いたばかりだった。

 

「エルガスター、お前が先に試合をしろ。織斑はまだ一次移行(ファースト・シフト)が終わっていない。フィルネストでもいいんだが、オルコットが男を目の敵にしているのでな、灸をすえてやってくれ」

 

「わかりました」

 

それだけ言ってシュンはISを展開した。それを初めて見た春樹は見た目に自分が目を奪われたことに驚きそしてそのことを嫌悪するような表情をした。

 

「あらぁ、試験の時と違う武装ですね。見たところ近接戦闘用の武器のようですが、オルコットさんの機体は遠距離型ですから相性悪いですよ」

 

「わかっています。あえてこの武装にしてんですよ。自分の方が優れていると思っている輩には自分の方が相手より有利に戦える状況、または同じタイプの武装を使って勝つことでそのプライドを一度叩き折った方が学習します。油断が命取りになると。()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それに彼女は根が悪い人間ではありませんからほどほどにやりますよ。これが根が腐ってる輩だったりしたら話は変わってきますが」

 

それだけ言ってシュンはカタパルトに接続した。しかし、シュンが語彙を僅かに強くした箇所の意味をこの時は、アリア以外は特に深く考えたりしなかった。

 

「シュン、当然勝ってきなさいよ」

 

「ああ、もちろんだ。本当の戦いを知らない奴には負けないさ」

 

アリアからの激励を受けてシュンはEPS装甲をONにし、アリーナへ飛び立った。

 

 

 

 

「遅かったですわね、レディを待たせるなんて感心しませんわよ。これだから男は…」

 

「悪かったな、こちらにも色々とあったんだ」

 

「そうですか。ところで貴方の機体は見た所、接近戦の機体の様ですがそれでわたくしに勝とうと思っているのですか?わたくしの機体は遠距離型ですわよ。近づく前に撃ち落として差し上げますわ」

 

自信満々にセシリアは胸を張りながら言ってくるがシュンは気にもかけずに周囲に驚くべき事を告げた。

 

「俺はこの試合、ハンデとして背後に装備された二本の大剣しか使わない。それくらいしないと勝負にならないからな」

 

当然のことにセシリアは怒り、怒鳴りながら言った。

 

「あ、貴方!わたくしを侮辱しますか!」

 

「いや、そんなつもりは毛頭無い。ただ、誰もが知っている様にWR社には篠ノ之束がいる。俺たちの専用機も彼女のお手製だ。それなら性能も折り紙付きだとわかるだろ」

 

本当のところ、この機体は彼女のお手製ではなく、コアにISコアを使っているだけで残りはCBの技術で組み上げたものだ。

 

『両者共に戦闘前の規定位置に待機して下さい』

 

更にセシリアは何か言いたそうだったが、試合のアナウンスが流れたのでお互いに規定の位置に着く。そして、シュンにはロックされたという警報が鳴り続けていてが気にも留めていなかった。何故なら彼に不意打ちという手は通じないからだ。そもそもロックをしている時点で不意打ちでも何でもないのだが、先制攻撃をし戦いの主導権を握るという意味ではこの行動は正しいと言える。最も、これは試合という形でなければという話だが。

 

『カウント3,2,1(three,two,one)Ledy Start!』

 

「さあ、踊りなさい。セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!」

 

電子音声による開始の合図が鳴ると同時に、シュンの予想道理セシリアはシュンを撃ってきた。しかし当たらない。何度もセシリアはレーザーを放ってくるがシュンは必要最小限の動きでその攻撃をかわすだけで反撃を全くしない。その光景に観客は教員を含めて声が出なかった。

 

「ま、まったく当たりませんわ!どうして!」

 

その悲痛な叫びに対してシュンは銃撃を避けながら答える。

 

「大きな理由は二つある。まず一つは俺とお前の技量の差がとてつもなく大きいという事だ。お前がさらに強くなることを望むならこれを受け入れろ。出なければその先へは進めないぞ。そしてもう一つは、レーザーはまっすぐにしか進む事が出来ないに加えて、お前の射撃は教科書通りでもあり正確すぎる。フェイントがまったくないから避けやすい。ゆえに銃口を見つつ、撃つタイミングの気配さえわかれば避けるなんて造作もない。最も俺と同格か各上相手であればこの方法はとらないけどな」

 

シュンの今言ったセリフにアリア以外の全員は二度目の衝撃が襲った。それもそうだろう。常人ではレーザーを見切る何てことは出来ないし、銃口とタイミングに気を付けながら戦闘をしつつ射線を読むのは無理だ。出来るとしたら銃口を向けられてから、撃つまでのわずかな間に回避行動をとるしか出来ないだろう。

 

「ならもう一つ、ここにいる全員が驚くことをしてやるよ」

 

そう言うとシュンは背部に装備されているGN対艦刀を抜刀しながら、セシリアに向かって行く。当然迎撃する為にセシリアは再びレザーを撃つ。その攻撃をなんとシュンは手に持った剣で弾いて見せたのだ。

 

「「「「「なっ!!」」」」」

 

その光景に本日二度目の絶句する表情のセシリアと観客たちがいた。

 

「そう驚くようなことじゃない。さっき言ったように射線を予測してそこに剣を置いたまでのことだ。(最もビームではやろうと思わないが)」

 

普通レーザーを避けることは出来ても弾くなんてマネは出来ないその人間離れした行動に驚いていた。後日、ブリュンヒルデである織斑先生でも『あんなのは無理だ。実弾くらいなら出来るがそれより速いレーザーやWR社が実用化に成功したビーム兵器は無理だ』と。実弾なら出来ると言ったことにも驚いていたが、それより世界最強にも出来ないことをやってのけたシュンは尊敬と畏怖の感情を全員に抱かせるのだった。

 

「くっ、それならこれでどうですか!行きなさい、ブルー・ティアーズ!」

 

ブルー・ティアーズの左右両肩辺りの位置からビットが射出され展開される。それはシュンを取り囲みシュンの死角を狙って撃たれる。だがそんな攻撃を避けることはガンダムマイスターであるシュンには造作もないことだった。まるで鳥が風を読んで飛んでるかのような回避行動は、レーザーが自分から避けているかのように錯覚させるものだった。攻撃を躱しながらビットを一基、また一基と次々に破壊しあっという間に全滅した。

 

「そ、そんなブルー・ティアーズがこんなに簡単に……」

 

「上には上がいるってことだ。さて、お前のプライドもだいぶ傷がついてきただろう。次で終わらせる」

 

その一言で今までの動きが手を抜いたものだった事が一目でわかるほど急激な変化だった。セシリアも今の動きでまだかろうじて残っていたプライドも木っ端みじんになった。国家代表候補生である自分が標的を見失ってしまったのだ。次に認識できた時には既に剣が届く間合いの僅か外側だった。セシリアは自分が爆発の余波に巻き込まれることを承知で温存しておいたブルー・ティアーズのミサイルを発射した。

 

「(取りましたわ。今のは確実に躱せない距離の筈ですわ)」

 

セシリアには確信があった。しかし、爆炎が上がるとそこには何かを切ったような構えをした姿があった。

 

「今のはなかなかに驚いたぞ。いくらシールドエネルギーに守られているとはいえ自分が巻き込まれるような攻撃を普通は出来ない。お前がかなりの訓練を積んでいる証拠だな。だが悪あがきもここまでだ」

 

そのセリフを言い終わるや否やシュンの姿は再びセシリアの前から消え、次の瞬間には飛行ユニット、武装を破壊し一瞬でシールドエネルギーをゼロにした。エネルギーを失いなおかつ飛行ユニットを破壊されたセシリアはこのまま落下するしかなかった筈だった。一瞬の浮遊感もなくセシリアはシュンの腕の中にいた。そしてそのままセシリアが元いたビットへと連れて行った。

 

「助けていただき感謝いたしますわ」

 

「なに、機体を破壊したのはこちらだからな。当然のことをしたまでだ」

 

その顔は装甲に覆われていて表情を読み取れないが当然のことをしたのに何を言っているんだ?と、思っている彼の顔がセシリアにはわかった気がした。




次の投稿がいつになるかは相変わらず未定です。みなさんの予想道理あと1,2話はこの試合の話が続きます。


追記

FGOにはまりすぎてこちらがおろそかになってしまっている。でも、水着イベ最高!
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