IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

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リアル事情につきまた暫く更新が出来なくなる可能性が高いです。
理由はレポートとかレポートとか話し合いに宿題などなど。


はぁ〜。次はいつ出来るのやら


シュンVS春樹

『さあ、いよいよ世界でたった二人しか発見されていない男性IS操縦者同士の対戦です。代表候補生相手に勝利したシュン・エルガスターか、はたまた世界最強の弟の織斑春樹が勝つのか!一体どちらなのか今、分かろうとしています』

 

既にフィールド上空には2人が向かい合って試合開始の合図を待っていた。さっきまでとは違いシュン側のピッドには山田先生が、春樹側のピッドには織斑先生がいた。

理由は、シュンが、試験の時にどう戦かったかと、勝つにはどうしたらいいか春樹に教えていいと言ったからだ。別に舐めているわけでは無く、プライドの高い春樹が対策を聞いてそれを実践するのかが気になったのと、もう一つ別の意図がある。それは試合が始まってからハッキリする事だった。シュンは、アリアと試合直前までいつも通りに過ごす事で緊張感など微塵も感じていなかった。元々ガンダムマイスターなので緊張感の制御は出来ているが。

 

 

「僕は、お前を徹底的に叩き潰す。いくら千冬姉の助言とはいえ人から試合前にアドバイスを受けたんだ。これは僕にとって十分に屈辱的なんだよ!だからこの屈辱は、お前を絶望の淵に叩き落とす事で僕のプライドを取り戻す!」

 

「そうか。なら、それを聞いたお前が俺をどの様に攻略しようとするのか楽しみだ。最も負ける気などさらさらないが」

 

「お前、やっぱり僕の事を舐めてるだろ!」

 

感情的になっていた春樹に対してシュンは、ただ淡々と自分の考えを言っただけだった。逆にそれが春樹の感に余計に触った様だったが。

 

 

『それでは、3, 2, 1, BATLLE START!』

 

試合開始が告げられると、春樹は左右にフェイントをかけながらシュンの方に向かってくる。手にライフルを持っているシュンからの射撃を警戒しての事だ。的を絞らせないという意味での行動としては正しい。動いている的に当てるのはやはり難しい事なのだ。ガンダムマイスター達にはこの距離であればほぼ問題なく素人相手であれば当てるのは可能だが、シュンはライフルを腰にマウントすると背部に装備されているGN対艦刀2本を素早く抜き放ち、春樹が振り下ろしてきた雪片弐型を片方の剣で受け止めた。

 

「⁉︎ お前、何で射撃をしてこない?」

 

どうやらシュンの要望通りに試験で使った手は教えたようだった。

 

「俺はこの試合でライフルを使わずにこの2本の剣のみで戦うと決めた。俺は、お前と剣での勝負をしてみたかったんだ(千冬との勝負は向こうが自分のISではなかったからノーカンだしな)」

 

これはシュンの本心と言えばそうでもあるし、ないとも言える。シュンは、相手に対して舐めた心構えで相対する事はない。故に、今見えている武装位は使っても問題ないし、そもそも試験の時に使っている。情報を与えないようにするなら見せていない武装を使わなければいいだけだ。けれども銃を使わないのはさっき言った様に力比べをしてみたかったからだ。

自分が2人の元を離れ、昔は手の届かないと思っていた場所のどの辺りに自分がいるのか確かめたくなったのだ。

 

「だったら、僕はお前が舐めている間にとっとと倒させてもらう!」

 

「別に舐めてはいないんだがなぁ」

 

春樹はフェイントを混ぜながらシュンに近づいて来る。やはりまだ射撃を警戒している様だった。確かに普通は使わないと言っておいて試合中に使うかもしれないから当然の反応ではあった。

 

「‼︎‼︎‼︎‼︎」

 

シュンは春樹が雪片弐型を振り下ろし、こちらが受けようと剣を向けた瞬間、シュンの目の前から消えた。次の瞬間、シュンの右後方からの接近アラームが鳴った。身をひねりながら半ばカンで剣を振るうと攻撃を受ける事が出来たが、態勢が崩れてしまった。

 

「くっ」

 

「この僕を舐めてるからそうなるんだよ!このまま切り裂いてやるぅぅぅ!」

 

シュンの苦しげな声が聞こえると春樹は、優越に笑みを浮かべそのまま押し切ろうとした。だが、このままやられる訳がない。何故なら、シュンはガンダムマイスターなのだから………。

 

 

 

 

『おおっとー⁉︎エルガスター選手が春樹選手に押されている!先程代表候補生を圧倒した時とは大違いだぁぁぁぁ!このまま春樹選手が押し切るのでしょうか⁉︎』

 

 

 

 

その頃Aピットの方にはアリア、山田先生、織斑先生が揃って試合の様子を見ていた。

 

「エルガスター君がライフルを使ってないといい勝負してますねぇ〜、あの二人は」

 

「フィルネスト、エルガスターは本気か?」

 

未だに織斑先生も山田先生もシュンとアリアの底を見る事が出来ないでいた。それゆえのアリアへの問いだった。

 

「さぁ?それは答えかねます。ただ、ライフルを使ったら直ぐに勝負は決まっていたとだけ言っておきましょう」

 

アリアはそれ以上は答えないというオーラを出したので、それっきりピット内は静かに試合を見ている人だけとなった。

 

 

 

 

変わって試合の方は、態勢の崩れていたシュンはもう片方の剣を振るう事で春樹に躱させて、一度距離を取る。そこからは、少し本気になったシュンの独壇場となった。

 

 

 

 

試合によりその後の戦闘が不可能になったセシリア・オルコットは、観客席で試合を観ていた。

 

「凄い………。それに綺麗ですわ……」

 

セシリアが観ていたのはシュンの剣捌きだった。

端から見れば戦況は春樹が有利に見えるだろう。だが、それはあくまで未だに素人レベルにあるもの達からすればだ。ここにいる生徒の殆どはそのレベルなのだから、シュンが劣勢に見えているだろうが実際には違う。

シュンは、春樹が繰り出す斬撃をただひたすら二本の剣を上手く使って受け流す。途中で反撃の機会があっても見逃して只々攻撃を受け流す。その様は、今がどういう状況なのかわかっている者達には美しく見える太刀筋だったのだ。それは、あまり人と喋るのが得意ではないある少女も観ていた。

 

 

 

春樹は、自分の攻撃のラッシュにシュンが受けにしか回る事が出来なくなっていると勘違いしていた。だが、次第にその攻撃の手が緩んできていた。原因はスタミナ切れだ。であるならば、シュンの方にも疲労が出ていても可笑しくはない。しかし、シュンの方はケッロとしていた。ガンダムマイスターであるシュンと、一般人に毛が生えた程度しかスタミナを持たない春樹との地力の差だった。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ。何故だ!何故お前は疲れていない。ずっと僕の攻撃を受け続けていただろ!」

 

「本当にさっきの攻防の中で俺がやっていたことに気付かなったのか?」

 

シュンは心底びっくりした様な声を出して聞いた。シュンは、剣道または剣術をまだやっているとさっきの攻防で判断していたのだ。荒々さはあるものの、篠ノ之流の剣筋があったからだ。だからてっきりまだ武道を続けているなら、自分の攻撃が受け流されていることに気が付いているのだと思っていた。

 

「何のことだ⁈ずっと僕の優勢だったはず。なのに一体?」

 

「わからないのか。なら、教えてやるよ。俺はただひたすらお前の攻撃を受け流し続けていた、ただそれだけの話さ。攻め続けるのと力を受け流すのだったら、ちょっと数値を与えてやれば小学生だって分かるだろう。どっちの方が疲れるかなんてな」

 

「な、なんだと⁉︎じゃあ、僕は只の道化だったとでも言うのか!」

 

「俺にそんなつもりはない。それに今の状況を正確に把握しているのは全体の1割いるかいないかだろう」

 

春樹はシュンからの説明を受け愕然とするなかで安心する部分もあった。それは正確に状況把握している人が少ない事である。自らの醜態をプライドの高い春樹は、大勢の人に知られたくなかったのだ。だが、その複雑な心境の中で次のシュンの言葉で瞬時に現実へと戻された。

 

「だが、もうお前の今の力と自分の位置は十分に分かった。時間も押している事だしそろそろ勝者を決めるか」

 

その言葉を言い終わるや否やシュンは通常の瞬間加速(イグニッション・ブースト)と似て非なる技と各部スラスターを上手く使い春樹の後ろへと回り込むと、素早く二本の剣を振り下し切り裂いた。そこから斬られた衝撃で落下して行く春樹に追撃をかけ、連続で斬っていき反撃の間も与えずに瞬く間にシールドエネルギーをゼロにした。

 

 

『し、試合終了ぉぉぉぉぉーー!勝者はエルガスター選手だぁー‼︎あのいっときの劣勢と思われていた状況は、何だったんだと思えてしまうほど一瞬で決まってしまいました』




一応段落分けや感嘆符がなくて読みにくいと言う意見を頂いたのでそこを意識しながら書いてみたつもりです。


何?俺とアリアの対決はどうなったかだって?
それは次回のお楽しみだ。
まぁただ一言言うのであれば、クラス代表決定戦はもう終わりってことだ。
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