IS〜新たなガンダム〜   作:ゼロインフィニティ

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すいません、投稿が遅くなってしまって。あと、タイトル詐欺になっちゃいました。ごめんなさい(T_T)


世界に走る激震

『お茶の間の皆さま、MS(モビルスーツ)という単語はご存知でしょうか?今日ある二社から発表された兵器の総称だそうです。詳細は、我々一般市民には発表されていませんが、ISとは違い男女関係なく動かせるそうです。このMSというのは、高さおよそ18m前後の巨大人型ロボットで、……………………』

 

そこでシュンたちは部屋のテレビを消した。

 

「とうとう世界にMSが知れ渡てしまったわね」

 

落ち着いたようにアリアは言う。

 

「ああ。だが、俺たちは予想はしていた。あの子を助け出した時MSが出てきていたからな。だがそれでも二社が別々に作っていたのには驚いたな。今だに、ソレスタルビーングには、情報収集能力が余りない。それを補うために、ロックオンが俺の機体を使ってあちこちで情報集めをしているが、やっはり一人では限界があるな。今回の情報集めも襲撃した場所がメインだったしな」

 

「そうね。それに一般に詳細が知られていないのは好都合ね」

 

「ああ。ライナから連絡は?」

 

「あったわ。今後の事を話すから一旦戻ってこいって言ってたわよ」

 

シュンはその答えを聞くと、少し考え込んでから口を開いた。

 

「なら今から急いで戻るか。今後、武力介入をする事が増えるかもしれない」

 

それから2人は部屋の窓からISを展開すると、TRANS-AMでWR社本社の地下施設へと向かうのであった。

 

 

 

 

次の日の朝、教室は何時もと少し違う賑わいをみせていた。会話の内容の殆どが、昨日発表されたMS関連の事だった。特にその話をしているのは、女尊男卑主義の者達が一番話していた。そんな賑わいの中、大きな音を立てて教室の扉が開かれた。

 

「ここに男性IS操縦者があるって聞いたんだけど、いるなら出て来なさい!」

 

教室にいた者達は皆その声がした方に視線を向けた。その視線を一身に浴びているのは、生徒の中でも背が低く、髪型をツインテールにしている女子生徒だった。

 

「貴方は?」

 

クラスの誰かがその少女に聞く。

 

「私は、中国の国家代表候補生で2組のクラス代表の凰鈴音(ファン・リンイン)よ!」

 

腰に手を当てビシッという擬音がピッタリな動きをして教室の中を指した。それにいち早く反応したのは、春樹だった。

 

「ん、なんだ鈴じゃないか。久しぶりだな」

 

春樹に話しかけられると、僅かに身を引きながら反応した。

 

「げ!春樹。何であんたがこのクラスに……。まあ、いいわ。あんたに用はないのよ。それより、学年最強と囁かれてるのが2人このクラスにいるって聞い……って、いたぁー!誰よ、私の事殴ったの!」

 

喋っている途中に頭を急に叩かれた鈴は、叩いた人物に飛びかかる勢いで振り向いて叫んだ。しかし、その人物を見た途端に顔が青ざめた。

 

「ち、千冬さん…!」

 

「ほぉ、随分と偉くなったものだ(ファン)。それにここでは織斑先生だ」

 

そしてもう一度鈴の頭を出席簿で叩く。その音は、どうやったらそんな音が出るのか不思議なくらいにいい音がした。案の定、鈴は軽く涙目になってしまった。

 

「今回は、これで許してやる。分かったらさっさと自分のクラスにもどれ!」お前たちもとっと席に付け!ホームルームを始めるぞ」

 

ホームルームが始まって少しすると、相川が織斑先生に質問をした。

 

「織斑先生、エルガスター君とアリアさんはどうしたんですか?」

 

「ん?ああ、あの二人は所属企業に呼ばれて、休むそうだ。一応お前たち全員にくぎを刺しておくが詮索はするなよ」

 

残りいくつかの連絡事項を伝えて朝のホームルームは終わった。その後は、通常通りに授業が進んでいく中で、鈴は春樹にしつこく絡まれ、最終的にはクラス代表戦で互いに叩き潰し合うことになった。そして、その春樹が放課後、織斑先生に代表候補生達とも渡り合えるように地獄の特訓をやらせていた。千冬自身は、精神的に問題のある春樹を鍛えてよいものか悩んだが、結局教えることにした。

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

「で、これからどう動くライナ」

 

「暫くは、各国の動きを見て判断するしかないだろうな。俺たちは、戦争根絶を目指しているのであって、紛争を撒き散らしたい訳じゃあないからな」

 

 

シュンは、到着早々本題をライナに聞くと思ってもみなかった答えが返ってきた。てっきり、牽制的な事をするのかと思っていたので様子見をするという返答には、拍子抜けだった。

 

「了解。だったらなぜわざわざ私達を呼び出したの?」

 

そう、そこだった。武力介入を行わないのであればわざわざシュンとアリアが呼び出す必要などなかった。今まで通りであれば、通信を入れてミッションを通達すればいいことなのだから。

 

「それはね、シュンとアリアの機体の新パーツが完成したから取りに来て欲しかったのよ」

 

2人の疑問に答えたのは、サリーだった。

 

「新パーツなんて聞いてないわ」

 

「そりゃそうよ。脅かそうと思って言ってないもの」

 

「その新パーツっていうのは?」

 

「それはな、シュンの機体のMA形態になる為の換装パーツと、アリアの機体を高速機動戦闘に特化した換装パーツだ」

 

最後にライナがそう言うとカタログスペックを2人に見せた。そこに書かれていたのは、現在CBがデータの入手に成功した軍用ISの速度より、リミッターがかかった状態で超えているものだった。

 

 

その後2人は授業を数日休んで新パーツの調整、小規模紛争に武力介入の後、ある物と一緒に学園へと戻った。

 

 

 

◆◆◆◆◆

「やっと見つけたあー!探したわよ、あんた達!」

 

シュンとアリアが数日ぶりに学園へと戻り聞いた第一声がこれだった。誰かと思い声のする方へ顔を向けると、シュンは固まってしまった。

 

「どうしたの?シュン。あの子がどうかした?」

 

シュンの変化に気付いたアリアは、シュンに耳打ちをした。

 

「ん、すまない。昔仲が良かった知り合いだったからつい、な。向こうは気付いてないようだからこのまま初対面の様に振る舞う」

 

「そう」

 

それだけ言うと、2人は改めて声のした方へ向き直した。

 

「内緒話はもう終わり?なら、私の名はの凰鈴音(ファン・リンイン)!中国の国家代表候補生よ!1年で最強と呼ばれてるあんた達、私と勝負しなさい!」

 

これを聞いた2人は心底面倒だと思った。2人は戦いを否定しない、寧ろ武力によって紛争根絶を掲げるソレスタルビーングに所属しているので戦いを避けようとは思わない。しかし、それは必要な場合の時であって、無意味な戦いは好んでいなかった。正直この間のトーナメント戦もあまり、乗り気ではなかった。シュンは、自分の力を試したいという思いがあったから全く乗り気ではないわけではなかったが。

 

「断る」

 

「お断りするわ、第一私達に戦う理由がないわ。この学園にいる以上いつかは戦う時が来るのでしょうけど、その時までは嫌よ」

 

それを聞いた鈴は、一瞬固まってしまった。しかし、すぐに気を取り直すと、

 

「あたしが怖いの?そりゃそうよね。あんた達のヘボ機体じゃぁ私の甲龍(シェンロン)には勝てないわよ」

 

その言葉にシュンとアリアは怒ってしまった。安い挑発であることは十分承知していたが、アリアは、自分の設計した機体を貶されて、シュンは、仲間達や、アリアが完成させた機体を侮辱されて。

 

「ほう、そこまで言うなら覚悟は出来てるんだろうな。俺の事をどうこう言おうが勝手だが、仲間達の努力を馬鹿にするのは許さない!」

 

鈴は、シュンのドスの効いた声と殺気に怯んだが、すぐに気をとり直した。

 

「言ってなさいよ。勝つのは私なんだから」

 

「勝負は俺とお前の2人。今日の放課後、第2アリーナでどうだ?」

 

「OK。首を洗って待ってなさい」

 

約束を交わすと、鈴は自分の教室へと帰って行った。

 

「悪いアリア、ちょっと感情のコントロールが出来てなかった」

 

罰の悪そうな顔でそう言うとアリアは、困ったような顔を浮かべた。

 

「私も怒っていたからお互い様よ。でも、仲の良かった友達なのでしょ?私が戦った方がよくない?」

 

「だからこそだ。知っているから俺がやるんだよ。それに世界中の候補生や代表は調べているだろ?あいつの機体は近接型だ。アリアでは相性が悪い。もちろん負けるなんて微塵も思っちゃいないけどな」

 

最後に戯けたように言うとアリアは微笑んだ。

 

「わかったわ。なら私がアリーナの使用許可を取っておく」

 

こうして、2人が新たな国家代表候補生と出会い、戦うこととなったのだった。




本当は、世界の事もっと書こうと思ったのに全然書けなかった。
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