でも今回はあっさり。では羽瑠視点でどうぞ。
プロローグ【狛犬妖怪との出会い】
たまたま通りかかった神社。そこに、2匹の狛犬がいた。
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その神社を通りかかったのは、1人の少年。
僕は、
昔から「妖怪はとても危ない存在だから近寄るな」と言われているけれど、僕はそんな妖怪が大好きだ。妖怪ももともとはとてもいいやつと思っているからだ。そのせいか、みんなには歩いているだけで軽蔑の目で見られる。
3才の時。
その時、幻想郷縁起に書いてあった妖怪の情報が始まりだった。お母さんからは「妖怪には絶対に会ってはならない」と言われた。その時から僕は僕は「妖怪」というものに興味を持ち始めた。そして、妖怪に会ってみたいという感情も湧いた。慧音先生もいたが、純粋な妖怪に会ってみたかった。
8才の時。
僕は、ついに初めて人里から出てしまった。面白い妖怪などがたくさんいた。たくさんの妖怪と仲良くなった。その時、お母さんにすぐさま連れて帰らされ、怒鳴られて殴られた。なんで危ない人里の外へと出たのかと。また、慧音先生にも同じことを言われ頭突きを5発ほどくらった。
そのくらい僕は妖怪が好きなのだ。流石に妖怪が好きだからといって
「あ、こんなところに狛犬が……」
僕がまだ3つか4つの頃誰かから聞いたことなのだが、狛犬は誰かが大切にしているといつか妖怪になるという噂を聞いたことがある。
「よしっ、汚いし掃除してあげようかな」
隅々までキレイに掃除して、ぽんぽんと狛犬に触る。
「………ふう、綺麗になったな。毎日通ってみよう!妖怪になるかもしれないし」
そして、僕の日課がまた一つ増えた。
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翌日も、その次の日も、またその次の日も。
毎日毎日その神社に通い、狛犬の掃除をした。次第に愛着も湧いていた。
そして、ある日。
「よし、今日も掃除完了!っと」
その時だった。
『いつもありがとね』
どこかから声が聞こえた気がした。びっくりして振り返るが、誰も人はいない。
不思議だ。
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その後、僕は村の中でだんだんと虐められるようになった。
『また来てるの、変な人?』
『見ちゃダメよ』
などと言われたけれど、僕は諦めずに毎日通った。
そして、2年の月日が流れ……
「もう2年も経つんだね。そろそろ妖怪になってほしいなぁ……まあ、いつまでも待つからさ」
もうあの日から2年も経つのかぁ……僕は今までここで掃除した時のことを振り返り、そんな思い出に浸りながらいつも通りの掃除がした。
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そして次の日。
「あれ……狛犬が……無い」
そう、狛犬がいないのだ。妖怪になれたのなら今すぐにでも会いたいのだが、探してもいない。
「おーい、出てきてくれよぉ〜」
大声で呼んでみる。すると、後ろに女の子が現れた。
「はいはい、私が狛犬よ。なんか用?あと私には名前がある」
なるほど、この子が妖怪なんだ。
「僕は神風羽瑠。君は?」
「狛李葉緋だよ。妖怪にしてくれてありがとう。でも私は旅をするから」
そっか……寂しくなるね。じゃあうちに少し寄ってもらおう。
「……そっか。じゃあ一回僕ん家寄ってってよ」
すると葉緋はえ、いいの?という表情でこっちを向く。
「わかったよ。そしたら旅に出るね」
「うんっ!」
そうして僕は葉緋を家に招き入れた。
はい、これからの展開、お楽しみいただけると嬉しいです。
ではまた次回、お会いしましょう。