そしてミルクは人間界へとやってきた。
だが、やってきたのはいいのだが、ミルクは現在不味い状況に陥っていた。
「お腹減ったミルーーーーーー」
そう、ここは人間界、無駄に監視カメラやらパソコンやらが作られ、下手なことをすれば
あっという間に全世界に情報が漏洩してしまうのだ。
なので、手ごろなスーパーからとって食べることできず、かといってやれば泥棒犬という不
名誉な名をつけられてしまう。
「仕方ないミルか、山でも言ってお命頂戴してくるミルよ。」
仕方なくミルクは近くの森や山の動物の命や森の恵みに頼ることにした。
美咲Side
私の名前は白河美咲、俗にいう転生者だ、私を転生させてくれた神様曰く私は部下のミス
により殺されたみたいだけど…
私からすればとても感謝している。
私にとって転生する前の世界は地獄だった。
…その話は後々話すことにしよう。
まあそんなことより、こっちの世界は特典により生前のような病弱な体でもなく、病気一
つしない丈夫な体を手に入れ、私のことを分かってくれるいい家族に恵まれた。
この世界はハイスクールⅮ×Ⅾらしいので魔法の才能も手に入れたが、
それはあくまで自己防衛のための物、原作にかかわる記などさらさらなかった。
まあ話は長くなったけど、こっちの世界でもうまくやっているので、大丈夫だよ神様♪
「ミジャギジャマーーーーーー!」
「もう泣かないでよ。」
実は私は三人の転生者の中で唯一神様と連絡を取り合っている。(らしい)
私の過去を見たのか、神様は特典を増やすかと聞いてきたけど、私はもう十分なものをも
らったと言ったらそのあとは泣き出しちゃって大変だった。
その後相談して、神様と連絡を取り合ってよいということにした。
現在、私は神様にもらっったデバイスのシルフィで連絡を取り合っている。
まあ、連絡といっても、神様の愚痴を聞いたり、他愛もない世間話をする程度だった。
だけど、その中で聞いた、『イレギュラーの監視役』について気になった。
神様はどうしても、それだけは教えてくれなかったので、今でも心の中で謎として渦巻く
ばかりだ。
「じゃあね神様また明日。」
「はい、美咲様また明日。」
まあ、これ以上聞いてもしょうがないので、神様との電話を切り私は家に向かって歩き出
した。
すると、ブニュ
「え?何かふんじゃった?」
私が足元を見ると、ぐったりと倒れている一匹の犬がいた。
ミルクSide
誰かに踏まれたミルよ。
結局山までおなかが持たず、ぐったりと道の真ん中に倒れこんでしまったミルが…
まさかそのあと誰も通りかからず、夜を迎えてしまうミルとは…
そこで、何のためらいもなく誰かに踏まれるって…
あ~もうどうでもよくなってきたミルよ。
そう思って僕は意識を手放した。
その後、目を覚ますと。
「知らない天井だミル。」
こういう時のお決まりのセリフを言って起き上がった。
見るところどこかの裕福なご家庭の家らしく。
なかなか、広く、きれいな家具がたくさん置いてある。
そうこうしているうちにドアが開いて誰かが入ってきた。
「あ、目が覚めたんだね。」
そこにはかわいらしい幼女が立っていた。
その顔にどこか見覚えがあった。
どこだったミルかね?
「大丈夫?あなた、道で倒れてたんだよ?」
なるほどこの子が助けたくれたミルかお礼をしなくては。
そう思い僕は土下座をする形で頭を下げた。(普通の犬は正座ができません。)
すると彼女は驚いて、走って行ってしまった。
なんか変なことしたミルかね?
ミルク・ホワイト活動記録
空腹で行き倒れる。
転生者の一人に拾われる。
犬としての常識がわかってないことが発覚。
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