LYRICAL TAIL   作:ZEROⅡ

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3話目のラストです。

ついに奴の正体が明らかに……!!?


雨女の逆鱗

 

 

 

 

 

 

「ったくあのバカナツ……どこ行ったのかしら?」

 

 

そう毒づきながら、はぐれてしまったナツとハッピーを探して森の中を歩くティアナ。すると……

 

 

 

ドゴォォォオオオ!!!

 

 

 

「!?」

 

 

ティアナのいる場所からそう離れていない場所から、何やら轟音が響いてきた。

 

 

「ああ、あっちね。よかった探す手間が省けて」

 

 

そして何となくその音の原因を察したティアナは、その場から駆け出して音が響いてきた場所へと向かった。

 

 

木々を避け、茂みを掻き分けながら森の中を走るティアナ。そして目的の場所へとたどり着いたティアナの目に飛び込んできたのは……

 

 

「もっと強く引っ張れって……」

 

 

「思いっきりやってるわよ」

 

 

「あい」

 

 

岩の瓦礫で下半身が埋もれ、身動きが取れないナツ。そんなナツを必至で引っ張り出そうとしているルーシィとハッピー。ついでにその傍らで、ナツとルーシィに敗北したのであろう気絶した華院=ヒカルの姿があった。

 

 

「んにぃぃぃ!」

 

 

「てか…ナツの炎で岩を砕けないの?」

 

 

「それだ!!」

 

 

「「おーい」」

 

 

「……何よこの状況?」

 

 

「「あっ、ティアナ」」

 

 

何はともあれ……こうしてナツと合流する事ができたティアナであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第149話

『雨女の逆鱗』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いねえ」

 

 

「ここにゼレフがいたの?」

 

 

「もう連れて行かれちゃったんだ」

 

 

「ナツの鼻で追えないの?」

 

 

「ダメだ、あいつ何か撒いて行きやがった。ニオイで追えねえ」

 

 

「あたしもカナを探さなきゃ」

 

 

その後ゼレフがいた場所へとやって来たナツたちだが、そこにゼレフの姿はなく、すでにウルティアに連れ去られたのだと推測した。

 

 

「まいったな、少し寝るか」

 

 

「何でそういう発想になるのよ。ルーシィの話を聞いてなかったの? 今はゼレフを追うのが先決よ」

 

 

「さっき話したとおり、あいつらはゼレフを使って世界を変えようとしてる」

 

 

「世界を変えるってもなー、話でかすぎだっつーの」

 

 

「オイラ、魚だけの世界に行きたい」

 

 

「まあ確かに、実感の湧かない話よね」

 

 

「けどな……このケジメは必ず取る。じっちゃんに手を出したんだ、このまま島を出られると思うなよアイツら」

 

 

木の根に腰掛けながらそう言い放つナツ。すると、そんなナツの言葉を聞いたルーシィが何かに気がつく。

 

 

「そっか!! あいつらきっと船かなんかで来てるハズ!! さっきの女の人、ゼレフをマスターの元に連れて行くって言ってたでしょ?」

 

 

「なるほど、その奴等の船がどこかに停泊してる可能性がある。となると必然的にゼレフもそこへ連れて行かれる」

 

 

「そーいう事!! ハッピー!!! 空からあいつらの船を探すのよ!!!」

 

 

「オイラ、もう魔力切れちゃったみたい」

 

 

「それじゃあただのネコちゃんねー!」

 

 

「だったら一旦、じっちゃんとウェンディたちのトコ戻るか。シャルルとリリーとリニスに頼むんだ」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

その頃…一次試験場のEルート。

 

そこではルーシィを眠らせたカナが1人歩いていた。

 

 

「ここに妖精の尻尾(フェアリーテイル)初代マスター、メイビスの墓がある。私が1番乗り……私が合格。私がS級魔導士になる」

 

 

そう言って通路を突き進むカナ。

 

 

「(あの人に会う為に…あの人に伝える為に…私はS級魔導士に)」

 

 

そう心に決めながら通路を歩いていると、カナの目に通路の端にある小さな祠が映った。

 

 

「光……」

 

 

そしてその祠からは……何やら神秘的な光が溢れてきていたのだった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「ったく…カナの奴、ずいぶん機嫌悪そうだったな。酒でも切らして…!」

 

 

そう毒づきながら1人森の中を歩くグレイは、これまでのカナの様子を思い返す。

 

 

「そういやあいつ、天狼島に来てから酒飲んでるトコ見ねえな。禁酒でもしてんのか?」

 

 

ガサッ

 

 

「!」

 

 

そこまで言うと、グレイの耳に草木が揺れる音が聞こえた。

 

 

「(人の気配!?)」

 

 

同時に誰かいる事に気がついたグレイは、木陰に隠れてその人物を見定める。

 

 

「もうすぐあなたは真の王になれるわ、ゼレフ」

 

 

そしてその視線の先には……ゼレフを担いだウルティアの姿があった。

 

 

「(ゼレフだと!? あの担がれてる男か!!?)」

 

 

彼女に担がれている男がゼレフだと知り、もっとよく見ようとウルティアを観察するグレイ。すると、彼女の顔を見てある事に気がついた。

 

 

「(ウル!!?)」

 

 

そのウルティアの顔が……グレイのかつての師匠……ウルの顔に酷似していたのだ。

 

 

「(いや……悪魔の心臓(グリモアハート)、敵だ。似てる……オレの師…ウルに……何者なんだあのヤロウ……)」

 

 

そしてグレイは、ウルティアに気づかれないようにそっと彼女のあとを追いかけたのであった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一方……島の海岸に停泊している悪魔の心臓(グリモアハート)の船。

 

その船内では、マスターハデスが食事をしており、その傍らにはもう1人の男の姿があった。

 

 

「ふはははははは! これは愉快!」

 

 

「ずいぶん上機嫌だな、じじい」

 

 

「くくく…我が七眷属が3人もやられたようだ。やるではないかマカロフの子らよ」

 

 

「オレの出番かい?」

 

 

「いやいや、主の出るような戦ではない、ブルーノート」

 

 

「オレにも少しは遊ばせてほしいな。体がなまっていけねえ」

 

 

ブルーノートと呼ばれた男はそう言って、そっとテーブルの上に手を置く。すると、突然船がゴゴゴゴッ…と音を発てて揺れ始める。

 

そして次の瞬間、船が停泊していた場所の地面が陥没し、その穴の中に船が沈んだ。

 

 

「これ、よさんか」

 

 

「何だよ、船を沈めときゃ奴等に見つかる事もねぇだろ?」

 

 

「晒しておけばよい。マカロフの子らはここに集まる。ここが悪魔の口の中とも知らずにな」

 

 

「エサを口まで運んでもらわなきゃ食えねぇのかよ。オレなら食いに出る」

 

 

「主はここにいろ。主が動けば場が荒れる。鎮まれ」

 

 

「チッ。七眷属(ボウズ)どもはあと4人、約半数だ。あと1人減ったら出るぜ。今日は飛べそうなんだ」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

場所は移り、天狼島周辺海域にある評議院の船。

 

 

「ブルーノート・スティンガーだと!?」

 

 

「カブリア戦争でゴウラ中佐率いる青竜連帯を1人で壊滅させた男。奴の通った道には雑草すら残らんと言われるほどの大魔導士」

 

 

「そんな大物が…悪魔の心臓(グリモアハート)にいたのか……」

 

 

「もはや我々だけで手に負える相手ではない。もちろん妖精の尻尾(フェアリーテイル)にもな。さっさと本部に連絡しよう。その結果までは我々の知る範疇ではない」

 

 

そう言って通信用魔水晶(ラクリマ)を使って評議院本部に連絡を取ろうとするラハールの手を、ドランバルトが掴んで止めた。

 

 

「少し時間をくれ」

 

 

「な…何を……!」

 

 

ラハールが問い掛ける前に、ドランバルトは通信用魔水晶(ラクリマ)と共に瞬間移動で姿を消した。

 

 

「何をするつもりだ、ドランバルト」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「ウェンディーーー!!」

 

 

「ナツさん!! ティアナさん!!」

 

 

「ルーシィさんも!!」

 

 

「ハッピーもね」

 

 

その頃、マカロフを解放していたウェンディ、キャロ、シャルル、リリー、リニス、アギトと合流したナツたち。

 

 

「マスターの具合はどうなの?」

 

 

「まだ何とも言えませんね」

 

 

ルーシィがマカロフの容態について問い掛けるが、いかんせんキズが深い為、リニスはまだわからないと言って首を横に振るう。

 

 

ドヒュン!!

 

 

「「「!!!」」」

 

 

「貴様は!?」

 

 

するとそこへ、通信用魔水晶(ラクリマ)を持ったドランバルトがやって来た。

 

 

「どこに行ってたんだコノヤロウ!!」

 

 

「この人が評議院のメスト」

 

 

「本当の名はドランバルトだ」

 

 

「ドランバルトさん?」

 

 

「それが本当のお名前なんですね」

 

 

「心配しなくていい、ウェンディ、キャロ。オレはお前たちを助けに来た」

 

 

「!?」

 

 

「え!?」

 

 

「どういう事ですか?」

 

 

ドランバルトの言葉にハッピーとシャルルは驚き、真意を問い掛けるリニス。

 

 

「オレの魔法があれば、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーだけをこの島から脱出させる事ができる。何とか全員の居場所がわかれば……」

 

 

「結構よ」

 

 

「お断りしますってヤツだ」

 

 

「な!?」

 

 

そう言ってドランバルトの提案を却下するナツとティアナ。そんな2人に続くように、他の面々も口を開く。

 

 

「何で私たちが評議院の助けを借りなきゃならないの?」

 

 

「ギルドの問題は自分たちで片付けるさ」

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)とは、そういうギルドですから」

 

 

「そうじゃない!! 今この状況を本部に知られたら、島への攻撃もありうるって話だ!!!」

 

 

「またエーテリオンを落とすつもり!?」

 

 

「懲りないわね、アンタらも…」

 

 

「その前にカタをつければいいだけだ」

 

 

「マカロフもやられた!! 悪魔の心臓(グリモアハート)にはまだ恐ろしい奴が残ってる!!! 勝てる訳ねえだろ!!!!」

 

 

「オイオイ…だから島ごとふっ飛ばそうってか?」

 

 

「この島は私たちのギルドの聖地。初代マスターのお墓もあります」

 

 

「そこに攻撃するなんて、絶対にダメです!!」

 

 

「んな事してみろ。テメェらただじゃおかねえぞ!!」

 

 

「オイラたちはそうやってギルドを守ってきたんだ」

 

 

評議院(オレたち)を脅すつもりか!!! 魔導士ギルドごときが!!!!」

 

 

「いいかよく憶えとけ、悪魔の心臓(グリモアハート)だろうが評議院だろうが関係ねえ」

 

 

怒りの形相で怒鳴るドランバルトにそう言って、彼に詰め寄るナツ。そして……

 

 

 

家族(ギルド)に手を出す奴はみんな敵だ。全て滅ぼしてやる!!!!」

 

 

 

静かだが…確かな怒りを露にし…ナツはそう言い放った。

 

 

すると…先ほどまで雲ひとつなく晴れ渡っていた夜空に、暗雲がゴロゴロと音を立てながら覆い始めていた。

 

 

「この空気…空が荒れそうですね」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「うあああああ!!!」

 

 

「ジュビア!!」

 

 

「ジュビアちゃん!!」

 

 

「うう…う……」

 

 

一方…七眷属の1人であるメルディと戦闘を行っていたエルザとなのはとジュビア。だがしかし、メルディの攻撃の前にジュビアは倒れてしまった。

 

 

「13位」

 

 

「離れてろ、コイツは私となのはでやる!」

 

 

「ジュビアちゃんは休んでて!!」

 

 

そう言って天輪の鎧に換装してメルディに斬りかかるエルザと、レイジングハートを構えて魔法弾を発射するなのは。

 

 

「エルザ・スカーレット。ナノハ・タカマチ。あなたたちは4位と5位」

 

 

「何の順位だ!?」

 

 

「私が決めたお前たちを殺す優先順位」

 

 

そんな2人に対し、メルディは作り出した魔力の剣でエルザを迎え撃ち、なのはの魔法弾を切り裂く。

 

 

「くだらないね」

 

 

「大事な事よ」

 

 

吐き捨てるように言うなのはに対し、メルディがそう答えると……

 

 

「きゃああああああっ!!!!!」

 

 

メルディの魔力の剣が、エルザでもなのはでもなく、ジュビアを襲った。

 

 

「ジュビアちゃん!!?」

 

 

「なぜジュビアを狙う!!?」

 

 

「13位なんてゴミだから、早めに片付けておくの」

 

 

メルディが冷たくそう言い放つと同時に、力なく泉の中に倒れるジュビア。

 

 

「(ジュビアは…)」

 

 

「ジュビアちゃん!!! しっかりして!!!」

 

 

「ジュビア!!!」

 

 

倒れるジュビアにそう声をかける2人だが、メルディは構わず2人に斬りかかる。

 

 

「3位はギルダーツ。でもこの島にはもういないようね。2位はマカロフ。だけどハデス様にやられてると思う」

 

 

「マスターが2位!?」

 

 

「お前にはマスターより、優先順位が高い者がいるというのか」

 

 

エルザがそう問い掛けると、メルディは無表情だったその顔に、怒りを露にしながら答えた。

 

 

「1位はグレイ。グレイ・フルバスター」

 

 

「何?」

 

 

「グレイが?」

 

 

「(ピクッ)」

 

 

それを聞いたエルザとなのはは驚愕し、倒れていたジュビアも僅かに反応を見せる。

 

 

「ウル……ティアの母を殺した男。ウルティアを悲しませた男。私の……!!! 私のウルティアをキズつけた男!!!! 絶対に許さない!!!! 八つ裂きにしてやる!!!!」

 

 

グレイに対する怒りを叫びながら、今までよりも多くの魔力の剣を生成するメルディ。

 

 

「しまった!!」

 

 

「囲まれたの!!」

 

 

そしてその剣はエルザとなのはの周りをグルリと囲って逃げ場を失わせ、それぞれ鋭い切っ先を向けている。

 

 

万事休すかと思われたその時……

 

 

ザバァ!

 

 

「「「!!」」」

 

 

ズバババババ…ザバァン!!!!

 

 

突然足元の泉の水が不規則に波立ち、その荒い波が2人を囲っていた全ての剣を飲み込んだ。

 

 

その光景に驚愕する3人の視線の先には……ゆらりと立ち上がったジュビアの姿があった。

 

 

「許さない? それはこっちのセリフです」

 

 

彼女が言葉を紡いだその瞬間……空からポツポツと雨が降り始め、それはドシャ降りの大雨となり大地に降り注ぐ。そして……

 

 

 

 

 

「誰の命を、狙ってるってぇ?」

 

 

 

 

 

ジュビアは見るもの全てを恐怖させるかのような恐ろしい形相で佇んでいたのであった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「雨……降ってきましたね」

 

 

一方その頃……雨が降り注ぐ森を1人さ迷い歩いているのは、ゼレフに付き添う謎の少女…ユーリ・エーベルヴァイン。

 

 

「ゼレフ……一体どこに行っていまったのでしょう。彼は今魔法をうまく使えないのに」

 

 

1人そう呟きながら、はぐれてしまったゼレフを探して森の中を歩き回るユーリ。すると……

 

 

「ハッハァ!!! みーつけた!!!!」

 

 

「!?」

 

 

そんなセリフと同時に誰かが茂みの中から飛び出してきて、彼女の目の前に降り立った。

 

 

「妖精どもを探して島のあっちこっちを走り回ってたら、まさか先にターゲットを見つけちまうとは、オレってチョーラッキー♪」

 

 

嬉しそうにそう言い放つのは、フードを深く被って顔を隠した青年……無限の欲望(アンリミテッドデザイア)のチーム・シーズンの1人…エスターテであった。

 

 

「見つけたのか、エスターテ」

 

 

「よおインヴェルノ。お前も来たのか」

 

 

そこへまた新たに、インヴェルノが茂みを掻き分けながら現れる。

 

 

「君たちは……?」

 

 

「オレたちは闇ギルド、無限の欲望(アンリミテッドデザイア)の新生チーム・シーズン…冬季のインヴェルノ」

 

 

「同じく、夏季のエスターテ」

 

 

「……そう……君たちが争いの種……ゼレフを悲しませる者か……!!!」

 

 

「「!!?」」

 

 

ユーリがそう言って怒りの篭った瞳で目の前の2人を睨みつけ、背に赤い霧のような羽を出現させた瞬間、インヴェルノとエスターテの背筋にゾクリと寒気が走った。

 

 

「……ハハ、この威圧感……やっぱ当たりだぜコイツ」

 

 

「そのようだな」

 

 

しかしそれでも動じる事無く、2人はユーリの前に立ちはだかる。

 

 

「君たちも…ゼレフを狙ってるのですか?」

 

 

「いいや、その答えはNOだ」

 

 

「オレらのマスターはゼレフなんぞに興味はねーよ。つーかオレ、さっき言っただろ? ターゲットを見つけたって」

 

 

エスターテのその言葉を聞いて、ユーリは僅かに目を細める。そして、察しがついたかのように口を開いた。

 

 

「そう……君たちの狙いは……私なんですね」

 

 

「その通り。正確には、君の〝中〟にあるものだ」

 

 

ユーリの言葉に肯定しながら、彼女を指差してそう言い放つインヴェルノ。

 

 

「私の中……」

 

 

「君の中にある〝永遠の命〟と〝無限の魔力〟を生み出す無限連環機構……〝永遠結晶(エグザミア)〟」

 

 

「マスタージェイルはそいつがお望みだ。お前ごとそれを持って帰んのが、オレたちの任務って訳」

 

 

「……永遠結晶(エグザミア)を手に入れて…どうするつもりですか?」

 

 

「それは君が一番よくわかっているんじゃないのか?」

 

 

「………………」

 

 

疑問を疑問でそう返され、押し黙るユーリ。そしてそんな彼女に向かって、インヴェルノはそっと手を差し伸べながら言い放つ。

 

 

「さあ…共に来てもらおうか、ユーリ・エーベルヴァイン。いや──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──忘却の王(エンドレス)

 

 

 

 

 

 

 

つづく

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