そして次回はいよいよ新展開に突入。懐かしのあのキャラたちも登場します。
GWですので、次回の投稿は早めにできるかもです。
感想お待ちしております。
X784年 12月16日 天狼島
「マスター」
「ん?」
ベースキャンプから少し離れた岩場の上で1人腰を下ろすマカロフのもとに、エルザとクロノがやって来る。
「そろそろ帰りの船の準備が整いますが……ラクサスとは何か話を?」
「話す事などありゃせんわい」
「……そうですか」
「…………」
クロノの問い掛けにそう答えたマカロフの言葉に、2人は残念そうに顔を俯かせる。
「破門中の身でありながら、ギルドの聖地に無断で足を踏み入れるとは…中々のタマよのう」
「しかしそれは……」
「あぁ、ハデスとの戦いの事は聞いた。自らを盾に、お前たちの危機を救ったとな。奴の働きを認めん訳ではない、感謝もしよう。だがそれはあくまでも、ギルドとは無縁の他人としてじゃ」
「……わかってはいましたが、厳しい判断だ」
「そりゃそうさ」
「「!!」」
そんなクロノの言葉に同意したのは…いつの間にか2人の背後へとやって来ていたラクサス本人であった。
「ギルドはそうやって守られてきた。オレもただ加勢しただけだ、他意はねえ」
「ラクサス……」
「安心しろって。旅の途中でうっかりここに紛れ込んじまっただけさ。長居するつもりはハナからねぇよ」
ラクサスはそう言葉を口にすると、未だに背を向けているマカロフに視線を送る。
「オイじじい」
「ん?」
「そうだ……その顔だ」
そしてようやく振り返ったマカロフのその顔は……まるで本当に他人を見るかのような表情であった。
「これでそのショボくれた顔も見納めかもな………じゃあな」
「「ラクサス!!」」
そう言ってラクサスは背を向けてその場を立ち去ろうとする。そしてそんなラクサスにエルザとクロノが同時に声をかけようとしたその時……
──オオオオォォォォォ……!!!
「「「!!!?」」」
突然遠くから……なにやら鳴き声のような声が聞こえてきたのだった。
第164話
『手をつなごう』
「!!」
「あたっ」
「この感じ……」
その声はカナを抱き締めていたギルダーツの耳にも届いており、それを聞いた瞬間、彼の表情が変わった。
そして次の瞬間……
──ゴォォォォォオオオオオオオオ!!!!!
島全体を揺るがすような轟音が響き渡った。
「きゃあ!!」
「何だぁ!?」
「鳴き声…!?」
「うるせー!」
「何なんだ!?」
突然の轟音にベースキャンプにいた面々は戸惑う。そんな中…ウェンディがそれを聞いて目を見開きながらポツリと呟く。
「ドラゴンの鳴き声……」
「え!?」
「ドラゴン!?」
「そうなのかガジル!!?」
「…………」
ウェンディの呟きを聞いたキャロとリサーナは驚愕し、アギトがガジルに問い掛けると…彼は肯定するように沈黙した。
「みんなー! 大丈夫ー!」
「これは一体!?」
「すごい声だー!」
「お前ら!」
そこへナツやエリオやルーシィ…そしてギルダーツやユーノやカナたちが合流する。
「こいつはあの時の……」
そう言って義手となった腕の付け根の痛みを抑えながら、空を見上げるギルダーツ。
「空の上に何かいます!!!」
「あそこだ!!」
すると、何かに気がついたリニスとリリーが空を指差しながらそう叫ぶ。そしてそれを聞いた一同が空を見上げると……
「何だアレは!?」
「でけぇぞ!」
巨大な尻尾のついた黒き体……全身を覆う漆黒の闇のようなウロコ……強靭な四肢から伸びた手足と鋭い爪……背には大空を翔る為の黒き翼を持った……遠くからでもわかる巨大な生物。
「これは…」
「まさか……」
その姿はまさしく────ドラゴン。
「マジかよ」
「だけど…間違いない」
「本物ドラゴン…」
「やっぱり、ドラゴンはまだ生きてたんだ」
その黒いドラゴンの姿を目視した一同には動揺が走り……特に竜に育てられた過去を持つ4人の
「黙示録にある黒き龍──アクノロギア」
黒いドラゴン……アクノロギアの事を知っていたのか、マカロフはその姿を見て驚愕しながらそう呟く。
「お前!! イグニールが今どこにいるか知ってるか!!? あとグランディーネとボルテウスとメタリカーナも!!」
「よせナツ!!!」
そう言ってアクノロギアから自分たちの親であるドラゴンの事を聞き出そうとするナツを、ギルダーツが必死の形相で止めた。
「奴を挑発するな!!! お前には話したハズだ、何故このオレがこの腕……いや、この体になったのか!!!」
「!!」
それを聞いてナツは思い出す。ギルダーツが100年クエストで向かった霊峰ゾニアで、黒いドラゴンに襲われた事を……そしてそのドラゴンによって、あのギルダーツが一瞬で左腕と左足をやられた事も。
「降りてくるぞ!!!」
フリードがそう叫んだその瞬間……アクノロギアはズシィィインっと地面を揺るがすような音を立てながら天狼島の大地へと降り立った。そして……
「オオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!」
空気を…大地を…天狼島全体をも揺るがすような咆哮を上げた。
そしてその咆哮を受けた
──あのドラゴンには勝てない……と。
「逃げろーーーーーーっ!!!!」
ギルダーツが萎縮するメンバーたちにそう叫び、それを聞いた一同は咄嗟にその場に伏せる。するとその瞬間……
「ガァオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!」
アクノロギアは再び大気を震わせるような咆哮を上げる。その咆哮は先程よりも大きく、まるで地震が起きたかのように大地を震撼させた。
だが……それだけではない。
アクノロギアの放った咆哮は……周囲の木々を薙ぎ倒し…地面を抉り…地形そのものを変化させていった。
そして咆哮が止み……伏せていた面々が顔を上げるとそこには……
「なんだこりゃ……森が──消し飛んでやがんじゃねぇか」
先ほどまであった木々が全て消し飛び……ナツたちがいたその森は、ものの数秒で更地へと変わり果てていたのだった。
「ウ…ウソやろ……何の冗談や…コレ……」
「何て破壊力なの!!?」
「いや…もはやそんな表現ですら生温いぞ…この圧倒的な力は……!!」
「吼えただけで…こんな……」
「何なのよコレ…何なのよコイツ……」
「これが…ドラゴンの力……!!!」
そのあまりの光景に、はやて…レビィ…リインフォース…スバル…カナ…ユーノが声を震わせながらそう言葉を口にする。中には腰を抜かし…震える者もその場にはいた。
「船まで急げェ!!!!!」
「走れ!!! みんなで帰るんだ!!!
ギルダーツとエルザがそう叫ぶと同時に……全員一斉に逃げる為にその場から走り出した。
だがアクノロギアは……そんな彼らにも容赦なく襲い掛かる。
「「うあああああ!!!」」
「フリード!! ビックスロー!!」
「止まるなフェイト!!! オレたちなら大丈夫だ!!! 気にせず走れ!!!」
「う…うん!!!」
大口を開けてフリードとビックスローに襲い掛かるアクノロギアを見て、思わず立ち止まってしまうフェイトだが…その攻撃を回避していたフリードに叱咤され、彼らと共に再び走り出す。
「ウェンディ!!! エリオ!!! アンタたち竜と話せるんじゃなかった!? 何とかならないの!!?」
シャルルのそんな問い掛けに対し、ウェンディとエリオは叫ぶように答える。
「私たちが話せるんじゃないよ!! 竜はみんな高い知性を持ってる!!」
「だからあの竜にだって、僕たちの言葉は通じるハズなんだ!!!」
◇◆◇◆◇◆◇
「それでも……アクノロギアは決して言葉は使いません」
「それは人間を虫ケラとしか思ってないからだよ」
グリモアの戦艦の甲板の上で、天狼島へと視線を向けながらそう呟くゼレフとユーリ。
「害虫に話しかける者などいない。それと同じ」
「そして害虫相手に本気を出す者もいません」
「この世界には絶対的に抗えないものがある。人類はこれよりそれを知るのだ」
「また……長い旅が始まりますね、ゼレフ」
「ああ。この時代は終わる」
そう言うとゼレフとユーリは……悲しげな表情で離れ行く天狼島を見据える。
「さよなら──ナツ」
「さよならです──ランスターの少女」
◇◆◇◆◇◆◇
「ぐあぁぁあああ!!! だっ…がっ…ふが!!!」
アクノロギアの一撃によって起きた風圧によって吹き飛ばされ、何度も地面に体をぶつけながら転がるナツ。
「お前……!!!」
そして起き上がったナツの目の前には……彼らを守るようにアクノロギアの前に立つマカロフの姿がった。
「じっちゃん!!!」
「マスター!!! 何を…!?」
「船まで走れ」
動揺するナツとティアナにそう言い放つと……マカロフは巨人化し、1人でアクノロギアの進撃を受け止めたのであった。
だがその威力は凄まじく…さらに先の戦いでのダメージがまだ残っている為、マカロフは口から血反吐を吐いた。
「何やってんだよじーちゃん!!!」
「ムチャよ!!! 敵うハズがないわ!!!」
「マスター!!! やめてェ!!!!」
「走れ」
ヴィータ、シャマル、はやてがそう叫ぶが……マカロフは強く掴んだアクノロギアの体を放さなかった。
「かくなる上はオレたちも!!!」
「
「マスター1人で戦わせたりしない!!!」
「当たって砕けてやるわーーー!!!!」
そう言って雷神衆の4人を筆頭に、マカロフに続いてアクノロギアと戦う意思を見せるメンバーたち。そんなメンバーたちに向かって、マカロフが吼える。
「最後くらいマスターの言う事が聞けんのかぁ!!!! クソガキが!!!!!」
その叫びを聞いたメンバーたちは一斉に言葉を失った。マカロフの言った「最後」という言葉の意味……それが何を示しているのかわかってしまったのだから。
「オレは
「走るぞ、ナツ!!!」
それでも戦う意思を見せようとしたナツの首根っこをラクサスが掴み、そのまま走り出した。
「ラクサス!!!! お前……」
そんなラクサスに怒鳴ろうとしたナツであったが……ラクサスの目から零れた僅かな雫を見て、言葉を失った。
「マスター…どうかご無事で!!」
「……行くぞみんな…マスターの想いを無駄にするな」
エルザとクロノがそう言うと同時に、メンバーたちは涙を流しながらマカロフに背を向け……走り出したのであった。
「(それでよい……いずれわかる時が来る。
涙など虚空。人が死ぬから悲しいのか? 悲しみが人を殺すのか。
答えは各々の胸の奥に。
誇り高きクソガキどもよ──生きよ!!!! 未来へ!!!!)」
そんなメンバーたちを見送ったマカロフは、アクノロギアを抑えている腕にさらに力を込める。
「何の目的か知らんがなァ…これ以上先には進ませんぞォ!!!! この後ろにはワシのガキどもがいるんじゃああ!!!!」
「グルルル……ガァァッ!!!!」
「ぶはっ!!」
だがアクノロギアが雄叫びを上げた瞬間、マカロフは凄まじい力で押し返されてグラリと体制を崩し……そのまま力強く地面に押し倒されたのだった。
「がっ!! うあああああああっ!!!!」
そしてアクノロギアの片腕が倒れたマカロフの胸に重く圧し掛かり、マカロフの体からバキバキと耳障りな音が鳴り…断末魔のような叫びが響き渡る。
しかしそんなマカロフの顔には──晴れやかな笑みが浮かんでいた。
「(初めて親らしい事が……できたわい。もう思い残す事はない!!!!)」
そしてマカロフは己の生涯に満足し……これから訪れるであろう死を受け入れようとしていた。
だがその時……倒れたマカロフの目の前を、1人の少年が駆け抜けた。
「!!?」
その少年はアクノロギアの攻撃をかわし…その体へとしがみ付き、そのままよじ登った。
「じっちゃんを返せ……」
そしてその少年……ナツはアクノロギアに向かってそう言い放ったのであった。
「ナツ……」
巨人化を解いたマカロフは戻ってきたナツを見て愕然とする。
しかし……戻ってきたのはナツだけではない。
「かかれーーーっ!!!!」
「「「オオオオオオオオオッ!!!!」」」
エルザの号令と共に……逃げたハズのメンバー全員が一斉にアクノロギアへと攻撃を仕掛けたのであった。
「き…貴様ら……」
その光景に愕然としているマカロフに……同じく戻ってきたラクサスが声をかける。
「オレは反対したんだぜ。けど……老いぼれを残して逃げられるような奴等かよ、あんたのギルドは」
「……バカタレが……」
そんな
「ウオオオオオオオオオッ!!!!」
その瞬間…ラクサスはその身に雷を纏いながらメンバーたちに呼びかける。
「テメェらぁ!!! ありったけの力を…これ以上はねえって奴をぶっ放せ!!!! オレの電撃と合わせて、アイツにお見舞いしてやれェ!!!!
「「「「ラクサス!!!」」」」
「あいつ……」
「へっ」
「ふふっ」
「ギヒッ」
「簡単に言うてくれるやん!!!」
「だが…悪くない!!!!」
「いいぜっ!!! やってやんよォ!!!!」
ラクサスの言葉に雷神衆は彼の名を叫び…ティアナとグレイとなのはとガジルは笑みを浮かべ…はやてとシグナムとヴィータは笑みを浮かべて応えたのであった。
「ラクサス?」
「おいナツゥ!!!! うまく避けろよォ!!!!」
「えっ!? ちょっ…ちょっと待って!!!!」
「ラクサス!!! 今だ!!!」
「うおおおい!!!」
未だにアクノロギアの体にしがみ付いているナツの抗議の言葉も無視して……ラクサスはアクノロギア目掛けて攻撃を放つ。
「レイジングボルト!!!!」
そしてそんなラクサスに続いて、遠距離攻撃が放てるメンバーたちは一斉に攻撃を放った。
「天輪・
「ファントム・ブレイザー!!!!」
「スーパーフリーズアロー!!!!」
「エクセリオンバスター!!!!」
「
「リボルバーシュート!!!!」
「究極召喚!!! 白天王!!!!」
「
「フレネンスヒューガ!!!!」
「サジタリウス!!! 射って!!!!」
「アレスターチェーン!!!!」
「イビルエクスプロージョン!!!!」
「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!!!!」
「天地轟鳴!!! ヴォルテール!!!!」
「久しぶりの雷神衆そろい踏み!!!!」
「バリオンフォーメーション!!!!」
「妖精機銃レブラホーン!!!!」
「トライデントスマッシャー!!!!」
「フレースヴェルグ!!!!」
「ナイトメア!!!!」
「シュツルムファルケン!!!!」
「コメットフリーゲン!!!!」
彼らが渾身の魔力で放った攻撃は空中で混ざり合い……強大な魔力の塊となって、アクノロギアを飲み込んだのであった。因みにナツは着弾する寸前にハッピーが救出した。
その様子を……離れた場所で静かに佇んでいる1人の少女が眺めていた。そして少女はまるで祈るように目を閉じて両手を組んでいたが……彼らがそれに気づく事はなかった。
「グオォォォオオオ!!!!」
「バケモノめ……オレたちのありったけを受けてまだ笑ってやがる!!!」
メンバーたちが放った全力の攻撃……それを受けてもなお、アクノロギアにまだ余裕があった。しかし
「最後はお前らで決めろォ!!!! 行けぇナツゥ!!!!!」
ラクサスがそう叫んだ瞬間、ナツ…ガジル…ウェンディ…エリオ……4人の
そして……
「火竜の…」
「鉄竜の…」
「天竜の…」
「雷竜の…」
「「「「咆哮!!!!!!」」」」
火・鉄・天・雷の…4人の竜を滅する力を持った
そしてその4つのブレスはアクノロギアに向かいながら交じり合って1つとなり……凄まじい爆発と轟音と共に直撃し……そのまま海の中へと落ちていったのだった。
「……やったか?」
「違うっ!!!」
エルザの呟きに対し否定の言葉を叫んだのは、ギルダーツであった。
「奴はオレと戦った時の力を出してねえ……遊んでやがる」
「なっ…!?」
ギルダーツのその言葉に全員が驚愕した瞬間……海の中からアクノロギアが飛び出し、そのまま空高く上昇する。しかもあれだけの攻撃を喰らったにも関わらず、その姿はまったくの無傷であった。
「飛んだ!!!」
「帰ってくれるのかなぁ」
「だと…いいのですけどね」
「油断しちゃダメよ」
ハッピーたちエクシード4人はそう言いながら、空高く飛び上がっていくアクノロギアを見据える。
そしてアクノロギアは空中で停滞すると……コォォォオオオっと大きく息を吸い込み、肺を膨らませる動作を見せる。
「
「島ごと消すつもりじゃないでしょうね!!!」
「ウソやろ…」
「そんな…」
ガジルとカナの叫びを聞いて、青ざめるはやてとスバル。
「防御魔法を使える者は全力展開!!!!」
「はい!!!!」
「術式を書く時間はない!!!」
「文字の魔法には、他にも防御魔法がたくさんあるよ!!」
「いや、それでも間に合わん!! 防御魔法ならばオレに任せろ!!!!」
「さすが盾の守護獣だぜ!!!」
「みんな……ザフィーラたちに魔力を集めて!!!」
「手をつなごう!!」
全員分の魔力を結集させて防御魔法を展開する為に……メンバーたちは手をつなぎ始める。
「オレたちはこんな所で終わらねえ!!!!」
「あんなドラゴンなんかに私たちは負けない!!!!」
「うん!!! 絶対諦めない!!!!」
「誰も欠ける事無く、全員で生き残るの!!!!」
「みんなの力を一つにするんだ!!!! ギルドの絆を見せてやろーじゃねーか!!!!」
ナツ…ティアナ…ルーシィ…なのは…グレイがそれぞれそう叫びながら…1人、また1人としっかりと手をつないでいく。
そして一度は死を覚悟したマカロフも……涙を浮かべながらラクサスの手をしっかりと握る。
「みんなで帰ろう…」
──
そしてついに……アクノロギアによるブレスが放たれた。
そのブレスは天狼島の全てをいとも容易く覆い尽くし……そして……全てを飲み込んだのであった。
ブレスが消え…そこにあったのは海の真ん中にぽっかりと空いた巨大なクレーター……しかしそのクレーターもすぐに広大な海に飲み込まれてしまう。
跡には何も残らなかった……まるで最初から存在しなかったかのように……何もかもが消え去ってしまった。
X784年 12月16日
天狼島──アクノロギアにより消滅。
アクノロギアは再び姿を消した。
その後半年に渡り近海の調査を行ったが──生存者は確認できず。
そして──7年の月日が流れたのであった。
つづく