つまりアレです…コスプレ大会です。
感想お待ちしております。
「私はエルフマンという漢を少々見くびっていたようだな。その打たれ強さと強靭な精神力は我がギルド1かもしれん。エルフマンの掴み取った勝利は必ず私たちが次に繋ごう」
「エルザにそこまで認めてもらえるなんてね」
「それだけの事をしたって事だ」
「今回はエルフマンの大手柄ね」
「ナイスファイトでしたよ!! エルフマンさん!!!」
「イヤ……マジで震えたぞ!! エルフマン!!!!」
「よせよ……死者を惜しむようなセリフならべんのは。痛て……」
「まあ、昔から頑丈なだけが取り柄みたいなものだからね」
「なんか淋しい取り柄だな」
「オメーも似たようなモンだろ!!!」
リサーナの看病を受けながらナツにそう怒鳴るエルフマン。
「でも、本当に凄かったですよ」
「情けねえが、オレがこのザマだ。後は任せたぞ、ウェンディ」
「私とエルフマンさんの分までがんばってね!!!」
「はいっ!!!!」
もうすっかり回復したウェンディはリザーブ枠を使って妖精Aチームに復帰し、負傷したエルフマンと人数の関係で出られなくなったキャロの想いを受け継いで、力強く返事を返した。
「さ…次の試合がもう始まってる。さっさと行きな。敵の視察も勝利への鍵だよ」
「ばっちゃん、気をつけてな」
ポーリュシカの言葉に頷きながらも、先ほどの誘拐騒ぎの事もある為、ナツは彼女にそう忠告しながらメンバーたちと共に医務室を退室していった。
「安心しな、ここはオレたち雷神衆が守る」
「もう絶対に誘拐騒ぎなんて起こさせない」
「術式にて、部外者の出入りを禁じよう」
「もう二度とここは襲わせないわ」
医務室に残ったのは、エルフマンとポーリュシカに加えて…医務室の警護役を買って出た雷神衆の4人であった。
「す…すまねえ」
「ふん、もっとマシな戦法なかったの?」
「いいからケガ人は寝ていろ」
「キズを早く治すには、安静にするのが1番だよ」
「なんならエバを添い寝させようか?」
「「ふざけんなっ!!!!」」
第179話
『ミラジェーンvsジェニー』
「それにしても
「1人1人戦力を潰していくつもりか」
「その件なんだけど、ちょっと疑問が残るわね」
「どうしたのシャルル?」
「疑問って何が?」
闘技場へと向かう通路を歩きながらそんな会話をしていると、シャルルがある疑問を口にし、ウェンディとヴィヴィオが問い掛けた。
「
「筋は通ってるんじゃない?」
「捕まってたら何をされてたかわからんがな」
「やめてよ~」
「縁起でもない事言わないでくださいよ」
「問題はその捕獲方法よ」
リサーナとエルザ、ルーシィとティアナがそう反応するが特に気にせず、静かに説明を続けるシャルル。
「
「確かにな……マスターの推測では、1日目ルーシィの魔法がかき消されたのもそいつの仕業と見ている」
「確か名前は……オーブラとか言ってたわね」
「そんなに捕獲に適している魔導士がいながら、なぜそいつが実行犯に加わらなかったのかしら」
「それはバトルパートのルール上、参加者は闘技場の近くにいる必要があるからだろ」
「誰がバトルパートに出場するのか、その時になってみないとわからないルールだからね」
シャルルの疑問に対し、グレイとヴィヴィオがそう答える。
「考えすぎだよシャルル」
「みんな無事だったんだからよかったんだよ」
「うん……あいつらにとって〝方法〟より結果の方が大事ってよくわかったもん」
「まあ……いずれにせよ私たちを場外でも狙うつもりなら、警戒を怠る事無く、なるべく1人にならないように心がけよう」
「……………」
エルザの結論に何やら納得のいかなそうな表情をしているシャルル。だがそんな彼女の懸念は、別のところにあった。
「(私が本当に気になっているのは──ルーシィとティアナが狙われたという事実)」
先日シャルルが予知夢で視た……崩壊する城の中で何かを歌うルーシィと、必死に何かを叫んでいるティアナの姿……その予知が、ずっと彼女の頭で引っかかっていたのであった。
◇◆◇◆◇◆◇
大魔闘演武2日目・第4試合。
闘技場ではすでに
「うえーーエルフ兄ちゃんの次はミラ姉!?」
「おかえりリサーナ。エルフマンの様子どうだった?」
「ボロボロだけど心配ないよ」
「キャロ姉ももう大丈夫なのか?」
「うんっ、もう平気だよ」
途中でナツたちと別れてギルドの応援席へとやって来たリサーナとキャロは、カナとロメオに対しそう答える。
「あら、シャルルも戻ってきたんですね」
「おお! お前回復したのか?」
「ウェンディももう大丈夫よ。なんか出場者以外はこっちの席にいなきゃいけないんだって」
「うわーん! オイラ心配したよぉ~!」
「いいから。試合始まってるんでしょ?」
シャルルはハッピーを軽くスルーすると、闘技場の方へと視線を向ける。
「(〝夢〟なんかに引っかかっていても仕方ない。今は私たちのギルドを応援するのよ)」
そう心を切り替えたシャルルは、さっそく闘技場に立つミラジェーンへと声援を送る。
「ミラジェーン!! がんばりなさいよっ!!!……って──何……? コレ……」
「それが…」
「えっと…」
「ウム……」
「おぽぽぽぽ!! おぽっおぽっおぽーーっ!!!」
「マスター落ち着けよ」
だがその直後……何故かシャルルは目を丸くし、ハッピーとリリーとリニスも言いよどみ、目をハートにして興奮気味のマカロフをロメオが抑える。
そしてそんな彼らの目の前の闘技場では……
「こんな感じ?」
「こう?」
バトルではなく、何故か水着姿で魅惑的なポーズを決めているミラジェーンとジェニーの姿があった。
「「どうなってんだコリャー!!?」」
「む」
「何コレ?」
「ミラさん」
「……と週ソラの彼女にした魔導士1位のジェニー(7年前)」
「何で少し目を放した間にこんな事になってる訳?」
そんなバトルとはかけ離れた光景に、戻ってきた妖精Aチームの面々も驚愕する。
「なんか…元グラビアモデル同士って事で」
「変則ルールで〝グラビア対決〟というものをする事になったのだ」
「最低ね」
「同感です」
どうやらこれも、一応バトルパートによる対決のようである。
「こっち?」
「はぁい♡」
『『『オオオオオオオオッ!!!!』』』
2人の元グラビアモデルのセクシーかつ魅力的なポーズに、男性の観客たちは大喜びである。
「バトルパートってこんな事するんですかぁ」
「これは特別ルールじゃないかな……というかそうあってほしい」
「そうじゃなかったら普通に棄権するわよ、私なら」
恥ずかしそうに問い掛けるウェンディに、苦笑しながら答えるルーシィとティアナ。
「さすがにやるわね、ミラ」
「ジェニーこそ。なんか久しぶりよ、こういうの」
「まさかグラビア対決なんて乗ってくれるとは思わなかったわ」
「うん…だって殴り合うのとかあんまり好きじゃないないし、こんな平和的に決着がつくならその方がいいじゃない」
ミラジェーンはそう言いながら、ニッコリと優しい笑顔を浮かべる。
『元グラビアモデル同士!! そして共に変身系の魔法を使うからこそ実現した夢のバトル!!! ジャッジは我々、実況席の3人が行います』
『責任重大だねぇ』
『どっちもCOOL&ビューティ!!!』
『さあ、次のお題は──』
「お待ちっ!!!!」
『『『!!?』』』
チャパティの口から次のお題が発表されようとしたその時、突然待ったが掛けられ……そして闘技場に5人の乱入者が現れた。
「小娘ばかりに目立たせておく訳にはいかないからねえ!!」
「強さだけでなく美しさでも……」
「私たち
「最強なのですっ!!!!」
「なんでアチキまで…」
その乱入者とは……
彼女たちの登場により、観客席(主に男性陣)から歓声が上がる。
『これは大変な事になりましたー!!!
「お待ちなさいっ!!!」
『『『!?』』』
そこへまた、新たな乱入者が現れた。
「あなたたちには〝愛〟が足りませんわ!! 水着でポーズをとれば殿方が喜ぶと思ったら大間違い!!! やはり愛…愛がなければっ!!!」
「私も負けてられないもんね!!」
「おいギンガ…なぜ私たちがこんな事を……!!?」
「仕方ないじゃない……シェリーが無理矢理……」
次に現れた乱入者は
『今度は
彼女たちの登場により、会場のボルテージがさらに上昇した。
そんな光景を見ていた
「うわ~みんな凄いなぁ」
「感心している場合ではありませんよ!!」
レビィが感嘆の声を上げると、そこへ何やらノリノリのメイビスが現れた。
「はっ!? おいまさかっ!!?」
「私たちにも出ろって!!?」
「む…無理です!!! 恥ずかしいです!!!」
「それに、水着とか持ってきてないし」
「大丈夫!! こんな事もあろうかと、全員分の水着を用意してきちゃいましたーー!!!」
メイビスがそう言うと、どこからか女物の水着が降ってきたのであった。
「さすが初代マスター!!! 読みの深さが我々の想像を超えとる!!!!」
「単に遊ぶ気満々だっただけなんじゃ……」
そんなメイビスの魔の手は……出場チームにも及んでいた。
「あなたたちも見てるだけじゃダメですよ!! みんなで参加しましょーー!!!」
「ふえっ!!?」
「「なんで!!?」」
「応援席の者が出るというのに、我々が何もしない訳にもいくまい」
「「「ええっ!!?」」」
そんなこんなで、ティアナ・ルーシィ・ヴィヴィオ・ウェンディ・エルザの5人も乱入する事となってしまった。
もちろん妖精Bチームでも……
「水着が1番似合うのは、水を操る魔導士であるこのジュビア」
「なんだ、お前も行くのか?」
「恋する女は、こういう時に戦わなきゃ!!!」
「ハァ…うるせえ奴だな。っで…なのはも行くのか?」
「うん。面白そうだしね♪ ノーヴェは…」
「行かねえっ!!! ぜってぇ行かねえっ!!!!」
そう言って強く拒否するノーヴェを置いて……すでに水着に着替えたジュビアとなのはも、ノリノリで闘技場に乱入していったのであった。
さらに妖精Cチームでは……
「キタキタキタキターーーッ!!! 私はこういう展開を待っとったんや!!! リインフォース!! シグナム!! ヴィータ!! 私らも行くで──ってアレ? あの3人は?」
興奮気味に自分たちも乱入しようとしたはやてであったが、気がつくとエリオとクロノとザフィーラの男性陣以外の3人がいつの間にか消えていた。そしてキョトンとするはやての疑問に、クロノが答える。
「みんな君の悪ノリに付き合わされるのを危惧して、乱入が始まったあたりから姿を消したぞ」
「何やとォ!!!? それでも私の守護騎士かァーーー!!!!」
「状況を見極め、戦略的に撤退するのもまた…騎士の務めです、主」
「あははは……」
1人絶叫するはやてに対して冷静にそう呟くザフィーラと、ただただ苦笑をしかできないエリオ。
結局…妖精Cからは、はやてだけが乱入する事となった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「なんだかおかしな事になっちゃったわね~」
「ま…お遊びとしては悪くないんじゃないかしら?」
とまぁそんなこんなで……現在闘技場はミラジェーンとジェニー以外にも、各ギルド(一部除く)から乱入したメンバーたちで埋め尽くされていた。
『大変な事態になってしまいました!!! しかしみんな大喜びなので、このまま試合を続行します!!!!』
『こんなに盛り上がっとるのに、止めたら暴動が起きるだろうからねぇ』
『グゥレイトCOOOL!!!!』
『しかし試合はあくまでもミラジェーン選手、ジェニー選手の間で行われるものとします』
「だったら私たちが出る意味ないでしょーが!!!!」
「お…落ち着いてティア!!!」
今にも実況席に噛み付きそうな水着姿のティアナを、同じく水着姿のスバルが宥める。
「まーまー楽しくやりましょ♪ 楽しくっ♪」
「つーか、アンタ幽霊なのに何でそんなにノリノリなのさ?」
「この人の性格が、うちのギルドの雰囲気に影響してるよね絶対」
「まぁ私らのギルドの初代マスターやからなぁ」
幽体なのにノリノリのメイビスに、カナとルーシィとはやては苦笑を浮かべるしかなかった。
「なんだ、お前も来たのか」
「アンタたちだけにいいカッコはさせられないからね。ついでにフェイトも引っ張って来たわ」
「はうぅ……!!!」
そこへ医務室の警護をしていたハズのエバーグリーンとフェイトも参加したのであった。
『次のお題はスク水!!!』
「何でいきなりマニアックな格好になるの?」
「ウェンディとキャロはあまり違和感ないね」
「「嬉しくないですっ!!!!」」
「チンクもよく似合ってるよ!!!」
「シェリア貴様!!! ケンカを売ってるのか!!?」
『次はビキニにニーソして!!』
「何か…水着だけより恥ずかしい気が……」
「わかってへんなぁルーシィちゃん!! その恥じらいがまたグッとくるんや!!!」
「はやてノリノリ過ぎっ!!!」
『続いてメガネっ娘!!』
「おおっ、何だか先生っぽい!!!」
「中身はバカだけどね」
「ティア酷い…」
『ネコ耳!!』
「私とリニスがしても意味なくない?」
「ですね」
『ボンデージ!!!!』
「これも1つの愛♡」
「ハマり過ぎよシェリー!!」
段々とマニアックになっていくお題に、会場のボルテージはますますヒートアップしていった。
※因みに彼女たちの衣装描写は作者の技量不足により、みなさんの妄s──もとい想像にお任せいたします。
『次のお題はウエディングドレス!!! パートナーも用意して、花嫁衣裳に着替えてください!!!』
「突然ごめんなさいね、マスター♪」
「これも…マスターとしての勤めじゃ」
花嫁姿のミラジェーンがパートナーに選んだのは、花婿衣装に着替えたマカロフであった。傍から見れば花婿というより父親だが……
「まあ、手頃な相手で」
「その方が意外とハマったりしてね」
対するジェニーがパートナーに選んだのはヒビキであり、まさに美男美女カップルであった。
そして乱入者組の面々も、それぞれパートナーを決めていた。
「レビィ」
「ルーテシア!! その衣装似合ってるね!!」
「レビィも似合ってる」
「ありがとう♪ ところでルーテシアはパートナー……」
「ん…」
「?」
花嫁衣裳に着替えたレビィはルーテシアが静かに指差した方向を追ってみると……
「おいガジル、お前は誰とも組まねぇのか?」
「やってらんねーよ。昼寝でもしてた方がまだマシだ」
花婿衣装に着替えたガジルは興味なさそうに床に寝そべっている姿があった。
「「……ハァ」」
そんなガジルの姿に、レビィとルーテシアは揃って溜息をついたのであった。
「シャルルの相手はやっぱりオイラだよね」
「まあ、エクシード同士って事でね」
「私とリリーは昔からの付き合いという事で」
「ウ…ウム……」
シャルルはハッピー…リニスはリリーと、それぞれ衣装に着替えてパートナーを組んでいた。
「ジュビア!! 君の相手はオレしか──ぐはっ!!」
「リオン君…? 他のギルドの人に迷惑かけちゃダメでしょ…?」
ジュビアをパートナーに選ぼうとしていたリオンはギンガによって沈められ、そのまま彼女に連れ去られていった。
「ねえねえグレイ、私とジュビアちゃんの花嫁姿はどう? 似合ってる?」
「あ…ああ……2人とも似合ってんじゃねーか?」
「じゃあ、私とジュビアちゃんだとどっちを花嫁にしたい?」
「んなモン答えられるかっ!!!!」
「グレイ様!!! ちゃんと答えてください!!!」
「逃がさないよ~♪」
「勘弁してくれーー!!!」
花婿衣装のグレイはなのはとジュビア…2人の花嫁によって絡まれていた。
するとなのはは、近くで誰ともパートナーを組まずに佇んでいる花嫁姿のヴィヴィオに気がついた。
「あれ? ヴィヴィオはパートナー決めないの?」
「えっ!? えっと…うん、私はいいかなーって」
なのはの問い掛けに対して、ヴィヴィオは歯切れが悪そうにそう答えながらも……その視線はとある方向を向いていたのであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「スティング君、ヴィヴィオさんがこっちを見てますけど…行ってあげなくていいんですか?」
「バッ…バババ…バカ言うなレクター!!! 何でオレがヴィヴィオんトコに行かなきゃならねーんだよ!!?」
「素直じゃないですねー」
「フローもそーもう」
◆◇◆◇◆◇◆◇
「エリオ君……この3ヶ月で本当に大きくなったよね……」
「うぅ……ズルイ…ズルイよエリオ君……」
「ウェンディ!? キャロ!? 何でそんな泣きそうな目で僕を見るの!!?」
エリオはエリオで2人の花嫁であるウェンディとキャロに何故か泣き付かれていたのだった。
「フ…フリード……ど…どうかな?」
「あ…ああ……キレイだぞ、フェイト」
「むぅ……じゃあちゃんとこっちを見てよ」
「そ…それは勘弁してくれ……直視すると、こっちが恥ずかしく……」
「あうぅ……」
フェイトとフリード(エバによってここへ連行された)は、お互いに顔を真っ赤にして俯いていたのであった。
「あたしは誰と……」
「ルーシィ」
「ユーノ!?」
「僕でよければ君のパートナーになってもいいかな?」
「も…もちろん!!!」
片手を差し出しながらそう申し出てきたユーノに対し、顔を真っ赤にしながらも了承したルーシィは彼の差し出した手にそっと手を置いたのであった。
「ルーシィ…」
「ユーノ…」
そのまま2人はお互いをジッと見詰め合ったまま2人だけの世界に突入したのであった。
「ナツーー!!」
「ん? おおっリサーナもティアも似合ってんじゃねーか」
「えっ? あ…そ、そう?」
「ナツもね」
「うおっ!? いつの間に!?」
ナツに花嫁衣裳を褒められて動揺するティアナと、リサーナに指摘されていつの間にか花婿衣装に着替えていた事に驚くナツ。
「そう言えば子供の頃、私とティアのどっちがナツのお嫁さんになるかって話したよね?」
「んなっ!?」
「お…覚えてないわよそんな昔の話!!!」
幼少の頃の話を持ち出され、思わず赤面するナツとティアナ。
「もう…2人とも相変わらずウブね♪」
「「ウブ言うなーーっ!!!」」
そんなナツとティアナをリサーナがからかっていると……対決終了を知らせるゴングが鳴った。
『ウエディング対決終了!!! 再び水着対決に戻ります!!!』
すると……
「そろそろアタシの出番のようだね!!!!」
『あ…あれは……!!!?』
そこへまたもや新たな乱入者が現れた。それは……
「
ラミアのギルドマスターであるオババであった。
「女の魅力って奴を教えてやるよーーー!!!!」
そう言ってオババは闘技場に降り立つと、羽織っていたマントを脱ぎ捨てて……
「うっふぅ~~~ん♡」
世にも恐ろしい水着姿でdshwhどcwcwdchwck:sjhjうぁんヵs──
◆◇◆◇◆◇◆◇
ただいま文字および作者の思考が乱れております。
少々お待ちください。
◆◇◆◇◆◇◆◇
『………ただいまの一撃で、会場のテンションは一気にただ下がりになってしまいました。乱入組も、一気に冷めて引き上げていきます』
世にも恐ろしいモノを見てしまった会場や乱入組は一気にシラけてしまい、闘技場には本来の対戦者であるミラジェーンとジェニーが残ったのであった。
「余興の時間は終わりのようね」
「ちょっぴり残念。楽しかったのに♪」
『予定を大幅にオーバーしたので、次を最後の1回とさせていただきます』
「(来た!)」
それを聞いた瞬間、ジェニーの目がキュピーンと光った。
「ミラ!! これが最後よ!!」
「うん!! 負けないわよ!!」
「今までの試合の流れにそって、私たちも賭けをしない?」
「いいわね、何を掛けるの?」
「負けた方は週刊ソーサラーで──ヌード掲載ってのはどうかしら?」
ジェニーが言い放ったその言葉で、盛り下がっていた会場のテンションが再び息を吹き返した。
「いいわよ♪」
「「「ええーーーーっ!!?」」」
『な…ななななんと!! とんでもない賭けが成立してしまったーーーっ!!!!』
特に迷いもなく笑顔で了承したミラジェーンに、会場全体が騒然とした。
「(かかったわね)」
だがそれを聞いたジェニーはニヤリと口角を吊り上げた。
「(この会場にいるファンの数、私とミラとでどっちが多いかわからないけど、ポイントはあの3人が審査員ってトコ。彼らの好み、昨日の食事会の時に偶然聞いちゃったのよね。どうやら若い娘がお好きなようで。ミラは7年間歳をとってない=若いのよ!!
そしてジェイソン、あんたなら雑誌を売る為にミラを選ぶ。7年ぶりにグラビア界に戻ってきた美人モデル(しかも歳をとってない)が衝撃ヌード!!! 考えるまでもないわ。ごめんねミラ。お題は何であれ私の勝ち──計画通りなの♡)」
そう……彼女はグラビア対決を提案した時から、自身の勝利の為に色々と企てていたのである。
『最後のお題は戦闘形態です!!』
そしてついに最後のお題が発表された。
「これが私の戦闘形態!!!!」
ジェニーは自身の魔法である
「じゃあ私も行くわね」
それに対してミラジェーンも、戦闘形態への変身を始める。
「今までの流れにそって賭けが成立したんだから、今までの流れにそって──最後は力のぶつかり合いって事でいいのかしら」
「──は?」
そんなミラジェーンの言葉に目を丸くするジェニー。
するとミラジェーンは……今まで見た事もない悪魔の姿へと変身した。
「なにあの姿!!」
「魔人……ミラジェーン・シュトリだ。私の知る限りでは、最強のサタンソウル」
そう説明しながら、エルザはどこか嬉しそうに口元に笑みを浮かべた。
「私は賭けを承諾した。今度はあなたが〝力〟を承諾してほしいかな」
「そんなーーー!!!!」
「ねえ」
そして次の瞬間……
「きゃああああああああ!!!」
ミラジェーンの容赦のない一撃がジェニーを襲い、一瞬で彼女を戦闘不能にしたのであった。
『グラビア勝負から一転……最後は力の勝負に!!!』
『まあ…これが本来のルールだスね』
『COOOLCOOOLCOOOL!!』
『勝者ミラジェーン!!!!
「ごめんね、生まれたままの姿のジェニー、楽しみにしてるわね」
「い~~~やぁ~~~!」
何はともあれ、第4試合はミラジェーンの勝利で幕を閉じたのであった。
「昔のミラみてーだ!! やっぱ強ェ!!!」
「グラビア勝負じゃなかったのかよ」
「グラビア勝負だっただろう。その上で「殴ってはいけない」なんてルールがあったとは思えんが」
「うわー…凄い暴論」
「めちゃくちゃな事言ってる気がします」
「事実めちゃくちゃなのよ」
「いつもの事じゃない」
改めてミラジェーンの強さを目の当たりにした妖精Aチームは、それぞれそんな反応を示していた。
「ありゃ凄えな」
「わかったか? あいつは怒らせちゃいけねえ奴なんだ」
「了解」
「肝に銘じておくぜ」
「やりましたね、これでジュビアたち12ポイントです」
「ミラちゃんお疲れさま~♪」
戦い終わって戻ってきたミラジェーンを、妖精Bチームの面々が迎える。
「何か、はしたない格好をいっぱいした気がする」
「1番エグかったのは最後だけどな」
「ああ…少し相手に同情しちまった」
「これで12P。ナツどものチームと並んだな」
「…………」
「どうしたのミストガン」
「いや……」
「無口なくらいで丁度いいんじゃなかったか?」
「そっか」
「…………」
チームの面々がそんな会話をしている間にミストガンこと…ジェラールは1人考え込む。
「(2日目が終わろうとしているのに……これはどういう事なんだ?)」
◆◇◆◇◆◇◆◇
その頃……ドムス・フラウの奥の間。
「アルカディオス大佐」
「これは国防大臣殿」
アルカディオスに話しかけるのはフィオーレ王国の国防大臣…ダートンである。
「あれは一体何のマネだね」
「……アレ……とは?」
「とぼけるな!! 何でこのようなタイミングで星霊魔導士を入手しようとする。時期尚早だとは思わんのか!!?」
「一刻も早く試運転がしたくてですな」
「まだ早い!! あれはまだ完成しておらん!!!」
「国防大臣殿、お声の方が少しばかり大きいかと。それに…あれはすでに完成しております」
「な…なんだと?」
「予算工面の為の便宜ですよ、未完だというのは。あとは星霊魔導士がいれば〝エクリプス〟は実用段階まできているのです」
「そんなバカな…あれほどのものをたった7年で完成させたというのか」
「これより計画はフェイズ4、プランBに移行いたします。より確実に星霊魔導士を入手いたします」
アルカディオスの言葉に、僅かに身を震わせるダートン。
「あなたがエクリプス計画反対派だという事はすでに周知の事実。しかしここまで来たら止まれません」
「貴様は悪魔か」
「王の為なら、国の為なら、人は悪魔にも神にもなれるのです」
そう言うとアルカディオスは……不気味に口角を吊り上げて笑ったのであった。
「世界を変える扉、エクリプスの前では──1人の少女の命など実に安い」
つづく
今回…一部で文字の乱れがあった事を深くお詫び申し上げます。