あまり好きな話ではないので短めに終わらせました。
感想お待ちしております!!
大魔闘演武6日目。
競技パート〝
ルールは各チームから1名ずつ選出し、球場の水中闘技場で戦い、水中の外に出てしまったら負け。最後まで残っていたものが勝者である。
ただし最後に2人だけ残った時に特殊ルールが追加される。
それが〝5分間ルール〟
最後の2人になってから5分の間に場外に出てしまった方は最下位となるのである。
第195話
『
『さあ始まりました。四日目競技パート』
『水中相撲っていったトコかね』
『楽しみですね。ありがとうございます』
実況席に座るチャパティとヤジマに加え、本日のゲストであるシェラザート劇団座長のラビアンがそうコメントする。
『さあ、次々と各チーム着水!!』
そしてチームから選ばれた選手達が次々と水に満たされた球体の中に入って行く。
「がんばるぞー」
「今度こそ負けないんだからっ!」
「人魚をなめちゃいけないよ」
「水中戦か……面白そうではあるな」
「水と言ったらジュビア!! これはジュビアの独壇場」
「ふふ。
「あたしも負けられない。1日目の失態を挽回しなきゃ」
『これはまた華やかな絵になった!!!! 各チーム女性陣が水着で登場ーーー!!!』
『ありがとうございます×10!!!』
「あの…オレもいるんスけど、ワイルドに」
ついでに
「何でお姫ちゃんは出なかったんだ?」
「水中じゃメイアの重火器は全部使いモンにならなくなるんスよ」
「不利」
因みにパピーの陣営ではバッカスとグランとメイアがそんな会話をしていた。
『ルールは簡単!!! 水中から出たら負け!!!
競技開始を告げる銅鑼がなり、最初にルーシィが仕掛ける。
「早速だけど…みんなゴメンね!!! 開け!!! 宝瓶宮の扉!!! アクエリアス!!!!」
「オォオオオオッ!!!! 水中は私の庭よォ!!!!」
黄道十二門の一つにして水中では最強の星霊であるアクエリアスを召喚するルーシィ。そしてアクエリアスは瓶を振るって激流を起こそうとするが……
「させない!!!
アクエリアスと互角の力を持つジュビアによって相殺された。
「ジュビア!!」
「ルーシィ!!」
「何だいコレは…!!?」
「チッ…これでは身動きがとれん」
「互角!!?」
「だったら今のうちに……まず1人!!!!」
「ワイルドォ!!!!」
ジュビアとアクエリアスの巻き起こす水流に何人かが巻き込まれている間に、ジェニーがロッカーに蹴りを叩き込んで闘技場から弾き出す。
『
「その間にアナタも!」
「ぽっちゃりなめちゃいけないよっ!!!」
パピーが脱落してすぐにリズリーへと攻撃を仕掛けるシェリアだが、重力操作によってスリムになったリズリーはそれを回避する。
「このままじゃラチがあかない!! 一旦戻るよ!!」
「え!? 何でよ!! 水中じゃ1番アンタが頼りになるんだから!!!」
「デートだ♡」
「ちょっとォ~~~っ!!!!」
ルーシィにとって今回の要となるアクエリアスがデートの為、星霊界に帰ってしまった。
「スキありっ!!!」
「ひっぇえぇっ!! バルゴ!!!! アリエス!!!!」
「セクシーガードです!!! 姫!!!」
「もこもこですみませ~ん」
「ふぁ~危なっ」
そのスキをつかれてジュビアに吹き飛ばされてしまうルーシィだが、すぐに代わりとなるバルゴとアリエスを呼び出して受け止めてもらった事により、ギリギリで脱落は免れた。
『水中の激戦が続いてます!!! がんばれっ!! シェリアたん!!!
「うるさい!!」
水中での激戦が続く中……現時点で有力候補であるジュビアが動き出す。
「全員まとめて倒します!!! 水中でジュビアに勝てる者などいない!!!
そう言って周囲の水を操り、自身の両手に集束させるジュビア。そして……
「届け!!!! 愛の翼!!!! グレイ様ラブ!!!!」
「やめろー!!!」
どうやっているのか大量の♡マークを伴った水流を巻き起こすジュビア。そして木霊するグレイの絶叫。
「きゃー!」
「くぅぅ!」
「あう!」
「ぐはっ!」
それでも新必殺技としての威力はかなりのモノで、それを喰らったジェニー、リズリー、シェリア、シグナムの順で場外へと弾き出されてしまった。
「フフ」
「姫!! しっかり!」
「もこもこガード全開です!!」
その水流の中で何かの魔法でガードしているミネルバと、バルゴとアリエスの助けによって何とか生き残ったルーシィ。
『なんと!!! ジュビアがまとめて三人も倒してしまったーーーっ!!!! 水中戦では無敵の強さだジュビアーーー!!!』
「(ジュビアを見て萌えてくれましたか、グレイ様は)」
そしてチラッと視線をグレイへと向けるジュビアだが……
「……………(引)」
「(引いてる!!!!)」
思いっきり引いた顔をしているグレイを見てショックを受けるジュビア。すると次の瞬間……
「え? きゃうん!!!」
「ジュビア!!」
気がつくと、ジュビアはすでに場外へと移動していた。
「ジュビアちゃん!!!」
「あのバカ!!」
「外に出ちゃった」
「何で?」
「今、何かされたのか?」
「………!?」
『大活躍でしたが残念!!! 場外!!! しかしそれでも3位!!!8Pです!!』
なぜいつの間にかジュビアが場外に飛ばされているのか疑問符を浮かべる妖精Bチームだが、場外は場外な為、ジュビアは3位止まりであった。
「お嬢も人が悪い」
「確かにね」
「お嬢の魔法なら、一瞬で場外にできたハズだ」
「これはもう勝ちましたね」
「フローもそーもう」
スティングとルーファスとオルガ、そしてレクターとフロッシュがそう口にする中……ローグとアインハルトとゼストだけが、一言も発さずに静かに闘技場を見据えていた。
『残るはミネルバとルーシィの2人のみ!! さあ…勝つのはどっちだ?
『何の為のルールかね?』
『最後まで緊張感を持って見る為ですよ。ありがとうございます!』
5分ルールのカンウントが始まると同時に、ミネルバが先に仕掛けてきた。
「妾の魔法なら一瞬で場外にする事もできるが、それでは興がそがれるというもの。耐えてみよ、
すると、ルーシィのすぐ横に気泡のようなモノが現れる。
「何これ…きゃあっ!!」
そしてその気泡は水中の中でボグンッと小さく爆発し、ルーシィにダメージを与えた。
「熱!!? 水の中で!?」
「うああっ!!!」
「ルーシィ!!!」
「何だアイツの魔法は!!」
続いて今度は重い一撃を秘めた気泡を喰らい、頭から血を流し始めるルーシィ。
「今度は重い……鉛のような……やられてばかりじゃいられない!」
ルーシィはすぐに星霊の鍵を取り出して反撃に出ようとするが、腰に身に着けていたハズの鍵のホルダーがない事に気がつく。
「あれ!? あたしの鍵が──いつの間に!!?」
ルーシィの鍵のホルダーは、いつの間にかミネルバの手の中にあった。
「きゃああああああ!!!」
『ルーシィ!!! このまま場外に出ると最下位だー!!!』
「んんんんっ!」
「ほう」
ミネルバの魔法による攻撃に喰らって大きく吹き飛ばされるルーシィだが、必死に手をバタつかせてブレーキをかけて何とか場内に留まった。
しかし鍵を取られて反撃すら出来なくなったルーシィは、ミネルバの猛攻をただ受ける事しか出来なかった。だがそれでもルーシィは必死に耐え続ける。
「あたしは…どんな攻撃も耐えてみせる!」
段々と時間が過ぎていき、1分を切ろうとしていた。ルーシィの体はミネルバの攻撃を耐え続けて、フラフラになっていた。
「そろそろ場外に出してやろうか」
「こんな所で負けたら…ここまで繋いでくれたみんなに合わせる顔がない……!!! あたしはみんなの気持ちを裏切れない。だから絶対あきらめないんだ」
フラフラでボロボロな体でもそう言い放つルーシィは目には強い意志が宿っていた。すると、突然ミネルバの手が止まる。
『ど…どうしたのでしょう? ミネルバの攻撃が止まった。そのまま時計は5分経過!!! 後は順位をつけるだけとなったー!!!』
「よしっ!!!!」
ミネルバの攻撃が止まった事によって、そのまま5分が経過して最下位になる事は免れた。
だが次の瞬間……再びミネルバの攻撃が始まった。
「あああああああ!!!」
「「ルーシィ!!!!」」
先ほどまでとは明らかに比べ物にならない威力の攻撃に、ルーシィの悲鳴が響き渡る。その光景に思わず声を上げて身を乗り出すナツとティアナ。
「頭が高いぞ…
「きゃあぁあああぁぁ!!!!」
『これはさすがに場外……消えた!!?』
ミネルバの攻撃によってルーシィの体が場外へと出される瞬間、ルーシィが消えていつの間にかミネルバの前へ移動していた。
『場外へふっとばされたルーシィ!!! なぜかミネルバの前に――――!!!!』
「いあぁぁぁぁあああ!!!!」
ミネルバはルーシィの左手首を掴んで腰へと蹴りを入れると、ルーシィの体からゴキィと鈍い音が鳴り響く。
「アイツ……ルーシィを痛めつける為にワザと……!!!!」
「やめろォォォォオオオ!!!!」
ユーノの言葉と共に、ナツの叫びが木霊する。
「「「セイバートゥースゥゥゥ!!!!!」」」
仲間が目の前で痛めつけられているの光景に、ナツたちは唇を噛み締めながら、怒りの篭った目を
「やめさせろォ!!!! 星霊魔導士が壊れるっ!!!! 競技を止めろォォ!!!!」
『こ…ここでレフリーストップ!!!!』
『競技終了!!!! 勝者ミネルバ!!!!
ついにレフリーストップがかかり、競技は終了した。しかしルーシィはミネルバに首を掴まれた状態で体を場外に出され、そのまま宙吊りにされてグッタリとしていた。
「「「ルーシィーーーッ!!!!」」」
「衛生兵を出せ!!! 至急だ!!!」
ナツたちはすぐさまルーシィのもとへと飛び出し、さらには大会始まって初の衛生兵まで出る事態となった。
するとミネルバはルーシィの首を掴んでいた手を放し、そのまま重力に従って落ちるルーシィの体をギリギリでナツとグレイが受け止めた。
「何て事するんだコノヤロウ!!」
「大丈夫か!? しっかりしろ!!」
「すぐにルーシィさんを医務室に連れていかないと!!」
「いいえ!! まずは私が応急処置をします!!」
「手伝うよ!」
「ルーシィ、しっかりして!!」
「シャマル!!! お前も来い!!! 急げっ!!!」
一気にその場が慌ただしくなる中……エルザは鋭い目つきでミネルバを睨みつけていた。
「その目は何か? 妾はルールにのっとり競技を行ったまでよ。むしろ感謝してほしいのもだ、2位にしてやったのだ。そんな使えぬクズの娘を」
その瞬間ナツ、グレイ、ティアナの体が反射的に動くが、エルザによって制させる。そしてミネルバの方にもスティング、ルーファス、オルガの3人がミネルバを守るように立っていた。
『おーっとこれは……両チーム一触即発かーーーっ!!!!』
今にも戦いが始まりそうな一触即発な雰囲気に、観客席はザワザワと色めきたつ。
「最強だかフィオーレ1だか知らんが、1つだけ言っておく──」
するとエルザが射殺すかのような瞳で
「──お前たちは1番怒らせてはいけないギルドを敵に回した」
強くそう言い放ったのであった。
つづく
―海戦結果―
剣咬の虎→10ポイント
妖精の尻尾A→9ポイント
妖精の尻尾B→8ポイント
妖精の尻尾C→6ポイント
蛇姫の鱗→5ポイント
人魚の鱗→3ポイント
青い天馬→2ポイント
四つ首の猟犬→1ポイント
―6日目途中経過―
剣咬の虎:72ポイント
蛇姫の鱗:63ポイント
妖精の尻尾B:66ポイント
妖精の尻尾A:63ポイント
妖精の尻尾C:60ポイント
人魚の踵:60ポイント
青い天馬:47ポイント
四つ首の猟犬:30ポイント