LYRICAL TAIL   作:ZEROⅡ

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それぞれの激闘

 

 

 

 

 

「だらぁあっ!!!!」

 

 

ルーシィ救出のために部屋に乗り込んできたナツは、炎を纏った拳でガジルを殴り飛ばした。

 

 

「うぎゃっ」

 

「ぐおっ」

 

 

それを喰らったガジルは後ろにいたファントム達を巻き込んで倒れる。

 

 

「大丈夫だった? ルーシィ」

 

 

「今拘束を外すから」

 

 

「ハッピー…ティアナ」

 

 

その間に、ハッピーとティアナがルーシィへと駆け寄り、彼女の拘束具を外し始めた。

 

 

「どけっ!」

 

 

殴り飛ばされたガジルは一緒に倒れた仲間を押し退けながら立ち上がる。

 

 

「!!!」

 

 

だがその瞬間、すぐ近くまで接近していたナツに顎を殴られ、今度は空中へ投げ出される。

 

 

「あんなナツ、見たことない……」

 

 

今のナツの表情を見て、ルーシィはそう呟く。

 

 

「オイラもだよ」

 

 

「でも今のナツは……相当強いわよ」

 

 

ルーシィの拘束具を外しながら、ハッピーとティアナはそう答えたのであった。

 

 

「調子に乗りやがって!!」

 

 

すると、空中に投げ出されたガジルは天井を蹴り、ナツに向かう。そして何と腕を鉄棒に変形させ、ナツに殴りかかった。

 

 

「鉄竜棍!!」

 

 

しかしそれはナツに当たる事はなかった。ガジルの攻撃を避けたナツはそのまま鉄棒に逆立ち状態で乗り……

 

 

「オラァ! 火竜の鉤爪!!!」

 

 

「ぐっ!」

 

 

逆に炎を纏った蹴りをガジルの顔面にヒットさせた。そのままナツは鉄棒を掴み、ガジルを投げ飛ばそうとする。だがその時、ガジルが邪悪な笑みを浮かべているのに気付いた。

 

 

「鉄竜剣!!!」

 

 

「うぎっ!!」

 

 

その瞬間、ガジルは腕の鉄棒を刺々しい剣へと変形させ、それを掴んでいたナツはダメージを受ける。

 

 

「な…何アレェ!!!」

 

 

「鉄の滅竜魔法!!!」

 

 

拘束から解放されたルーシィはガジルの魔法を見て驚愕する。

 

 

「痛…」

 

 

ナツは溜まらず剣を掴んでいた腕の力を緩め、放してしまう。しかし……

 

 

「がっ!!」

 

 

「ナツ!!!」

 

 

すぐさま今度は足を鉄棒に変えたガジルの蹴りがナツの頭部に直撃し、ティアナの声が響く。それを聞いてか、ナツは何とか踏み止まる。

 

 

「やっと決着をつけられるな…火竜(サラマンダー)

 

 

「燃えてきたぞ…鉄クズ野郎」

 

 

そう言って、互いに笑みを浮かべるナツとガジル。

 

 

「(お互いが自らの体を竜の体質へと変換させる滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)…竜迎撃用の魔法をもって人間同士が戦うっての? ちょっ…ちょっと……どうなっちゃうのよ……)」

 

 

想像の出来ない戦いを前にして、ルーシィは戦慄する。

 

 

すると、ガジルは手から肘まで鱗のような鉄を纏う。そして一直線にナツに向かい、その鱗を覆った拳を振るった。

 

 

「!!」

 

 

それを見たナツはギリギリ腕で防御するが……

 

 

 

ボキッ!

 

 

 

「ぐああああっ!!!!」

 

 

鈍い音と共に後ろに飛ばされてしまう。

 

 

「っ……今の音は…」

 

 

「折れ……」

 

 

「あの鱗は鋼鉄で出来てるんだ」

 

 

「ギヒッ」

 

 

ガジルは笑みを浮かべながら、今度は鱗を纏った足で蹴りを放つ。それをナツはしゃがんで何とか避ける。だがその瞬間、凄まじい風圧がティアナ達を襲った。

 

 

「「きゃあっ」」

 

「おぽっ」

 

「うぱっ」

 

 

風圧で捲れ上がった二人のスカートを見たファントムの男たちは目をハートにするが……

 

 

「見るな変態ども!!!!」

 

 

「ぎゃあああああっ!!!!」

 

 

その直後、ティアナのクロスミラージュが火を噴いたのだった。

 

 

「(嘘でしょ!? これが蹴りの風圧!?)」

 

 

「鋼鉄の鱗が攻撃力を倍加させているんだっ!!!」

 

 

「どらぁっ!!!!」

 

 

ガジルの蹴りを避けたナツは炎を纏った拳でガジルの顔面を殴るが……

 

 

「ギヒッ、鋼鉄の鱗は全ての攻撃を無力化する」

 

 

「うああああっ!!!」

 

 

ガジルの鋼鉄の鱗に防がれ、それどころか逆にナツがダメージを受けてしまった。

 

 

「そんな!!! 防御力も上がってるの!!?」

 

 

それを見たルーシィは驚愕する。

 

 

「があ!!!」

 

 

そのままガジルの頭突きを喰らい、ナツは床に倒れる。そこを狙ってガジルが鉄の爪を振り下ろすが、ナツはそれを間一髪で避ける。

 

 

「火竜の…」

 

 

「鉄竜の…」

 

 

すると二人は大きく息を吸い込み、頬を膨らます。それを見たティアナとハッピーは驚愕する。

 

 

「あいつも(ブレス)が使えるのか!!!」

 

 

「マズイ!! 伏せて!!!」

 

 

言うやいなや、ティアナはハッピーとルーシィを庇うように地面に伏せさせる。

 

 

 

「「咆哮!!!!」」

 

 

 

その瞬間、ナツの灼熱のブレスとガジルの鉄の破片を含んだブレスが激突し、辺りに信じられない程の衝撃が拡がる。当然、周りに居た者はその衝撃に耐え切れずに吹き飛ばされる。

 

 

「お互いの竜の性質の出ちまったなぁ、火竜(サラマンダー)

 

 

段々と煙が晴れてくると、そこには何と無傷のガジルが立っていた。

 

 

「たとえ炎が相手を焼き尽くす(ブレス)だとしても、鋼鉄には傷一つつけられん。逆に鉄の刃の(ブレス)は貴様の体を切り刻む」

 

 

「う…ぐ……」

 

 

対するナツは何とか立っているものの、体中には鉄の破片が突き刺さっていた。

 

 

「ナツ……!」

 

 

「あいつ…強い……」

 

 

そんなナツを見て、ティアナとハッピーがそう声を漏らす。

 

 

「あ?」

 

 

ナツがガジルを睨んだその時……

 

 

バキィ!

 

 

「う……」

 

 

なんと、突然ガジルの額が割れた。

 

 

「オレの炎もただの炎じゃねえぞ。火竜の炎は全てを破壊する。本気でこねえと砕け散るぞ、鉄竜(くろがね)のガジル。探り合いはもう十分だ」

 

 

体の至るところから炎を噴き出し、ガジルを睨みながらそう言うナツ。

 

 

「え?」

 

「探り合い…て…」

 

「お互い本気じゃなかったんかーーー!!!?」

 

「こいつらバケモンだーーー!!!」

 

 

ナツのその言葉を聞いて驚愕するルーシィとファントムたち。そう…先ほどまでの激戦は、二人にとってはまったく本気ではなかったのだ。

 

 

「この空に竜は二頭もいらねえ。堕としてやるよ……火竜(サラマンダー)のナツ」

 

 

対するガジルもナツを睨みつけながらそう言った。

 

 

「ナツ……頑張れ……」

 

 

そしてその戦いを…ティアナは拳を握り締めながら見守っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二十六話

『それぞれの激闘』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドの前では、ギルドメンバーたちとシェイドたちの激しい戦いが繰り広げられていた。

 

だが、ジョゼの魔力によって強化されたシェイドたちに、ギルドメンバーたちは手も足も出なかった。

 

 

 

ある集団を除いて……

 

 

 

「行くぞ! アイゼン!!!」

 

 

そう叫びながら、ヴィータは自身のハンマーであるグラーフアイゼンに魔力を流し込む。その瞬間、グラーフアイゼンはヴィータの数倍はあるであろう巨大なハンマーへと姿を変えた。

 

 

「アタシたちのギルドに……手ぇ出すんじゃねぇぇええ!!!」

 

 

そしてヴィータは巨大化したグラーフアイゼンを軽々と振りかぶる。

 

 

「轟天! 爆砕! ギガント…シュラァァアアク!!!!」

 

 

ドガァァァァァアアアン!!!

 

 

ヴィータが巨大アイゼンを横薙ぎに振るうと、目の前にいた数十体ものシェイドたちを吹き飛ばした。

 

 

「何体でもかかってきやがれ!! この〝紅の鉄騎〟…ヴィータが相手だ!!!」

 

 

ヴィータが威圧感を込めてシェイドたちにそう宣言すると、怖気づいたのか、シェイドたちはヴィータを避けて通り、ギルドに攻撃を加えようとしていた。

 

 

「チッ……行ったぞザフィーラ!!!」

 

 

ヴィータが舌打ちをしながらそう叫ぶと、ヴィータを避けて通ったシェイド達の前に、ザフィーラが立ち塞がる。

 

 

「〝盾の守護獣〟ザフィーラ!! ギルドには指一本触れさせん!!!」

 

 

そう言うと、ザフィーラは足元に魔法陣を展開する。

 

 

「縛れ! 鋼の軛!!」

 

 

その瞬間、地面から何本もの白銀の柱が出現し、シェイドたちを貫いていく。

 

 

「終わりだ!」

 

 

そこでさらにザフィーラが魔力を込めると、白銀の柱から強大な魔力が解き放たれ、シェイドたちを跡形もなく消し飛ばしたのだった。

 

 

「負傷した人はすぐにこちらへ集まってください!!」

 

 

そこから少し離れた場所では、シャマルが戦いで負傷したギルドメンバーを一ヵ所に集めていた。

 

 

「すまねえ…シャマル」

 

 

「大丈夫……すぐに治療を始めます!」

 

 

負傷したメンバーの一人であるマカオが申し訳無さそうに言うが、シャマルは微笑みながら答えた。

 

 

「お願い、クラールヴィント」

 

 

シャマルがそう呟くと、クラールヴィントが指輪型からペンデュラム(振り子)型へと形態を変え、そのまま負傷メンバーを包み込む。

 

 

「静かなる風よ…癒しの恵を運んで……」

 

 

すると、負傷メンバーの体を緑色の淡い光が包み込み、傷を治し始める。

 

 

「〝風の癒し手〟シャマルの名に懸けて……みなさんの傷を完璧に治して見せます!!!」

 

 

そして、もう一方の離れた場所では……

 

 

「〝祝福の風〟リィンフォース……その名に恥じぬため、このギルドに勝利と言う祝福を……」

 

 

そう呟くと、リィンフォースは手のひらに闇色の球体を出現させる。

 

 

()よ…夜の(とばり)……響けっ!! 夜天の(いかずち)!!!!」

 

 

その瞬間、球体から発せられた黒い雷が数十体ものシェイドたちを襲い、一網打尽にしていったのであった。

 

 

ヴォルケンリッターの面々がシェイドたちを倒していくのを見て、そのリーダーであるはやてはシュベルトクロイツを高々と掲げて叫んだ。

 

 

「もう一息や!! 今中でナツ君たちが必死に戦ってくれとる!! みんなの帰る場所を……私らの家を絶対に守るんやっ!!!」

 

 

『オォォォォォォオオオ!!!!』

 

 

はやての鼓舞を聞いたギルドメンバーたちは雄叫びを上げ、シェイドたちに向かっていったのであった。それを見たはやて自身も、戦いに参加しようとするが、ここで一つのことに気がついた。

 

 

「あれ?……ユーノ君はどこいったんや?」

 

 

そう…先ほどまではやての側に居たはずのユーノがその場から消えていたのだった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一方ファントムのギルド内の廊下では、二人の少女……ルーテシアとアギトが走っていた。

 

 

「間違いねえ! この魔力の感じ……旦那だ! 帰って来てたんだ!!」

 

 

「うん……ガジルの魔力も感じる」

 

 

この二人は先ほどまでギルドの一室でガジルとゼストの二人の帰還を待っていたのだが、その二人の魔力を感じ取って部屋から出て来たのである。

 

 

「よしっ! じゃあアタシは旦那のところ、ルールーはガジルのところへ行ってくれ!!」

 

 

「わかった……アギト…気をつけて」

 

 

「ルールーもな!!」

 

 

二人はそう言葉を交わし、それぞれ目的の人物が居るであろう別々の場所へと駆け出して行ったのであった。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

ガキィィィィイン!!!

 

 

 

一方……ファントムのギルド内の広場。そこでは激しい金属音が何度も響き渡っていた。その原因は……

 

 

「はぁぁぁぁあああ!!!」

 

 

「おぉぉぉぉおおお!!!」

 

 

黒羽の鎧を纏ったエルザの剣とゼストの槍がぶつかり合う音だった。斬っては防がれ、防げば斬る。そんな目にも止まらぬ攻防が数秒の間で何度も繰り返されている。

 

そして、一際大きな金属音が鳴ると、エルザとゼストは互いに距離を取る。

 

 

「……その傷でここまで動けるとは……もはや見事としか言えんな」

 

 

「ハァ…ハァ……貴様も…さすがは鬼神と呼ばれていた男だ……」

 

 

槍を構えながら賞賛の言葉を口にするゼストに対し、エルザはジュピターで受けたダメージのせいで既に息が上がっている。

 

 

「出来れば…お前とは万全の状態で戦いたかった」

 

 

「私もだ……だが…だからと言って、手を抜かれるのは心外だ」

 

 

エルザが言った言葉に、ゼストは僅かに眉を動かす。

 

 

「……気付いていたのか?」

 

 

「当たり前だ! 貴様はまだ魔法すら使っていない!! 手を抜いているのは明白だ!!」

 

 

そう。ゼストは先ほどからずっと手加減してエルザと戦っていたのだ。その事に対し、エルザは憤慨する。

 

 

「魔導士の戦いにおいて、敵に手を抜かれるなど屈辱以外の何者でもない!! 貴様も魔導士なら正々堂々、本気で戦え!! ゼスト・グランガイツ!!!」

 

 

エルザの言葉を聞いたゼストはしばらく目を伏せ、そしてゆっくりと口を開いた。

 

 

「……そうだな、すまなかった。どうやら長いこと戦線を離れていたせいで、相手との真剣勝負の仕方を忘れてしまっていたらしい……だが、お前の言葉で……ようやく思い出した」

 

 

そう言ってゼストはゆっくりと槍を構える。そして……

 

 

 

「伸びろ…伸槍(しんそう)

 

 

 

「っ!!?」

 

 

次の瞬間、長く伸びた槍がエルザの頬を掠めた。

 

 

「(速い……見えなかった……!!)」

 

 

その攻撃にまったく反応出来なかったエルザは頬から一筋の血を流しながら目を見開く。

 

 

「ここからは……オレも本気で戦おう」

 

 

元の長さに戻った槍を再び構えてゼストはそう呟く。

 

 

「打ち砕け…破槍(はそう)

 

 

「くっ!!」

 

 

そしてそのままゼストが槍を突き出すと、それに反応してエルザは剣でそれを防ぐ。しかし……

 

 

バキィィン!

 

 

「なにっ!!?」

 

 

攻撃を受け止めた剣はいとも簡単に砕け散ってしまった。それを見たエルザは驚愕し、ゼストから距離を取る。

 

 

「たった一撃で剣が砕けるとは……アレが槍の破壊力か……?」

 

 

無残に折れた剣を見てそう呟くエルザ。

 

 

「余所見しているヒマはないぞ?」

 

 

「っ!?」

 

 

その間にゼストは距離を詰め、今にもエルザに突きを繰り出そうとしていた。

 

 

「貫け…貫槍(かんそう)!!」

 

 

「くぅ……!!」

 

 

それをエルザはギリギリで避け、槍は後ろの壁に突き刺さった。

 

 

「ほう……よく避けたものだ」

 

 

そう言ってゼストは壁に刺さった槍を引き抜く。その壁には、刺さった穴以外はヒビ一つ入っていなかった。それを見てエルザはさらに驚く。

 

 

「何という貫通力だ……」

 

 

エルザはそう呟きながら自身の鎧を『天輪の鎧』へと換装させる。すると、無数の剣が彼女の周りに舞い始める。

 

 

循環の剣(サークルソード)!!!」

 

 

そしてゼストに向かって数十本の剣を放つ。

 

 

「………………」

 

 

それを見たゼストは無言で槍を構えると、槍が輝き始める。そして光が収まると、ゼストの槍はグニャリと鞭のようにしなり始めた。

 

 

「薙ぎ払え…軟槍(なんそう)……ハァァァァア!!!」

 

 

そしてそのまま軟らかくなった槍を鞭のように振るい、向かってくる剣を全て叩き落した。それを確認すると、ゼストは槍を元の形に戻した。

 

 

「……なるほど…それが貴様の魔法か」

 

 

それを見たエルザがゼストにそう問い掛けると、ゼストは頷きながら答えた。

 

 

「そうだ。己の槍の伸縮・形状・破壊力・貫通力を自在に変化させる。それが我が魔法……〝槍騎士(ランサー)〟だ」

 

 

ゼストはそう説明すると、再び槍を構えなおす。すると……

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ……!!

 

 

 

「「っ!!?」」

 

 

突然ギルド全体が大きく揺れた。

 

 

「この感じは……ガジルか」

 

 

「……どうやら、ナツとガジルが戦っているようだな」

 

 

二人は先ほどの揺れと同時に感じた魔力でナツとガジルの二人だと断定した。

 

 

「ナツとは…そちらのギルドの滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)か?」

 

 

「そうだ」

 

 

「……言っておくが、ガジルは強いぞ」

 

 

「心配いらん。ナツは……この私を超えていく男だからなっ!!」

 

 

そう断言すると同時に、エルザは剣を構え直す。

 

 

「だから……私もこんな所で負けるわけにはいかんのだ!!!」

 

 

「……いいだろう。では改めて……」

 

 

「「勝負だっ!!!」」

 

 

そう言うと同時に、再び広場に激しい金属音が響き渡ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

つづく

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