胡蝶のような儚さ…。
後にクロの性格に現れようとは誰も知る由もなかった・・・。
※うそです。あとこの物語にはほぼ関係ありません。

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1000文字の短編小説、始まり始まる。


独りのセカイ

あなたはこの世界に一人です。

警察もいない、法律もない、大統領や天皇もいない―――。

まさにそこは自由の『セカイ』です。

もしそこにいたら、あなたはどうしますか…?

 

*

 

いつも見てた夢から目が覚めた。

「あー八時半か…おい、飯作って。」

俺の嫁は正直飯(●)使いになっている。

時々マズくはなるけれど、成功した時の味は頬がとろけそうだ…。

で、その嫁が出てこない。

「あり?ねぇ、そういうのやめてくんない?」

何回呼びかけても出てこない。

家中探し回ったがどこにもいない。

外に出ても誰もいない。

いつも家にいるはずのクロが居ないはずがない。

それどころか、誰かの気配すら感じ取れない。

テレビつけてもずっと砂嵐。

電話で親に電話しようとしても出てこない。

これは、もしや…。

 

 

この世界で一人だけになったのでは…?

 

 

…どうしよう。

なぜか一人だけになった。俺が何をしたっていうんだ?

これは夢じゃないか?

頬をつねった。

ああ…普通に痛い。

だが目が覚めそうもない。

現実…?そんなわけ…ない。

昨日、俺の嫁が笑顔で…俺に飯を作ってくれた。俺のことを馬鹿にする女子高校生もいた。

…ん?あれ?みんなどこ?…はは。

女子高生どこー?どこにいんのーー?

 

…これ、現実なのかなぁ。

…どう考えても夢だよねぇ。

…よし、夢ならちょっと試しにいろいろしてみよう。

 

*

 

コンビニに行ってみる。無銭飲食。

…ポリッキーうめぇ。だけどこんなことしてる自分にドン引きした。やめておこう…。

 

アメリカに行ってみたいが人手が居ないので行くことができない。

日本だけで楽しもう。

 

工場からくすねたハンマーでいろいろ壊しストレス発散をする。

近所のムカつく人の住む家の壁、ドア、窓を壊す。

理由もなく道路のコンクリートを壊す。

そしてやってみたくて爆裂ハンマー投げをする。ハンマーは半径3メートルぐらい吹っ飛んで地面に叩きつけられて、周辺物を破壊し、吹き飛ばした。衝撃波って怖い。

 

はぁースッキリ…これもやっててドン引きするわぁ…。

やっぱやめておこう。

近所さん申し訳ない。夢だけど。

 

…こうなったら好きなだけ暴れまくってやる。

どうか現実でありませんように。

 

イヤッフーイ!裸踊り。

ヒャッホーイ!家に不法侵入して器物損害。

サイコォーッ!!高級レストランで高級料理をタダ食い。

…罪悪感がすごすぎる。

…厭きた。

 

*

 

ずっと永遠に元に戻ることはなかった。

こんな世界にいるなら、俺は死んだほうがマシだ。

俺は包丁を手に取った…。

 




これ何気にピッタリ千字で終わらせてます。
それだけ人がいない生活というものはネタが切れるものなんですね。
改めて実感しました。それでは、終わり終わる。

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