ハイスクールD×D 〜機械仕掛けの少女〜   作:礼楽

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なんと、UAが10000突破しました!
とっても嬉しいです!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
これからも精進していきますのでよろしくお願いします!

今回、少し自分なりに下級生書き方を変えてみました。

それではどうぞ!


これが私のスクールデイズ、あるいは事件です。(前編)

第12話

 

学校、それは学びの場。

学校、それは社会の縮図。

学校、それは新たな人達と出会い、友情を育んでいく場。

 

世間一般的には、学校はこのような認識のはずだ。

でも、私が通う学校にはこれらの他にももう一つ付け加えなければならない。

 

 

学校、それは悪魔の巣窟。

 

 

(…帰りたい。)

《ダメですよー。そもそも、素敵な学生生活送りたいと言ったのはどこの誰でしたかねー?》

 

ふざけるな。

確かに学生生活をしたいと言ったのは私だが、スパイもどきをしたいとは言ってないよ!?

 

 

不安とストレスの入り交じった入学式はとうの昔に過ぎ去り、季節は初夏を迎えようとしている七月。

不本意ながら始まったこの学生生活も三ヶ月を過ぎようとしていた。

 

(あと、この制服。

何故ここまで胸を強調させるようなデザインなのだろうか。)

 

どうでも良い事を考えながらも学校へと歩く速さは一定で、それは誰にもぶつからずにスイスイと人混みを分けて進んでいく。

 

そうして学校へと近づいていると…

 

「あ、高那岐さん。おはよう」

「おはよう、木場君」

 

横合いから声をかけられ振り向くと、金髪のイケメン男子がいた。

 

一月に道に迷った時にたまたま助けてもらって以来友好を深めてきた友人、木場優斗君だ。

 

互いに挨拶を交わし、2人で並んで歩いて行く。

この三ヶ月間でもはや日常となった光景だ。

 

そんでもって学校の校門の近くまでくると…

 

「あら優斗、芽衣。おはよう」

「おはようございます、部長」

「…おはようございます。」

 

…決まってこの先輩に出会う。

 

リアス・グレモリー。

駒王学園二年生のオカルト研究部部長にして、その正体はここら辺一帯の統括をしている悪魔だ。

その横には、彼女の『女王(クイーン)』姫島朱乃もいる。

2人はこの学校の『二大お嬢様』として有名である。

 

…が、私にとってこの2人は学校の先輩ではあるが、頭痛とストレスの種その1とその2だ。

 

前者に関しては言わずもがな、現魔王サーゼクス・ルシファーの妹であり一帯の統括者。

私の正体がバレないように避けようとしていたが、何を思ったのか向こうから接触してきたのだ。

以来、挨拶や会話をするようにはなったがこちらとしてはいつバレてしまうか気が気でない。

 

後者に関しては、最初はリアス・グレモリーの『女王』としての認識しかなかったのだが、なんと彼女はバラキエルさんの娘さんなんだとか。

…そういえば、大分前にそんな事を言っていた気がしたのだが正直忘れてしまっていた。

それをそのまま報告したものだから、バラキエルさんは何を思ったのか学校まで殴り込みに行こうとしたのだ。

その時はアザゼルさんや奥様の朱里さんが物理的に沈めたので事なきを得たが、それ以来姫島朱乃の情報やらをバラキエルさんがいちいち報告しろやら教えてくれやらとうるさいので困ったものである。

 

「あらあら、2人はいつも朝は一緒に来てるのね?」

「…ええ、まぁ。

いつも来る途中で会うので。」

 

姫島先輩は二年生ではありながら上級生から下級生までの受けがよく、見た目や面倒見の良さからまさに大和撫子とでも呼べるような人なのだが、きっと朱里さんみたいにSッ気があるに違いない。

…でも、バラキエルさんの血も引いているわけだからもしかしてMっ気もあるのでは……

 

「…あら、何か失礼な事考えてない?」

「いえ、何も考えてないですから!?

ってか近いですって!」

「あら、そう?

ごめんなさいね」

 

…びっくりしたぁ。

急に顔を近付けるから驚いたが、あの笑顔は絶対黒かったと思う。

というか何故感づいたし。

 

 

 

 

 

 

「…怖かった」

「あははは…

副部長は、怒らせると怖いからね。」

 

あの後、先輩方と他愛のない話をし、それぞれの教室へ移動した。

ちなみに木場君とは同じクラスだ。

私が廊下側の一番奥で木場君はその前だ。

 

「…あの人絶対Sだよ、それもドが付くSだ。」

「あははは…」

 

木場君。

笑ってごまかしてるけども否定はしないってことは君も同じこと思ってるってことだよね?

そこら辺を問い詰めようとした時しようと口を開き……

 

「「「「「くたばれ!この三馬鹿変態共!!」」」」」

「「うわぁぁぁ!?」」

「ちょっと待て!今回は俺関係ないぃぃぃぃ!?」

 

……ある意味この学校の名物によって邪魔された。

廊下を見れば男子が三人全力疾走で走り、その後ろを多数の女子がそれを追いかけ回してる。

 

…またか。

私は追いかけられてる三人を見てゲンナリした。

兵藤君、松田君、元浜君の三人だ。

 

この3人は…いわゆるスケベというか変態というか、つまりそういった分類に分けられる人達だ。

彼らはいつも何かしら問題を起こしてはああやって、女子に制裁(フルボッコ)されるのだ。

 

 

「ごめん、木場君。

ちょっと止めてくるよ。」

「え?

…って高那岐さん!?」

 

私は木場君に断りを入れてから廊下側の教室の窓を開けて…

 

「せいっ!」

「「ぐっはぁ!?」」

「あっぶねぇぇぇ!?

って、おわ!?」

 

思いっきり枠を踏んでジャンプし、レッグラリアットをかました。

松田君と元浜君の2人はもろに顔面に直撃して吹っ飛ぶ、が兵藤君は直前でしゃがんで回避する。

だが走ってる途中でしゃがんだため、バランスをバランスを崩してコケた。

 

……なかなかいい反射だ。

でも、それが仇になる場合もある。

 

「ぜぇ…やっと追いついたわよ!」「大人しくしなさい!」

「げぇ!?やば!」

 

こうやって後ろの女子に追いつかれて囲まれるとかね。

 

「ち、ちょっと待て!?

そもそもなんでお前らキレてるんだよ!?」

「この後に及んでまだ知らばっくれるつもり!?」

「あんた達三人がやった証拠はあるのよ!」

「こんのぉ!」

 

兵藤君は観念するかと思いや、急に知らばっくれはじめた。

それを聞いてますます女子達が、怒りで興奮し出した。

手前の剣道部の子なんて木刀で殴ろうとしてる。

 

…しょうがないなぁ、もう。

 

「はい、そこまで。」バシッ!

「なっ!?」

「こ、高那岐!?」

 

流石に目の前で下手したら流血沙汰が起きるのは嫌なので兵藤君の頭上に振り下ろされた木刀を素手で受け止める。

少々、痛かったけれどなんとか止めれたのでよしとしよう。

 

「ちょっと高那岐さん!なんで止めるのよ!?」

「いやいや、流石に木刀は不味いと思うんだけど。

万が一、兵藤君がそれで大怪我したらどうするのよ。

それにちょっと落ち着こう?

結構な騒ぎになってるし。」

 

見れば結構な野次馬に囲まれてるしこのままだとよくはなかった。

 

 

 

 

 

 

「更衣室に隠しカメラねぇ…」

 

一旦、彼女達をなだめてその場はお開きにした。

そして放課後、兵藤君達はてっきり逃げるかと思ったけども兵藤君が引きずるようにして松田君と元浜君を連れてきた。

曰く、このまま濡れ衣を着せられたままなのは嫌だそうだ。

…そういうところはカッコイイんだけどなぁ。

 

その後、女子達が事実の説明をした。

 

部活で朝練をするために更衣室に入ったら部屋の隅に隠すようにしてカメラが置いてあり、そばに元浜君の生徒手帳が落ちていたのだとか。

 

「つまり、コイツらがカメラを仕掛けて隠し撮りをしてたってことよ!」「状況的にはそう見えるけども……

元浜君は何かしら弁明ある?」

「あぁ!もちろん!

そもそも俺達はそんなことやってないし!

それにどうせ見るなら生で見たほうがいい!」

「「余計な事まで言わんでいい!」」

「げぶぅ!?」

 

状況証拠では元浜君が犯人だがそれだけでは確証にはならないし。

あと、弁明としてそれはどうなんだろうか…

 

「元浜君、生徒手帳今持ってるの?」

「いや、先週くらいに何処かで無くしたらしくてな。

ちょうど探していたところだ。」

「そう……。」

 

生徒手帳が偽物の可能性もあったが、本人が無くしてる以上、ほぼ本物の疑いもある。

 

 

こうなっては仕方が無い。

行きたくはなかったけども。

 

 

「…これって生徒会に相談した方がいいと思う。三人の濡れ衣を晴らすためにも、盗撮犯を特定するためにも。」

 

 

私は諦めつつも頭痛の種その3のいる生徒会へ行くことを進言した。

…ていうかなんで首を突っ込んだだけの私が中心に立ってるのかなぁ……

 




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