ハイスクールD×D 〜機械仕掛けの少女〜   作:礼楽

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ども、
書けば書くほど原作1話ラストの原型がなくなってきて若干不安になってる礼楽です。
最近、ガルパンにドハマリして書こうかとなやみましたがとりあえずは原作1話を書き終えてから考えることにします。


今回は前後編になりますがなるたけ早く後編を書きたいと思います。


それではどうぞ!


追伸、芽衣の性格というか喋り方が変わるのはモードの切り替えによるせいです。


アーシア救出戦・前編

第24話

 

 

 

 

 

 

 

フリード君との密会?から一夜明けて、色々と諸事情により学校を休む羽目になってしまった。

まあ、具体的には柏原優子ら一団に対しての装備を整えていた訳だが。

 

そうして、放課後。

アーシアに色々と気になっていることを聞こうとオカ研へと着いた私を待っていたのはアーシアが柏原優子に連れ去られたという事実だった。

 

 

聞けば、兵藤君は今日学校を休み、アーシアの気分転換を兼ねて、外出していたそうだ。

ハンバーガー屋にゲーセン……どう考えても学生のデートコースのような気がしてならないのだが今は割愛する。

 

最後に公園に立ち寄り、そこでアーシアの身の上話を聞きそこで友達になった瞬間に柏原優子が出てきたのだそうだ。

しかも傍にはフリード君とはぐれ堕天使を連れ、なす術もなく連れていかれたのだそうだ。

ただ、その時にフリード君が口を滑らせて町外れの教会跡に潜伏している事が分かったらしい。

 

……絶対わざとだ。

 

そして現在、部長に報告しアーシアを助けに行こうと言っているが部長がそれに反対しているらしい。

 

まぁ、そうだろう。

相手にはエクソシスト、堕天使、正体不明の蜂。

これだけの戦力を相手に戦闘経験ほぼ皆無の兵藤君が立ち向かうのだ。

そりゃ反対するだろう。

 

でも、何だろう。

本気で部長が反対してないように見えるのは気のせいだろうか。

 

 

 

 

まあ、いっか。

 

今のやりとりで兵藤君があの教会に行くのは分かったし、先に手を打って置かないといけない事が出来たので、誰にも見つからないようにこっそりと部屋を出る。

 

 

 

 

んじゃ、行きますか。

カチコミに。

 

《発想がどっから見てもヤクザのそれなんですけど。》

 

だまらっしゃい。

 

 

 

 

 

さて、やってきました教会跡。

うん…すごくわかりやすいほど、結界が張ってあるね。

なんで部長達はこれに気が付かなかったのだろうか。

 

まぁ、それはともかく。

兵藤君がここにやって来るまでにはまだ時間がある。

その前に私は私の用件…つまり柏原優子の確保とアーシアの保護、そして敵対勢力の壊滅をすればいい。

 

まあ、柏原優子に関しては最悪殺害もやむなしとアザゼルさんに言われてる。

要は彼女の研究のデータ、あるいはおそらく彼女が所属しているであろう組織の具体的な情報が欲しいわけで、メインとしてはそれの確保をしてくれと言われた。

 

 

さて、そろそろ電撃訪問と参りますか!

 

教会跡のドアの前に立ち、脚に力を込める。

見上げると、ちょうどステンドグラスがいい位置にある。

そのままバックステップし、着地の反動で身をかがめ斜め前方向に跳ぶ。

 

ガッシャャァァァン!!

 

 

「ダイナミック☆お邪魔しま〜すってね」

 

または、さいごのガラスをぶち破れ!でも可。

 

下を見ると、突然の事に対応出来ていない神父風の服装の男が2人。

2人が上を見る前にそれぞれ左右の肩を落下の勢いを乗せて踏み砕く。

 

悲鳴を上げて、肩を抑える2人にバックステップを絡めた肘鉄を鳩尾に当てる。

そのまま襟首を掴み、前方にぶん投げると、ドタバタと出てきたほかの神父にぶつかり共に転がる。

 

そうこうしていると、私を囲むようにそれぞれの武器を構える神父達。

その中心には女性の堕天使がいる。

 

「うっわぁお。

女子高生相手に20人ですか。」

「あら、立場を理解してないようね。

あんた、袋のネズミって奴よ。

大人しく私達に殺されることね。」

 

おっと、まさかの即殺害宣言って。

うーん、人数だけ見ればそんなんたろうけどさ。

 

「知ってます?

お前を殺すって言葉は生存フラグになるそうですよ?

それに……」

「それに?」

 

一旦、目を閉じ切り替える(・・・・・)

そして紅い目で見下すように、

 

「私を倒したかったら上級堕天使連れてこい、下級堕天使(下っ端)。」

 

 

ーーー思いっきり煽る。

 

 

「…ああ゛!?

テメェぶっ殺す!!」

 

途端にブチギレた堕天使が光の槍を投げてくるが、首を傾けるだけで避ける。

堕天使はもう一つ手に槍を出し、こちらへ突撃してくる。

……が、動きが直線的で何のフェイントも無いし、怖くない。

 

向かってくるのに合わせて、片足を引き上体を逸らして躱す。

避けられた事に驚いている顔をぶん殴り、横腹を蹴り上げる。

そこからスパイクハンマーを取り出し、思いっきり振り下ろす。

 

「ぎっ!…ぎゃぴ!?」

 

…悲鳴を上げたあと、全く動かなくなったけど…まあ、堕天使だから大丈夫……だと思う。

 

「お、おい。

あの女、あっさりやられちまったぞ!?」

「堕天使だから強いって話じゃなかったのかよ!」

「なんなんだよ……あんなのに勝てるわけねぇだろ!?」

「お、落ち着け!?

相手は1人だぞ!?囲んで戦えば倒せるはずだ!!」

 

……なんだなんだ。

勝手に相手が恐慌状態に陥ってるよ。

そこまでこの人が偉い立場だったのかな?

 

《…どう考えても、芽衣さんに恐れをなしているんだと思いますけど……》

 

えー?それはないと思うけど…

とりあえず兵藤君が来た時に備えて堕天使は先んじて無力化出来たし、あとはこの人達を突破して奥へ行くだけだ。

 

「………まだ、やりますか?」

「くそ!

舐めてんじゃねぇぞ!!」

 

半ば悲鳴のように叫びながら1人が光の剣で切りかかってくる。

それを皮切りに続くようにして、残りのエクソシストも襲いかかってくる。

 

 

 

 

さて、早いとこ切り抜けないと兵藤君がやって来るだろうし。

残しておいても危ないから。

 

 

 

「…全員、ぶっ飛ばす!!」

 

 

 

 

 

 

 

〜イッセーside〜

 

部長からのお墨付き、そして木場と小猫ちゃんという頼れる仲間と一緒にアーシアを助け出そうとした矢先、俺はある事に気がついた。

 

「……なあ、木場。

ところで高那岐は?」

「…ん、あれ?

さっきまでそこにいたと思ったんだけど…」

 

 

確かに俺が部長と話していた時にはいたと思ったんだけどなぁ…

それも複雑そうな表情で。

 

「…これ。

テーブルの上にありました。」

 

すると、小猫ちゃんがそう言ってメモ紙を渡してきた。

表面には

これからカチコミに行く人へ。

…てこれ、俺達のことか!?

 

「えっと、なになに…

『兵藤君、私もアーシアさんを助けたいので協力しますよ。

ですが、部長との押し問答が長いので先に行ってます。』…ってこれ!?」

「そんな!

ひとりで行くだなんて!?」

 

おいおい!

あいつ、俺を助けようとした時もそうだけど無茶をし過ぎだぞ!?

 

「すぐに行こう!」

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……ここか!」

 

やっことさ教会についた俺達だったが、周りには誰もいない。

教会もドアは閉ざされていて、せいぜい上のステンドグラスが割れている程度だ。

 

そして木場から説明を聞いて、突撃しようとした矢先……

 

バスンッ!

 

「うぐわぁ!?」

「うわっ、なんだ!?」

 

突然、神父風のおっさんがドアごと外にぶっ飛んできたぞ!?

 

慌てて中に乗り込むと、ぶっ倒れている人達がいて、その中心に高那岐が立っていた。

 

「あ、兵藤君。

それにやっぱり木場君と小猫ちゃんも来たんだね。」

「…これ、全部お前がやったのか?」

「うん、全員、エクソシストとは思えないほど動き自体は単調だったから、

避けて、

殴って、

投げ飛ばして、の繰り返しで。」

 

何でも無さそうに振舞っているが、ざっと20人はいるぞ!?

それを無傷だなんて……

 

「高那岐さん…1人で行くなんて、心配したんだよ?」

「ごめん、木場君。

でも、これでも私は結構強いんだよ?

だから大丈夫…」

「それでも!

心配をかけるような事は止めてほしい。」

「うっ、

…ごめんなさい。」

 

おぉ、珍しく木場がマジトーンで怒ってる。

それに対して高那岐はしゅんとして謝った。

…なんか、子犬と飼い主のように見えるのは気のせいか?

 

「…それで、先輩。

アーシアさんは?」

「…ごめん、まだ見つけられてない。

多分この奥の階段の先にいるとは思うけど。」

 

そう言って、指さしたのは祭壇。

行ってみると確かにそこには階段があった。

顔を見合わせて、俺達四人は階段を降りていった。

 

 

 

 

〜芽衣side〜

 

 

階段を降りた先にあったのは大きな、部屋、そして1面に広がる培養層。

 

「……なんだこれ。」

「…中は全部、蜂…。」

 

培養層の中は蜂、それも私を襲った蜂よりも大きな個体だ。

 

そしてその奥、一段高くなった場所に磔にされているアーシアと……

 

「柏原優子……!」

「…その様子だと、全然役には立たなかったのね。

まったく…金の無駄だわ。」

 

イラついたように吐き捨てる、柏原優子。

アーシアはピクリともせず、項垂れている。

 

「…アーシアに何をした。」

「あら、まだ生きていたのね、兵藤君。

もうとっくに死んでるものだと…」

「言え!

アーシアに何をしたぁ!!」

 

 

「何って、ただ神器を摘出した(・・・・・・・)だけよ?」

 

 

…神器を摘出!?

待て、神器を持ち主から取り除いたら!?

 

「まあ、この子は死ぬだけだろうけど。

大したことではないわ。」

「…大したことじゃないだと…?

…ふざけんなっ!!」

 

兵藤君の顔が怒りに満ちる。

それと同時に兵藤君の左腕に赤い篭手が現れる。

 

「今ので確信した。

優子ちゃん…いや、お前は倒すべき敵だ!!」

 

叫び、走り出す兵藤君。

木場君と小猫ちゃんもそれぞれ、兵藤君の後を追う。

 

「…邪魔はさせないわよ!

行きなさい!」

 

柏原優子…ああ、面倒臭い!

奴が懐からスイッチを取り出し、押すと。

 

周りの培養層が一斉に割れて、蜂が飛び出して、兵藤君目掛けて襲いかかっていく。

 

……だけど、そうはさせない。

 

「みんな、頭下げて!!」

 

私はそう叫ぶと同時に、両手にある物をそれぞれ出現させる。

 

ドドドドドドドドドドドドッ!!

 

「おわっ!?

…ておい、高那岐それって!?」

「説明はあと!

いいからさっさとアーシア取り返して来い!!」

 

両手にそれぞれ握ったM60機関銃の引き金を引き、蜂を撃ち落とす。

こんな事もあろうかと、こっそり本部から拝借してきたのだ。

普段使ってる物よりかは威力が劣るけど、蜂相手ならこれでも充分!

 

流石に全ての蜂は落とせないが、近づく蜂は木場君が切り飛ばし、小猫ちゃんと兵藤君が殴り飛ばしている。

兵藤君は途中、『兵士』の駒の特性であるプロモーションを使い、蜂を跳ね除ける。

…あれが、悪魔の駒の力。

 

蜂を撃ち落していくのと同時にアーシアを繋ぎ止めていた拘束具を撃ち抜く。

 

「アーシアぁ!」

 

ちょうど、兵藤君がアーシアの元へ辿り付くとアーシアの体が開放され、地面へ落ちる。

すかさず兵藤君が抱き抱えて、呼びかける。

 

「アーシア!

おい、しっかりしろ!」

「………ぅあ、

…イッセー……さん?」

 

…まだ息がある!

だったら

 

「待ってろアーシア。

すぐに…「兵藤君!」!?」

「神器を抜かれた人はどうやっても死んでしまう!

だから神器を取り返して!!

息があるなら間に合うはず!」

 

 

「それは無理ね。」

 

 

「優子ちゃん…!」

「彼女の神器はもう結合させたわ(・・・・・・)

今のあの子から取り出すのは不可能よ。」

「あの子…?」

 

彼女はそう言うと、仰ぐかのように両手を広げる。

その顔は狂気に満ちた笑顔だ。

 

「そう!

あんな出来損ないのウツセミじゃない!!

私の呪術と傀儡とウツセミ、そして『聖母の微笑』!

これらが組み合わさった、完全なる自立人造神器!

出て来なさい、『女王蜂(クイーンビー)』!!」

 

 

 

叫ぶのと同時に、巨大な何かが彼女の背後の壁を破って這い出てくる。

今までの蜂よりも二回り大きな体。

生体で出来た部分と、木で出来た部分があり、徐々にではあるが木の部分が生体によって覆われていっている。

羽は生えている途中なのか、右側にしかなく、足の数も左右で違う。

だが、顔には大きな牙。

そして体から足とは別に鉤爪のついた手のようなものが生え、さらには光力の刃が生えている。

 

 

これが、柏原優子の切り札、

女王蜂…

 

「っち!

兵藤君、予定変更!

アーシアをここから離して下さい!

でないと彼女が巻き添えになります!」

「…わ、分かった!」

 

兵藤君にアーシアを連れて下がらせて、考える。

柏原優子の言葉通りならあの女王蜂には『聖母の微笑』の効果、つまりは治療効果が備わっている。

だとしたら、一気に勝負をつけないとジワジワと回復される!

それにまだ、さっきの蜂も残ってる。

早くしないとまだ出てくる可能性も…。

 

 

「……まだ出すのは早かったか。

でも、構わないわ。

『女王蜂』、皆殺しにしなさい!」

 

「木場君、小猫ちゃん!

ここが正念場だよ!!」

 

「わかった!」

 

「…了解。」

 

 

 

 

私が機関銃を向け、

木場君が剣を構え、

小猫ちゃんが近くの瓦礫を持ち上げ、

そして女王蜂と周りの蜂が一斉に向かってきて、

戦いは始まった。

 

 




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