個人事ですがガルパン4DX見てきました!
いやぁ、良かったっすよ!
だがローズヒップ、お前が出ると大抵めっちゃ揺れて腰が痛くなったんだが。
おっ紅茶ぶっかけんぞコラ。
そして最後に、
ガルパンはいいぞぉ。
第25話
戦いは膠着していた。
というのも、相手の数が多いのと女王蜂の回復能力により、倒しても倒してもまた、這い上がってくるのだ。
こちらも数匹、細切れにして再起不可の状態にはしたが消耗が激しい。
木場君はまだまだ余裕の表情で戦い、
小猫ちゃんは私が渡したスパイクハンマーを力一杯振り回している。
だが、私はというと片方のM60は弾が切れ、もう片方も残弾は残りわずかになってしまっていた。
ーーこんな事なら本体だけじゃなくて、もっと弾倉も持ってくればよかった!
さらにもう一つ、女王蜂がだんだんとこちら側に這ってくるせいで場所が狭くなってきてるのだ。
「二人とも大丈夫?」
「僕はまだ大丈夫、小猫ちゃんは?」
「…私はまだ行けます。
あと先輩、すみませんハンマー壊れました。」
「えっ!?
…まあ、仕方ないか。」
見ると、根元からポッキリと折れてた……
以外と気に入ってたんだけどなぁ。
「んじゃ、これ使って。
釘バット、釘逆さver。」
「…高那岐さん。
いったいいくつ武器持ってるの?」
「数えたことはないよ。
あ、これ使えるなって思ったものは大抵突っ込んでたから。」
「…先輩、別に私は素手でも戦えますが。」
「ダメ、あの蜂は殴っても手応えは無かったからきっと打撃に耐性があるんだよ。」
そう言うと、小猫ちゃんは納得した表情で釘バットを受け取ってくれた。
…意外と似合うのは何でだろうか。
カチン。
そうこうしているうちに、とうとうM60の弾が切れてしまった。
ある程度、蜂は駆除出来たがまだまだいる。
どうしようか、M79だと二人を巻き込んでしまうし。
かと言って小火器だと、そもそもダメージが入るかどうか……
とりあえず今は単分子カッターとブレードを、両手に持ち蜂を切り刻む。
「あら、先程までの威勢はどうしたのかしら?」
柏原は、女王蜂の近くで高みの見物を決め込んでいる。
何発か撃ったりしたが、全て女王蜂の羽によって防がれてしまった。
でも、実際ジリ貧ではある。
だから……………………前言撤回、やっちゃおう。
「二人とも!
派手にいくから下がって!」
叫び、私は手にある物を呼び出す。
「ち、ちょっと待って!
そんなものここで使ったら!?」
「先輩、それは流石にマズイです……!」
構わず、導火線に火をつけ束ねていた紐を解き、全体に散らばるように投げつける。
ーー
ドバァァーーーン!!
「「うわぁぁ!?」」
爆発が起き、あたり1面に広がる爆煙。
そして何かが弾ける音と壁に何かがぶつかる音、そして近くには焼け焦げた蜂の死体。
ダイナマイトは手榴弾と違って破片は飛び散らないため、爆発した近くのものしかダメージはない。
だからダイナマイトの近くにいた蜂は木っ端微塵となり、私達には被害はない。
「ちょ、危ないじゃないか!?
僕が小猫ちゃんを抱えてなかったら巻き込まれてたよ!?」
「…先輩、酷いです。」
「いや、ちゃんと木場君がそうやって助けると思ってたから私も安心して投げられたわけで……」
「「理由になってない!(です)」」
「……呑気なものね。」
「「「!?」」」
「…あーあ、せっかく
爆煙が晴れてきて、室内を見渡せるようになってきた。
部屋はボロボロで床や壁、さらには天井にも穴が開いていて。
その床の上には大量の蜂の死体。
そして奥には
胴体から下が無くなっている柏原優子の死体があった。
さらに、断面からは歯車、木で出来た骨組みが散らばっていた。
あぁ…そういう事か。
「
「正確には融合して本体となった、といった方が正しいわよ。」
そう、ギチギチと牙を鳴らす
元の体から零れでた、木片の中に今まで何度も見た人型の木片があったこと。
まだ完成途中のような風貌の女王蜂の体が急に成長したことから考えるにそうなんだろう。
「人と神器の融合だって…!?」
「そうよ、元々はタダのウツセミ。
その体を強化するのに人を使っていた。
それだけの話よ。
今頃は上にいたエクソシストもみんな、タダのカラクリになってるはずよ。
何度も何度も実験と失敗を繰り返して、やっと出来た技術。
それにより、ウツセミを超えた神器がこの体。」
「…その実験で、この街を使ったわけ?」
前の盗撮事件の犯人も、元をたどればこの女の実験の被害者という訳か。
ただ…これでもう、大体の全容はわかった。
要はこの狂った女の女王蜂をぶっ壊せば万事解決する。
「…二人とも、一旦上に!
ここで戦うと、崩れる可能性がある。」
「…逃がすかぁ!」
M79を迫る女王蜂に撃ち、階段を駆け上がる。
三人で教壇裏の階段を上がり、蓋を閉めて入口近くまで下がる。
辺りを見回し………こちらに背を向け俯く兵藤君とアーシアを見つける。
アーシアは……まだ微弱だけど息をしている!
ガァァァン!
聖堂内に響く破壊音。
床が崩れ、そこから女王蜂が這い上がってくる。
ほぼ全身が生身と化し、鍵爪の付いた手は増えている。
そして顔に当たる部分に禍々しい力と、緑色の輝きが見える。
前者は柏原優子の核となっているであろう物で、後者はおそらく『聖母の微笑』だ。
「力が湧いてくる!
これが本物の神器の力!
素晴らしいわ!
アハハハハハハッ!」
笑う様に、嘲るようにそう言い放つ女王蜂。
私を含め みんながそれぞれ構えた時、
「………せよ。」
兵藤君がゆっくりと前へ歩いてくる。
手には彼の神器が既に現れていて、篭手の表面には紋様が広がっている。
……え、あれって。
「…それはアーシアの神器だ。」
「だから?
もう死んでる子にはいらないでしょウ?」
「……アーシアを返せよぉ!!」
『Boost!』
「兵藤君!?」
叫び、真っ直ぐ女王蜂へと突き進む兵藤君だが、横合いから鍵爪に薙ぎ払われる。
が、それを受け止め、踏みとどまる。
「アハハハハハハ!
ムダよ!
力のナい者にワタしはたオせなィ!」
完全に同化し始めたのか、
同時に、禍々しい光も強くなっていく。
「なあ、みんな。」
不意に兵藤君が話しかける。
「俺はさ、アイツをぶっ飛ばしたいんだ。
だけどさっきから俺だけじゃ駄目なんだ…
だから頼む!
俺に力を貸してくれ!!」
………まったく、今更何言ってんだか。
ブオンッ!
ザシュッ!
兵藤君の横合いから私が鍵爪を切り飛ばし、木場君が女王蜂の足を切りつける。
「今更何言ってんのかな?」
「道は僕達が開くから。」
「…先輩はさっさと、ぶっ飛ばしちゃって下さい。」
「…あぁ、分かった!!
後それと…俺のことイッセーって呼べよな!」
『Boost!』
…さて、とりあえずは鍵爪を全部落とすか。
私が走り出すと同時に木場君も反対側を走り出す。
「小賢シい!」
向こうも鍵爪を振り回しているが、まったく当たらない。
おそらく身体の大きさに自身の感覚が追いついていないのだ。
…と、そこへ。
「おらぁ!」
『Boost!』
「やぁ!」
後ろにいた兵…イッセーと小猫ちゃんの投げた長椅子が女王蜂の両目にぶつかる。
「ギィィィアァァァァ!!?」
「今!」
すかさず懐へと飛び込み切り刻む。
鍵爪、節々、足、胴体と次から次へと。
刺して、切って、時には傷口へねじ込むように足を突っ込む。
反対側では木場君が同じように、しかし無駄のない動作で鍵爪を根元から切り落とす。
「調子ニィ、ノルナァァ!」
あまりの連撃に耐えかね、羽を震わせ宙へと浮く。
…だけど、迂闊だったな。
「コイツをくらえぇぇぇ!!」
ブレードの引き金を引いてロックし、全力でぶん投げる。
ブースターからアフターバーナーが吹き出し、回転しながら飛び羽の根元にぶっ刺さり…
ーーオーバーヒートしたブースターが炸薬と連動して爆発。
羽は根元から燃え、ブレードの破片が羽を切り裂いていく。
「がぁぁぁぁ!??」
もう一つの羽で何とか浮遊をしようとするが、壁を蹴って高くジャンプした木場君によって鮮やかに細切れにされる。
さらには追い打ちをかけるように小猫ちゃんが何かを担いで上から降ってくる。
後ろを見ると兵藤君が何かを投げた姿勢でいるからおそらく小猫ちゃんを投げたのだ。
「…やぁぁあ!」
小猫ちゃんは担いだ物……この教会の十字架を思いっきり背中にぶっ刺す。
突き抜けた十字架は床に刺さり、女王蜂を標本のように縫い付ける。
「ゴガァァァァァ!!?」
這いだそうともがくが刺さった十字架は変形でもしたのかまったく動かない。
「「「今だ、イッセー!!(君)(先輩)」」」
「あぁ!!
行くぜぇ!!」
『Boost!』
「クソガッ!外レロ!?
ワタシはココでシンデイイ人間でハ!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ヤメロォォォォォォォ!!」
「吹き飛べ、クソ蜂!!」
『Explosion!!』
ドガッ!!
イッセーが放った拳は、真っ直ぐ突き刺さり、何かが割れる音と共に女王蜂の顔が吹き飛ぶ。
拳が当たったところから緑色の光が飛び出し、それをイッセーがキャッチする。
頭を吹き飛ばされた女王蜂はそのまま十字架ごと吹き飛ぶと、奥の壁にぶつかり、ずり落ちる。
これで…………終わった。
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