ハイスクールD×D 〜機械仕掛けの少女〜   作:礼楽

31 / 35
すいません、今回お待たせした上に短いです。

これもすべてゴルゴムってやつが悪いんだ!()

それでは、どうぞ!


しゅぎょーです!ぱーと1

第30話

 

結論だけを簡略化して言いましょう。

今から10日後にリアス先輩とライザーがレーティングゲームをすることになり、私はリアス先輩の助っ人として参加することになりました。

………解せぬ。

 

 

 

 

「んで、どーすんのよ?」

「それを今考えてるの。

下手にいつもの戦い方をすると怪しまれるし…」

 

その後ライザー達は帰り、部長達も作戦を考えると言ってその場は解散となり、現在は家にいるというわけだ。

 

「……てか、なんで私はあそこまで警戒されたんだろう?」

「確か、現魔王サーゼクス・ルシファーの女王だっけ?」

「うん…聞いた時は冷や汗が止まらなかったよ…」

 

現魔王の『女王』グレイフィア・ルキフグス。

そう部長から聞かされた時はつい、構えそうになってしまったくらいだ。

…だってそんな人にマークされているとか何の冗談だよ…

 

というわけで、下手に力を使おうとすれば即バレからの拘束、尋問√確定なので今回ばかりは自力…しかも一切強化無しで戦わないといけないのだ……。

 

「とりあえず、超重火器と魔力砲は除外するとして…やっぱり近接系かなぁ。

それと小火器くらい?

…しまったなぁ、全然弾が無い。」

「まぁ、そのへんは私達も集めるの手伝うわよ」

 

仕方ないなぁ、とレイナーレが肩をすくめる。

意外と様になってるのがちょっと腹立つけど。

 

「ありがとう〜。

…あ、あと明日から私いないから。」

「…はぁ?なんでよ?」

「さっき木場君からメールが来たんだけど、どうやら10日間全部を使って山篭りの修行をするんだって。」

「…それってあんたも行くの?」

「おふこーす。

もう決定済みだってさ〜。」

「…相変わらずの巻き込まれ体質ね」

「……それは言わないでよ」

 

恐らく半ば諦めたような表情を浮かべてるであろう私を、苦笑いで見つめてくる。

ここに来る前にも、色々と事件やら何やら色々と巻き込まれることが多く、あのウツセミ事件がいい例だ。

ああ、私はこんなにも平和を求めているというのに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…んで、このバカでかいリュックサックにはなにが入ってるんですか」

「芽衣の分は…確か食料ね。

一応軽めのを選んでおいたわよ」

「どおりで生臭いわけで…」

 

次の日。

早朝から迎えに来た木場君と共に集合場所までくると、大量の荷物とともに部長達が待っていた。

曰く、これを担いで修行場所である山を登るらしい。

…やっぱりスパルタじゃないか。

 

「……あ、イッセーが猛ダッシュしてる。」

「あれはきっと、小猫と祐斗に抜かれたのが悔しいのね」

「今飛ばすと後々バテる事になるのに……

あ、アーシアは大丈夫?」

「はいぃ…んしょっと、

…大丈夫ですよ。」

「ほら、無理しないの。」

アーシアも少なからず荷物を背負って登山している、が少々ふらふらしてるのでアーシアの分の荷物を空間に入れる。

 

「…便利な神器ですわね。

今まで聞いたことがないのが不思議なくらいですわ」

「…そうね、しかも確か制限はないと言っていたわね」

「え、はい。

今まで大量に物を突っ込んできてましたけど入らなくなった事は1度も無いですね」

 

正直、限界が分からないのは怖いが、この亜空間格納庫は際限なく収納ができ、なおかつ術式や封印で収めているのとは違って負担などが無いためこうやって羨ましがられることもある。

 

 

 

「と、着いたわね。」

 

程なくして、山間の別荘らしき場所に到着した。

ここはグレモリーの所有地で修行の間は好きに使っていいそうだ。

さすがブルジョワジー。

 

とりあえず荷物を自分達の部屋にそれぞれ運び込み、ジャージに着替えてから外に集合する。

 

「さて、みんな揃ったわね?

それぞれ修行内容を確認するわよ」

 

赤いジャージを着た部長が何やら説明している中、そっと周りを確認する。

来た時にはわからなかったが、奥の方はかなり広く射撃の練習も可能な程だ。

 

「……そして、イッセーには一通りの修行をしてもらうとして…芽衣!」

 

と、ほぼ受け流すように聞いていた話から私の名前が聞こえたので意識を話に集中させる。

 

「貴女はとりあえず、戦闘スタイルがわからないからイッセーと同じく一通りの修行内容になるけど、いいかしら?」

「はい、大丈夫ですよ。

あ、それと射撃の練習したいんで場所を借りてもいいですか?」

「…は?射撃?」

「ええ、これで。」

 

そう言って私が取り出したのは、

皆様ご存知のAK-47。

支部に置いてある数少ない銃の一つで、私のお気に入りの一つでもある。

……年頃の女の子が自動小銃をお気に入りにしている時点でアレなのだが。

 

「……もしかしてだけど、まだ持っていたりするの?

いや、とりあえず全部出しなさい。」

「ええ、あとは…」

 

部長が呆れながらそう言うので、私はとりあえず持ってる物を全部出すことに。

 

ええっと、まずはこの前使ったM79にM60二丁。

長ドスと短ドスにサバイバルナイフ五本、釘バットに…あれ?クレイモアなんで入れてたっけ?

あとは…この前とあるルートを使って入手したアレもあるけどそれはまぁいいか。

それと…

 

「対悪魔用の聖書と十字架、それと十字架を加工した大剣に銀の釘……

あ、無くしたはずのクロスボウあった!」

「……あの、高那岐さん。

出来ればその聖書とかは収めて欲しいんだけど。」

「ん?

あぁ、ごめんごめん!」

 

さて、とりあえずは│皆に見せられるものは《・・・・・・・・・・》これで全部だ。

あとのは確実に怪しまれるものなので絶対に見せるわけにはいかない。

しかしまぁ……

 

「……なぁ、お前いつもこれを持ち歩いてるのか?」

「いや、いつもってわけじゃないよ!?

これは修行に必要だと思って…」

「…修行でグレネードランチャーか必要だとは私は思えないのですが…」「や、姫島先輩。

備えあればなんとやらで…」

 

まぁ、案の定引かれるよね……はぁ。

 

 

 

そんなこともあったが、結局私もイッセーと同じメニューをこなすこととなった。

それで今…

 

「いってぇぇぇ!?」

「また視野が狭くなってるよ!

もっと広く周りを視るんだ!」

 

木場君とイッセーが木刀を使い、互いに打ち合っている。

…と言ってもイッセーが一方的に打たれているだけだが。

 

「ぜぇ…ぜぇ……」

「とりあえずここまでにしようか。」

 

そしてあとに残るのは息が上がっているイッセーと涼しい顔をしている木場君。

まぁ、言っては悪いが多分こうなるだろうなぁ…とは思ってた。

 

「じゃあ、高那岐さんやろっか」

「ぐぬぬ…おい、高那岐!

俺の代わりに木場にギャフンと言わせてくれ!」

「…そーいうのは自分で言わせてよー」

 

イッセーから木刀を受け取り、入れ替わるようにして木場君と対峙する。

なにが楽しいのか木場君はずっとニコニコしている。

 

「あー…お手柔らかにね?」

「大丈夫、打ち込む前に寸止めするから。」

「おい!俺の時と違うじゃねぇーが!」

 

│外野《イッセー》が喚いているが、私にはほぼ聞こえてない。

せっかく巻き込まれて修行することになったのだ。

これを利用し、自分の技術をさらに高める。

そこにのみ私の意識は集中する。

幸い、木場君の得手は剣。

私の独学の継ぎ接ぎだらけの技術を高めるのに丁度いい。

 

私の雰囲気が変わったのを悟ってか、木場君の目が真剣さを帯びていく。

 

そのまま私と木場君、互いが互いに見つめ合い……

 

「「っ!」」

 

ほぼ同時に地面を蹴り前へ。

片腕で持った木刀を木場君の首元へ容赦なく突き入れる。

それを木場君は身体を屈め、そのまま私のがら空きとなった胴へ木刀を薙ぐ。

普通ならこれで打たれて終わりなのだが、

 

ーーーそれを棒高跳びの要領で背面跳びをして避ける。

 

素早く身体を縮め、着地するとともに飛び出し空いた左腕で拳を放つ。

飛んで避けた事に多少驚いた木場君だったがすぐさま反転、木刀の峰で受ける。

流石の反応だ。

やはり、騎士の名は伊達ではないという事だ。

…でもね、

 

 

「この瞬間を待っていたんだァ!」

 

 

拳を開き、そのまま木場君の木刀を│掴み取る。《・・・・・》

 

「えぇ!?」

 

とっさのこと反応のおくれた木場君を容赦なく蹴り飛ばす。

が、軽い。

多分当たる瞬間に身を浮かして衝撃を軽くしたんだ。

 

「ち、ちょっと!?

普通剣をつかみ取りしようとする!?」

「甘いよ木場君。

それはもう、黒蜜のように甘いよ」

 

木場君が抗議をしてくるけどそんなものは知ったことではないよ。

確かに一般的な人は剣を掴み取るなんて事はしないね。

でも…

 

「今使っているのは木刀だよ?」

 

そうだ、あくまでもこれは木刀。

現実的に木刀は掴んでも手は切れない。

だったら掴んでも別に不思議じゃないよね?

 

そして戦いで大切なこと、それは…

 

「相手を無力化し、そして丸腰となった相手をボコボコにする!

それが私の戦闘理念!」

「君前から思ってたけど、戦いになると性格変わるよね!?」

「さぁ、木場君!

武器もない丸腰の状態でおとなしくぼこられるがいい!」

「それは勘弁したいかな!?

…イッセー君!木刀を!」

「お、おう!」

 

…っち、イッセーから新しく木刀を受け取ったか。

 

「悪いけど、ここからは全力で行かせてもらうよ!」

 

そう宣言するないなや、木場君の姿が消える…いや、後ろか!

 

ガギンッ!

 

「なっ!?」

「そいっ!」

 

お返しとばかりに一閃するも、直ぐに下がられてしまう。

そしてまた高速で移動して後ろに回られる。

だが、先ほどと同じ様に片手で受け止め、もう片手で一閃を繰り出し、よけられる。

 

だが、何度も何度も同じ攻防に繰り返していると、攻撃を受けていた左手の感覚がよわくなってくる。

やはり金属とはいえ強化無しの生身の状態では限界があるか…!

 

「なんで、君は、防げるのかな!?」「そんなの、勘としか、言いようがないんだけどな、っと!」

 

切りかかる木場君を全力で跳ね飛ばして、距離を開ける。

 

正面には息が上がりかけ、汗を流す木場君とその後ろに呆然と今のやり取りを見ているイッセー達が見える。

 

「いっけぇぇ!」ブオンッ!

 

私は左手に持った木刀を全力で投げ、前へと進む。

木場君も投げられた木刀を危なげなく避けて、こちらへ迫る。

 

ここが正念場!

小細工無しの正面…!

 

 

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!」」

 

 

 

 

 

 

バキンッ!

 

 

「「…あっ」」

 

 

私と木場君が正面からぶつかり、互いに全力で頭を狙った一撃は、双方の木刀が折れるという決着になってしまった。

 

 

「……この場合って」

「……うん、引き分けだね」

 

先程までの緊迫した空気は消え、私も木場君もすっきりとした笑顔だ。

 

いやぁ、引き分けかぁ…

ちょっと悔しいなあ。

 

「…それにしてもよく僕の動きが見えてたね。

回り込んでも防がれちゃうし。」

「ん?全くみえてなかったよ?

だから言ったじゃん、勘だって」

「だとしても、攻撃を防げているのだから、それは立派な高那岐さんの持ち味だよ」

「あ、ありがとう」

 

なんだろうか、今回は強化とかは使ってないが、ものすごく心に罪悪感が…

 

 

さて、まだまだ修行も始まったばかりだし。

このまま順調に行けばいいなぁ…





最近、芽衣と神様(名前未定。そのうち決めます)を、
このすば世界に放り込んだらどうなるか、ていうのをつい考えてしまいます。
……そのうち番外編で少しだけ書こうかな(ボソッ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。