ハイスクールD×D 〜機械仕掛けの少女〜   作:礼楽

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…とりあえず一言。


なんとか出来ました……


しゅぎょーです!ぱーと2

第31話

 

day1

lesson小猫

 

格闘戦

 

 

 

ブオンッ

 

「…当たって下さい」

「いやぁ、痛いのとかマジ勘弁なので嫌です」

 

バシッバシッ

 

「小猫ちゃんは、基本に忠実過ぎるんだよ。

もっとフェイント入れるとか、あえて

流れを崩す打撃を入れるとかして応用してかないと」

「…じゃあ、それを試すので当たってください」

「いやだから、悪魔の力で殴られたら死んじゃうから」

 

「…なぁ、木場。

高那岐って、もしかして何かしらの武術の伝承者かなにかなのか?

さっきから片手で小猫ちゃんをいなしてるけど」

「…そんなことは聞いたことが無いけども、もしかしたらそうなのかもしれないね」

「そこ、聞こえてますよ

そもそもこんなのは打点をずらして力に逆らわずに受け流せば誰でも出来るよ」

「「いや、その理屈はおかしい」」

「…予想以上ね。

芽衣、あなた本当にどれだけの修羅場をくぐったらそんなふうに…」

「…それについては黙秘します」

 

…しっかし、小猫ちゃんの拳は真っ直ぐだ。

それゆえどこに打ってくるかわかりやすい。

本当なら基礎を叩き直して一年単位で直していくのが良いのだがいかんせん時間が無い。

 

故に今は癖の矯正にとどめる。

 

「小猫ちゃん、格闘戦というのは流れなんだと思うの」

「流れ、ですか?」

「そう。

いかに相手にリズム…流れを取らせないようにして自分の流れを叩き込むか。

そこに格闘…いや、武道の真髄があると思うの」

 

これは非力な私が、ヴァーリ君や時々コカビエルさんと訓練…というなのガチバトルをして行く中で私が考え出した理論だ。

 

戦いーーとくに格闘や近接戦闘は常に一定のテンポで進み、互いに牽制する時、自分が攻める時、相手が攻める時と三パターンの状況が入り乱れている。

 

その中で互いに戦いの主導権…すなわち流れを取り合い、相手の流れを崩す。

 

「…超簡単に言うと、相手に何もさせないように立ち回ると勝てるってことよ」パンッ

「にゃ!?」

 

そう、│こんなふうに《猫だまし》して意表を突くとかね。

 

 

 

 

lesson朱乃

 

 

魔力運用

 

 

 

…は都合によりお休み。

だって魔力出したらバレるから。

 

 

その間に私はというと…

 

ドウンッ!

ドウンッ!

 

「んー、やっぱデザートイーグルって使いづらいなぁ…

かと言って45口径は悪魔には効果薄そうだしなぁ…」

「…へぇ、いろんな銃を持っているのね」

「と言ってもここにあるのは│拳銃《ハンドガン》だけですけどね。」

 

部長の協力の元、射撃の訓練をしてたりする。

…てか、部長。

さっきから銃を手にしては興味津々に弄らないで下さい。

トリガーに触るなってきつく言ったので触ってはいませんが素人が隣で銃を弄っていると落ち着かないんですが。

 

「…芽衣、この前持っていたのは無いの?」

「…あぁ、M49とM60ですか。

あれは今│修理に出している《レイナーレに預けている》のでここには無いですよ。

10日後には他のと一緒に間に合うようにしているので」

「…他の?」

「はい、│いろいろと《・・・・・》凄いの用意したんですよ。

まぁ詳しくは本番までのお楽しみという事で」

「そ、そう…」

 

…なんで若干残念そうなんですかね。

 

「…あら、これだけ他のとは随分違うわね……って折れっ!?

芽衣この銃折れたわよ!?」

「ああ、それですか。

それは今回の私の切り札になる銃ですよ。

あと、それは元々そうやって装弾するものなんですよ」カチャ

「…これが切り札?」

 

 

「ええ、後でアーシアにも手伝ってもらいますが、完成したらあの焼き鳥をたたき落とすくらいは出来ますよ」

 

 

 

day2

lessonリアス

 

 

悪魔の特性やら多種多様のお勉強会

 

 

 

…正直、特筆することが無いんですが。

だってなぜに今悪魔の勉強をしなければならないのだろうか。

ちなみに私はそこら辺の知識はすべて

ベネムネさんに教えて貰っている。

 

確かに知識は必要な事だけど、別に今じゃなくてもいいような…

 

 

 

 

 

 

 

そして時は流れに流れて夜。

悪魔御一行は夜目が効くため、夜の部と称して特訓の続きをしている。

私もそれには参加したかったのだが、生身の状態ては夜目が効かず、止む無く不参加といった形になってしまった。

 

一応目だけを起動させれば暗視透視熱視何でもござれなのだが、目の色が変わってしまうのがなぁ…

 

そんな理由で、一人暇を持て余している私が何をしているのかというと、

 

「…ふぁ。

ここのお風呂も気持ちいいなぁ…」

《そのお湯、どうやらわざわざ近くの源泉から引っ張ってきているようですね》

「うっは。

流石魔王の妹は、やる事が違うねぇ」

《…いいなぁ、私も入りたいですよ…

そんでもって風呂上りにコーヒー牛乳を飲みたいです》

「あー、わかるわぁ…

つい腰に手を当てて飲んじゃうよね…

てか、そっちには温泉って無いの?」

《無いことはないですけどもぉ…》

 

それにしてもお風呂というのはいい物だ…

これを考えたローマ人は本当に天才だと思う。

 

《にしても、本当に勝ち目ってあるんですか?

貴女単体だけだと余裕ですが、力を抑えたままでしかも団体戦。

技量と人数、両方で負けているのに…》

「そこは戦略と腕次第だって某女子高生も言ってましたし、いざとなったらそこは神頼みで…」

《…私、そこまで万能な神では無いんですけど》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後お風呂から上がり、みんなの夜食用におにぎりを作り、

「夜食です」と書いたメモを添えて置いておく。

 

そのままなんとなく手持ち無沙汰になり外へと散歩に出ると、そこには大きめの丸太に腰掛けて空を見ている木場君がいた。

 

 

「あれ?木場君?」

「やぁ、高那岐さん。

きみも散歩?」

「うん、まあそんなところ。

木場君も?」

「ちょっとね、折角綺麗な星空が見えるから」

 

そのまま木場君の隣に腰掛けて空を見上げる。

 

キラキラと満天の星空と淡く光る月。

まるでスノードームを中から見たような景色にしばし私は心を奪われた。

 

「………綺麗だ」

「…うん、確かにね」

「出来るなら写真にでも撮っておきたかったよ」

「あはは、分かるなぁ…その気持ち」

「カメラ持っていればなぁ…」

「木場君にしては珍しく、はしゃいでるね」

「うん、僕はね星空が好きなんだ。

昔、初めて見た星空が余りにも美しくて綺麗だったんだ。

その光景だけは今でも忘れられないんだ……」

 

そう言った木場君の顔は、まるで慈しむかのように、それでいて…悲しみをこらえているような顔にも見えた。

 

「木場君?」

「…高那岐さん。

僕達は勝てると思う?」

「不安なの?」

「…分からない。

僕は部長の【騎士】だ。

騎士として、主君の今後を決めるこのレーディングゲームには勝たないといけない。

だけど相手はフェニックスだ。

それに数も経験も向こうの方が上で………こ、高那岐さん?なんで頭を撫でてるのかな?」

「…あれ?」

 

私もわからない。

何故か気付いたら木場君の頭を撫でていた。

でも、何故か今はこうした方がいいと思えた。

その顔が、何故か誰かと重なって見えたから。

 

「木場君はさ、もしかしなくてもだけど自分がどうにかしないとって思ってたりするよね。

自分は騎士だからって」

「そ、れは…」

「分かるよ、その気持ち。

でもね人間…じゃなかった、多分悪魔だって同じだよ。

 

独りで抱え込むよりもみんなで頑張るの。

 

部長がいて、姫島先輩がいて、小猫ちゃんがいて、イッセーがいる。

みんな同じ悪魔の仲間なんだからさ、もっと頼ってもいいと思うよ?」

「…高那岐さんはその中にいないんだね?」

「私はほら、悪魔じゃないし。

か弱い人間の女の子だよ?」

「…はぐれ悪魔の首を切り落とすような高那岐さんをか弱いって言うかな…って痛たたたたたたた!?」

 

なんだかとても失礼な事を言われたので、撫でていた手でそのままアイアンクローをする。

 

「木場君、バッチリ聞こえてるんだけど?」

「ご、ごめんって!?

ていうか、僕の身体浮いていないいいいい!?」

「あはは、気のせいだよー」

「それ棒読みだよね!?」

《なんでしょうかこの痴話喧嘩っぽいものは…》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日は1日、また1日と過ぎていき…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの…ほんとに何をするんですか?」

「んー?

対焼き鳥用決戦武器を作るの。

これさえあれば…」

 

 

 

 

「で、出来た……これが俺のなけなしの魔力を応用して作った切り札!

これで…」

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの思いと、多少の私怨を込めた準備は進んでいき……

 

 

 

 

 

 

 

 

「…芽衣、頼まれたものは用意したけども、あんたこれで何する気なのよ」「…第三次大戦だ」

「ネタに走るなオイ」

 

 

 

 

 

 

そして今日、決戦の日を迎える。

 

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