〜ディアボ邸〜
「くそっ!!もっと早く逃げておくんだった!!」
混乱の中ディアボはそう叫んだ
家具などは混乱のさなか家来達が持ち去っていってしまった
「俺が皇帝になっていればこんなことにならなかったものを!!」
そう叫びながら隠れた
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数分後〜
ディアボ邸にドイツ軍が突入してきた
「誰もいないな、既にもぬけの殻か」
「いや!ここにいたぞ!!」
つづらのような箱の中にディアボは潜んでいた
「この屋敷に貴様の他に誰かいるのか!!」
「この屋敷に居るのは俺だけだ、他はみんな我先にと荷物を持って逃げた」
彼は寂しそうに語った
〜ディアボがドイツ軍に捕えられた〜
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「ピニャ殿下、大丈夫ですか?」
「ああ、、まだフラフラする・・・」
「ここは一旦ドイツ軍にドイツ軍に投降したらどうだ・・・」
「デキムス!!お前何を言ってるんだ!殿下に何かあったら!!」
「でも、この状態だ!とても逃げ切れはしないだろうし、殿下は講和派、何とかなる!!」
彼は近づいてくるドイツ兵を見つけると、兜と剣を置き近づいた
「やめろ!俺達は降参する!」
「!!なんだコイツ!」
「おい!あの女ピニャじゃねぇのか!」
「確保しろ!」
〜ピニャはデキムス、ハミルトンと共にドイツ軍に確保された〜
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皇帝府ーー
「ピニャ・コラータの生存は不明!同じくディアボの生存も不明!」
「・・・そうか」
ゾルザルは目をつぶる・・・
そこには豪華絢爛な鎧をつけ、巨大な剣を持ち
帝国兵の途轍もない歓声の中、蛮族の首領ヒトラーの首を堂々と持つ
そんな自分の姿が目に浮かんだ
そう言うとゾルザルはスックと立ち上がり
「我々はこれからブロージャへと向かう!これは敗走ではない!
戦略的撤退である!!!」
「!!?!何をいまさら!外はもう敵だらけですぞ!!」
「この皇帝府には王家の者でも一部しか知らない出口がある、
そこからでてブロージャへと向かうのだ」
これを聞いたテューレは驚き
「なっ!?ゾルザル様、貴方は帝都臣民を置いて逃げるというのですか!」
「これは偉大なる帝国の勝利の為の致し方ない犠牲だ!!、さぁテューレお前も行くぞ!」
「・・・信じられない、あの時の私の願いを裏切るどころか、自分の国の民まで裏切るなんて・・・」
テューレはいつの間にかナイフか握られていた
テューレの怒りは最高潮に達する、憎きゾルザルは丁度背中を向けている、そこそこ離れてはいるがウォーリアバニーだったらすぐに切りかかれる距離だ
「ゾルザル!!!!」
「・・テューレ・・?」
ゾルザルが振り向いた時 まるでこの世の憎悪を集めたような顔をしたテューレがナイフを握りこちらに向かって来たのを見た
そしてそれが彼女の最期の姿であった
「ゾルザル陛下!!」
このまま行けばテューレはゾルザルを刺殺出来た・・・が
そこに運悪く榴弾砲が皇帝府に飛び込んで来た
突如、ゾルザルの体は吹き飛んだ
ゾルザルは体を壁に叩きつけられるが、なんとか意識は保ったままだった
「・・・くっ、・・!!!!・・・テューレ!!!」
ゾルザルはテューレのところへ駆けつけるがそこに居たのは
爆発に巻き込まれ無残な姿となったテューレだった
「くそっ!!くそっ!!テューレ!!!」
「ゾルザル陛下!こちらへ!」
「クソおぉ!!!蛮族の奴ら目!今に見ていろよぉ!!!」
ゾルザルは部下に引っ張られながら隠し通路へ向かった
もうチョットだけ続くんじゃ