帝国、ピニャ、女帝となりナチス・ドイツの傀儡国となる。
ゾルザル、ブロージャ(天然要塞)に逃げる。
ディアボ、アカに染まりドイツに拉致られる。
ギレイズン・ザヌビス、「皇帝陛下も意外と甘いようで・・・」
ドイツ、実世界でWW2を始め、エイルシュタット(終末のイゼッタ)侵攻でイゼッタ(魔法使い)にボコボコにされる。
ディートリッヒ、レレイと一緒にエイルシュタットに潜入捜査。
アメ公、国民党軍を装いB-17で九州爆撃。バレて太平洋戦争開戦。
2年ぶりに書いたので描きだしてみましたが、収集つかねぇWWWWWWWW
エイルシュタット
無事国境を超えた我々は先に潜伏しているスパイとリッケルトに合流すべく、旧都を目指していた。
「いいかレレイ、今の俺達は父と子と言うことになってる。いいか、父と子だぞ?チチトコ!」
「解ってる」
「宜しい、ならばレレイは外を見ると良い、子供だから怪しまれないだろうし」
無言で頷くと、レレイは早速外を眺め始めた。
◆◇◆◆◇◆
しばらくすると・・・。
「ディートリッヒ、あれはリッケルトではないのか?」
「え?」
レレイの指差す先にはずぶ濡れで笑いながら現地の住民の車に乗せて貰うリッケルトの姿があった。
◆◇◆◇◆
旧都
「あいつ上手くやってるかな」
車を止め近くの宿に荷物を置いた後。
白き魔女の秘密が眠っていると言う旧城の方を見てみる事にした。
「ふぅん、あれが旧城か。ボロ城だなぁ」
カメラ片手にふらついていると、エイルシュタットの兵士が2人近付いてきた。
「そこの貴方、ここは立ち入り禁止になっています。」
「え、あぁ、すまんね。何、娘があのイゼッタ嬢に憧れていてね。 まぁすまなかった」
そう言うと、近くにいた少女がペコリとお辞儀をする。
「まぁ宜しいですが、気をつけてくださいね」
「はい、すみません。じゃあ行こうか」
「解った」
◆◇◆◆◇◆
「それで何かわかった事はあったか?」
「外からでは分からなかった、城の内部を調べる必要がある」
「・・・ローレンツとリッケルトと合流する必要があるな」
◆◇◆◆◇◆
深夜
旧城の見張りが突如倒れる、レレイの睡眠魔法によるものだ。他にも静穏魔法もかけている。
「これが魔法・・凄いですね」
「すぐに行くぞ」
ディートリッヒ達は素早く城内に入る。
見張りを排除し、城の深層部まで到達する。
リッケルトは小瓶に入った血を壁につけると隠し扉が開いた。
中に入ると持っていた小瓶の血が揺れ天井に地図が現れた。
「これは・・・欧州!?」
「これが少佐が言っていたレイラインの・・」
そういい写真に収める。
その時あらぶっていた血が光り、部屋の壁から赤い石が出て来た。
「・・・これは?」
赤い石をしまったその時であった。
「動くな!!!」
騒ぎを聞きつけた近衛兵がやって来たのだ。
「レレイ!!」
「解っている!」
レレイが杖を振ると魔法陣が展開され散らばる破片が砂煙と共に近衛兵に襲い掛かる。
「きゃあ!!」
「逃げるぞ!」
「リッケルト、無事か!」
「ええ!何ともありません!」
「用事は済んだ!後は封鎖される前に脱出だ!」
城を出て森を抜け細い道へ出た。
「おい、トラックだ」
薄暗い道を一台のトラックが走って来る。
「丁度いいや、レレイの催眠魔法でパクっちまおう」
そういいローレンツはトラックの前に出る。
「驚かせて悪いがご老人、トラックを貸してほしい。何、手荒な事は・・・!?」
言いかけた時、老人が一つのドイツ軍の手帳を見せた。
「私の任務は諸君らを無事、ドイツ領に送り届ける事だ。さぁ乗りたまえ」
◆◇◆◆◇◆
こうして彼らは無事帰途につくことが出来たのであった。