人知れず静かなこの時間、突然綺麗に並んだ人の列を乱しながら、後ろに泡を吹きながら倒れていく人影が、皆の緊張を揺るがせそしてその後ろにいる後藤慶子は、突然後ろに倒れてきた奥村斗哉を避けてしまったことに、申し訳無さそうな素振りをせずに、静かに倒れた斗哉と椅子を並べた。
第一章 敵との遭遇
3月この○○○市立△△中学校では、今朝無事卒業式が終わりもう用のない二年生は、涙を流す三年生を横目に、易々と自宅に帰っていた。そんな中、保健室で横になっていた、斗哉はなぜか付き添いで来させられた慶子と共に保健の先生の治療を受け教室に戻っていた。
慶『なんで私があんたの面倒なんかみなきゃならないのよ?!』
斗『ごめんごめん、急に倒れちゃって…慶子支えてくれたんだろ?』
慶『は?なんであんたなんかを支えなきゃいけないのよ。大体私は女よ男子の体なんて支えれるわけないじゃない!ていうか触りたくもないわよ』
斗『あぁーそうなんだ…』斗哉は、苦笑いしながら言った。
斗『てか触りたくもないってどうゆうことだよ、俺達昔からの幼なじみだろ?』
慶『えーそうですね』慶子はめんどくさそうに返しその場を立ち去った。
慶『なんであいつと幼なじみなんだろしかもクラスも同じで出席番号も前後 はぁーあ』慶子は自分のクラスに加藤や工藤などの名前の人がいないことに疑問を抱きながら地味に長い階段を昇った。
その頃慶子に置き去りにされた斗哉は、慶子の後を追った。
『ズドンッ』急に慶子が行った方向から体中に響き渡る凄まじい音が鳴り響いた。とっさにまだ直ってない体調を気遣いながらも音が鳴った方向に走った。斗哉の頭の中に急によぎった「慶子が危ない!」急いでその場に行ってみると、とてつもなく強い何かに押されているような感覚が斗哉の体にぶち当たった。そしてその場には白い骨みたいな仮面を被った男と、その男のせいで身動きの取れなくなった慶子がいた。
斗『けーこぉ!』
慶『とぉーや助けて!』慶子は震える手を最後の力で斗哉の方へ伸ばした。斗哉も全力でその場へいったが何か分からない力で押され倒れ込んだ。斗哉は意識が薄らいでく中、慶子が必死に自分の声を叫んでいる音を最後に泡を吹きながら意識を失った。
第二章 とーや〈開眼〉
また同じ天井が目に入り起きた斗哉は、デジャヴかと思い不思議がるが、デジャヴではないと確信し、一つ一つあの場所に落としてきた記憶を拾い集めながら重大な事があった事を思い出しすぐさまベッドの上を降り保健室を出て行った。斗哉は「さっきより体が軽い、しかもとても速く走れている気がする」思っていると見えてくる無惨にも先ほど自分がいた場所、慶子がいた場所が変わり果ててしまっている所が。その後ろから追いかけてきたであろう保健室の先生が浅く早い息をしながら斗哉に先ほどのことを聞き斗哉は自分が意識が無くなるところまで事細かく話した。
保『そう…そんな事が』
斗『はい…そういえば慶子は!?慶子はどうなったんですか!』斗哉は血相を変えて聞いた。
保『それは…とても言いにくいんだけど、どこにもいなかったのこの場所にいたのは、君一人だけ…』保健室の先生は悲しそうな顔をしながら話した。
斗『そんなん…じゃあ慶子はどうなったっていうんですか!?』
保『わからないわ…多分もうすぐ警察の方々がくるから辛いかもしれないけど今話したことをもう一度はなしてみて』
斗『はい…』斗哉は涙を目に浮かべながら流れないように我慢した。
そしてその後警察に先ほどはなした話をもう一度し家へ帰るように言われた。流れないようにしていた涙を流しながらしょうがなく家へ帰っている途中どこからとなく声が聞こえた。
『その涙を流さないようにしたくはないか?』そして次には後ろの方から声が聞こえた
『その涙を愛する人を助ける力に使いたいとは思わないか?』
斗『え!?』突然あの時の事を見ていたかのような事を言い出す少年にびっくりした。
『だからあの子を助けにいきたいとは思わないか?』
斗『あの子って慶子の事か?そりゃ助けたいとは思うよでも…』斗哉の言葉が詰まった
『お前の力では適わないと?』
斗『あー適わないよ絶対…お前助けれるのか!慶子の事?』
『あほかお前は、お前が助けるんだよ』
斗『はぁ?え!?無理だよ絶対、俺会っただけで気を失っちゃうんだ』
『じゃあ俺と会っただけでもすぐに倒れてるな、お前は感じなかったか?なにか変わっていることが』
斗『ん?変わっていること?んーあ!あの体が軽くなった感じか?』
『まぁ…それだ後色々見やすくなったり反応しやすくなったはずだが…まぁそれはいい、とにかくもうお前は普通の人間じゃないんだ!お前はあの子を助ける力を持ってる!』
斗『じゃあ慶子を今からすぐ慶子を助ける事ができるんか!?』斗哉は喜びながら言った。
『違う!お前なんかまだまだだ。そのために俺がお前に会いにきてやったんだろ!今からお前の特訓をする。その車輪眼はまだまだ未完成だ。』
斗『シャリンガン?なんだそれ、まぁいいやとにかく俺は慶子を助けるためならなんでもする。修行でもなんでも…』斗哉は、まだ程遠い赤黒い車輪眼を光らせながら言った。
S『よし。その調子だ、とーや!俺の名はsakuto 本名は分け合って言えない』
斗『そうかsakutoよろしく!』
斗哉は、sakutoに明日また会いに来ると言われ夕日に照らされながら家に帰った。