次の日部長の事を木場と話しをしながら旧校舎に向かって歩いていた。
旧校舎に入る前に俺は昨日のメイドさんの魔力を感じていた。
木場と部室の前に来たときやっと
「・・・僕がここまできて初めて気配に気づくなんて・・・」
とやっと気がついたようだ。
気にせずに扉を開けるとそこには部長、朱乃、姉さん、白音、そして昨日見たメイドさんがいた。
するとメイドさんが俺とアーシアに「私はグレモリー家に使える者です。グレイフィアともうします。以後、お見知りおきを。」
とあいさつだけをしてきた。
メンバーがそろったので部長が口を開く。
「全員揃ったわね。では、部活をする前に少し話があるの」
「お嬢さま、私がお話ししましょうか。」
部長はグレイフィアさんの申し出をいらないと手を振っていなす
「実はねー」
部長が口を開いた瞬間に魔法陣が光だす。
「ーフェニックス」
木場がそう口からもらした。
魔法陣から人影が姿を表す。
ボワッ!
魔法陣から炎が巻き起こるそれを俺は魔力で消した。
それを見ていたグレイフィアさんは俺に注目していた。
「ふぅ、人間界は久しぶりだ」
そこにいたのは、赤いスーツを着た一人の男。スーツはきくずされネクタイはしていなくてシャツを胸元まで開いていた。見た目は二十代前半だ。
ホストにしか見えなかった。
男は部屋を見渡し、部長を捉えると口元をにやけさせた。
「愛しのリアス。会いに来たぜ」
・・・・成る程婚約者が確あれなら確かに嫌になるな・・・・
部長は半眼で男を見つめてた。とても歓迎しているとは思えない。しかし、部長の様子など気にせず男は近づいていく。
「さて、リアス。さっそくだが、式の会場を見に行こう。日取りも決まっているんだ、早めがいい」
俺はグレイフィアさんに念話で話をしていた。
・・・グレイフィアさん・・・
いきなり話しかけられて驚いている。だがすぐに
・・・どうしましたイッセーさま。・・・
・・・あの男って上級悪魔ですよね?・・・
・・・はいそうです。あの方はライザー・フェニックスさま、フェニックス家の三男にしてグレモリー家時期当主の婿殿でもあらせられます。・・・
・・・簡単にいえば家柄がいいから部長の婚約者になったわけですね?・・・
・・・はいそうです。・・・
・・・婚約を解消する方法はあるんですか?・・・
・・・はいあります。実はお互いの家もうまくいかない事はわかっていたのでレーティングゲームで決めようとなったのです。・・・
・・・なるほどつまり勝てば婚約は解消になるんですね。・・・
・・・はい、そうです。・・・
・・・わかりました。俺が絶対に婚約を解消させます。・・・
・・・お願いします。・・・
そう言い、グレイフィアさんとの念話を終えようとした時
「いい加減ににしてちょうだい!」
激昂した部長の声が室内に響き渡る。
部長は立ち上がりライザーを鋭く睨んでいる。ライザーはというと変わらずニヤけた表情だ。
「ライザー!以前にも言ったはずよ!私はあなたと結婚なんてしないわ!」
「ああ、以前にも聞いたよ。だか、リアス、そういうわえにはいかないだろう?キミのところの御家事情は意外に切羽詰まっていると思うんだか?」
などと二人が話しを続けていたら
ボワッ!
ライザーの周囲を炎が駆け巡る。
「俺はキミの下僕を全部燃やしつくしてでもキミを冥界につれもどすぞ」
そう言いライザーは、殺気を放ったが大した殺気ではなかった。
言ってることがおかしく笑ってしまった。
「上級悪魔って口で相手を落とせないと手まで出すのかよ、男として最低だな。」
「何だと!」
ライザーが俺を睨んできた。
「俺はお前みたいな奴が嫌いなんだよ。それともお前みたいに婚約者と無理やり結婚するのが上級悪魔として当たり前なのか?」
もちろんライザーは、俺がバカにしたことにきづいてる。
「貴様、下級悪魔のくせに」
そう言いライザーは俺に向かって炎を放った。俺はただ立ったままだったが炎は俺の前にきて霧散してしまった。
ライザーはさらに怒りさっきより大きな炎を投げようとしたが、グレイフィアさんか中に入り
「ライザーさまこれ以上はおやめください、これ以上やるとあなたの命に関わります。」
グレイフィアさんが中に入り場は落ち着いた。
「こうなることは、旦那さまもサーゼクスさまもフェニックス家の方々も重々承知でした。正直申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。これで決着がつかない場合のことを皆様方は予測し、最終手段を取り入れることとしました。」
「最終手段?どういうこと、グレイフィア」
「お嬢さま、ご自分の意思を押し通すのでしたら、ライザーさまと『レーティングゲーム』にて決着をつけるのはいかがでしょう?」
グレイフィアさんの意見に言葉を失う部長。
その後、色々と怒りながらもゲームを受けた。
「へー、受けちゃうのか。俺は構わない。ただ、俺はすでに成熟しているし、公式のゲームも何度かやっている。いまのところ勝ち星のほうが多い。それでもやるのかリアス?」
ライザーは挑発して部長をみている。
「やるわ。ライザーあなたを消し飛ばしてあげる!」
「いいだろう。そちらが勝てば好きにすればいい。俺が勝てばリアスは俺と即結婚してもらう」
「承知いたしました。お二人のご意志は私グレイフィアが確認させていただきました。ご両家の立会人としてこのゲームの指揮を執らせてもらいます。よろしいですね?」
「ええ」
「ああ」
「わかりました。ご両家のみなさんには私からお伝えします。」
ライザーが部長意外のメンバーをみていく。
「なあ、リアス。まさか、ここにいる面子がキミの下僕なのか?」
「だとしたらどうなの?」
部長の答えにライザーはクククとおもしろおかしそうに笑いだした。
「これじゃ、話にならないんじゃないか?キミの『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないな」
そう言いながら、ライザーか指をパチンと鳴らすと、部室の魔法陣が光だす。
魔法陣から続々と人影が出現していく。
俺は出てくる人数に呆れた。
「と、まあ、これが俺のかわいい下僕たちだ」
堂々と言うライザーの周囲を総勢十五名の眷属悪魔らしき者たちが集結した。
一人一人見回していくがみんな弱すぎる。
よくこんな連中で勝てるな、と思っていたがそんな中でライザーは眷属の一人とキスをはじめた。
すぐに俺はアーシア、姉さんは白音の目を手で隠した。
アーシアも白音も不満を言っていたが何とか収まった。
「お前は部長と結婚したあとも他の女とも関係を持つのか?」
ライザーはあたりまえだといわんばかりか
「英雄、色を好む。確か人間界のことわざたよな?」
「お前が英雄なわけないだろ、お前はせいぜい焼き鳥だろ?」
「焼き鳥⁈こ、この下級悪魔ぁぁぁぁ!調子こきやがって!上級悪魔に対して態度がなってねぇぜ!リアス、下僕の教育はどうなってんだ⁉」
部長は「知るか」と言わんばかりにフンとそっぽむくだけだ。
「知ってるか?英雄ってのはお前みたいなただの上級悪魔みたいな奴じゃなくてもっと強くて優しい奴のことを言うんだぜ、お前してるのはただの嫌がらせなんだよ。」
するとライザーはさらに怒り下僕に攻撃させようとしてきた。
「ミラ。いけ」
「はい、ライザーさま」
下僕が俺のもとにこようとした時、朱乃と姉さん、白音から殺気がでていたが
・・・大丈夫だ、わざとやられたふりをするだけだから。・・・
と部長意外に念話で伝えた。
そして俺はライザー下僕の攻撃を受けてわざと後ろにふっとんだ。
壁までふっとび少しやられたふりをする。全くダメージはなかったので寝ているだけである。
するとライザーが俺へ近づき屈みながら耳もとで言う。
「弱いな、お前」
その言葉を聞き早く言い返したくなってきた。
・・・なぁ、ドライグ、メビウスあいつをレーティングゲームで殺しても文句は言えないよな?・・・
《そうだな相棒、ドラゴンの恐ろしさを教えてやれ、俺もあの悪魔は好きになれない》
《そうですね、かなりのお灸が必要ですね。》
ライザーの話も終わり
「リアス次はゲームで会おう」
そう言い残し、ライザーは下僕たちと光の中に消えて行った。
ライザーがいなくなってから俺は起き上がりグレイフィアさんにお礼をいった。
あのあと、部活は中止。部長は朱乃と共に旧校舎の奥に引きこもった。
作成会議をするらしい
十日後。
あの焼き鳥野郎をボコボコにするまでの時間だ待ち遠しいぜ。
そんなことを考えて風呂に向かい浴室の扉を開いたときだった。
「あっ・・・」
「イッセー、一緒にはいりたくなったかにゃ?」
「兄様、恥ずかしいです。」
「イ、イ、イッセーさん?」
やばい三人で風呂に入っていたのか、とりあえずここは「ごめん」そう言い出ようとしたら腕をつかまれた。
「まつにゃ」
「待ってください」
アーシアはオロオロしてる。
そしてほぼ強制的に一緒に風呂に入ることになったが何とか貞操は守った。
そして次の日、起きて見るとまたいつもと同じだと思ったらアーシアまでいた。
とりあえず全員起こし朝連に行こうとしたら荷物を持った部長がいた。
「部長どこかいくんですか?」
俺が聞くと部長は笑顔で
「修行をしに山に行くわよ」
と言っていた。