魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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リリカルなのはの新作が放送記念して………本編の方はもうしばしお待ちを………。


第24話 本気と真剣と遭遇

 

 

くっそ!!マジで魔力が全然感じれん!?しかも『輪廻眼』はおろかご丁寧に『写輪眼』も使用不能になってしもぉちょるし!

 

はやて「透君………一応聞くけど、投降する気…………ある?」

 

マダラ「………………何を分かりきった事を………無い…………な」

 

俺はヤクモからライラにシフトして体術で戦うことにした、刀より籠手にして方がリーチ的にも短くて済むしスピードが段違いじゃけぇ。

 

素手の状態で戦う意志を見せようと俺はなのは達に向かって走り出した、そんでもってなのは達のど真ん中に向かって回し蹴りをして散らバラせた。

 

その後も近くにおる奴に対して蹴りの応酬を掛けて行った。

 

アルフ「もう!止めな透!!」

 

マダラ「断る!」

 

リインフォース「これ以上お前が戦い続ける必要は………」

 

マダラ「ある!!」

 

ヴィータ「………ったく!この頑固野郎!!」

 

マダラ「意志が固いと言ってもらいたいな!」

 

ティアナ「同じことでしょ!?」

 

マダラ「さぁ?どうだろうな?!」

 

フェイト「……………そう、なら………何がなんでも………透を止めるよ!?バルディッシュ!!」

 

アリシア「テレサ!!」

 

突然フェイトとアリシアの格好が変わった、さっきまでの装甲っぽい物が無くなって身軽になっとった。

 

加えてなのはも格好が若干変わっとった。

 

フェイト「これは『真・ソニックフォーム』」

 

アリシア「私のは『極・ライジングフォーム』っていうんだ、私達姉妹のスピードは今までの比じゃないよ」

 

なのは「私は…………『エクセリオンモード』ホントはもう一つの方にしようと思ったんだけど、こっちの方が透君との戦いに会うと思って」

 

マダラ「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ………」

 

なのは「透君…………一応これが私達の『卍解』のようなものだよ」

 

なのは達が強気な視線で俺を見ている、そんでもってその強気な目の奥には『写輪眼』が無くても分かる位の『哀しさ』っちゅーんかな?そんなもんが見て取れた………ちょい恥ずぃんじゃけど。

 

俺はさっきのなのはの言葉を思い出しとった。

 

なのは『透君………覚悟…………してほしいの!』

 

あぁ…………こういうことじゃったんやな、確かにこれは…………覚悟して挑まんといけんのぉ。

 

マダラ「ハァ………ハァ………ハァ………ならば、見せてもらおうかぁっ!!」

 

近くにおったフェイト達接近戦に特化した奴等に向かって大振りの蹴りを放った、フェイト達は俺の蹴りを受け止めはせんで『瞬歩』で回避した。

 

じゃけどこれは予想の範囲内………っちゅーかそうするようにワザと大振りの攻撃をしたんよね。

 

俺の本当の狙いはフェイト達じゃ無く、なのは達遠距離組を攻撃するのが目的……てなことで…………。

 

マダラ「っっっっせぃ!!」

 

俺はまたさっきと同じように大振りの蹴りをなのはに向けて放った。

 

わかっちょるわ………………なのは、お前なら俺の蹴りを余裕で避ける…………しかもお前の場合後ろの方に必ずステップする、そこがお前の唯一出来る隙なんよな………。

 

なのは「っ!」ダッ!

 

俺の読み通り、なのはは後ろの方にステップした。

 

それを俺は見逃さずすぐに追い打ちを掛けようと蹴った足を軸にし、そこから回し蹴りを放った。

 

これは確実に入った!………………と思ったんじゃけど…………。

 

なのは「うわっ!」シュンッ!

 

俺の得意の蹴りは空しくも空振った、何んで空振りをしたんか…………俺はすぐには気付かんかった………何故なら…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはが目の前から消えたけぇ………………。

 

 

 

 

 

 

 

なのはだけじゃない、フェイトの部下の召喚士とルーテシアもおらん………………何でおらんのんじゃ?

 

いや、見とらんかったわけじゃない………………見えとったけど、理解出来んかっただけじゃったんよな………………なんてったって、フェイトとシグナムじゃのぉて。

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは達までもが『瞬歩』を体得しとった………………。

 

 

 

 

 

 

マダラ「な………………」

 

なのは達はフェイト達の方に合流しとった、はやても同様に『瞬歩』を使って…………俺は驚きのあまり一瞬固まってしもぉた、その所為で大きな隙を作ってしもぉた…………。

 

すると俺の目の前に離れた筈のなのはとフェイトが『瞬歩』を使ってまた俺に接近してきた。

 

なのは フェイト「「はぁっ!!」」

 

何をするかと思ぉたら、俺の顔目掛けて左右に分かれて蹴りを放ってきた。

 

マダラ「!?ぐっ!」

 

俺は二人の蹴りを両腕で難無く受け止めた。

 

マダラ「甘いな、この程度の蹴りで………………っ!?」

 

フェイトは分かるけど別になのはが蹴りを放つのは珍しいことじゃない、分隊の隊長を務めるモンとしては少しは体術は出来とかんといけんのんじゃけどね………………ってか昔俺が体術とか一緒に修行しとったけぇな、まぁとにかく俺が驚いとるのはそこじゃない。

 

俺は今真正面を向いちょるんよ、俺の視線の先にはシグナムが離れた位置で剣を上段に構えとった。

 

シグナム「すまない二人とも………………………」

 

マダラ「(あれは………………遠距離の攻撃をするつもりなんか?いや、剣の形状は変わってないけぇあの遠距離や中距離系の攻撃じゃない、なら何なん…………っ?!まさか!?)」

 

シグナム「気付いたみたいだな…………だが遅い!!」

 

シグナムが仕掛ける前に止めようと思ったんじゃけど、なのはとフェイトが俺に攻撃して来ちょるけぇ先に蹴り飛ばして、それからシグナムの下に行こうとしたんじゃけど。

 

シャマル ユーノ「「『チェーンバインド』!」」

 

走ろうとしたらシャマルとユーノのバインドに捕まってしもぉた、普段なら『すり抜け』か力ずくで破っちゃるんじゃけど、今の俺の状態じゃぁ破るのに少し時間が掛った。

 

なんとか力尽くで『チェーンバインド』を脱したんじゃけど、もう遅かった…………シグナムはレヴァンティンを俺に向け振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグナム「『月牙…………天衝ォォォォ』!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグナムの剣先から紅い斬撃が俺に向かって真っすぐ飛んで来た。

 

マダラ「っ!!!ぐあぁぁぁぁ!!」

 

俺はシグナムの放った斬撃をモロに受けてしまった、何で喰らったんか?それはシグナムが放った斬撃に対して驚いてしもぉたけぇ。

 

マダラ「(アレは明らかに『月牙天衝』?!しかも…………少し炎を纏って………シグナムのヤツ………………いつの間にこんな芸当がっ………………)」

 

斬撃は非殺傷じゃったとはいえ、身体には切傷はなかったんじゃけど打ち身程度にはなった…………じゃけどお陰で俺のBJが肩からバッサリ破けた状態になった、相当の威力を持った斬撃…………コピーといえど誇ってもええレベルの威力を持った『月牙天衝』。

 

マダラ「ぐぅ…………まさか、お前が『月牙天衝』を撃つとはな…………いや、他にもハラオウン両隊長や烈火の将だけかと思ったが、まさか高町隊長や他の奴等も『瞬歩』を体得していたというのにも驚いた………まぁまだまだ未熟だがな」

 

シグナム「いつも、誰と訓練をしていたと思っている?」

 

なのは「私達は………………いつも君を見ていたんだよ、君に追いつきたい…………君と肩を並べたい………その為に………………」

 

”シュンッ!”

 

マダラ「!!」

 

ヴィータ「アタシ等は強くなったんだァァァ!!」ブンッ!

 

俺の近くに『瞬歩』で近付いてきたヴィータがギガントフォルムのような形態にドリルを搭載させたグラーフアイゼンを俺の腹部に向け振り抜いた、しかもドリルの部分で攻撃して。

 

マダラ「がっ!………………っ………………っ」

 

”ドスンッ!”っつー音が響いた、俺は一瞬息が出来ん状態になった。ロケット+ドリルの攻撃を喰らったら、防御を強ぉしてもあんま意味は無い。

 

シグナム「透………………もう分かっただろ?私達の強さを…………確かに私達はお前には敵わないだろう、だがこのようにすればお前にだって勝てる」

 

ヴィータ「アタシ等だって………………いつまでも弱いままじゃねぇんだよ、舐めんじゃねぇよ!」

 

リインフォース「もう私達と戦う必要は無いんだ!」

 

フェイト「透!もう………止めよう?もう…………無理をする事ないんだよ!」

 

マダラ「ハァーー………ハァーー…………ハァーー」

 

”ガシッ!”

 

やっと息が出来るようになって身体の言う事も聞く、俺はヴィータのデバイスを右手で掴んだ。

 

ヴィータ「!?」

 

マダラ「何度も言わせるな…………舐めるな!…………そして……………」

 

グググッと俺はヴィータのデバイスを持ち上げ…………。

 

マダラ「俺は………『マダラ』だぁぁ!!」

 

そしてヴィータに向け蹴り上げた、じゃけどフェイトが二刀で俺の蹴りを防いだけぇ、すぐに俺は空いた方の手で殴ろうとした…………んじゃけど途中でアリシアの攻撃を顔に受けて遮られた。

 

アリシア「させない!」ズバズバッ!

 

アリシアの二本の鎌が俺の頭を捉えた、一本は俺の首を柄で殴って来た、もう一本は刃の部分で俺の仮面を真一文字に狩ろうとしてきた…………たぶん俺の仮面を剥ごうとしとるはず。

 

俺は間一髪のところで首を後ろにずらし仮面を剥がれるのを阻止したんじゃけど、刃自体は避けられず刃は仮面を”ガリガリガリッ!”と音を立てて削られていった。

 

アリシアの攻撃の後すぐにバックステップをして俺は離れた、このまま無策にやるのは危険過ぎると今更思ってしもぉたけぇなんじゃけど。

 

そんなこと考えちょるうちに、横からアルフとエリオっちゅー槍少年が攻めて来た、それを落ち着いて躱して蹴りを入れようとした。

 

アリシア「『雷襄(らいじょう)』!!」

 

しかし俺の攻撃はアリシアの攻撃で阻まれた、突如俺とアルフ達の間に一本の鎌が降って来た………………雷の魔力を纏った状態で地面に刺さっとったけど。

 

しかもこの雷は鎌に纏うだけじゃ無く、刺さった鎌から帯状に伸びとって、その先にはアリシアの手にあるもう片方の鎌に繋がっとった…………ますます『風死』みたいなんじゃけど。

 

アリシアの援護の所為で俺は攻撃しようとした脚を止めてしまい若干の隙を作ってしもぉた、するとアルフとエリオは俺の隙を突くように拳と槍で俺の頬と脇腹を攻撃して来た。

 

俺はたまらず近くにあった岩場にジャンプし膝を付いて行きを整えようとしとった。

 

そんな俺に九喇嘛達が話し掛けてきた。

 

九喇嘛『まったく…………だからお前も、ワシの『人柱力』或いは仙人モードが出来るようになっておれば『あんなモノ』に封じられることも無かったろうに』

 

マダラ『………んなモン知っとるわ!………………俺だってまさかこがぁな事になるなんぞ思ぉちょらんかったんじゃけぇ、そこら辺はいらんかなぁって思ったし、お前は人柱力より自由にやらせた方がええかなぁって思ったけん口寄せ系にしたんよ』

 

九喇嘛『馬鹿だろ…………』

 

マダラ『ぬぐ………………面目ねぇっスわ、ご丁寧に気も使えんし』

 

アシュロン『でもよぉ、それ言ったら白なら大丈夫って事になるんじゃねぇか?ほらアイツの力ってただの魔力じゃねェし』

 

白『残念ダガ、ゴ丁寧ニ『アレ』ハ俺ノ魔力モ封ジチマッテンダ、ドッカデ俺ノ情報モ仕入レテイヤガッタンダロォヨ』

 

ヤクモ『それに仮に白さんの力が使えたとしても今のマスターの身体が付いて行けるかどうか………………』

 

マダラ「ハァ………ハァハァ…………ッハァ………ハァ…………」

 

息を整えようと思ってもいつの間にかかなり消耗しとったようで、なかなか回復は出来ん状態じゃった。

 

ヤクモ『マスター!大丈夫ですか?!」

 

マダラ「問題………無くは無い………ハァ………ハァ」

 

ライラ『これ以上続けたら…………御身体が………』

 

マダラ「まだ………ハァ………ハァ………手はある…………ハァ……………ハァ……………『アレ』を外す」

 

リコ『!?『アレ』をですか?!いけません!!『アレ』を外せば確かになのはさん達と対等以上になるかもしれません、しかし今のマスターの身体ではとても………………』

 

マダラ「ハァ………ハァ………ハァ………だが、やらなければ捕まってしまう…………俺は今はまだ………捕まるつもりは………毛頭…………ない!!」スッ

 

ヤクモ『マスター!?』

 

スマンね………俺はまだ…………マジで捕まるわけにはイカンのよ、たとえコレで俺の身体に異常がキてもの………………あとはどうとでもなれってヤツじゃね。

 

 

 

なのは Side

 

 

透君は少し高く出来た岩場にジャンプした、着地した途端膝を付いた。明らかに透君はおかしい…………いつもよりも動きが鈍く、攻撃が当たりやすい…………このままだったらあまり攻撃をせずに簡単な拘束で済むかもしれない、本当はあまり透君に拘束とかしたくないんだけどね。

 

そんな彼がなにやら足に手をやりゴソゴソとしていた、かと思うとゆっくりだけど立ち上がり今度は両手首を触りだした。

 

はやて「透君…………一体何してんねん?」

 

マダラ「ハァ………ハァ………さて、何だろうな?…………そちらの力量は把握した、俺も今のお前達相手ではハンデがあり過ぎると思ってな…………この四肢に付けたリストバンドを外させてもらおう」

 

そう言うと透君は外したリストバンドを両手に2つずつ私達に見せる様に抓んでぶら下げ、所々罅が入り欠けてる仮面でこっちを見ていた。

 

ゼスト「強がりは止せ、君は明らかに体調を崩し尚且つそのダメージ、そして彼女達の魔力制限解除」

 

シャッハ「とてもではありませんが、勝てる見込みは薄いですよ」

 

クロノ「だがお前の事だ、そのリストバンドも普通の物では無いのは分かっている………おそらくリミッターの類の物だろう」

 

マダラ「ほぉ………まぁ間違ってはいないな…………」

 

はやて「せやったら、意味無いで透君」

 

すずか「それにたぶんだけど、そのリストバンドって魔力のリミッターだけじゃなくて重りの役割もあるんだよね?」

 

ユーノ「あのサイズだから…………いっても500くらいかな?」

 

シグナム「どちらにせよ、もうお前に勝ち目はないぞ………透!」

 

マダラ「………………そう言う事は、勝ってから…………相手が地に伏してからにしろ」

 

スバル「でも、この状況じゃぁあなたには…………」

 

マダラ「大した自信だな………それにふざけていたつもりはなかったが、ここからは………………俺も」スッ・・・・

 

突然透君が持っていた両方のリストバンドから手を離した、たぶんそのリストバンドに私達の目を引いておくつもりなんだろうけど。

 

はやて『皆分かっとると思うねんけど、あのリストバンドを見るんやないで?あくまで透君なんやからな!』

 

はやてちゃんが念話で私達に注意を呼び掛けてきた。

 

マダラ「………………フッ」

 

シグナム『わかってます!』

 

皆も分かっていたようだ、シグナムさんが代表してはやてちゃんに答えてた………………んだけど。

 

あれ?………………あれあれ?………………私の見間違いかな?何だかあのリストバンド、ものスッゴイ速さで落ちてるような………。

 

ヴィータ『それに、あのリストバンドだったらそんな大した重さじゃねぇんだろ?だったら”ドゴォォォォォォン!!!”………………は?」

 

ヴィータちゃんが念話でだけど喋ってる途中でリストバンドが地面に『激突した』。

 

『落ちた』じゃなくて『激突』って表現にしたのは、透君が落としたリストバンドが地面にめり込んでたから…………ユーノ君が言ったように500kgくらいなら埋まるのは分かるけど、『クレーターが出来る』程までいく?!

 

なのは「っ!?」

 

私は…………いや、私達はあまりの予想外の事態にリストバンドに注目した所為で透君からつい目を離してしまった………その為透君が居た岩場に目を向けた時に透君の姿はなかった。

 

逃げた可能性は限りなく低い、私達だけじゃなくて上には『アースラ』と『クラウディア』が控えて監視してるし、アルトたちも待機して見ているんだから逃げたり隠れたりしたらすぐにわかる。

 

あと気のせいか分からないけどリストバンドが落ちた瞬間、透君の方から「そ………」ってうっすらと聞こえたような気がするんだけど………。

 

でもあの一瞬で透君は私達の目の前から消えた、まだ魔力を封じた装置も時間は切れてないからまだ継続中、だったらどうやって…………。

 

私達辺りを探そうとしたら突然後ろの方から声が聴こえた、位置的にすずかちゃんの方から聴こえてきたから私達は急いですずかちゃんたちがいる方を向くと………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マダラ「ココからは俺も………『真剣(マジ)』だ!」

 

 

 

ハリベル Side

 

 

アパッチ「ここ…………なんですよね?」

 

ハリベル「あぁ、ドクターからの報告ではココだと聞いていたんだが」

 

スンスン「ですが、ココに何かしらの情報があるのでしょう?」

 

ミラ・ローズ「でもさぁ…………こんなボロッちぃ所にそんな情報があるとは、到底思えないんだけどねェ」

 

スンスン「それを調べに来たんじゃないですか、もう痴呆が始まったんですか?ゴリラさん?」

 

ミラ・ローズ「んだってスンスン?!喧嘩売ってんのかい!?」

 

私達は現在、ナンバーズとは違って襲撃ではなくある研究所の調査をしに来ていた。

 

今いる研究所は本来ならば誰も使ってはおらず、荒廃して使用された形跡は何一つも確認されてはいなかった…………まぁ当たり前の事だが。

 

だが事前にドクターにある事を言われてた、言われなければそもそも気にもかけなかった。

 

ハル(回想)「実は君達に頼みたい事があってね、ココの研究所に行って来てくれないか?」

 

ハリベル(回想)「はぁ、ですがそこは使われてはいないのでは?」

 

ハル(回想)「あぁそのはずなんだけど………どうも最近神出鬼没の巨大な魔力値を感知したんだ」

 

ハリベル(回想)「………………それだったらココでは無く別の研究所からの可能性は?ここは既に機能していないと…………」

 

ハル(回想)「う~んまぁそれもあるんだが、どうにもこの研究所から似た反応を検知したんだ…………まぁ何も無ければ襲撃の方に加わってくれればいいんだけど、どうにも気になってね」

 

ハリベル(回想)「だからですか?」

 

ハル(回想)「そう、透に行かせようと思っている所ともしかしたら関係があるかもしれないから、特にね………彼の手助けにもなるし」

 

ハリベル(回想)「………分かりました」

 

といった感じで、あの方と同様私達は調査に当たる事にした、だが荒廃したと言っても仮にも研究所………何かしらの防衛対策があるかとも思ったんだが、見事に杞憂に終わった。

 

ハリベル「…………じゃれ合っている場合では無い、早く調査を開始するぞ」

 

ハリベル以外「「「はい!」」」

 

私は部下3人と共に荒廃した研究所の調査に当たった。

 

調べる所はデータが集まる場所と研究が行われていたと思われる場所、つまりサーバールームや実験室、そして所長室と研究員だ。

 

しかし荒廃していると言えど、この研究所は結構デカく作られており、実験室に至っては実験棟と区別されているくらいだ。

 

他の任務時間などを考え、一塊になって調べるよりもバラバラになって調べるようにした、しかし各自これといった収穫も無くすぐに合流し、最後に残った実験棟に向かった。

 

スンスン「思った通りと言いますか、見た目通りで何も残ってませんでしたね」

 

アパッチ「最後に残ったこの実験棟の部屋も…………なぁ~んかアテにならなそうだしなぁ」

 

ミラ・ローズ「ならアンタはお留守番でもしてな」

 

アパッチ「………………テメェとは一度ケリつけねぇとって思うんだけどよぉ?」

 

ミラ・ローズ「奇遇だねェ、アタシもだよ」

 

私の後ろでアパッチとミラ・ローズが毎度の如く喧嘩をしようと互いを威嚇し始めた。

 

スンスン「しかし、気になりますね」

 

そんな二人を無視しスンスンが私に耳打ちしてきた。

 

ハリベル「気になる…………とは?」

 

スンスン「ドクターの言った事です、もし本当にココからだとしたら一体どうやって…………」

 

ハリベル「それを調べるのが今回の任務だ、それにドクターの見立てではココの方が怪しいと踏んでいるんだ、何かしらの記録が残っているのやもしれん」

 

スンスン「………そう…………ですね」

 

話しこんでいるうちに実験棟の実験が行われる部屋とそれを管理などをする制御室に入った。

 

すると妙な違和感を私は感じた…………いや、私だけではなく3人も同じように気付いたようだ。

 

ミラ・ローズ「………何だココ?」

 

アパッチ「ココも他と一緒でボロッちぃのに………………と思ったんだけど、なぁ~んか小奇麗っつーか変な感じだよなぁ」

 

スンスン「…………端末や他のデスクが少々整理されてますね、パッと見では分からないレベルですが」

 

ハリベル「まずは端末を調べる、その後は…………あの如何にも最近まで使われていたと思われる、そこの実験室も調べるぞ」

 

私は制御室から見える実験室を眺めながら3人に指示を出した。

 

実験室は制御室から見下ろせるようにガラス張りされており、そこから見える実験室は他と違って罅が入った壁や壊れた天井などが一切ない状態…………つまり新品同様だということだ。

 

そしてしばらく調べると私達は実験室へと降りた、制御室ではほとんど記録は消されていたがある程度の記録は残っていた。

 

この研究所は生物系の研究では無く質量系の兵器を開発していたという事、だがどれも実用性の無い物ばかりでこれといった成果も挙げられていない、この研究所が潰された理由はそういうことらしい。

 

だが最近のログを見てみると、あるモノがこの研究所に運ばれたそうだ。ココが使われたのは単に広く邪魔にならない………………それに仮に暴走などしたとしてもココならいくら破壊されても構わないという事からだと思う。

 

実験室に到着すると私達はまた少し驚いた、中の広さは充分に実験が行える程度にあり、加えて格納庫のような役割もあるようだ。

 

ハリベル「さて、ここもある程度情報を入手しておかなければな」

 

アパッチ「あっ!あっちに端末みたいなモンがありますよ」

 

スンスン「何かしらのデータが残っていればいいんですが」

 

奥にアパッチが見つけた端末を調べようと手を伸ばそうとした瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ハイハ~イ、ちょっとそこで止まって頂戴ねェ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達の背後から声が聴こえた、気配が全く無くかつ入って来てからの魔力をまったく感知しなかった事に驚いてはいた。

 

だがそれだけで私は同様はしない、私達は冷静にこの場にやって来た者…………おそらく管理局の者に間違いないだろう、目の前の『二人の女』に目をやった。

 

1人は杖型のデバイス、もう1人は槍型のデバイスを持っており…………しかもそいつは黒い着物のBJを纏っていた。

 

この槍を持った奴………妙に鼻に着くな…………それに無性に胸がざわつく………………何なんだコイツ等は。

 

ただ………こいつ等の魔力は、私達並か………それ以上だな………かなり強い……………こんなことをしている場合ではないのだが………。

 

 

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