魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第26話 最後と決着

 

骨が軋む!!………………身体に上手く力が入らん……………膝が震える……………相当ヤバい…………んかなぁ…………。

 

リコ『マスター!やはり無茶です!?現在のマスターの御身体ではこの状態になるのは、やはり負担が多すぎます!!』

 

ヤクモ『そうです!更に言わせていただければ、絶対に『八門遁甲』は使用されないでください!?』

 

マダラ「分かっている、アレを使っては…………アイツ等が死んでしまいかねん」

 

ライラ『そう言う事を言っているのではありません!今の状態のあなた様が使用されると…………日常生活はおろか最悪……………』

 

マダラ「あぁ…………分かっている」

 

俺は『牙突』の構えを直し刀を一度勢いよく振り鞘に戻した、その時も肘やらが悲鳴を上げとって正直かなり痛かった。

 

マダラ「(こいつ等相手に『六式』を使う羽目になるなんて、ぶっちゃけ俺的になかったんじゃけど………ケガさせん程度に…………出来るかいのぉ?)」

 

俺は後ろにおるなのは達を見ながら身体を向けた、なのは達は身体や顔は俺の方を向いちょるんじゃけど、目線は時々はやての方に行っとった……………………たぶん念話で話し合っとるんじゃろぉ……………。

 

身体の骨は軋み、息が上がって、筋肉に疲労がたまって熱がこもっちょる感じがし、更には眠気……………とは違うんじゃけど頭がボォッとして視界若干揺らぐ。

 

じゃけどそれでも俺はなのは達に意識を集中させて構え直した。

 

 

 

 

なのは Side

 

 

はやて『……………………ていうんが、ハルカちゃんからの予想や…………皆一応頭に入れて即簡単なシミュレーションして対処を考えや!』

 

透君の突撃が過ぎた後、はやてちゃんから全員に対し念話での指示が来た、内容はハルカちゃんからのなんだけど…………透君のあの妙な体術や剣術についてだった。

 

マダラ「…………相談はもういいのか?」

 

はやて「『六式』……………」

 

マダラ「ん?」

 

はやてちゃんがさっきハルカちゃんから教えてもらった体術の名前を挙げていった、こっちが知っているぞという事を知らせればそれだけでこっちは対処が出来るというブラフになるから。

 

はやて「『牙突』、『二重の極み』、それだけやない…………もしかしたら『飛天御剣流』っちゅー剣術もあるんとちゃうん?」

 

マダラ「ほぉ…………早いな、情報の出所は……………先程の中村 ハルカ少将か………ま、当然と言えば当然だな」

 

はやて「正解や、まぁ本人もかなり驚いとったんやけどな……………やっぱ透君は用心せなアカン対象になるなぁ」

 

マダラ「それはありがたいが……………いくつか訂正がある、まず一つ、確かに俺は『六式』の技を使っているが……………『六式』を極めたわけでは無い」

 

ゼスト「極めていない…………だと?」

 

マダラ「そうだ、言ってみれば…………俺は、まだ『五式』使いと言っておこう……………俺は『鉄塊』をまだ習得してはいない」

 

クイント「『鉄塊』って確か、身体を鉄のようにする技法よね?」

 

マダラ「そう……………生憎と習得する時間が俺には無くてな、なので俺は半端な状態で挑んでしまったってわけだ」

 

半端って………………どの辺が?半端ってレベルじゃないよコレ?!

 

マダラ「加えて俺は『指銃』も『紙絵』も正確には習得したとは……………いや、一応習得はしているが使用しないという事なんだが、『紙絵』は普段から回避をしているから勝手に覚え、『指銃』に至ってはワザワザ指で突かずとも拳で殴り倒せばいいだけの事」

 

アリシア「うわっ……………体育会系の発言」

 

確かに…………というか、そこら辺の……………んんっ!!何でも無い……………。

 

マダラ「だが、さっきも言ったが……………………これらも応用は効く、『指銃』は使わんが…………その技術、そしてそこから覚えた技法…………名を『銃闘技(ガン・シュート・アーツ)』」

 

スバル「ガン・シュート・アーツ?」

 

ギンガ「名前は私達が使うシューティングアーツに似てるけど…………」

 

なのは「でも……………ここまで体術を編み出すなんて、改めて凄いって思うよ」

 

マダラ「(ま、ホンマは『GO DA GUN』っつーヤツを思い出して前にやってみただけなんじゃけどの)」

 

ヴィータ「あぁ…………敵に回すとこんなにヤベェって、最初に会った時以来だぜ」

 

はやて「ホンマや……………特に『嵐脚』やったか、あの鎌鼬を起こす蹴りには驚いたけど……………」

 

はやてちゃんの言葉に私……………だけじゃない、皆もこう思ってるはずだね。

 

マダラ以外「(『嵐脚』は範囲系も含まれるけど、全体を脅かす程の威力を持ったモノは少ない!)」

 

事前にハルカちゃんからの情報じゃぁ、『嵐脚』の範囲系では『凱鳥(ガイチョウ)』っていう鳥の形をしたのがあるらしいけどコレをするには場所も限られる、同じことから全体系の技は『周断(あまねだち)』…………これは遠心力を必要とするから、その間に攻撃されたら放つことは出来ない。

 

私達はこの二つの事に注意しながらバラけようとした、しかしそんな私達に透君の一言で空気が一変した。

 

マダラ「お前達の考えていること等容易に想像がつく、大方俺の『嵐脚』には全体系のモノが無い…………若しくは少ないとでも思っているんだろ?」

 

なのは「!?」

 

読まれた!!私達は驚きはしたけど、それでも透君を捕まえようとメガーヌさんとユーノ君とシャマルさんのトリプル・バインドで捕獲した。

 

メガーヌ「やっと……………出来たわね」

 

シャマル「捕まえた!!」

 

ユーノ「確かに透の言う通り、そんな風に考えていたよ!でもそんな事を考える前に、君を捕まえてしまえば……………全部意味は「調子に乗るな」…………え?!」

 

メガーヌさんとユーノ君とシャマルさん、3人のバインドで鎖が身体中にグルグル巻きになって指一本動かせない状態な透君、身動きが取れない筈なのに透君が身体に力を入れた途端、バインドが”バキィィィンッ!”と音を立てて弾け飛んだ。

 

ユーノ「うわっ!…………そ、そんな!?」

 

シャマル「まさか……………ただ力だけで破ったって言うの?!」

 

メガーヌ「デタラメにも程があるわよ!?」

 

マダラ「今の俺にこの程度のバインドでは…………精々数秒の足止めにしかならん」

 

ユーノ「くっ!」

 

メガーヌ「やばっ…………」

 

シャマル「っ……………」

 

ユーノ君とシャマルさんの顔が悔しそうな顔になってた…………それはそうだ、自分達の得意分野の拘束がただの力でいとも簡単に破られるなんて…………自分達ですら思ってもみなかったはずだよ。

 

マダラ「さて、まだ話の途中だったな…………最後に一つ訂正があるとすれば…………『嵐脚』の事だな」

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

ハルカ Side

 

 

ハルカ「さぁてと、それじゃ……………いくつか聞かせてもらうわよ?」

 

私達は輸送機に乗り、なのは達がいる世界に向かっている最中だった。

 

理由はただ一つ、なのは達に合流する為……………………そして、透の馬鹿を止める為よ。

 

そんでもってハリベル達を一緒に乗せて行ってるんだけど……………コイツ等の所為で出るのに少し時間が掛っちゃってねぇ…………まぁその分はやてに『六式』とかの事を知らせることが出来たんだけどね。

 

スンスンが最後だったんだけど…………何をしに研究所に戻ったのかしら?…………その事含めて聞かないと。

 

ハルカ「まずはぁ……………………アンタ達、あの廃墟に何しに行ってたの?……………いや、もっと具体的な事を聞くと……………何を調べてたの?」

 

ハリベル「………………」

 

ハルカ「出来れば黙らないでほしいだけど」

 

ハリベル「いや、そういうわけでは無いんだが……………ただ私達も『何か』があそこにあった、程度にしか分からんのでな……………あそこに何らかの情報があるのではと思って行ったのだが…………途中でお前達に邪魔されたというわけだ」

 

ハルカ「そりゃ失礼………て、そしたらさっきスンスンが遅かったのって…………」

 

スンスン「やはり私の名もご存じなんですね、そう………ハリベル様に言われ先程の場所に戻りデータの抜き出しと適当に使えない程度に破壊しただけですよ」

 

響子「この人危ない事サラッと言いやがった」

 

スンスン「まぁあんなくだらない施設にいては、私の貴重な労働時間も損なわれてしまいますし…………いくらあんな施設が消えようとも痛くも痒くもございませんので」

 

響子「オマケに毒吐くし」

 

スンスン「ヘビですから」

 

響子「は?」

 

関係ねぇ~……………………。

 

スンスン「いえ、何も」

 

うんまぁ…………スンスンってこんな性格だったわよね。

 

ハルカ「それで、何か分かったのかしら?」

 

スンスン「……………………よろしいので?」

 

スンスンが警戒心たっぷりな顔でハリベルに見せて良いかどうかの判断をあおいだ。

 

ハリベル「いい、私達も含め結果を報告してくれ」

 

スンスン「分かりました、と言いましてもあまりデータも残っておりませんでして、あまり収穫と言った物はありませんでしたね」

 

そう言ってスンスンが取り出したのは一つの箱だった、その箱のどこかよく見えないから分からないけど、とにかく箱を押したらいきなり文字が壁に表示された…………たぶん小型のプロジェクターのようなモノかしらね。

 

スンスン「やはりあの研究所は最近まで使われていたようですが、もう誰もあそこには来ないでしょう……………この資料の最後に完了の印がありますし、それに先程ある研究員が残してあったレポートに『ココでの成果ではもう何も期待出来ないだろう、近々破棄するとのお達しだ』とありましたので」

 

響子「…………外見同様に、最初から捨てるつもりだったのね…………ま、これほどいい隠れ蓑はないでしょうけど長い事使うのは避けるでしょうね」

 

アパッチ「んで?一体何を研究してたってんだよ?」

 

スンスン「さぁ?」

 

アパッチ「ハァ?さぁって何だよテメェ!?」

 

スンスン「仕方ないでしょう?データには戦艦クラスの巨大兵器を開発、名前は『デビル』としかなかったのですから……………それ以上の詳細なデータは残ってませんでした、お分かりですか?猪さん」

 

あぁ~完全に私達が空気になってるわぁ……………てかこの3人…………って言ってもミラ・ローズが参加してないけど、この人たちの喧嘩を間近で見られるのってなんだかちょっと嬉しいわね。

 

アパッチ「テメェ~……………………今すぐぶっ殺されてぇみてぇだなぁオイッ?!」

 

ハリベル「やめろ!」

 

アパッチ「…………でもハリベル様」

 

ハリベル「時と場所を考えろ、今は喧嘩をしている暇では無い……………それとスンスン、お前も変な所で喧嘩を売るような事を言うな、無駄な争いはするものではない」

 

へぇ、流石この3人のリーダー………じゃなくても、ハリベルには漫画を読んでた時から思ってたんだけど、スタークやバラガンとは違ったカリスマを持ったリーダーなのよねェ。

 

スンスン「………ハイ………それとハリベル様、実はもう1つ重要な事があります」

 

ハリベル「まだ何かあったのか?」

 

スンスン「それが……………その巨大兵器が試験の為という事で各無人世界で暴れさせデータ回収をするという記録がございまして……………………その記録によりますと、最後のログにあった無人世界の座標が……………………あの方がいらっしゃる所と一緒だったんです」

 

スンスン以外「!!??」

 

スンスン「研究が終了したのちも別の研究所で遠隔で行われていたようで、ここを引き払った後研究スタッフが別の研究所に移り遠隔操作で操っているとのことです」

 

響子「ちょっと!!それを先に言いなさいよ!?」

 

響子が興奮しまくってスンスンの胸倉を掴み上げた、コラコラ…………普通女子が女性とは言え持ち上げるってーのはダメでしょ。

 

ミラ・ローズ「…………なぁ、離しちゃくれないかねぇ?」

 

響子「ア゙ァ゙?!」

 

ミラ・ローズ「せっかくハリベル様が敵対の意志を無くしてんのに、そちらさんがそれじゃぁ……………………ね?」

 

響子「…………何言って「ハイ響子、ストップ」……………ハルカさん」

 

ハルカ「アンタが悪いんだから、スンスンを降ろしなさい……………そんで謝んのよ」

 

響子は私の指示を聞きいれてスンスンをゆっくり降ろした。

 

響子「…………………………………………ごめんなさい」

 

スンスン「いいえ、別に大したことではありませんよ…………あのお馬鹿二人で慣れてますので」

 

ポロッと出た愚痴をアパッチとミラ・ローズが聞き、一気に顔を赤くした。

 

ハルカ「うちの子が悪い事しちゃったわね、続きどうぞって言っても…………それ以上は無いって言ったわよね?」

 

スンスン「ハイ、残念ながら…………あと残されていたレポートでこんな物もありました」

 

 

 

そのレポートにはこう記されていた。

 

とある研究員『この『デビル』の研究をしてきて、もうどれほどの歳月がたったんだ?1年や2年って感じじゃない…………もう長い事カレンダーなんかを目にしていないな、それほど長い事こんな殺風景な所にいるんだな…………そんな場所でこんな気味の悪いのと一緒って言うのは、冗談でもキツ過ぎるってもんだ』

 

とある研究員『ココ何年かでの『デビル』の研究をしてきて、分かった事がある……………いや、思い知らされたというべきか、まず第一に、コイツは並みの質量兵器じゃない……………質量兵器と言えるのかも怪しい物なんだがな、とにかくコイツのパワーはかのガジェットとかいう兵器より格段に上だ、加えてコイツには特殊な能力が兼ね備えているのに最近気づいた、それはこの『デビル』には『自己再生能力』がある事だ、更にコイツは単体でありながら複数の兵器……………………のようなモノを操ることが出来るということだ、単体で動くにはスピードや機動性が皆無なんだが、それを補う別のシステムが作動するらしい』

 

とある研究員『これは俺の見立てだが、単純な戦闘能力だけでもコイツはあの『ガーゴイル』や『デーモン』に引けはとらないんじゃないだろうか、加えてこの特異な能力…………コレを使えるよう修復できれば、あの2体をも凌駕するんじゃないだろうか?もしかしたら魔法なんてモノも目じゃないだろう』

 

とある研究員『コイツの『デビル』というのは、主任がコイツのこの能力や出で立ち、そしてなんと言っても暗闇での不気味に映る顔二つが如何にも悪魔のような感じだということで付けたそうなんだが、今になってそう付けたのは、ある意味正しいんじゃないかと思っている…………コイツを開発した奴は文字通り悪魔のような奴…………もしくは奴等なのかもしれん』

 

とある研究員『近いうち俺達開発スタッフ全員はこの研究所を去るとのことだ、ではあの『デビル』はどうするのかというと、別の研究所で引き続きやるそうだ……………この研究所のある世界には『デビル』のサンプルデータが取れるからハッキリ言って中止にならずに済んでホッとしてる、ちなみに場所を変えなければならないのは今俺達の周りで起きてる面倒な事…………あのマダラとか言う奴の所為だって言うのを主任に聞いた………………まったく迷惑この上ないぜ』

 

 

 

 

ハリベル「質量兵器で魔法を超えるか……………このレポートが本当なら魔導師にとっては脅威になるかもな」

 

ハルカ「……………じゃぁ、尚更これでアイツの下に行かなくちゃいけなくなったわけね」

 

私はパイロットに出来るだけ早くしてくれるようにやんわりとお願いした。

 

ハリベル「そう言えば、先程あの方と戦っているお前の仲間にお前は連絡を取っていたが…………」

 

ハルカ「あぁ、透がリストバンド外して『六式』や『牙突』とかを使ったって言ってたから、それら以外の技と『六式』の技を言ったのよ」

 

ハリベル「……………………それだけか?」

 

ハルカ「えぇそうよ……………て言っても、『六式』だけでも相当あるのよ?特に『嵐脚』は10近くあるんだから「それだけではマズイ!」…………は?」

 

いきなりハリベルが声を荒げてきた、何が違うっていうのかしら?

 

ハリベル「あの方が習得しているのはお前が知っているそのぉ…………漫画とやらだけではない!!少なくとも………特にお前が言っていた『嵐脚』は……………」

 

ハルカ「『嵐脚』が…………何?それに私が知らないって……………どういう事?」

 

 

Side Out

 

 

 

第三者 Side

 

 

~透達のいる世界~

 

 

キャロ「『嵐脚』……………ですか?」

 

マダラ「そうだ、『嵐脚』は俺からしたら所詮………過程の話に過ぎんからな」

 

リインフォース「『嵐脚』が…………過程…………だと?」

 

透は両手を大きく広げ、空を仰ぐようにして言った。

 

マダラ「確かに『嵐脚』は遠距離として有効で俺にとって使い勝手がいい、だが『嵐脚』は所詮斬撃を飛ばす程度でしかない、俺が『嵐脚』以上のモノを出したかったのは………『魔力を使わないトルネード』ことだ」

 

はやて「トルネード?」

 

マダラ「そう……………そして俺はようやくソレを出すことに成功した」

 

そして透は半身になり右脚をまっすぐ上にあげた状態で制止した。

 

マダラ「『嵐脚』は本来この技を出す為に必要だっただけの事だ、この技を出すには『嵐脚』を出せる脚力が必要だったのでな」

 

 

 

~ハルカ達が乗る輸送機・内部~

 

 

ハルカ「ちょっと、私が知らない技って一体どう言う事?」

 

ハリベル「以前あの方が言われていた事だが、『嵐脚』ではどうしても斬撃止まりに終わってしまう……………少なくともあの方自身はそう思っていたようだが」

 

ハルカ「………まぁ確かに斬撃……………ではあるけど」

 

ミラ・ローズ「だけど、『六式』自体を習得してる時点でもういいんじゃないのかって感じなんだけどね」

 

ハルカ「(ホントそうね)てか、何で透が『六式』なんかを………いや、『六式』以上の体術ってそうそう思い付かないわよね?…………でも1tって普通持てるかしら?」

 

響子「透さんなら「うるさい」イケ…………ハィ…………」

 

アパッチ「いや最初っからそんなクソ重てぇのじゃなかったぜ、最初は確かぁ~…………えぇ~っと……………」

 

スンスン「750㎏」

 

アパッチ「あ、そうそう」

 

ハルカ「ハァ………成程、それで慣れるから徐々に重くしていった結果、今付けていたのが1tだったってわけね…………それで、話戻すけど私の知らない技って?」

 

ハリベル「『嵐脚』を会得したのはある技を出す為のついでらしい」

 

ハルカ「ついで?…………んで結局何なのよその技って?」

 

ハリベル「私達も一度しか見た事は無いんだが、その技を出す過程では『嵐脚』に似ている、まず飛ばないように『嵐脚』で十字に蹴る」

 

 

 

 

~透達のいる世界~

 

 

 

マダラ「『真空逆十字(ソニックハングドクロス)』」シュンシュンッ!

 

 

 

透が『嵐脚』を撃つにしては脚捌きが軽く、二つの鎌鼬はなのは側には行かず、寧ろ透君の側に止まって、まるで真空波の十字架のように見えた。

 

 

マダラ「コレが………その技だ」

 

 

ハリベル「その技の名は……………」

 

 

 

 

 

マダラ ハリベル「「『ソニックトルネード』!!」」ヒュンッ!

 

 

 

 

 

 

透が十字架の中心を突くように、勢いよく蹴ると中心が”グニャァ”っと歪んだ…………と思った次の瞬間、その十字架があった場所から巨大な竜巻がなのは達に向かい飛んで行った。

 

 

 

 

なのは Side

 

 

なのは「う……………ぅ……………何が…………」

 

突如巻き起こった竜巻を回避することが出来ず私達は全員巻き込まれた、気付くと全員が地面に倒れていた………それともう1つ気付いたことに私達のBJに妙な切創が見えた。

 

マダラ「この『ソニックトルネード』は竜巻を起こすだけでは無く、竜巻の中に真空波となった刃を無数に乱発するようになっている、ちなみに言っておくがこのトルネードは魔力を一切使用していない人工で起こした自然現象だ……………本来なら受けた奴はズタズタになっているのだが……………お前達が纏っているBJに感謝するんだな」

 

なのは「(そっか………この切り傷は、さっきのトルネードを受けた時に発生した真空波で受けた傷なんだ…………でも…………傷が浅い………………BJにしか受けて無いっていうか……………切るにしては浅過ぎる気が…………)」

 

マダラ「このトルネードを起こす格闘術の名は…………『逆十字闘技(ハングド・クロス・アーツ)』、ある軍隊の格闘技なのだが…………説明はするつもりはない……………まったくもって意味は無い」

 

透君がご丁寧に説明してくれたのを聞き終わると私達は皆ゆっくりではあるけど立ち上がった。

 

なのは「ハァ………ハァ…………ハァ…………」

 

フェイト「ハッ…………ハッ…………ハッ…………」

 

マダラ「戦闘の意志は…………そのままか」

 

だって………まだ私達……………敗けてないもん!!

 

ヴァイス「当たり…………前だろうが!」

 

ティーダ「お前を…………捕まえに………俺達は来たんだ………」

 

クロノ「何もナシで…………帰れるか!…………それに……………」

 

ユーノ「親友を………また………離すのって…………結構ツライんだよ?」

 

ユーノ君が透君に対して親友って言ったのに対し、透君の肩が”ピクッ”て動いたように見えた。

 

マダラ「…………そうか……………ならば、それ相応の覚悟はしてもらう!」

 

透君は刀から籠手にシフトして素手の状態になって、さっきと同じ構えをとった。

 

マダラ「参る!!」

 

マダラ以外「ハァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

……………………………

 

…………………………

 

………………………

 

……………………

 

………………

 

……………

 

………

 

 

マダラ「ハァ…………ハァ…………ハァ…………ハァ……………やっと沈んだか」

 

なのは「あ……………ぐっ…………ぅ…………」

 

スバル「………ぅ……………くっ…………」

 

フェイト「…………そ…………ん………な」

 

今の私達の状態を素直に言うと………私達機動六課とプレシアさん達全員……………透君によって倒され地面に倒れてて、透君は手を膝に付きながらも立っていた。

 

さっきの攻防では………誰も透君に決定打を与えることが出来なかった……………。

 

 

~回想~

 

 

マダラ以外「ハァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

まず私達は遠距離砲撃で透君に対して牽制をした、だけど透君は『六式』の一つの『剃』で回避した、だけどそんな透君を逃さずティーダさんが2本のダガーで応酬を掛けようとした。

 

マダラ「『川神流・無双正拳突き』!!」ドゴォォン!!

 

ティーダさんの腹部に透君が出した右手がヒットした、出した右手はまるで空手のような形のように見えるんだけど。

 

ティーダ「あぐっ!」

 

マダラ「(やっぱまだオリジナルのようにはイカンのぉ…………)」

 

そして身体をくの字に曲げたティーダさんに追い打ちを掛ける様に透君は回し蹴りをしてティーダさんを蹴り飛ばした。

 

ティアナ「兄さん!!……………よくも兄さんをぉぉぉ!!」

 

スバル「ティア?!」

 

ギンガ「スバル!?…………くっ…………しょうがないわね」

 

兄であるティーダさんがやられたのを見たティアナは怒りに任せて透君に向けて銃を撃ちながら接近していった…………だけど透君は飛んでくる無数の魔法弾を避けていき、スバルがその隙に透君に殴りかかろうとしたけど、ティアナはそんなこともお構いなしで銃から2本のダガーに変え透君に斬りかかった……………けど、透君の攻撃によって防がれた。

 

マダラ「『刃雷』」ズドンッ!

 

振り下ろそうとしたティアナの両手は振り下ろせずそのまま透君に近付くだけ、そしてその透君は事前に右手を引いて力を溜めていた、そして近付いてきたティアナに右手の掌底をお腹に入れた。

 

ティアナ「カハッ!……………」

 

スバル「ティア!!」

 

ギンガ「ハァァァ!」

 

クイント「娘達だけ、やらせたくはないわ!」

 

吹き飛んでいくティアナと入れ替えにナカジマ母娘が透君に向けて体術のラッシュを掛けようとした。

 

マダラ「…………銃座固定”ザッ”………スゥー…………弾丸装填………目標固定”ゴキッゴキッ!”…………」ぶつぶつ

 

透君は何かぶつぶつ言いながら態勢を変えた、両脚を肩幅くらい開いて腰を少し落とし、肘は90°より少し開く感じに曲げて脇も少し開き、両腕は肩の後ろ気味に引き、両手の指をゴキゴキと曲げていた。

 

マダラ「『ライトマシンガンストライク・LMG』!!」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

 

スバル「ちょっ………………」

 

ギンガ「ふっ……………く………………」

 

クイント「嘘でしょ………………」

 

私が見るに3人は殴ろうと腕を振り下ろそうとしたり、蹴りを入れよとしている態勢で止まっている…………それに透君も腰を落とした状態のまま止まってるし…………。

 

何でそのまま誰も動かないままなのかわからなかったけど、私はなんとなくだけどその理由が分かった…………というか見えた気がした。

 

自慢じゃないけど、小さい頃から透君や皆と訓練してた時に回避の特訓で透君から「回避するにはまず目を鍛えんとのぉ」って事で、私は動体視力にちょっと自信があるだけど…………なんだか透君の手がブレ照るように見えるんだけど、それ以上は見えないから分からないけど、たぶん透君は超高速でパンチを交互に出しまくって3人の攻撃を出す前から止めているんだと思う……………いや、それだけじゃないかなぁ………。

 

スバル「ぁぐ…………く……………」

 

ギンガ「うっ……………くはっ…………」

 

クイント「っ……………………っ……………………」

 

時々3人の顔が若干歪む、たぶん攻撃させないようにしながら要所要所で攻撃を入れてるんだと思う。

 

マダラ「……………っはぁ!!」バァァン!

 

そして透君の気合の入った声が聴こえたと思ったら、3人の攻撃しようとしてた手や足が思いっ切り反対方向に弾かれ隙だらけになっていた、透君の両手は腰の位置にあった。

 

マダラ「(『指銃』の『獣厳(ジュゴン)』、ルフィの使う銃関係、そんで『銃闘技』で考えた完全オリジナルの技…………かどうかは分からんけど)『水平二連ショットガン』!!」

 

透君は手を熊手のような形にして、もの凄い速さでスバルとギンガのボディに入れた。

 

スバル「ガハッ……………」

 

ギンガ「あぁっ……………」

 

マダラ「……………生憎俺の散弾は五つしかなくてな」

 

クイント「そんなこと、どうでもいいわ!!」

 

クイントさんは弾かれた力を利用して、そのまま裏回し蹴りをやろうとしたけど…………透君の脇から銃口が見えた。

 

マダラ「お忘れかもしれんが、俺の武器は刀だけでは無いんでな…………悪いがこういうのも使わせてもらう」

 

”ダァァァンッ!”と一つの銃声が鳴り響いた、クイントさんは透君の銃にモロに当たってしまい倒れてしまった。

 

メガーヌ「クイントォォォ!!」

 

マダラ「安心しろ……………ただのゴム弾だ、殺しはしてない………さてと」ダッ

 

今度はアルフさん、ヴァイス君、リーゼ姉妹の方にダッシュしていった。

 

マダラ「『アサルトライフル』!」

 

アルフ「ガッ…………」

 

ヴァイス「ガフッ…………」

 

ロッテ「づぁ………………」

 

アリア「うぐぅ…………」

 

”ダダダダダダダダ!!”と走りながら接近した対象に向けて的確に殴りに行き走り抜けていき勢いよくブレーキを掛けた………だけどその背後にはシグナムさん達がいた。

 

シグナム「そこまでだ!透!!」

 

ゼスト エリオ「「ハァァァァ!!」」

 

マダラ「…………ヤクモ!」

 

シグナムさんが剣を振り下ろし斬ろうとしたけど、透君は既に刀にシフトしていて3人の攻撃を受け止めた。

 

シグナム「くっ………だが止めはせん!」ヒュンッ!

 

ゼスト「悪いが、殺す気でやらせてもらう!」

 

エリオ「ぼ、僕だって!」

 

マダラ「悪いがそれは無理だ、「何っ?!”ガキィィン!”うあっ!?」時間は掛けられんのでな…………”キンッ”………(見様見真似)『飛天御剣流・双龍閃』!」ガガッ!

 

シグナムさん達の攻撃を受ける前に透君は3人の武器を弾いたと同時に刀を鞘に納めて、すぐにまた刀を抜いたけど、抜いた時の速度が半端じゃ無く速かった…………もしかしてコレが『居合』ってやつ?と思ったら刀身のあとに鞘も一緒に振り抜いて二重の打撃を与えていた…………透君の刀身は非殺傷にしてあるから自動的に打撃になっちゃうんだよね。

 

シグナム「ぐぁっ」

 

ゼスト「ぐふっ…………」

 

エリオ「あぐっ…………」

 

マダラ「…………『剃』」シュンッ

 

ルーテシア「うっ……………」トンっ

 

キャロ「あぐっ…………い…………痛い…………ぁぁぁっ!」

 

マダラ「………………」

 

透君は『剃』を使い、ルーテシアちゃんとキャロの背後に立ちルーテシアちゃんの首の後ろに手刀を入れて気絶させ、キャロにはアイアンクローのようにして顔面を鷲掴みにしていた。

 

ガリュー「!!」

 

エリオ「キャロを離せぇぇぇぇぇぇ!!」

 

ガリューとエリオが逸早くキャロの事を救い出そうと透君に突っ込んで行こうとした。

 

マダラ「………ならば返そう」ブンッ

 

キャロ「きゃぁぅ!!」

 

エリオ「え…………うあぁぁぁっ!!」

 

迫って来たガリューとエリオが透君に向けて走り出してキャロを救い出そうとしたけど、いきなり透君はキャロをエリオたちの方に投げ飛ばし二人はキャロをなんとかキャッチした。

 

ヴォルテール「―――――――!!!」

 

白天王「――――――――!!!」

 

だけど透君には休む暇を与えない、事前にルーテシアちゃんとキャロの二人は最強の召喚竜と虫を呼び出していた、彼等(?)は透君に攻撃を仕掛けようと拳を振り上げた。

 

マダラ「………まだデカブツが居たか、フンッ!!」ガキィィン!

 

透君はヴォルテールと白天王の攻撃を刀一本で防いだ。

 

マダラ「ぬぅぅぅりやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

そして彼等の手を受け止めた状態で弾き返した、2人は片手だけがバンザイをしているようになった。

 

マダラ「(見様見真似)『飛天御剣流・龍翔閃』!!」ダァァァァンッ!!

 

おそらく『剃』か『月歩』を使ったんだと思うんだけど、もの凄いスピードでジャンプしてそのまま抜刀、白天王の顎を打ち上げる様に振り抜いた。

 

白天王「――――――!!!」

 

すると白天王は余程強い攻撃だったんだと思う、顎を空に向けた状態のまま倒れてしまった。

 

マダラ「『月歩』」トンットンッ

 

そして透君は『月歩』でヴォルテールの下まで飛んで行ったけど、その間ヴォルテールが何もしないわけがなく口を大きく開けブレスをしようとしたけど…………。

 

マダラ「『剃刀』!」シュンシュンシュンシュンッ

 

またさっきのジグザグに移動する『剃』と『月歩』の組み合わせ技で狙いを付けさせないようにし近付いた…………かと思いきや、いきなりヴォルテールより上に飛んでいき身体を時計回りに回転しながら。

 

マダラ「(見様見真似)『飛天御剣流・龍槌閃』!!」ゴォォォォンッ!!

 

それはまるで上から殴りつけられたかのような感じで、ヴォルテールの上から降って来た透君が刀でヴォルテールの横っ面を殴った………もとい、斬ってきてヴォルテールはその勢いにもやられ地面に顔面を激突してしまった。

 

ガリュー「!」

 

着地した透君にガリューが左ハイキックを繰り出すけど…………。

 

マダラ「舐めるな!」

 

刀を地面に突き刺してガリューの左ハイキックを左手で止めた、そしてそのまま前に一歩出した、するとガリューは態勢を変えようと左脚を引いて右脚で蹴ろうと左をちょっと下げながら右足を浮かせようとしたら、ガリューの右足の内側の方に透君の右手が添えられ、同様にガリューの左足の内側に左手が添えられた…………つまり今の透君の状態はアキレス腱を伸ばした状態で両腕を伸ばしている、両腕で作ったくの字みたいな。

 

マダラ「…………回っていろ!!」ぐりんっ

 

透君は左手と右手を反時計回しにそれぞれ外に出すような感じで腕を勢いよく動かした、つまり最初透君の左手が上、右手が下だった…………それを入れ替えたって感じになる。

 

ガリュー「!?!?!?!」グルグルグルグル

 

ガリューはまさかそんな事をされるとは思ってもみなかったようで、そのまま身体が反時計回りにグルグルと横回転していった。

 

マダラ「…………『烏龍盤打』!」バァァァン!!

 

ガリュー「っ!!」

 

そんなガリューに追い打ちを掛けようと横から身体を回転させてガリューの背中に掌底を入れた、あまりにも衝撃がデカかったのか掌底を入れた途端地面にクレーターが出来た。

 

ザフィーラ「くっ…………ラァァァァ!!!」

 

マダラ「無理せず休んでいれば攻撃はしなかったものを…………仕方ないな、ハァッ!」

 

ザフィーラ「ガフッ………」

 

透君に突っ込んだザフィーラさんだったけど、ザフィーラさんの攻撃は避けられ逆に顎に透君の蹴りが入りそのまま空に飛ばされた。

 

そして透君も同じように空に飛び、ザフィーラさんに裏拳、回し蹴り二連続を続け最終的にカカト落としを決めた。

 

マダラ「『獅子連弾』!!」

 

ザフィーラ「グァァァァッ!!」

 

シグナム「透ぅぅぅぅ!!」

 

マダラ「…………一刀流・抜刀術居合……『獅子歌歌』」ザシュッ

 

シグナム「ぐあぁぁぁ!」

 

透君に接近しようと『瞬歩』を使おうとしたシグナムさんにさっきとはまた別の居合をシグナムさんのボディに真一文字で斬った、だけどそんな透君の頭上には真っ黒の雲が集まっていた。

 

プレシア「『大罪の雷』!!」

 

マダラ「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」

 

リニス「せやぁぁぁっ!!」ドゴォォォン

 

マダラ「がはぁっ……………」ピシッ

 

頭上の雲から大きな雷が透君目掛けて降り注ぎ、更に後ろからリニスさんが透君のオデコに右ストレートを入れた、その所為で透君の仮面にまた罅が入って、更にオデコの部分が少し剥がれて落ちた。

 

ゼスト「くっ…………”ガシッ”今だ!!早くバインドを俺ごと掛けろ!」

 

ゼストさんが怯んだ透君を真正面から肩を掴み捕まえ、ユーノ君達にバインドを掛ける様に言った。

 

はやて「っ!アカンてゼスト隊長!!捕んでも透君の攻撃方法はあるんや!?」

 

マダラ「ぐっ…………そういうことだ…………『牙突・零式』!!」ズドンッ

 

ゼスト隊長にガッシリ捕まってる透君は片手に刀を持って至近距離で攻撃のしようが無い筈、だから私もはやてちゃんの言ってることが分からなかった……………けど、すぐに言っている事の意味が分かった。

 

ゼロ距離での攻撃…………さっきの『牙突』をゼロ距離でそのままの威力で使用する事が出来る、今の透君にはそれが可能だった。

 

ゼスト「ごはっ…………」

 

ゼロ距離での『牙突』を喰らってゼスト隊長は糸が切れた人形のようにドサッと地面に倒れた。

 

マダラ「……………もう、一気に決めさせてもらおう………『剃』を使って出来る超スピードでの攻撃」

 

少し態勢を落として刀を鞘に納めて素手で構えた。

 

 

 

 

マダラ「『連殺』………」

 

 

~回想終了~

 

 

そこからは…………正直何をされたのか分からないまま…………私は彼に倒された。

 

でも、今なら思い出せそうな気がする……………彼はまず『剃』で薫子ちゃんに近付いて『武技雷迅』を放った。

 

ただ違うのは技を出している時のスピードが段違いだった……………………最初の技を出すと次の技に移る時のスピードも全然違う。

 

透君が出していた技は私が覚えてる限り20以上あった。

 

マダラ「『武技雷迅』『武技千烈』『武技破岩』『武技崩天』『武技天舞』『武技龍迅』『武技虎砲』『浮雲』『烈風』『刃雷』『震雷』『連剣』『波壊』『奥技』『雨音』『円月』『天雲』『飛沫』『夜光』『斬烈』『冥月』『指銃(拳版)・黄蓮(オウレン)』『指銃(拳版)・斑(マダラ)』『川神流・無双正拳突き』『ティー・ソルク』『ガボット・ボンナバン』etc…………」

 

これらを私達は一瞬のうちに喰らってしまって、全員が地面に倒されていた。

 

マダラ「ハァ……………ハァ………………魔力も戻ったようだ、その装置の制限時間は切れたようだし……………もう、言わなくても分かるな?」

 

透君がヒラリと私達から離れようと後ろを向こうとした。

 

…………………また……………なの?また…………………私達は彼を離すの……………?

 

マダラ「ハァ………………ハァ………………かく言う俺も相当ダメージがあるようだ、というわけで………………俺は退散させてもらう」

 

若干遅い足取りで透君が離れていく、どんどん背中が小さくなっていく…………………。

 

……………………………………………………………………………そんなの…………………もう……………………嫌だ!!

 

 

Side Out

 

 

 

マダラ「(少し……………喰らってしもぉたか……………ここまで喰らう予定は無かったんじゃけど……………)」

 

俺はなのは達から逃げる様に歩いて離れようとした、早くこの場から立ち去りたかったってーのと……………何より……………クソ嫌な予感しかせんのんじゃって。

 

なんとなく……………長い事戦い漬けじゃったけぇかもしれんけど、そういう感覚が身に着いた。

 

マダラ「(まぁ……………その予感が的中するか分からんけど…………一応『仕込む』事は出来たけど………………まだ不安が拭えんのぉ……………)」

 

”ザザッ”という音が背後から聴こえた、瞬時に何の音か……………そして誰が立てた音なのか俺にはハッキリと分かっとった。

 

首だけを少し後ろに向けるとそこには、なのは…………だけじゃなく、他の連中全員がゆっくりじゃけど立ち上がろうとしとった、膝もガクガクで力も入らんからに…………。

 

すると俺がそんなこと考えとる所になのはの声が聴こえてきた。

 

なのは「……………………咎人…………………………達………………………………に、滅び………………の…………………光を………………星…………………よ集…………………え、全てを撃…………………ち抜く…………………光となれ」

 

マダラ「何をしようとしているのか大体見当はつくが、無駄な事だ……………止めろ…………それ以上は戦えんだろ」

 

俺はそれだけを言い残してまた前を見て歩き出す為、一歩足を出すと……………。

 

フェイト「雷光………………一閃………………」

 

アリシア「破邪…………………風雷……………………」

 

はやて「響……………………け………………終焉………………の……………笛」

 

シグナム「紫………………電………………一閃」

 

スバル「(……………なのはさんの『ディバイン・バスター』と井上さんの『エル・ディレクト』、そして私のと組み合わせて完成した技…………)」

 

未だ詠唱を続ける奴等や、魔力を溜めて強い一撃を放とうとしちょる奴等がおるのを見て俺は歩くのを止め、なのは達の方を向いて言い放った。

 

マダラ「分からん奴等だな、お前達がいくら強い攻撃をしようとも、俺がそれを喰らう保証などありはしない…………もっとも」

 

じゃけど俺が言おうとした言葉をなのは達の魔法でかき消された。

 

なのは「貫け………………閃光!………………『スターライト……………ブレイカーァァァァァァァァァ』!!!!」

 

アリシア フェイト「「『プラズマ……………スラッシャーァァァァァァァ』!!!」」

 

はやて「『ラグナロク』!!!」

 

シグナム「『月牙……………天衝ォォォォォ』!!!」

 

スバル「『ディバール・ディレクトォォォォォ』!!」

 

ティアナ「『クロスファイアーシュートォォォォ』!!」

 

なのは達数人が無謀にも俺に向けて砲撃……………もしかしたらそれぞれの最強砲撃魔法を放ってきた。

 

ヤクモ『マスター……………離脱するのでしたら…………ここは『神威』を使うか、『飛雷神の術』で回避を推奨します』

 

マダラ「……………あ、そう言えば『神威』を封じていた装置の破壊を忘れていた」

 

リコ『………ハァ、では『飛雷神の術』での退避を』

 

マダラ「お前今溜め息付いたな?…………まぁいい、そうだな……………これ以上付き合って……………!」

 

…………………………………………あぁ……………そんな顔すんなやぁ……………………ホンマ………………いつまぁでもメンドイ奴等じゃのぉ………………お前等は…………。

 

マダラ「………………………へっ!」

 

ライラ『マスター?』

 

マダラ「ライラからヤクモにシフト」

 

ヤクモ『マスター?!』

 

マダラ「『卍解』…………『天鎖斬月』」

 

リコ『マスター!!何をお考えに?!」

 

マダラ「やらせろ…………」

 

ヤクモ ライラ リコ『『『!?』』』

 

俺はあーだこーだ言うヤクモ等を黙らせて、なのは達に対抗しようと『月牙天衝』を撃った。

 

マダラ「『月牙……天衝』!!」

 

俺の黒い月牙となのは達のそれぞれの砲撃魔法、桜色や金色、紫色や紅色といった砲撃魔法がぶつかり合った。

 

周囲にはかなりの磁場やら魔力などが検知されるじゃろう……………俺と皆の攻撃がぶつかった瞬間、かなりの衝撃波が来たけぇな。

 

マダラ「オォォォォォォォ!!!!」

 

なのは「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

アリシア「ぬぉりやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

フェイト「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

はやて「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

俺もか~な~り、マジで出しとるんじゃけど……………いやまぁ本来の力で出せる最大限で7割なんじゃけど…………本来の力を出そうにも諸事情があって…………。

 

とにかく俺の今のマジと同等………いや、少しずつじゃけど……………なのは達が押し始めて来た…………コレを喰ろぉたらマジシャレにならんて!!

 

じゃけどココで押し切られる程俺もヤワじゃねぇってーの!

 

マダラ「ォォォォォオオオオオオオオオ!!!!!」

 

俺はリストバンドで封印されとった分の魔力も補充されたけぇ、結構余裕があるんよねぇ…………てなわけで、おもっくそ力出してカタぁつけたかったんじゃけど……………。

 

はいココで問題でぇ~す、今ぁ~俺の状態ってどうなってるでしょうか?ジャラララ♪ジャラララ♪ジャラララ♪ジャラララ♪ジャ~~~~ン♪←『世界ふ○ぎ発見』的な

 

正~解は、『不眠症で身体がボロッボロ』な上に『プレシアさんの落雷にあったり皆の攻撃を喰らって身体がボロッボロ』、極めつけは『リストバンド外した反動で身体がボロッボロ』…………でしたぁ~♪

 

 

 

 

機動六課全員「ハァァァァァァァァ!!!!」

 

 

 

あっ……………ヤバい……………コレ負けちまうぅ?!

 

マダラ「………………と言うのは嘘だがなぁ!!!」

 

俺は持てる力を振り絞って『真剣(マジ)』で撃ち続けた、このまま何も無ければ勝てる…………そう…………『何も無ければ』。

 

マダラ「っ!!」

 

マダラ「(だから…………そんな目……………いや、顔すんなって………………言うちょるじゃろぉが…………)」

 

そう、俺がなのは達の無謀な砲撃魔法に対抗して『月牙天衝』を撃った理由でもあった事が、また俺の目に映っとった…………俺はそれを見た瞬間どうしても逃げ出すことが出来んかった。

 

俺の目に映っとったっていうのは……………………………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは達のクソ必死そうな……………そんでもって今にも泣きそうな、悲痛な顔を浮かべ……………俺に「どこにも行くな!!」と訴えかけるような目をしとった事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺なんかを止める為に必死で………メッチャ必死な顔で、しかもヨロヨロになりながら立ち上がり、今にも負けそうな感じなのに……………そんな顔をしやがっちょるんよなぁ。

 

ま……………俺の自惚れじゃなけりゃぁじゃけど……………そこまで俺なんかのことで必死になるなやって気になるっちゅーに……………。

 

その一瞬の気の緩みが、今回の勝敗を決定付けた。

 

なのは「はぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

アリシア「イッケェェェェェェェェェェェ!!!!!!」

 

フェイト「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

はやて「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

マダラ「!!しまった………………くっ……………」

 

俺が気を……じゃなくて、魔力を振り絞ろうとしても、もう時既に遅しってやつ…………俺の『月牙天衝』はなのは達の砲撃によって掻き消され、そしてなのは達の魔法はまだ消えずに俺の方に向かってきた。

 

マダラ「ぬっ……………ぎっ……………ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

俺はなのは達の砲撃魔法をモロに喰らう事になった、なんとか抵抗しようと『天鎖斬月』で直接斬って打ち消そうとしたんじゃけど、圧倒的……………というか、自分が敗けちょるって少しでも自覚しちょる時はいくら頑張ってもダメなわけで……………。

 

じゃけぇ俺はなのは達の圧倒的な砲撃の前に無駄な抵抗をしてしもぉたなって感じにふっ飛ばされてしもぉた。

 

 

 

 

加えて、なのは達の砲撃を喰らっとる最中に……………無惨にも俺の仮面……………トビの仮面が見事に粉砕されてしもぉた……………そんな中俺はこんな事を頭ん中で思っちょった。

 

マダラ「(クッソが………………ホンマに強ぉ…………なりやがってからに…………)」

 

と思いながら、加えて…………(アレ?これ死亡フラグってやつじゃね?よぉ知らんけど…………)とも思っちょるあたり、俺ってば結構余裕あるなかなぁって思ったり思わんかったり。

 

まぁこんな風に思えるのって……………。

 

 

 

 

 

 

 

俺がまだ助かる方法……………唯一、アレが残ってあるけぇなんじゃけどねぇ…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

男性局員1「間もなく、目標地点に着くとのことです……………アレ?あの人は?」

 

男性局員2「…………あっちで女とヨロシクやってやがるよ……………クソが…………」

 

男性局員1「(……ホントだ、女局員の声とあの野郎の声が聴こえてきやがる)…………んだよ、またかよ!………………ったく!…………いつもいつも女とヤラシいことばっかで、仕事しねぇじゃねぇか!」

 

男性局員2「ホントだぜ…………あんなのがクソ上司って俺等マジで運がねぇ……………ま、あんなのと同じ奴が居る部隊も当然嫌だけどよ」

 

男性局員1「あんなクソ上司に…………高町一等空尉とかテスタロッサ両執務官や八神二等陸佐から好かれるわけねぇよ!」

 

男性局員3「オイよせよ、アイツに聴こえちまったらまた面倒なことになるぞ」

 

男性局員1「分かってる………でも……………あんなので、ホントにあのマダラに勝てんのかよ?」

 

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