魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第18話 種目決めと体育祭

 

アリサ「じゃぁ次に障害物&借り物競争を決めたいと思ってるんだけど、誰かいる?」

 

俺等のクラスは今、今度やる体育祭の種目決めをしとる真っ最中。てか何なん?『&』借り物って?

 

ちなみにこのクラスの委員長はアリサ、副委員長はすずかで満場一致で決まった。

 

すずか「あ、運営委員会から今回の障害物&借り物競争はちょっと厳しいものになるって話です」

 

何その厳しいものって、スンゲェ気になるんじゃけど…………いったい何があるっちゅーんじゃろぉか。

 

アリサ「誰か立候補はいないの?………………立候補しないとこっちが勝手に決めるわよ」

 

まぁこんな得体の知れんもんに出ようとは誰も思わんわなぁ………ってゆー俺も出んけどね、俺は無難に………そーじゃのぉ100メートル走辺りかなぁ?

 

アリサ「あっそ、立候補はいないのね…………じゃぁ透、アンタ出なさい」

 

透「ハァ!?何でぇ!?」

 

アリサ「誰も出ないんだからしょーがないでしょ?それに、こういう訳も分からない種目はアンタなら対処出来るでしょ?」

 

透「いやいやいや、んな適当な判断で俺にしたんかぃ?!」

 

男子1「おい井上、お前バニングスさんの言うことに逆らうのかよ?」

 

男子2「諦めろ井上………………バニングスさんはこのクラスの神だぞ」

 

女子1「頑張って井上君、応援してるから!」

 

神様がこんな適当に決めるんかい!?応援してくれんのは嬉しいけどね!

 

アリサ「それじゃぁ決まった所で「決まっとらんわ!!」透うるさい「はい」次の種目は…………っと、二人三脚を誰にするかを決めるわよ!」

 

あぁ~あ、俺があんな訳も分からん種目に出るとか……それこそ訳分からんじゃろぉが……………当日バックれるか?それか雨降ってくれんかのぉ?

 

アリサ「それとこの体育祭で勝負が決まる最大の種目、騎馬戦よ!いい!?たかが体育祭って思うんじゃないわよ?この体育祭、絶対優勝するわよ!」

 

クラス(なのは達も)「おぉぉーーーーーー!!」

 

アリサ「騎馬戦は男子3に女子が1だから、ちゃんとバランスを考えて配分するから」

 

 

………………………………………………

 

………………………………

 

………………

 

 

 

透「あぁー…………億劫じゃわぁ」

 

なのは「透君…………大丈夫?」

 

その日の放課後、俺はいつものメンバーでの下校中でさっきの種目決めでのことを引き摺ったまま落ち込んどった。

 

透「心配してくれんのはありがたいんじゃけど、心配ついでにお前等代わってくれん?」

 

全員「ごめん、無理!」

 

透「ブッ飛ばすよ?!君等」

 

ハルカ「いい加減腹決めなさいよ、男でしょ?」

 

透「こんなんに男女関係無くね?!」

 

アリサ「何よ、何か文句あるわけ?それにあの場では拒否権なんか無いわよ」

 

透「うぐっ………………ぐぅ」

 

すずか「でも気を付けてね、なんか暴力とまでは言わないけど、手は出してもいいらしいよ」

 

フェイト「何?そんな危険な種目なの?障害物&借り物競争って」

 

ハルカ「なわけないでしょ!運営委員会は何考えてんだか」

 

確かに…………手ぇ出してええとか、何なん?何が起こるん?

 

アリシア「それよりさぁ透……………騎馬戦、私と組もうね?」

 

透「んぉ?あぁ、別にえ「「「「「「ちょっと待った!!!」」」」」」………どした?ってなんとなく分かる気がするんじゃけど」

 

なのは「アリシアちゃん!抜け駆けはダメだよ!」

 

アリシア「えぇ~いいじゃん!こーゆーのは早い者勝ちだよ!」

 

フェイト「それはズルいよ姉さん!」

 

はやて「それは認められへんで!」

 

アリサ「ちゃんとこういうのは公平に決めないといけないわよ!」

 

透「いやお前がそれ言うなや」

 

すずか「透君はちょっと黙ってて」

 

透「えぇ………なんか……すいません」

 

なのは「とにかくちゃんと決めないとダメだと思うの!」

 

フェイト「そうだよ姉さん、じゃないと皆納得しないよ」

 

アリシア「むぅ~、分かったよぉ…………それでどうやって決めるの?」

 

はやて「せやなぁ、ここは無難にジャンケンってとこでええんやない?」

 

すずか「それでいいんじゃないかな」

 

アリサ「決定!じゃぁいくわよぉ?……………ジャーンケーン!」

 

 

 

全員「ポン!!!」

 

 

 

透「走れ~光速の~………………♪」

 

俺ってば好かれとるって思っとったけど、そんなことなかったわ………………寂しいぃ!!!!

 

 

 

 

………………………………………………

 

………………………………

 

………………

 

 

バンッバンッバン!

 

今日はついにやってきた体育祭、結局障害物&借り物競争がどーゆーのかってゆーのが分からんまま当日になってしもうたんじゃけど。

 

まぁ宣誓も普通に終わったけど、なんかこの学校の体育祭って鬼気迫る感じがあるんよな………………………。

 

俺等の種目があるのは大体最初の方、短距離とか大玉転がしってな所。

 

なのは達が出たのは玉入れに出とったけど…………。

 

なのは「やぁ!」

 

アリシア「よっ!」

 

フェイト「ほっ!」

 

はやて「そりゃ!」

 

アリサ「はっ!」

 

すずか「よいしょっと」

 

ハルカ「おりゃ!!!」ビュン!

 

他クラス男子「ギャッ!!」ドゴッ!

 

男子全員「うぉぉぉぉ!!高町さん達!!頑張ってくださぁぁーいい!!」

 

皆思い思い入れていきよって、うちの男子の士気が半端なく上がりまくっとる…………てかハルカの投げ方オーバースローじゃけど、投げる方向が明らかにカゴじゃのぉて、相手クラスの男子に向けて投げちょる。

 

怖いわぁ………………。

 

ついでに言うと応援として高町家とテスタロッサ家、八神家が駆けつけて来とった。

 

一応アリサとすずか、あと俺とハルカの策で短距離とかは陸上部等の運動部で固めるといった常套手段を取っていったんじゃけど、他のクラスの榊と緋村がいかんせん活躍しとってあいつ等のクラスと一進一退な感じになっとる…………てかあいつ等。

 

はやて「なぁ、榊君ら……………もしかして」

 

ハルカ「ええ………魔法で肉体を強化してるわね」

 

なのは「なんで…………そんなこと」

 

アリサ「何よそれ!卑怯じゃない!」

 

フェイト「でも、私達が分かっても証拠が無いし」

 

アリシア「言ったとしても信じてもらえないよ」

 

すずか「じゃぁどうしたらいいの?」

 

透「敢えて真正面からぶっ潰しゃぁええんじゃねぇん?」

 

ハルカ「はぁ?」

 

透「あいつ等がそがぁな事をせにゃぁ勝てんのんなら、こっちは普通にやって勝ちゃぁええんじゃん?」

 

ハルカ「………………ならアンタも、もうウダウダ言わないわよね」

 

透「当たり前じゃ、正々堂々やれん奴等に負けたくないけぇの…………ぶっ殺しちゃる…………幸いにもあいつ等も出るようじゃしのぉ………クケケケケケ」

 

はやて「な、なんや……透君の笑い方がおかしいで」

 

フェイト「透が壊れた………………」

 

アリサ「それに、なんか不気味ね…………」

 

 

午前の部が一通り終わり、今は皆で昼飯をっ食っとる………………その間にも男子達の目が超痛ぇ…………。

 

アリシア「うちのクラスがなんとか勝ってるね」

 

アリサ「当ったり前よ、私とすずかが決めた布陣だからね!」

 

すずか「アリサちゃんそれは言い過ぎだよぉ、でも皆頑張ってくれたおかげだよね」

 

なのは「うん、私達も頑張ったよね」

 

フェイト「ちゃんとカゴに入ったか不安だったんだけどね」

 

はやて「…………せやけど、ハルカちゃんなんか関係無いとこに投げてへんかった?」

 

ハルカ「あれぇ~?そんなことしたっけ?」

 

透「確信犯がここおりますよ!!「うっさい!」”ドゴッ!”オゴゴ……………す、すいまっせん」

 

ヴィータ「うわぁ~、痛そ…………」

 

シグナム「綺麗に透の腹に入ったな」

 

ザフィーラ「見事な一撃だったな」

 

シャマル「大丈夫?透君」

 

透「………………なんとか」

 

リインフォース「あんまり無理はするなよ」

 

リインⅡ「透さん、ものすごく痛そうにしてるですぅ~」

 

皆心配してくれんのはうれしいんじゃけど…………見てる人は何でリインⅡがおるんか気になるじゃろうね。

 

去年あたりはやてがリインフォースの情報を元に作り出したリインフォースの妹って言っとったのぉ、基本的にリインフォースと同じではやての補佐をしとるんじゃけど、肝心のリインフォースははやての補佐をしながらシャマル同様の医療系を担当することになった。

 

ちなみにリインⅡを作る事を言ったのはハルカらしい、ハルカ曰く……………。

 

ハルカ(回想)「リインⅡがいないとしっくりこないでしょ?」

 

とのこと、性格はちゃんと原作通りの明るい感じになった。

 

リニス「とにかく、ご飯を食べましょう」

 

プレシア「午後の部までまだ時間あるけど「せんぱぁーーい!」あら?」

 

皆で昼飯を食おうとしたら、響子が声を掛けてきた。後ろには森島先輩と塚原先輩、あと知らん女子が一人連れて来た。

 

響子「井上先輩!お昼一緒してもいいですか?!」

 

透「あ~、かまわんで」

 

はるか「私達も一緒でもいいかしら?」

 

響「ちょっとはるか、御家族でいらしてるんだから邪魔したら失礼でしょ?」

 

透「あぁ、いいっすよ別に………………ええじゃろ?」

 

なのは「大丈夫ですよ!」

 

すずか「私達は構いませんよ」

 

はるか「オーキードーキ―♪やった!じゃぁ一緒に食べましょ!響、逢ちゃん」

 

響「………………しょうがないわね、失礼します」

 

逢「し、失礼します」

 

響子「井上先輩!隣失礼しますね!?」

 

透「あ?あぁ」

 

響子は俺の右隣に座って来た、左隣はなのはがキープしとった。

 

アリシア「ところでさぁ、響子が連れて来たその子って誰?」

 

響子「あ、はい!うちのクラスの友達で七咲 逢ちゃんです」

 

逢「は、初めまして、七咲 逢です」

 

響「七咲は水泳部で私の後輩でもあるの」

 

はるか「逢ちゃんは期待のルーキーなんだから」

 

なのは「へぇー!凄いんだね?」

 

逢「いえ、私なんてそんな…………私も噂の高町先輩方と知り合えて嬉しいです」

 

なのは「噂って?」

 

響子「1年の間でも高町先輩達は人気なんですよ、森島先輩に負けないくらい美人だって」

 

なのは「にゃっ!び、美人って………………」///////////

 

フェイト「そ、そんな…………」

 

響「そう言えば、あなた達次の種目は誰が出るの?」

 

美由希「ありゃ?次って何だっけぇ?」

 

恭也「次は確か………………何だこれは、障害物&借り物競争?」

 

ハルカ「それ、今回やる事になった種目なのよ…………内容は教えられてないけど」

 

アルフ「それで誰が出るんだい?」

 

はやて「透君になってしもぉた」

 

忍「…………大丈夫なの?透君」

 

透「………………まぁ拒否出来ませんでしたから、大丈夫とは言えないっすよ」

 

響「でも気を付けた方がいいわよ、なんかえげつない事するらしいから」

 

はるか「クラス的に敵同士だけど、応援するわよ!」

 

透「…………どもっす、まぁ負ける気は無いっすから」

 

響子「頑張ってください!!先輩!」

 

 

 

 

 

そんで次の種目の障害物&借り物競争となった、なんかプログラムが書いとる紙には銀色の王冠があったんじゃけど………………何アレ?

 

司会「さぁー!!やって参りましたぁ、今体育祭の目玉の一つ!障害物&借り物競争です!!」

 

生徒&観客「わぁぁぁーーーー!!!」

 

司会「この競技は、ただ障害物競争と借り物競争が一緒になっただけではありません!まず走者には振り子丸太を掻い潜り、その後には平均台の上を横と後ろからの妨害を避けながら進みますと、なんと!コスプレBOXがあり、そのBOXに用意してあります衣装に素早く着替えていただき、そしてそこから各走者に用意された総勢50人の中高運動部の猛者達が走者を通すまいと妨害してきます!」

 

おいコラ、これ時間かかるんじゃね?

 

司会「そしてそして、妨害を潜り抜けて来た次に待っているのは、借りる物が書かれた紙が置かれてあり、そこに書かれてあるものを素早く確保し次のエリアに向かいます!」

 

この学校ってそんなに広かったっけぇ?

 

司会「次のエリアにはヌルヌルになった地面を走者は借りた物を落とさずに通過し、次の借りる物が書かれた紙を持ちそのままゴールへと一直線!あとはただ!速さのみの勝負となります!」

 

借りる物って1個じゃないんかい。

 

司会「なおこの種目には制限時間があり、更に妨害者に対しては抵抗してもOK!!時間内に1位にゴールしたクラスは一気に500ポイント入ります!!」

 

アリサ「透!絶対に勝ちなさい!死んでも勝ちなさい!!」

 

透「いきなり目の色変えたのぉお前!!」

 

男子1「勝てよ井上!!」

 

女子1「クラスの為に!!」

 

透「頑張れ的な声援は無いんかい?………………」

 

俺はクラスの奴等から突き放された感じでトラックの方に進んだ、これは中高一緒の競技でマラソンのような感じでスタートラインからバラッバラに集まった。唯一変って言えば、スタートラインから向こう側がカーテンで遮られて全く見えん事くらい。

 

司会「それでは位置について、よぉーーい………………ドォン!」

 

バンッ!

 

恒例のピストルの音と同時にカーテンが開かれて、全員走り出した。

 

まずは第一関門、丸太の振り子が目の前をブンブンッと音を出しながら行く手を塞いじょる……………けど、通れんわけじゃぁない。要はタイミングとスピードでジャンジャン行けてまうんよな。

 

俺は振り子が通過する直前に、一気に進み難無くクリアして次へ向かおうとした。

 

榊「ハッ!こんな邪魔クセェもん!俺には何の意味も無いぜぇ!!」ドゴォン!

 

緋村「なのはぁ!皆ぁ!見てるかぁ!?お前等の為に勝ってやるぜ!!」バキッ!

 

……………なんかアイツ等、丸太を破壊して進んで来ちょる……………しかも緋村に至ってはなのは達に向けてなんかほざいとるけど、これアイツ等が勝ったらなのは達に何の得も無いんよな。

 

そんで第二関門は平均台、ただ!普通の平均台じゃのぉてムッチャ細い平均台の左右にスポンジっぽい棒を持った、明らかに野球部っぽい奴等がスタンバっとった……………気のせいか、俺のとこと榊と緋村の所に集中しとるのは。

 

野球部男子全員(高町さん達とイチャイチャしやがって……………許さん!!!!)

 

な~んか妨害する男子の目がクッソ怖いんじゃけど、たぶん俺等がなのは達といるのを妬んでのことかいのぉ?…………これからはもうちょい距離置くか?

 

榊 緋村「「このクソモブ共、テメェ等の妬みなんざ醜いんだよ!!」」

 

お前等がそれ言っちゃぁダメなんじゃないんかのぉ。

 

野球部男子「死ね!!井上!!そしてウチに入部しろ!!」

 

透「両方断りまっす!!」

 

俺は妨害を回避しながらなんとか渡りきった、途中勧誘もされながらの妨害じゃったけど、断りながら回避した。

 

だって部活なんかしとったら早ぉ帰れんじゃろ?俺は早ぉ帰って修行したいんじゃけぇ。

 

そんで第三関門のコスプレBOX、俺は自分のクラスが書かれたBOXに入ると……………。

 

透「………………………………………………マジか(涙)………………………………」

 

マジでコレに着替えんといけんのんか………………じゃけど、勝つって約束みたいなもんしちまってんもんなぁ…………覚悟決めにゃぁいけんかな……………憂鬱じゃぁ………。

 

司会「さてぇ、ほとんどのランナーはコスプレBOXに入りましたが、着替えるのに手間取っているのでしょうか?未だ誰1人出てきま……………おぉっと!?1人着替えが終わり出てきたランナーがいます!あれは………………2年1組の男子だぁ!!格好は………………メイドさんのコスプレだぁぁ!」

 

俺はBOXから出るとスカートを両手で掴みながら全力疾走で借り物が書かれてある所まで走って行った、言うとくけどスカートの中はジャージ履いとるけぇね、ジャージの上にスカートを履きゃぁなんとかなんじゃろぉて。

 

だってそーじゃろ?ちょっと出るだけのコスプレじゃったら、まぁ許すとしてもよ?こんな大勢の人の目の前で女装して走るなんざただの羞恥プレイじゃろがぃ!

 

司会「メイドさんの格好をした2年1組の男子がトップです、そして後から続々とコスプレをしたランナーが出て来ました!セーラー服に十二単、着ぐるみや軍人といった様々な格好をしたランナーが走っております!そんな彼らの前には、運動部や体力に自信のある生徒50人が各ランナーに配置されております!彼らを避けて進むか?蹴散らして進むのか?どーする勇士達?!」

 

俺の目の前に何か運動部っていうよりガテン系の仕事をしとる奴等がぞろぞろ集まって、血走った目でこっちを睨んじょった。

 

運動部1「オラァ井上ぇ!テメェだけいい恰好はさせねぇぞ!」

 

運動部2「お前をここでリタイヤさせてやるわぁ!!」

 

なんか皆フラグみたいなことを言いまくっとるけど、まぁ極力手は出すま。

 

俺は回避しながら行こうと思ったけど、慣れんメイド服でスカートとかを掴まれそうになったりで結構危なかったりする。しゃぁないけぇ軽くはたくレベルにして妨害組を弾きながら借り物が書かれた台に向かった。

 

透「あーっと、何を借りてくりゃぁええんかいのお?」ペラッ

 

透「………………」

 

透「やっべ、『写輪眼』と『輪廻眼』を使い過ぎた代償か?なんか文字がボヤけて見えるんじゃけど…………」

 

透「………………………………………………」

 

俺は台の上にあった”借りメモ”って書かれたメモを開いて中を調べると、最初は目が疲れて文字がボヤけとったと思ってもう一度確認したら、見間違いじゃぁなかった。

 

そこに書かれとったのは………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『2年のお嬢様をお姫様抱っこで』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「………………………………帰りたい(涙)……………………てか借り物じゃなくね?」

 

 

司会「さ~て、只今のトップは2年1組の男子だぁ!だがその男子は借り物が書かれたメモを見たままじっと立ち尽くしているぅ!どーしたんだ!?その間にも妨害を潜り抜けて来たランナー達が次々と借り物エリアに入って行き、メモの通りに従ってる者もいるぞぉ!」

 

アリサ「ちょっと透ぅ~!!何してんのよさっさと借りてゴールしなさいよ!」

 

透「………………………………うっさいわ!!やりゃぁええんじゃろぉ?!やりゃぁよ!」

 

俺は書いてある通りに2年………………というか自分のクラスに行き目的のモノを取りに行った。

 

なのは「どうしたの透君、何が書かれてたの?」

 

アリサはおるけど、すずかは………………おらんか…………トイレか?、まぁ迷わんで済むけぇ丁度ええっちゃー丁度ええけど。

 

フェイト「私達に出来る事なら何でもやるよ!」

 

アリサ「ほら、早くしなさいよ敗け「アリサ!!」は、はい!………………」

 

透「………………………一緒に来てくれんか?」

 

アリサ「………………………は?」

 

透「じゃけぇ………………俺と一緒に来てくれんかって言っとんじゃ」

 

アリサ「…………………ぇぇえええ!!わ、私?!」///////////

 

透「そう!そう言っとるじゃろぉが………………………あーもぉ、ほら!行くで!!」

 

俺はアリサの手を掴んで強制的にテントから連れ出した、後で殺されるんじゃろぉな…………………。

 

アリサ「ちょちょちょちょっと!いきなり「更にすまん」はぁ?何を…………………わぁぁ!!なな何よいきなり………………………恥ずかしいじゃない!!」/////////////

 

俺はアリサを手を引いて走りながら力任せにお姫様抱っこをした、やる方もかなり恥ずかしいわこれ。

 

アリサ「ちょっと何で私がこんな恰好なのよ!!」

 

透「しゃーないじゃろぉ!メモには『2年のお嬢様をお姫様抱っこで』って書かれとったんじゃけぇ!嫌かもしれんけど、我慢せぇ!!」

 

アリサ「べ………………別に嫌じゃぁ無いわよ」/////////////

 

透「そ、そーか…………………っと、こっからは俺にしっかり掴まっとけや」

 

アリサ「え?………………うわぁ、何よこれ」

 

 

~一方2年1組のテント内~

 

なのは「………………………借りるものってアリサちゃんだったのかな」

 

ハルカ「かもね」

 

フェイト「でも何で抱き上げてるの?」

 

アリシア「アレも書かれてたの?」

 

すずか「ただいま~、ごめんね………………どうしたのみん……………あれ?アリサちゃんは?」

 

はやて「向こうや」

 

すずか「………………えぇ!?何でアリサちゃんがあんな格好になってるの?!それに透君も何でメイド服………………」

 

ハルカ「あぁ、コスプレBOXに入ってたのよ………………それより」

 

全員「アリサ(ちゃん)羨ましい………………」

 

 

 

さてどぉするかねぇ、このヌルヌルエリアを………………うぅ~む。

 

他のクラスの奴等もなんとか行こうとしてもがいとるけど、いかんせん足場がヌルヌルするけぇあんま進めとらん。

 

そーいやぁ俺と同時くらいじゃった榊と緋村がおらんけど、どーしたんかのぉ?

 

俺は考えた末に少し後退した。

 

アリサ「ちょっと!諦めるつもり!?」

 

透「なわけあるかぁや!しっかり捕まっとれよ!!」

 

俺は助走をつけて、ダッシュしてヌルヌルエリアに入ったら足を止めて、勢いに任せて滑る事にした。

 

昔は誰もがやった事あるかもしれんけど、木造の家の床を靴下で滑るような感じで滑った。

 

途中転んどる連中はジャンプして避けたり方向を変える為にちょっと利用させてもらいながら、なんとか転ばずにヌルヌルエリアはクリア………………なんか他のクラスのギャラリーからブーイングが聴こえるんじゃけど何で?

 

透「…………………何かブーイングが聴こえるんじゃけど、何で?」

 

アリサ「さぁ?たぶん転ばずに先に着いたことに対してじゃない?」

 

透「はぁ…………………まぁそれはしゃーないけどね、んで次のモノはっと、アリサすまんけど持って見せてや………………………またぁ(涙)………………」

 

アリサ「何よ……何が書かれてたのよ…………はぁ!?ふざけんじゃないわよ…………何よこれ」

 

アリサすら怒る位の事が書かれとった、その内容が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『1年女子をおんぶする』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「アンタ鼻の下伸ばしてんじゃ…………………ごめん、何でも無い」

 

透「………………………そーかぃ」

 

アリサは俺の今の状態をわかってくれとるようで、今俺はメイドさんの格好をしてアリサをお姫様抱っこっちゅーわけのわからん事になってメッチャ恥ずい状況になっちょる。

 

アリサ「1年女子って言ったら…………………あの子よね」

 

透「よなぁ……………行くか」

 

俺はメモを持って1年のテントに向かった、腕の感覚は………………………もうわっかんねぇよ、余裕なんか辛いんか。

 

響子はっと………………あ、おった……メッチャ手ぇ振っちょる…………。

 

響子「先輩どうしたんですか!?私に何か御用ですか?」

 

アリサ「響子、アンタも来なさい!」

 

響子「え、私ですか?」

 

透「スマンが協力してくれんか?」

 

響子「はい!了解です!先輩の為なら♡♡」//////////// 

 

アリサ「………………………いいから早く来なさい!!」

 

俺は響子をテントから連れ出してもう一つの要求をした。

 

響子「それで私も一緒に行けばいいんですね?」

 

透「そうなんじゃけど…………………ほれ」

 

俺は響子に背中を向けて中腰になった。

 

響子「え……………一体何してるんですか?先輩」

 

アリサ「アンタは透におぶさればいいのよ、早くしなさい」

 

響子「え………………………私が………………………透さんにおんぶ………………………」

 

司会「さぁ!!時間もあとわずかとなりました!!果たしてゴールするクラスはいるのでしょうか!?」

 

アリサ「まずいわ!響子早くしなさい!透の役に立ちたいで「ヤフーーー!!」ちょ…………」

 

響子「透さんにおんぶ透さんにおんぶ透さんにおんぶ透さんにおんぶ透さんにおんぶ透さんにおんぶ…………………エヘヘヘヘヘ」///////////

 

透「あの響子さん?!早くしてもらえません?!」

 

響子「はい!あの……失礼します!!」ボフッ

 

やっと俺におぶさってくれたけど、この背中にあたる質量………………………この娘の胸は化け物か?なんつって

 

アリサ「………………………ずいぶん余裕じゃないのよ」ギロッ

 

透「………………………ちゃっちゃと行きまひょ」

 

響子「はぁ~~~っ超幸せですぅ♡♡」/////////

 

俺は二人を抱えながら全力疾走してった、ホンマにただただひたすら何も考えず無心に走った。さっさとゴールして早ぉこの格好から解放したいんじゃぁ!!

 

司会「あーっと!ただ一人だけ、ゴールへと向かうランナーがいました!アレは………………あのメイドさんの格好は2年1組の男子だぁ!!女子を二人も担いでのゴールに向かうとはなんと羨ましい……………いっそ妨害…………おおっと失礼、しかしあの男子がゴールを目の前にしてここで運動部が妨害をしに来たぁ!!よくやったぁ!!!」

 

運動部部員1「テメェなんざに一位は取らせん!!」

 

運動部部員2「いい気になんなよ!このクソ後輩がぁ!!」

 

 

透「邪魔じゃぁーーい!!!!」

 

俺は向かってきた妨害組を蹴りで弾きつつ、下段蹴りで転ばして全力疾走………………………それはもぉ……………無心にの。

 

透「だりゃぁあぁーーーーー!!」

 

運営委員「借り物の紙を出してください」

 

透「ほれぃ!これで文句ないじゃろぉが!!」

 

運営委員「か、確認します!」(何でキレてんだ?)

 

早ぉせぇや、こちとら恥ずかしゅうて爆死しそうなんじゃけぇ!!!

 

運営委員「…………………確認しました、合格です!」

 

司会「ゴォーーーール!!!3年と高等部の2,3年生と僅差でゴールしたのは、中学の2年1組のクラスだぁーーーー!!人2人を背負い且つ両手で担いでの勝利です!!というわけで勝利した2年1組には500ポイントを送られます!!他のクラスにもポイントはありますが、あまり時間が残っておりまっせん」

 

透「ハァーー…………ハァーー…………や…………………やっと………解放されるわぁ……………ほれ、早ぉ降りてくれいや」

 

アリサ「も…………もうちょっとこのままでもいいじゃないのよ」/////////////

 

響子「ハァハァ………もういっそここに住みたいですぅ」///////////

 

透「あのさぁ…………俺のこの格好だけでも恥ずいのに、加えてお前等を抱えとるのって…………」

 

アリサ「うっ………………………悪かったわね…………」

 

響子「透さんのその恰好……………永久保存していいですか?」

 

透「お前は自分の欲望に忠実じゃのぉ!?」

 

なのは「アリサちゃん!響子ちゃん!もう降りなよ!!」

 

アリサ「な、なのは!?それに皆も何でここにいるのよ!?」

 

フェイト「ゴールしてもなかなか帰ってこないから迎えに来たんだけど…………」

 

アリシア「アリサも響子もズルいよ!」

 

ハルカ「そうじゃないでしょ…………にしても」

 

すずか「透君…………その恰好……………」

 

透「触れんな!!頼むけぇ!!何でもするけぇこの恰好について触れんどって!!」

 

司会「ゴールした方やリタイヤした方でコスプレBOXに入り着替えた方々は、この体育祭が終わるまでその恰好でいていただきますので、着替えないでください!」

 

全員「………………………」(聞いてねぇよ的な顔)

 

透「………………………」(絶望で終わった顔)

 

なのは「………………………えっと…………」

 

フェイト「と………………………透?」

 

シグナム「おい…………大丈夫か?………」

 

透「………へ……………へへへ………へへへへへへへ」

 

ヴィータ「お………………おい、何か透が変だぞ」

 

透「アッハハハハ!!殺せよ!俺を殺せよ!!」(涙)

 

リインフォース「お………………………おい!落ち着け透!!」

 

シャマル「透君が壊れちゃった!?」

 

アルフ「と、透!止めろって!!」

 

透「どうせ俺はこんな弄られキャラなんじゃろぉが!!所詮俺はマダオじゃい!『まるで』『ダメな』『オッサンもどき』!略してマダオじゃーーい!!更に略したらMDOじゃろーがぁー!!!」

 

アルフ「透訳分かんないよ!」

 

ハルカ「やばい、コイツ自暴自棄になって泣きながら言ってるわね」

 

はやて「冷静に分析してる場合かいな?!早ぉ止めなアカンのとちゃう?!」

 

響子「透さん!」

 

なのは「響子ちゃん?」

 

響子「壊れた透さんも素敵ですぅ!!」/////////////

 

ハルカ「アンタはちょっと黙ってなさい!!」

 

はやて「今の透君以上にブッ飛んどるなぁ!!??」

 

透「ハハハハァーーーーイ!!!」

 

なのは「透君!?しっかりーーーー!!」

 

俺はしばらく壊れとったらしく、恭也さんと士郎さんに一撃を入れられ一瞬飛んだけど、すぐに復活したらしい……そん時の記憶が全くなかったけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

榊「あぁ?!『アンテナが付いた追跡メガネ』って、持ってる奴いんのかよ!!??」

 

緋村「何だよ!!??『麦わら帽を被ったゴム人間』なんて、いねェよ!!そんな奴!」

 

 

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