魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第30話 再会と崩壊

 

???「ふむぅ………………では次はこの地に飛ばすか………………やりたまえ」

 

???「はい」

 

???「さぁ………良い成果を期待しているよぉ………くっふっふっふ」

 

 

 

~それから数日後~

 

ハルカ Side

 

ハルカ「それで?何で私達が呼ばれたわけ?」

 

私達は現在クロノがいる『アースラ』の艦長室に来ている、私達っていうのは私、なのは、フェイト、アリシア、はやて、響子、アルフ、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、そして何故か榊と緋村も同席していた。

 

クロノ「それを今から話す、まずはコレを見てもらいたい」

 

突然モニターが出て来て、そこにはある映像が映し出されていた。

 

ヴィータ「…………コレが何だってんだよ?」

 

クロノ「これはごく最近映し出されたものでな、ここに移ってる場所は管理局も関知していない無人の世界だ」

 

なのは「なら別に私達には関係ないんじゃないの?」

 

クロノ「いや、一概にそうも言えないんだ」

 

アリシア「どういうこと?」

 

ハルカ「……コレをやった犯人がいないって事?」

 

クロノ「…………そうだ」

 

はやて「ちょっ、待ってぇな!この映像を見る限りじゃぁ、コレやった相手は相当デカい化けモンやで!?そないゴツイ奴がいないって………………」

 

クロノ「我々もこの映像が届いてから船員を何名か派遣して調べさせたが、どこにもいなかったんだ」

 

シャマル「どこにもいないって………じゃぁそいつは」

 

ハルカ「ええ、この質量で転移魔法、又はそれに属する何かってことでしょうね」

 

クロノ「そう見て間違いないだろう、技術部の方でも同様の回答を得た」

 

フェイト「でも、それだと相手はとんでもない奴だってことだよね」

 

シグナム「あぁ、あのバラカス3兄弟や我々が今まで戦ってきた相手よりも手強い奴だ」

 

榊「そんなに不安になんなよお前等、お前等は俺が必ず守ってやるからよ!」

 

緋村「お前なんかに護られたらなのは達が嫌がるんだよ!大丈夫だ、俺がキッチリ守ってやるからな!」

 

ハルカ「それで?私達を呼んだのは、単に気を付けろってだけじゃないんでしょ?」(無視)

 

シグナム(ハルカの奴、あっさり流したな)

 

はやて(凄い自然な感じで流したったな)

 

クロノ「あ、あぁ………………実は先程、奴の魔力を感知してな」

 

シャマル「本当なの?!」

 

クロノ「あぁ………ただ派遣したのではなく、その地に残ってる魔力を出来る限り検知して探せないかと思ってな」

 

なのは「へぇ~、じゃぁ感知したのってその残留魔力から?」

 

クロノ「そうだ、そしてそいつが出現するであろう場所に皆向かってもらいたいんだが…………」

 

ハルカ「私達が?アンタん所の魔導師じゃダメなの?」

 

クロノ「情けない話、正体不明の奴の魔力は残骸だけの判断だが…………AAAからSS+と見ていいだろう」

 

ヴィータ「はぁ?!そんなにある奴をアタシ等にやらせるのかよ!?」

 

ハルカ「いや、『アースラ』にはそのクラスの魔導師はいないし、管理局は万年人材不足………そこへきてこの騒動でしょ?ある意味仕方ないわよ」

 

ヴィータ「んぅ~~~、それは分かってんだけどよぉ」

 

ハルカ「まぁいいじゃない、行きましょ?」

 

響子「はい」

 

なのは「うん!」

 

クロノ「すまないな、皆無理はするなよ」

 

さってねぇ、鬼が出るか蛇が出るか…………はたまた世紀末覇者様が黒い王のような馬に乗ってやってくるのかしら?

 

 

 

………………………………………………

 

………………………………

 

………………

 

 

さて問題の場所に着いたんだけど………………なんか今日は落ち着かないのよね…………皆もなんか私と同じ感じだわ。

 

なのは「ハルカちゃん………………」

 

ハルカ「どうしたの?なのは」

 

なのは「何だか………………ううん、やっぱり何でもない」

 

ハルカ「ちゃんと言いなさい…………って当ててあげようか?嫌な予感がする、でしょ?」

 

なのは「えっ!?何で分かるの!?」

 

ハルカ「何でって、そりゃー「分かるさ」…………シグナム………」

 

私となのはの近くにいつの間にか皆が集まってた、皆も同じなんだ。

 

フェイト「なのは…………私と姉さんもなんだ」

 

なのは「フェイトちゃん達も?」

 

アリシア「うん………………今日朝からずっとなんだ…………」

 

はやて「せや…………なんか落ち着かへんねん」

 

アルフ「変にソワソワするんだよなぁ」

 

シグナム「何だか…………妙に空気が重く感じるんだ」

 

ヴィータ「あぁ…………なんだかピリピリするんだよ」

 

シャマル「とっても嫌な予感がするのよ」

 

ザフィーラ「我も…………どうもな」

 

リインフォース「………………」

 

皆も今日は何かを感じているんだわ………………何かまでは分からないんだけどね、そういえば珍しく響子が静かね。

 

ハルカ「響子、どうしたのよ?今日はアンタやけに静かじゃない」

 

響子「そう………………ですか?…………何だか、今日は怖いんです…………すごく」

 

ハルカ「………………凄く怖い?」

 

緋村「大丈夫だって響子、お兄ちゃんが付いてんだぜ!?」

 

榊「皆ぁ、ここは俺に任せとけって、俺が全部片付けてやるからよ!」

 

響子「………………………………」

 

いつもならここで「うっさいゴミ共」とかキレのある返しをしたのに、今日の響子は全然キレが無い…………相当参ってるようね。

 

ハルカ「……………とりあえず、そこ黙っときなさい!アホンダーラとバッカターレ!」

 

響子の代わりに私があの2人を黙らせてやった、あの文化祭以降コイツ等の事はそう呼ぶことにした。

 

ハルカ「………さっ!!皆!さっさと調査・退治して、さっさと帰るわよ!そしたら万事OKよ!」

 

なのは「…………うんっ!そうだ”ドォォォンッ!!”えっ!!」

 

私が皆を元気付けようとしたら、目の前に巨大な物体がいた………………皆唖然としている、それはそうか………………報告にあった奴が目の前に居るし本当に出て来るとは思わなかったんだし。

 

だけど私は違う意味で唖然としていた………いや、唖然ではないわね、頭ん中パニクってしょうがなかった。

 

ハルカ(何で?!………………何でこいつがここにいるのよ!?いやそもそも作品が違うし、ジュエルシードの時みたいな感じじゃない!!似過ぎよこんなの…………コイツって)

 

私は冷静になれず頭の中がグチャグチャになりながら、なんとか考えようとしたら目の前のソレは突如私達に攻撃をしてきた。

 

何でよ………………何でこいつが………………………………!!!!

 

 

Side Out

 

 

~若干時間を戻して~

 

透「………………………………」ボォ~

 

あぁ~なんか今日は調子出んのぉ………………。

 

???「………………ん?」

 

何でじゃろ?………………朝から胸がムカムカするっていうか………………身体がだりぃ~。

 

???「………………る君!?」

 

妙な感覚じゃ………………そういやぁ、この感覚前にどっかであったような…………。

 

美由希「透君!!」

 

透「はいっす!!」

 

俺は考え事をしとったようで、俺の至近距離に美由希さんの顔があった………………いや近いって。

 

透「………………何スか?」

 

美由希「ボォ~っとしてるけど、どーしたの?」

 

士郎「体調でも悪いのかい?」

 

透「いや………………別にそんなんでも無いんスっけどね…………」

 

桃子「本当に大丈夫?別に無理してうちの手伝いをしなくてもいいのよ?」

 

透「体調にはなんの異変は無いんで大丈夫っス………………」

 

桃子「…………そう……なの?」

 

今日俺はアリサ達に『螺旋丸』を教える日じゃったんじゃけど、アリサ達があとは自分達で完成させるとのことで急遽暇になったけぇ、なんとなく『翠屋』の手伝いをしたくなったんじゃけど………………今日はなんか朝から調子が出んのんよなぁ。

 

士郎「………………本当にどうしたんだい?」

 

透「………………実は、何か今日は朝から上手く調子が出んって言うか、嫌な感じがするんすよ」

 

士郎「嫌な感じ?」

 

透「そうっス、なんか妙に落ち着かんとでも言いますか…………とにかくそんな感じっすよ」

 

恭也「透もか?」

 

透「………俺も?」

 

桃子「実はね、今日はなのはの様子が変だったのよ、どこか上の空って言うか不安そうな顔だったわ」

 

美由希「変って言えばハルカちゃんも今日はどこか覇気が無いって言うのかなぁ」

 

忍「あぁそれだったらすずかもなんか変だったのよ、妙に落ち着きが無いと言うか…………」

 

そういやぁ、今朝プレシアさんとリニスも言っとったな、アリシアとフェイトの元気が無いって。

 

透「ま、気のせいっすよたぶん…………働いとったら紛れるっしょ」

 

士郎「………………じゃぁこのお水を持って行ってくれるかい?」

 

透「ウッス!」

 

俺は士郎さんに頼まれて水が入ったコップをお客が座っちょるテーブルに持って行こうとした………………じゃけど…………。

 

パリンッ!!

 

桃子「と、透君!大丈夫!?」

 

士郎さんから受け取ろうとしたら、掴むことをせずコップはそのまま床へと落ちて割れた、そんなことより………………………………。

 

透「………………………………」

 

俺の今の気持ちはまさにこの割れたコップのような感じじゃった、突然自分の中で何かが壊れたような感覚………………そして一つの不安とある考えが頭を過った。

 

 

 

『なのは達が危ない!』

 

 

 

何故こんなことがすぐ過ったんかは分からん、勘………………とでも言った方がピンとくる、とにかくそうとしか言いようが無かった。

 

忍「ちょっと!どうしたの透君!?顔色悪すぎだよ!?」

 

透「………………士郎さん、すんませんけど………………今日は失礼します!」

 

俺はそういうと同時にエプロンを適当に脱ぎ捨てて外に飛び出した、出ていきなり予想外の奴と遭遇した。

 

ユーノ「と、透!!」

 

透「ユーノ!何でお前がここにおるん!?」

 

ユーノ「それどころじゃないんだよ透!なのは達が大変なんだ!!」

 

恭也「何?!なのは達に何があったんだ!?」

 

俺の後ろから恭也さんの声が聴こえた、大方俺が飛び出したのを心配になって追いかけようとしたんじゃろ。

 

透「ちょうどよかったわ、俺もなのは達が危ないて思うて行こうとしたんじゃけど」

 

美由希「だからさっき飛び出したんだね」

 

士郎「それでユーノ君、なのは達に何があったんだい?」

 

ユーノ「それは僕にも知らされてないんです、僕はただクロノになのは達が危険だから透を呼んでくれって頼まれて、書庫を飛び出したんですけど」

 

士郎「そうか…………」

 

透「………………考えちょる暇はないか、さっさと行こか!」

 

桃子「透君!なのは達をよろしくね」

 

透「………………ウッス!」

 

俺はユーノを連れて『飛雷神の術』でなのは達の下へと飛んだ、目的地に着いた瞬間にデバイスを展開して。

 

 

………………………………………………

 

………………………………

 

………………

 

 

俺達は『飛雷神の術』で飛ぶと、目の前は見知らぬ世界………………そして辺り一面の岩場は何かで引っ掻いたような爪痕があった。

 

透「おいおい、ヒデェなコレ…………てかこの爪痕からして相当デカいでコレ」

 

俺は辺りにある爪痕を観察しとると不意になんとなくじゃけど、妙に見覚えのある爪痕だった………………懐かしいってのとはなんか違う気がするんじゃけど、妙に心が騒ぐ。

 

ユーノ「とりあえず近くになのは達がいるんだよね?」

 

透「おう、一応なのはの札を目標に飛んだつもりじゃけど………………」

 

念の為にいつでも攻撃が出来る様に斬魄刀モードにして、なのは達の捜索をしようと俺とユーノは別れて探すことにした。

 

するとすぐにユーノが声を上げて俺を呼んだ。

 

ユーノ「透!!こっちに!!」

 

俺はユーノに呼ばれて急いで向かうと、ユーノの近くにヴィータが倒れていた、怪我自体は大したことは無いようじゃったけど…………あのヴィータがここまでやられるとか。

 

透「おいっ!どしたんやヴィータ!?大丈夫か!?」

 

ヴィータ「うっ………………と……………透……………か?…………何でここに?」

 

透「そんなんはええんけぇ!誰にやられたんや?!」

 

ヴィータ「わかんねぇ……………いきなりデケェ奴がアタシ等の目の前に現れたと思ったら……………そいつが暴れまくって、アタシはそいつにやられてこのザマだよ…………」

 

ちなみにユーノはヴィータを俺に任せて他を探すと言ってどっかに行った……しばらくするとユーノから念話でシャマルとアリシア、リインフォースとザフィーラ………………そんで榊と緋村が倒れとるのを見つけたと連絡を受けた、皆かなり怪我をしとるって報告を受けた。

 

皆意識はあったようでユーノが応急処置をしたらすぐこっちに向かうと連絡してきた。

 

透(目の前にって………………しかも『アタシ等の』ってことは、なのは達も同じような感じって思っとった方がええっちゅーことか………………)

 

そして俺がそんな事を考えとると、遠くの方で爆発がした…………未だ誰かがそのデカブツと戦っとるんじゃろぉか?

 

俺はヴィータを寝かせると、爆発が起きた場所へと向かった、向かう途中ヴィータから「行くな透!」と聞こえた気がしたんじゃけど…………それでも俺は行かにゃぁいけん気がした。

 

俺は見晴らしがええ所に行くと、なのはとフェイト、はやて、シグナム、アルフ、ハルカ、響子が戦っとった。

 

本当は喜ぶべき所なんじゃろうけど………………俺は今それどころではなかった、なのは達が相手にしとる敵から目が離せずにおったから。

 

透(………………アイツは………………何で………………アイツがここに?………………いや、そうじゃねぇ………………)

 

俺の頭ん中はグチャグチャじゃった………………目の前の奴と前にあってからもぉ………………何年くらい経ったんじゃろうか?………………あの時の事を一瞬も忘れたことが無かった。

 

そぉ…………そいつは俺の両親を、俺の目の前で殺した張本人…………あれから何年も経っとるのにまったく変わってなかった………………。

 

奴の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デモルト』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーノ「透!シャマル達の応急処置は済んだよ、たぶん動けるはずだからこっちに向かって来てると思うけど………って何アレ?!あんな大きな奴が相手だったの!?」

 

透「………………………………………………………………」

 

ユーノ「なのは達大丈夫かな?僕達も行った方が………………透?」

 

透「………………………………………………………………」

 

ユーノ「…………ねぇどうしたの?透、早くしないとなのは達が「ぅぅぅ」………………透?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォォォォンっ!!

 

 

ユーノ「わっ!!………………透?…………透ぅ!?」

 

 

 

遠くの方で誰かが何かを言っとるのを感じたけど、今の俺は…………自分の中で何かが壊れた、ただの人形と等しい存在じゃった。

 

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