魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第2話 虚と神の鎗

 

ゼスト Side

 

 

俺達は今ある犯罪者の根城へと侵入した、犯罪者の名はジェイル・スカリエッティ、罪状は世界規模のテロを行っている事と違法医学の実行等、様々な罪を犯して来ている大犯罪者だ。

 

俺は親友であるレジアスから情報を聞き、奴等の根城に少数で潜入することにした………俺の他に2人の隊員を連れて来た。

 

一人はメガーヌ・アルピーノ一等陸尉、彼女のポテンシャルは他の隊員より高く、自身が窮地に陥れば陥るほど発揮される、そしてもう一人はクイント・ナカジマ一等陸尉といい、彼女は体術の達人でありこの俺ですらギリギリの勝負と言ったくらいだ。

 

俺はこの2人と共に潜入したのだが思いのほか警備が厳しく、結果見つかってしまい奴等が放ったセキュリティAIの妨害にあっている。

 

そして俺達はだだっ広い部屋に到着するとそこには一人の女の子がいた、髪はロングでこんな何もない部屋にいるのが似つかわしくない程の子だ。

 

だがそれがいけなかった、俺達はその子がジェイル・スカリエッティが拉致し実験するための被検体だと思い込んでいた為その子に対する警戒は皆無だった。

 

俺はなんの疑いも無しにその子に近付くと、無数のナイフが俺達を襲ってきた、なんとか俺達は回避するとナイフを操っていたのがこともあろうに、その女の子であった。

 

女の子は俺達をジェイルの下に行かせない為の門番のような立場らしい、確かに後ろには奥へと続く通路らしきものが見えた。

 

そこからは激闘の嵐だった、彼女の操るナイフは変幻自在でつけ入る隙が無かった、部下の二人もなかなか前には出れないでいた、だが流石の彼女も俺達三人を同時に相手には出来ず徐々にこちらが押し始めた。

 

流石に小さな女の子に手を上げるのは忍びなかったが、そうも言ってられぬ状況なのでやむなく攻撃した。

 

しかし彼女はそれを紙一重で交わした、そこからはその繰り返しのようなもので互いに一撃入るか入らないかと言った感じだ、そして…………。

 

ゼスト「………………」

 

チンク「ハァ…………ハァ…………」

 

メガーヌ「いい加減にそこを通してもらえないかしら?」

 

チンク「断ると…………ハァ…………言ってる」

 

ゼスト「もう止めなさい!これ以上は本当に死ぬわ!」

 

チンク「ドクターの為なら……………構わない!!」

 

ゼスト「…………馬鹿め!!」

 

チンク「それは…………貴様等だ!!」

 

俺と彼女は互いに一撃を入れようと渾身の力で攻撃しようとした、俺は槍で彼女はナイフ、決着は目に見えていた。

 

 

 

介入者がいなければ。

 

 

 

突然現れた謎の人物によって俺と少女の攻撃は止められた、だがそいつは片手で俺と少女の攻撃を止めた………………こいつは一体何者なんだ!?

 

その謎の人物はよく見れば妙な仮面をしていた、何重もの円に三ヵ所の妙な穴があり、そのうちの二つは丁度目がある所だった。

 

そして体格からして男であることも分かった、だが腕等の太さは俺以下でとても俺の一撃を止め切れる程の腕力ではない気がするのだが。

 

面の男「そこまでにしてもらおうか、そしてそっちの男は………少し邪魔だな」

 

面の男がそう言うと片手で掴んだ俺の槍ごと俺を部下のいる所まで投げ飛ばした、何て腕力をしているんだあの男は!?

 

俺はなんとか受け身を取って態勢を持ち直した、奴は俺を投げ飛ばしておきながら少女の方は掴んだままでいた。

 

クイント「大丈夫ですか隊長!?」

 

ゼスト「あぁ、だが奴は一体………………」

 

メガーヌ「私達にもわかりません、隊長とあの女の事の間に空間に渦のような物が出てきたと思ったらいきなりあの仮面の男が出てきたんです」

 

ゼスト(空間に渦?にわかに信じられない話だろうがこの2人が実際に見たわけなのだから間違いないのだろうが…………奇妙な男だ)

 

俺はそんな事を考えていると突然少女は消えてしまった、いや吸い込まれたと言った方が正しい。

 

メガーヌ「なっ!!………女の子が吸い込まれた」

 

クイント「い……一体何なんでしょう隊長」

 

ゼスト「………分からん、だが危険な男であることは間違いないようだ」

 

すると仮面の男は今度はこちらの方を向いた。

 

面の男「さて…………俺はお前達に用は無いんだが、俺の目的を邪魔する奴は悪いが消えてもらわなくてはならん」

 

ゼスト「目的?目的とは何だ?」

 

面の男「それをお前に言う必要は無い、だがまぁ……ある種お前達も関係していると言ってもいい、お前達………管理局がな」

 

クイント「管理局が?」

 

面の男「話はここまでだ、今はお前達に構っている暇はない…………俺は俺の用を済ませたらさっさと帰るつもりだからな」

 

メガーヌ「あなたの用って何?」

 

面の男「さっき言ったはずだ………………お前達に言う必要は無い」

 

ゼスト「…………悪いがお前の目的とやらは達成出来ん、何故なら」

 

俺達は持っていたデバイスを構え直した、この男は危険と判断したからだ。

 

ゼスト「ここでお前を捕らえる!!」

 

俺達は先程の少女と同様に三人で攻めることにした、卑怯と言われれば確かにそうだが、この仮面の男に関してはそうも言ってられなかった。

 

面の男「お前達では無理だ」

 

ゼスト「抜かせ!!」

 

俺とクイントで奴に近付きメガーヌが遠距離からの魔法でサポートと捕縛をする手筈で行くことにした。

 

しかしどういう訳か奴には全く隙が無かった、俺とクイントの攻撃を悉く躱し・弾き・受け流していき、こちらの攻撃が中々当たらずメガーヌの魔法も避けられるか相殺されてこちらも当たらなかった。

 

そして奴の攻撃は凄まじいとしか言えなかった、奴は素手の身でありながら槍を持った俺に対し余裕で距離を詰めて来たり、紙一重で何度も躱し俺に攻撃をしてきたり、クイントに対してはまるで赤子の手を捻るような感じでクイントは何度も倒されていた。

 

ゼスト(コイツは…………以前手合わせしたシグナムと言う騎士よりも遥かに上ではないか!)

 

だが妙な事が気になった、奴強い事は分かった…………流石の俺も初め見た時からこいつはヤバいと思ったからな、それよりも気になるのはコイツは強いのに俺達を戦闘不能にさせないということだ。

 

奴の実力ならそれが可能………………いや、簡単なはずだ。

 

それに奴はまだ力を隠し持っている感じもする、これは俺の勘だがな。

 

ゼスト「ハァー………ハァー…………」

 

クイント「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ………」

 

メガーヌ「な………なんて奴なの」

 

面の男「だから言った筈だ、お前達では無理だと」

 

ゼスト「ハァー…………確かにそうだな…………だが1つ気になる事がある」

 

面の男「…………何だ?」

 

ゼスト「何故お前は………俺達を倒さない」

 

面の男「………………」

 

クイント「隊長の言う通り、あなたはその気になればいつでも私達を倒せたはず、なのにそれをしなかった」

 

面の男「………そんなことか」

 

ゼスト「そんなこととは………言ってくれる」

 

面の男「いいだろう教えてやる、といってもくだらないがな…………ただの気紛れだ」

 

メガーヌ「き、気紛れ?」

 

面の男「そうだ…………そしてお前達を倒さないのは他に理由もある」

 

メガーヌ「理由って………何?」

 

面の男「…………俺が倒すべき相手はお前達みたいな芯の通った奴等ではないからだ」

 

クイント「?どういうこと?」

 

面の男「話はここまでだ、さて俺はそろそろ行くとしよう」

 

メガーヌ「待ちなさい!」

 

男が立ち去ろうとするとメガーヌとクイントが仮面の男に声を掛けた、そして奴の前に立ち奴の行く道を塞いだ。

 

ゼスト「な、何をしているんだお前達!止めろ!!」

 

クイント「すみません隊長、それは出来ません」

 

メガーヌ「コイツを野放しにしたら、私達のいる管理局が壊されてしまいます!」

 

ゼスト「止めろ!自分達の子供はどうする気だ!?」

 

面の男「何?」ピクッ

 

クイント「あの子達なら大丈夫です、それに夫もいますし何より皆しっかりしてます」

 

メガーヌ「ルーはまだ幼いですが…………しっかりした子ですから、分かってくれますよ」

 

面の男「…………こいつ等…………子供がおるんか」ボソッ

 

何やら仮面の男が呟いた気がしたがそれどころではない、2人はそう言うと仮面の男に突進していった、まさか捨て身で奴を捕まえると言うのか!?

 

クイント「隊長!後は…………」

 

メガーヌ「後はお願いします!!」

 

ゼスト「止めろぉぉぉ!!!」

 

俺は叫ぶことしか出来なかった、先程の戦闘で俺は思いのほかダメージを受けており立っているのがやっとだった、そして2人は仮面の男に接触しようとした、俺は頭で最悪の絵を想像してしまった…………だが実際は違った。

 

スゥ…………。

 

クイント メガーヌ「「えっ!?」」

 

ゼスト「なっ?!」

 

ガシッ!!

 

クイント「うっ!」

 

メガーヌ「あぅっ!」

 

2人は確かに奴に捨て身の攻撃をしようとし、触れようとしていた。

 

仮面の男も逃げようとはしていなかった、攻撃をするのかと思ったが実際は何もせず二人の胸倉を掴んだのだ。

 

奴はその場を動こうともせずただ立ちすくしていたままだったが、二人の攻撃は奴をすり抜けていったのだ、奴の絶対の自信はこれがあったからなのか?

 

ゼスト「クイント一尉!メガーヌ一尉!」

 

クイント「くっ…………うっ」

 

メガーヌ「はな…………しなさい」

 

面の男「………………」

 

ゼスト「くっ!部下たちを離してもらおうか!!」

 

俺は全身の力を振り絞り仮面の男向かって突進した、だが俺の攻撃はある人物の言葉により中断した。

 

 

 

 

 

面の男「何でそがぁにテメェの命を投げ出すんだじゃ!バカ垂れ!!」

 

 

 

 

 

面の男以外「!!!」

 

意外だった、これまで冷淡に振舞っていた分奴の今の言動は明らかにおかしかった、しゃべり方とかもだが………………。

 

面の男「お前等子供がおるんじゃろぉが、子供ほったらかして母親が先に死んでんじゃねぇよ!!!」

 

クイント「な…………何言ってるのあなた」

 

面の男「お前等に残された子供の気持ちが分かるか?両親の内どちらかが欠けても子供にとってはそれだけでダメになるんじゃ!!」

 

メガーヌ「………………あなた………………まさか………」

 

面の男「………………あーくそっ!!」

 

仮面の男はいきなり二人を俺の所まで投げ飛ばしてきた、俺は二人を受け止めると仮面の男を見た。

 

ゼスト(今の奴の雰囲気………アレは嘘で言っている言葉では無かった…………奴は一体………………)

 

面の男「………………ふぅ………俺としたことが、少々気が立っていたようだ…………だが今ので分かっただろ?俺にはどんな攻撃も通さん」

 

ゼスト「…………お前は一体」

 

面の男「ここから先に行きたければ勝手に来るといい、面白いものが見られるからな」

 

すると仮面の男の右目を中心に渦のようなものが現れ、男の体がまるで右目に吸い込まれるようにして消えていった。

 

クイント「アレです、先程隊長とあの少女の間に割って入った時に現れたやつです」

 

ゼスト「アレが…………」

 

あの移動法といい、すり抜ける事といい………………奴は謎だらけだな、だがそんなことより…………。

 

メガーヌ「隊長………………彼はもしかして両親を…………」

 

ゼスト「あぁ…………かもしれんな」

 

先程の奴の様子は流石の彼女達でも気づいたようだ、確かにいきなり態度が変わったな。

 

ゼスト「だが、敵ではあるが奴の言っている事もまた正しい、お前達は自分の子供を置いて先に逝く気か?」

 

メガーヌ「そ………それは………」

 

クイント「………申し訳ありません」

 

ゼスト「いい、だがそういうのは今回限りにしてくれ、俺がお前達の御家族に説明するのは面倒だからな」

 

クイント「ふふっ、はい」

 

メガーヌ「それで隊長、この先どうしますか?」

 

ゼスト「もちろん進む、奴が何をしようとしてるのかは知らんが、俺達は俺達の目的があってここに来たんだ…………行くぞ!」

 

クイント「了解」

 

俺達はさらに奥を目指した、あの男の事はまた後で考えるとしよう…………今はジェイル・スカリエッティの身柄確保が優先だ。

 

迷路のような通路を進んで行くと何とも重苦しい扉があった、中には生体反応も確認された…………だが妙な事に一つを除いての生体反応は微弱な者が多数あった。

 

俺達は扉を破壊して中に入ると驚く光景が目の前に広がっていた…………一人は剣を片手に持ちもう片方の手で倒れている人物の髪を持ち悠然と立っており、そしてその人物以外は地面に血みどろになり倒れていた。

 

 

 

先程の仮面の男が俺達が探していた男であるジェイル・スカリエッティの髪を掴んでいた…………血の付いた剣を持って。

 

 

 

ゼスト「こ………これは一体…………」

 

面の男「やはり来たか………………が、少し遅かったな…………お前達の探し人はこのザマだ」

 

ジェイル「うぅ………………」

 

仮面の男はそう言いながらジェイル・スカリエッティだということを示そうと髪を持ち上げた、あの短時間でここまでの惨劇をやったのか……あんなに揺れていた男が………。

 

見るとジェイル・スカリエッティ以外は皆女性と思われ、もはや虫の息だった……………おそらく助かりはしないだろう、中にはさっきの少女らしき人物もいた………惨いな、重そうな機材の下敷きになって頭だけしか見えていない、他の女性?もそう…………皆ほとんどが物の下敷きになっていたり血の所為で顔を確認することが出来ないでいた。

 

面の男「悪いがお前達の目的とやらは達成出来なかったらしいな………」

 

ゼスト「くっ!何故このような真似をした!?」

 

面の男「お前達が知る必要のない事だが、いいだろう簡単に説明してやる」

 

クイント「どういうこと?!」

 

面の男「…………すぐにわかる」

 

するとこの施設に大きな揺れが襲った、これは…………爆発!?

 

面の男「ここに来る時少々細工をしてな、だからあまり時間はかけられない」

 

ゼスト「…………簡単に聞いた後は檻の中でゆっくり続きを聞かせてもらう!!」

 

面の男「止めておけ、先程の戦いで理解したはずだ…………俺には無意味だ」

 

ゼスト「………………」

 

メガーヌ「………………それで、あなたは何でこんな事を?」

 

面の男「簡単な話だ、これは『復讐』だ」

 

メガーヌ「『復讐』?」

 

面の男「俺は『コイツ等』によって『作られた存在』だからな………………そして廃棄された」

 

クイント「待って!………………作られたって、どういうことなの?」

 

面の男「言葉どおりの意味だ、俺は『コイツ等』にそれこそ生まれて来る前から弄られていたんだからな」

 

クイント「そ……それって」

 

面の男「そうだ…………俺は『生物兵器』と言った所か」

 

面の男以外「っ!?」

 

面の男「あぁそれと付け加えるなら俺を作ったのはこのジェイルとか言う男と他にも多数の科学者によってだ…………管理局に雇われたな」

 

ゼスト「な………………何だと!?」

 

ゼスト(か…………管理局が………そんな違法行為を?!)

 

クイント「………………」

 

メガーヌ「あ………………ありえない」

 

面の男「現にこうしてお前達の前に立っているのがその証拠だ、それとありえないなんて言ったが………………『ありえない…………なんてことはありえない』ぞ」

 

メガーヌ「うっ………」

 

面の男「それと………これは管理局の上の奴等も関わっているからな………お前達にとっては最悪なことだろうがな」

 

ゼスト「ば…………馬鹿な、そんなことは断じて無い!!」

 

面の男「………………信じる信じないはお前達の勝手だ………だが敢えて言うなら、お前達は『空』だけしか見ていない、『地面』を見ようとはしていない」

 

クイント「それは…………一体」

 

面の男「悪いが…………ここまでのようだ」

 

仮面の男は天井を見上げると俺達が居るこの部屋も崩れ始めて来ていた、俺達は後方へと飛んでなんとか凌いだ。

 

面の男「俺は行くとしよう、ここにはもう用は無いからな…………お前達も生きていればいずれどこかで会うだろうな」

 

ゼスト「待てっ!お前にはまだ聞きたいことがある!!!」

 

クイント「隊長!!」

 

メガーヌ「いけません隊長!!」

 

俺は部下の制止を聞かず仮面の男に突っ込もうとした、だがそれは敵わなかった。

 

面の男「ほう、この状況でまだ俺に向かって来ようとするか…………いいだろう、最後にいいものを見せてやる」

 

男は持っていた剣の剣先を俺に向け、自身の後ろに腕を下げたかと思うとまだ俺が奴に到達していないのに、奴はそのまま突きながらこう言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面の男「射殺せ………『神鎗』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如奴の剣の刃が伸び、そのまま俺を撃ち抜き俺はその勢いのまま部屋の外に文字通り突き飛ばされた。

 

メガーヌ「隊長!?」

 

クイント「隊長、大丈夫ですか?!」

 

ゼスト「あ…………あぁ」

 

俺は飛ばされた後すぐ体を触ったが、どこも斬られてはいなかったし刺し傷も無かった。

 

ゼスト(何故だ?あの男はジェイル・スカリエッティと他の女性を斬っておきながら何故俺をやらなかった?!)

 

面の男「安心しろ、非殺傷にしてある………お前達には何の恨みも無かったからな」

 

ゼスト「くっ!」

 

面の男「では俺は行くとしよう、言っておくが俺を止めようとしても無駄だ…………俺はどこにでも現れる、俺は止まらない」

 

ゼスト「ま、待てっ!」

 

面の男「そして、部下であるアンタ達はもっと自分を大切にすることだ………………子供の事をもっと考えろ」

 

クイント「え?」

 

メガーヌ「あなた…………何を言って」

 

ゼスト(まただ…………奴は一体何だ?!最初に言っていた事と矛盾している言い方は何だ?!)

 

面の男「俺は管理局に復讐をする、お前達がいくら止めに来ようと無駄だ…………やりようはいくらでもある」

 

仮面の男はまた先程の広場での戦闘の時にやった自身の右目に吸い込まれるような形で姿を消した。

 

クイント「…………逃げられましたね」

 

ゼスト「…………………………」

 

メガーヌ「隊長………………どうしますか?」

 

ゼスト「…………とにかく急いで撤退するぞ、ここはもうもたんだろうからな」

 

クイント メガーヌ「「…………了解しました」」

 

あの仮面の男はまたいずれ会う気がしていた、これは俺の勘でもあったが今はそのことより奴が言ったあの言葉を俺は考えていた。

 

面の男(回想)『お前達は『空』だけしか見ていない、『地面』を見ようとはしていない』

 

ゼスト(『空』とは管理局のことだろう……………『地面』…………)

 

俺は走りながら地面をチラッと見て考えた。

 

ゼスト(『地面』…………には何がある?………………何が………っ!!………そうか)

 

俺はなんとなくだが奴の言葉の意味を理解した、だがそれだけを信じることは出来ずにいた。

 

ゼスト(…………いつか再び話し合わなくてはな………我が友と、そして奴とも…………奴とは話すだけではないと思うがな)

 

 

Side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は今『飛雷神の術』で、ある家のような場所に飛んで来た。

 

透(とりあえず、ここで当っとると思うんじゃけど………………)

 

俺は周りを見渡しながらある人を探しとった、てかホンマにおるんか?アイツは………………。

 

すると部屋の奥から声が聴こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェイル「やぁ、お疲れ様」

 

 

 

 

 

 

 

そう………俺の探し人は、さっきまで研究所居った筈のジェイル・スカリエッティ本人なんよな。

 

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