スバル Side
スバル「お姉ちゃーん!どこにいるのぉー!?」
私は今お姉ちゃんを探しに空港を歩いています。
なんでこうなったのかは私にはわからなかった………………。
私とお姉ちゃんはきょう、お母さんが帰ってくるって聞いて迎えに行ったけど、私迷子になっちゃってお姉ちゃんとはぐれちゃったんです。
スバル「お姉ちゃ~ん…………えっぐ、ぐすっ………………どこにいるのぉ………」
ピシっ!
周りには火が広がっていて動こうにも熱くて動けませんでした、そして私は大きな石像のある場所に着きました。
スバル「ぐすっ………………お姉ちゃーーん!!私はここだよぉーー!!”ピシッ!”え?」
突然何かの音が聴こえて来たので私はその音が鳴っているのを探していると、音が鳴っているのは目の前の石像からでした。
ピシッピシッ!
見ると石像が傾いていて、それにヒビが入って来ていた。
ピシッ…………バガァーンッ!!!!
スバル「ひっ!」
ヒビが入っていた石像はその重みに耐え切れなくなって私に向かって落ちて来た。
スバル「きゃぁぁっ!」
スバル(私……死んじゃうのかな?………もっとお姉ちゃんの言うこと聞けばよかったな…………ごめんね、お母さん………お父さん………お姉ちゃん)
私は落ちて来る石像を見て自分が死んだと思って、そんな事を考えていました。
でも石像は落ちてこないで、別の声と光を見ました。
???「エル・ディレクトォォーー!!!」
私に落ちて来るはずだった石像が突然私の後ろから伸びた光によって粉々に砕けました、光が消えると天井にポッカリ穴が開いて空が見えました。
スバル「す、凄い…………」
私は光が来た後ろの方を向きました。するとそこには右手を前に出した人が居ました……変な仮面を付けた人が右手を前に突き出して構えてました。
その人の右手だけ変な感じで、仮面の人が右手を引くと肩の部分に魔力が噴き出した感じに見えたんですけど、魔力を吹きだしてるブースターのようなものが突然口のように閉じました。
仮面の男「ふむ……………ここには無いか」
仮面の人は何かを探しているのか、辺りをキョロキョロと見て呟きました。
スバル「あ、あのっ!」
仮面の男「ん?…………誰だお前は?何故こんな所に居る?」
スバル「わ…………私、お姉ちゃんを探してて………」
仮面の男「それでこんな所に迷い込んだのか…………なんともお粗末な話だ」
スバル「うぅ………………」
仮面の男「だがお前は運が良かったな、俺が偶々通り掛かったお陰で助かったんだからな………………では俺はもう行く」
スバル「あ、待ってください!お姉ちゃんを………私のお姉ちゃんも助けてもらえませんか?!」
仮面の男「………………何を勘違いをしているのかは知らんが、俺がここに来たのは偶々だ……人助けをする為では無い、だからお前の姉を助ける等考えない事…………っ!?」
仮面の人が喋ってる最中に何かを感じたらしくて顔を別の方向に向けました。
仮面の男「…………来るか」ボソッ
スバル「え?」
仮面の男「何でもない、それよりも生きたければそこを動かない事だ、どうやら管理局員の一人が救出にここに向かっているようだ」
スバル「本当に?!」
仮面の男「…………お前を見つけるかは知らん、俺は他の所に行く」
仮面の人は歩き出して、瓦礫等で塞がれた入口の前に立ちました。
仮面の男「………邪魔だな」
すると右手をお腹辺りまで上げると、仮面の人の掌に青く丸い物が出て来て、それを瓦礫に向かって突き出しました。
仮面の男「『螺旋丸』!!」
仮面の人が何かを叫ぶと、目の前にあった瓦礫が吹き飛びました。
スバル「……………………凄い」
瓦礫で埋もれてた入口に仮面の人が歩いて入ると、またさっきの丸い物を自分の上の方に当てるとまた瓦礫が落ちて道を塞いでしまいました。
スバル「………………………………」
私は仮面の人が通った所を呆然と見てました、お母さんでもあんなこと出来ないのに、あの人はそれを………………。
???「誰かーーーー!誰かいますか?!」
突然反対から声が聴こえて来ました、たぶんさっきあの仮面の人が言ってた管理局の人だと思います。
???「大丈夫?どこか怪我してない?」
スバル「は、はい!」
???「よかった、あなたお名前は?」
スバル「えっと………………スバル・ナカジマ」
???「そう、私は………………」
なのは「『高町 なのは』って言うの………………よろしくね!」
Side out
マダラ「今の子は無事に救出して貰えただろうか?」
俺は通路を走りながらさっき助けた女の子の事を気にしていた。
ライラ『それでしたら逃げる様に行かなくてもよろしかったのでは?』
マダラ「そうもいかんだろ、局員が近付いてたんだからな……………しかもそいつは」
リコ『なのは………………でしたね』
マダラ「あぁ…………俺はまだアイツ等に会うわけにはいかんからな」
ヤクモ『マスター………………』
マダラ「(そう…………俺にはまだまだやらにゃいけん事が山積みなんじゃけぇ)」
ヤクモ『っ!マスター!前方100mに生体反応があります!』
マダラ「さっき言っていたもう1つの方か、しかもその先には目標地点があるじゃないか」
ライラ『助けますか?!』
マダラ「当然だ」
俺は走るスピードを上げてもう一人の救出にかかった、そして到着すると一人の女の子がいた。じゃけど突然炎が女の子の方にまでいくような勢いじゃった。
俺はヤクモに変え、斬魄刀を『袖白雪』に変えた。
マダラ「舞え………………『袖白雪』、『次の舞・白漣』」
女の子に襲い掛かりそうになった炎を『次の舞・白漣』で氷漬かせた、じゃけどそのせいで女の子がおる階段が崩れてしもぉた。
女の子「きゃぁーーー!!」
マダラ「チィッ!」
俺はまた『次の舞・白漣』をしようと思ったんじゃけど、あの女の子ごと氷漬けにしかねんし、仮に早く足場が出来たとしても着地出来ずに背中から落ちて怪我をさせてしまいかねん。
咄嗟にそんな事を思い俺は『瞬歩』で女の子の所まで移動し、女の子を抱き上げ近くの足場がしっかりした所に着地した。
女の子「…………あれ?」
マダラ「ここならば安全だ」
俺は女の子を降ろして先へと急ごうとした。
女の子「あ、あの!ありがとうございます!」
マダラ「礼を言われるほどの事はしてはいない、目の前で死なれても寝覚めが悪いから偶々助けてやっただけの事だ」
女の子「それでもです、それと私の妹を知りませんか?」
マダラ「…………妹かどうかは知らんが、少女が管理局の人間に保護されたのは知っている」
女の子「本当ですか!?」
マダラ「俺の知る所ではないからな、詳しい事は知らん」
女の子「そうですか…………」
マダラ「………………」
俺は何も言わずその場を去ろうと壁の方まで飛んだ、流石にこのまま居続けるとアイツが来ちまうけぇの。
女の子「あっ!あの!!」
マダラ「じゃぁな、生きていても俺と会うことはないだろう」
俺は女の子に答えながら壁に向かった、この先にハルが言っとった『レリック』っちゅーのがあるっぽいけぇの。
マダラ「(…………よし、この程度の壁なら)」
俺はさっきみたいに『螺旋丸』で破壊しようとはせず、『神威』で壁の中に入りショートカットした。
ヤクモ『今度の反応はフェイトでしたね』
マダラ「それに奥にはアリシアもいたな」
ライラ『これならあの少女も無事でしょうけど…………』
リコ『本当に会っていかれないのですか?』
マダラ「当たり前だ、俺がやろうとしている事をアイツ等が許す筈がない…………いや、これは勝手な思い込みというか想像だな、だが俺が生きていたというのはまだ伏せる必要がある」
白『何デソノ必要ガアルンダ?』
マダラ「それは帰ったらな、そろそろ目標地点に着く」
ヤクモ達と話しながら進んで行くと何やら私服を着た大人が大きな箱をカートのような物に乗せ、急いで走っとった…………しかもその箱を護る様にして。
マダラ「(アイツ等が公安か?)」
ハル『マダラ、アレがそうだよ』
マダラ「了解した」
俺は『神威』を使い連中の前に姿を現した。
公安1「な、何だ貴様!?」
マダラ「お前達にそれを教える必要は無い」
公安2「…………ふざけるな!」
公安の連中が俺に向かって攻撃をしてきた………………ったく、アホ共が………………。
………………………………………………
………………………………
………………
ジョン「ただいまっと」
ハル「おかえり、すまないね」
ジョン「んーまぁそれはええんじゃけど、あんなんでよかったんホンマに?」
ハル「あぁおかげで助かったよ」
俺が公安の連中をぶっ飛ばした後、奴等が持っとった箱には予想通りレリックが入れられとって、行く前にハルから渡された装置…………なんかハルが設定した無人世界に飛ばす装置らしいけど、それをレリックに使用して戻ってきた。
ハル「アレを壊すのには苦労したろ?」
ジョン「いんにゃ、アレが転移する前に攻撃しといたけぇ、まぁ苦労は無かったの」
ハル「そうか、ただあそこにあったレリックが本当にアレで全部なのかどうかはわからない、もしかしたら既に向こうに………………」
ジョン「まぁそん時はそん時でまた破壊しに行けばええだけのことじゃけぇ、今から心配してもの」
ハル「………………それもそうだね、でもまぁあの空港にあったレリックは無事破壊出来たし、良しとしよう」
ジョン「それよか、『アレ』は完成したん?」
ハル「いや、でもそんなには掛からない筈だよ」
ジョン「ほぉか、まぁ気長に待つとしますかねぇ」
~1週間後~
ジョン「えぇ~と、買うモンっつったらこんぐらいかの?」
俺はウーノ達に頼まれた買い出しをしちょる真っ最中…………別にパシリじゃねぇよ?
じゃけどここ暫くの間は皆が皆、あそこにおるのは無理があるけぇって事でほとんどのナンバーズはバイトやらをしとるらしい。
んで俺は基本あの孤児院におるけぇ、暇っちゃぁ暇じゃけぇね………こうやって買い出しに行ったりもしとるわけ、まぁあそこでやる事って言ったら子供等の面倒を見ることくらいかのぉ………………経営とかはウーノが上手くやっとるし。
ちなみに一応顔がバレんようにサングラスをして、髪をオールバックにしとる…………帽子とか被ったら流石に怪しいかのぉと思って被ってない、服装も神父っぽい格好をしちょる。
ジョン「………………っしゃ!ほいじゃぁあとは帰るだk”ドンっ!”どぅわっ!」
怪しい男1「邪魔だテメェ!そこに突っ立ってんじゃねぇ!」
俺はいきなり背後から誰かにぶつかったようで、荷物の所為かバランスを崩してしまってこけてしもぉた。
ジョン「のわぁっ!やっばっ!荷物ぶちまけてもぉたぁ………………」
怪しい男2「おいっ!そんな奴ほっといて、早くアイツ等と合流するぞ!」
怪しい男1「あぁ…………ん?何だこれ?……まぁいいや、貰っておくか」
俺にぶつかった2人組は俺に謝りもせずそのままどっかに走って行ってしもぉた、俺はそがなこと気にせんと荷物を広いおった。
ジョン「ふぅ………………やっとこさ終わったわぁ」
拾い終わる事10分くらいたった。
ヤクモ『お疲れ様です』
ライラ『しかし、無礼な輩でしたね?マスターにぶつかっておきながら謝罪も無しとは』
リコ『まったく失礼な連中です!』
ジョン「まぁ向こうも焦っとったようじゃし、そもそもこがなとこに突っ立っとる俺も悪ぃし………………………………おりょ?」
俺は買った物の中身を確認しながら話しとると、ある物が無い事に気付いた。
リコ『どうされました?』
ジョン「………………………………………………無い」
ヤクモ『はい?』
ジョン「うっそ?!マジか!?ヤバい!マジでヤバい!!レン用の菓子が無いなっとる!?」
リコ『別によろしいのでは?適当に無かったと言えば』
ジョン「アホ!お前等は知らんけぇそがぁなことが言えるんじゃ!………いつだったか俺とチンクとで買い物した帰りにレンにお願いされとった菓子を忘れて帰った時アイツの落ち込み具合がハンパじゃなかったんじゃけぇな」
ホンマあん時は空間が捻じれるんじゃないんかってくらいにレンの周りが歪んどったな。
ライラ『もしかしたら先程ぶつかった相手が間違えて持って行ったのでは?』
ジョン「………………あーありえるかもしれんなぁ、じゃけどどこにおるんかわからんし」
ヤクモ『先程ぶつかった時、銃のようなものを確認したのですが…………もしかしてどこかで犯罪を起こすつもりでは?」
ジョン「あぁ~じゃったら探すのもそがぁに時間掛からん”ドォォンッ!!”…………ようじゃの」
ライラ『現在の位置よりかなり近い方向で起こったようですね』
リコ『行きますか?』
ジョン「行くわぁや、行かにゃぁレンがどんだけ落ち込むと思っとん!?」
俺は買った物をとりあえず『神威』で吸い込み、デバイスを展開して事件が起こっとる場所の近くの屋上へと移った。
ジョン「アレか?」
ヤクモ『の、ようですね………ですがマスター、あそこにおられるのは』
ジョン「あぁ………………間違いなく、シグナムやん」
俺は屋上から様子を伺っとると既に管理局が建物を包囲しとって、その陣頭指揮を執っとったのがシグナムじゃった。
リコ『………………やはり会われないのですか?』
ジョン「せやな…………それにこがな姿で正体を明かせば俺やハル達だけじゃのぉてシュテル達やなのは達にも最高評議会の手が伸びるじゃろぉよ」
ライラ『そう………ですが…………』
ジョン「ほいっ!この話は終了!そろそろ………………お?なんか管理局の方で動きがあったようじゃけど………」
シグナム Side
ヴァイス「シグナム隊長!俺に…………俺に任せてくれませんか!?」
今我々はある建物に立て籠もっている犯人グループを拘束する為建物周辺を取り囲んでいる、本来ならすぐにでも突入して犯人達を確保するのではあるが1つ問題が生じた。
それは建物の中に少女がいたのだ、そしてその少女は今私に発言をしてきた青年…………ヴァイス・グランセニックの妹だったのだ、彼はこの武装隊の中でも狙撃の腕は随一ではあった。
確かに彼の腕を持ってすれば人質である彼の妹を捕まえている犯人に当て、運が良ければそのまま確保出来るかもしれないのだが………。
シグナム「ダメだ、今のお前では人質であるあの少女に誤射をしかねん」
ヴァイス「ですが!ラグナは俺のたった一人の妹なんです!!」
シグナム「お前の気持ちはよく分かる………だが、それとお前の今の状態とは別の話だ」
更に言えば犯人グループの中にはSランクの者がいるという報告を受けていた、そんな不確定要素を孕んだ状態で迂闊な行動をとらせるわけにはいかなかった。
ヴァイス「………………出来ます!俺に…………俺にやらせてください!!」
シグナム「だから「お願いします!!」………………………………お前の腕は信頼に値する、だが必ず妹を助けてこい!いいなヴァイス!」
ヴァイス「はい!!」
ヴァイスは向かいのビルに入り屋上へと向かった、念の為補助として局員を1名を付いて行かせた、信じていないわけではないがヴァイスの精神状態を報告させて、いざとなれば私が出撃せねばならないからだ。
そして補助としていかせた局員からの報告では、やはりヴァイスは安定していなかったようだ、大丈夫だろうか?
シグナム「(ダメだなぁ……………アイツのように出来んものだな)」
そんな事を考えているとヴァイスが狙撃を決意したとの報せを聞いた、だが私の中では未だ不安があり、やはり止めさせようと思いヴァイスに通信をしようとした。
しかし、その時私の取ろうとした行動はガラスが割れる音と共に杞憂に終わった。
ガシャァァン!!!
犯人1「がぁぁぁっ!!!」
犯人2「うぎゃぁぁぁ!!!!」
犯人3「ぐほぁぁぁ!!!!!」
突然犯人グループが立て籠もっていた建物から数人の犯人グループの仲間がこちらに向かって飛んで来た。
局員1「な…………何があったんだ?」
近くにいた局員の言葉で私はハッとした、突然我々の目の前に犯人グループのメンバーが飛んで来たのだ、部下達は同じ様に呆然としていた。
シグナム「(………………一体誰が)」
男?「ヒィィッ!や、止めろ!それ以上近付くと、この人質の命は!」
ラグナ「うえぇぇん!おにぃちゃぁぁん!」
???「…………………………」
中の様子をうかがおうにも下手に近付けない、私がそんな二の足を踏もうとすると突然立て籠もっていた建物の壁が壊れた、そこに情報にあったSランク魔導師の主犯が姿を現した………………倒れた状態で。
そして中からもう一人姿を現した、奇妙な仮面をした人物でちょっとした不気味な物を感じた、と同時に私の勘が奴は強いと言った………………人は見た目では無いとはよく言ったものだ、だがそれと一緒に言い知れぬ感情も込み上げてきた。
私がそんなことを思っていると面の男が主犯に近付き胸倉を掴み上げた。
主犯「がっ………………や、やめて………………」
???「…………ふぅ………………」
主犯の男に止めを刺すつもりなのか面の男が開いている片方の手を主犯に向けようとした、私は犯人確保を優先させる為止めに入った。
シグナム「待てっ!!それ以上は止めてもらおうか、コイツ等の逮捕に協力してくれたのは感謝する…………が、それ以上やるとお前も捕まえねばならなくなる!」
面の男「………………………何を言っている」
今まで沈黙していた面の男が急に喋り出した、私はいつでも戦闘に入れるようにデバイスを起動させた。
シグナム「何だと」
面の男「お前達は何か勘違いをしている、俺はただコイツに用があっただけだ、こんな迷惑な事に関わるつもりは無い」
シグナム「・・・・その男をどうするつもりだ」
面の男「俺はコイツに盗られた物を返してもらうだけだ、その他の事には興味無い」
シグナム「物?」
主犯「お、俺がテメェから何を取ったってんだよ?!テメェみてぇな気味悪ぃ野郎は知らねェぞ!」
面の男「うるさい奴だな」
面の男が掴んでいる手を強めると主犯の顔が若干青ざめていた、おそらく首が絞まっているのだろう。
主犯「ぐっ…………へっ………………や、やめ………………」
面の男「お前は先程ここに来る途中、ある人物とぶつかってその時に何かを拾っただろう?アレは本来俺のものだ、返してもらう」
主犯「ぶつかった?………………も、もしかして…………さ、さっきの野郎か?」
面の男「そうだ、返してもらうぞ」
シグナム「おいっ!一体お前は何を盗まれたというのだ!?」
面の男「………………お前達はコイツ等を捕まえるのだから関係無いと思うが、いいだろう………別に隠すほどの物でもない………………コレだ」
その場に居た誰もが緊張した、いつの間にか戻ってきたヴァイスも同様だ、もしかしたらどこかの兵器か何かを主犯に盗られたのかもしれない、我々はいつでも戦えるよう臨戦態勢を取った。
そして面の男が主犯の後ろポケットを探り取り出した物は!!??
『○○の里 DX』だった。
私達はその場でこけてしまった、まさかあんな得体の知れない奴から地球の菓子が出て来るとは誰も予想出来る筈が無い。
ちなみにあの菓子は少し前にアリサ・バニングスがミッドチルダに来訪した時、とある企業に手始めにと売り込んだそうだ。学生の身でありながらよくもまぁそんな取引が出来たものだ、見事に成功したようで本人曰く。
アリサ(回想)「本格的に売り込んだりとかは高校を卒業してからよ!!そして3年でミッドでのトップに立ってやるわよ!!」
とのことだ…………話を戻そう、面の男が予想外の行動を取ったあまりこの場にいる全員が固まってしまっていた。
面の男「俺はコイツを取り返しに来ただけだ、コイツに用があるのなら好きにするがいい、俺にはもう用が無い」
面の男はそう言うと同時に主犯を私達の方に投げ飛ばした、そして奴はビルの中に入りラグナに接触した、その際に面の男はラグナに何かを言った。
面の男「…………行くといい、あそこにいる奴がお前が来るのを待っているぞ?」
するとラグナはヴァイスに気付きこちらに向かって走って来た。
ラグナ「おにぃちゃぁぁ~~~~んっ!!!」
ヴァイス「ラグナッ!!!」
ヴァイスはラグナの無事を確かめると優しく抱きしめ、涙を流しながら「良かった…………本当に良かった」とこぼしていた。
その姿を見てここにいる者は皆ホッとしただろう…………だが私は別の事に目を向けていた。
先程の面の男がこの隙にこの場から立ち去ろうとしていたので、私はそれを止めようとした。今回の事件での重要参考人…………では無いにしろ、関わっているのだから事情聴取はせねばいかなかった。
シグナム「待ってもらおう、何処へ行くつもりだ?」
面の男「無論、帰らせてもらうだけだが?」
シグナム「………協力してくれた事には感謝する………………が、悪いがそれはこちらの質問に答えてからにしてもらおうか」
面の男「協力?………………お前はまだ勘違いをしてはいないか?」
シグナム「何?」
ヴァイス「あの隊長、少しよろしいでしょうか?」
シグナム「ん?あ、あぁいいぞ」
ヴァイス「おいアンタ!」
面の男「ん?」
ヴァイス「家のラグナを助けてくれて、本当にありがとう!!」
ヴァイスは面の男に向かって頭を下げて感謝の意を述べた、だが面の男からは予想外の返答が来た。
面の男「………………それが勘違いというんだ」
シグナム ヴァイス「「え?」」
面の男「俺は盗られたこの菓子を取り返したかっただけだ、だがそこの半人前以下のスナイパーの腕でこの菓子を台無しにされてはこちらが困るからな…………まぁこの菓子にさえ当たらなければ、そこの少女がどうなろうと俺の知った事ではないからな」
コイツは…………他人の、しかもこんな少女の命より自分の菓子の方が大事だとでもいうのか?!一瞬でも協力してくれた等と思った私が愚かだった!
ヴァイス「貴様ぁ!!!」
ヴァイスは自らのデバイスを面の男に向けた、先程に比べるとあまり大差ないが…………。
面の男「あららぁ、今更になって怒ってもな…………貴様の腕では俺を倒すこと等出来ん」
だが、今回はヴァイスだけの問題では無い。
シグナム「お前にはまた別の事で話を聞かなければいかないようだな!?」
私と他の局員達は持っていたデバイスを展開させ目の前の面の男を捕らえようと構えた、奴も身体をこちらに向け殺気を放って明らかに戦闘の意志をこちらに示していた………………だがそんな私達とは別にある人物がとんでもない行動に出た。
なんとヴァイスの妹のラグナが何を思ったのか面の男の下へと走っていった。
ヴァイス「ラ、ラグナ!戻ってくるんだ!!そいつはとても危険な奴なんだぞ!?」
ヴァイスがそう訴えかけるもラグナは既に奴の足元に到着していた、私はいざという時の為に足に魔力を集中させいつでも『瞬歩』でラグナを助け出せるようにした。
ラグナ「………………」
面の男「………………………何の用だ?」
ラグナ「えっと………………助けてくれて、ありがとうございます!」
ヴァイス「っ!?ラグナ…………お前………」
なんとラグナは助けてくれたと思い込み面の男の所に行き態々、礼を言いに行ったのだった。
面の男「礼などいらん、俺はお前を見捨てようとしたんだ…………言ってみれば俺は悪者だ」
ラグナ「おにぃさんは悪者なの?」
面の男「……そうだ、怖いだろう?さぁ、さっさと兄の「ううん」………何?」
ラグナ「私、おにぃさん全然怖くないよ?だって私を助けてくれたんだもん!」
面の男「………………フッ、そうか」
面の男は一瞬笑ったように見えたのだが、気のせいだろうか?そして面の男はラグナの頭に手を置き頭を撫でてやっていた、当のラグナは面の男に撫でてもらい嬉しそうにしていた。
面の男「さて、そろそろ本当に兄の所に戻れ、それと俺はおにぃさんと言われるほど若くは無い、言うなればオジサンだ」
ラグナ「オジサン?そのお面取ってくれないとわかんない」
面の男「残念だがそれは出来ん、ほら行った行った」
ラグナは面の男に急かされるままこちらに戻ってきた。
面の男「今日はその少女に免じてここは何もしないでおこう、俺は帰らせてもらう」
シグナム「待て!まだ話は「じゃぁな」なっ?!」
私は奴を確保しようと思い捕縛を試みようとしたら奴を中心に空間が捻じれ奴は捻じれが直るのと同時に消えていた。
ヴァイス「い、今のは…………一体」
局員4「隊長、この周辺にはなんの反応もありません」
シグナム「そうか………(仮にこの近くに居たとしても隠している可能性もあるな………探さない方がよさそうだな)」
私は部下達に撤収命令を出しながらあの面の男の事を考えていた、何となくだがこの先また必ず奴と会う気がしてならなかったからだ。
Side Out
シグナム達が居る場所から少し離れた位置に俺は『神威』で移動してきた、最初は声でバレるんじゃないんかな?と思ったんじゃけど、やっぱアレじゃね?某漫画やアニメでやっとったしゃくったり声を自力で変えると結構バレんもんなんじゃね。
ヤクモ『マスター………………辛いですか?』
ジョン「…………何が?」
ライラ『隠さなくても分かりますよ』
リコ『何年の付き合いだと御思いですか?』
ジョン「…………………………参ったねェどうも…………辛くない……ってのは嘘になるの、辛いけど今会うと決心が鈍ってしまうけぇ」
ヤクモ『………そうですか』
オマケ1
クイント Side
クイント「ギンガ!スバル!」
ギンガ スバル「「お母さん!!」」
空港から出た私は本局からの通信で娘達が空港の爆発に巻き込まれたという情報を聞き探し回った、すると2人の局員が娘達を助けてくれたそうだった、よかった………………本当に良かった。半年前のジェイル殺害事件では被疑者を死亡させてしまったため私だけでなく同僚のメガーヌ、そしてゼスト隊長も降格処分となった………………何故降格処分だけなのかは気になるのだけれどね。
この子達を助けてくれた局員はまだあっていないけど若干15歳の少女達らしい、その局員は
ギンガ「あのねお母さん、私達を助けてくれたのってあの人達の前に別の人に助けられたの」
クイント「どういうこと?というか誰に?」
スバル「変な仮面の人だよ!!」
クイント「?!」
突然スバルが私と少女達との会話に入ってきて助けてくれた人の事を言い出した、だけど仮面の人って…………まさか!
クイント「スバル、ギンガ…………あなた達その人のこと見たの?」
ギンガ「うん…………じっくりと見たわけじゃないんだけど、変な仮面を付けた人が私達を助けてくれたの」
スバル「なんかね、丸がいっぱい入った仮面だったよ」
やっぱり…………ゼスト隊長たちと一緒に戦ったあの仮面の…………彼がこの子達を助けてくれたって言うの?
スバル「それでねその人凄いんだよ!右腕が変わってね、デッカイ魔力砲をドカーーンッ!てなって、それに小さい魔力で作ったボールを壁に当てたら壁が崩れたんだよ!」
ギンガ「私が見たのは綺麗な白い剣だったわ、でもそれをあの人達に話したら急に黙り込んじゃって…………」
この子達を救出してくれた局員も何か知っているのかしら?でも本当に彼の行動原理的な物が分からないわね………………彼は一体………。
TINAMI様で最新話を更新しました!
割と力入れてます………………が、文章力の無さは如何ともし難いもので…………。
とにかく!是非ともご覧ください!!