魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第9話 竜族の神童と尾獣と機動六課

 

はやて Side

 

???「それで、あなたの所の新しい隊員は大丈夫なの?」

 

私は今聖王教会に来てる、目の前におるのはこの聖王教会の騎士をしとって管理局でも少将やっとる私の知り合いのカリム・グラシアっちゅー人で『機動六課』の立ち上げに協力してくれた人の一人や。

 

はやて「大丈夫大丈夫、皆疲労しとって掠り傷くらいはしとるけど、特に傷らしい傷が無くてな、ピンピンしとるわ」

 

カリム「そう、よかった」

 

はやて「まぁ本人たちは相手に一撃はおろか、いいように遊ばれたことに相当悔しがっとったらしいんやけどな」

 

???「確か相手は今世間を騒がせている『暁』のマダラとかいう輩ですよね?そんなに強いのですか?」

 

私とカリムにお茶を出しながら聞いてきたこの人は、この聖王教会の修道女でカリムの護衛役をしとるシャッハ・ヌエラと言って、メッチャ強いんや。

 

前にシグナムと手合わせした時意気投合したらしゅうてな、しかもあのシグナムと互角に渡り合うほどの実力の持ち主なんや。

 

はやて「まぁ私とか他の隊長陣は直に会うてへんからわからんけど、スバル達が言うには次元が違うって」

 

シャッハ「次元が違う?」

 

はやて「本人たちの攻撃を悉く躱して弾いてたらしいんや、一応あん中で一番の接近戦能力を持っとる娘でもマダラには掠りもせんかったって…………しかも防がれたんは全部片手だけで、背中には大きな剣があったらしいんやけどその剣を使う事も無くて、しかもスバルのとっておきの二つを軽々防いだらしいんや」

 

カリム「…………………よくそんな相手に無事でいられたわね」

 

はやて「まぁな…………………でもあの子らのその後の言葉には驚いたな、なんせ」

 

スバル(回想)「悔しいなぁ…………………ギン姉とお母さんにまた鍛え直してもらおうかな、それにアノ二つももっと鍛えないと」

 

ティアナ(回想)「あんな奴に…………兄さんの技術を馬鹿にされるなんて……………絶対後悔させてやる!」

 

エリオ(回想)「シグナム副隊長!また僕に…………………特訓を付けてください!!」

 

キャロ(回想)「フリード…………ごめんね、私………もっと強くなるから……………一緒に強くなろう!」

 

はやて「ってな事言って、落ち込むどころか逆に火ぃが点いたみたいやねん、まぁ別件でおらんかったリインも戻って来て、そんであと二人来る予定やさかい、この間のようにはいかんはずや!」

 

カリム「あらあら……………でも気になるわね」

 

はやて「そうやねん、マダラは今まで公安だけやのぉて、私達みたいな部隊にも容赦無く攻撃してきてんのに、何であの子らの時だけ何もせぇへんかったんかや」

 

カリム「これまで出てる情報とは違うわね」

 

はやて「でもな、それでもあの子らを軽くあしらえる程不気味って事は分かってん」

 

私とカリムが悩んでると私はカリムに呼ばれていたことを思い出した。

 

はやて「ま、この話は今はどうも言えへんからここまでや、それで?カリムの用事って何なん?」

 

カリム「ええ、今日はやてを呼んだのは予言ことなの」

 

はやて「予言て、新しい予言が出たん?」

 

カリム「そう、出たには出たけど…………ちょっと複雑だから一応あなたにも見てもらおうと思って」

 

そう言ってカリムは端末を操作して、予言を私に見せてくれた、そこにはこうあった。

 

 

『闇に染まりし欲深き三天 現世(うつつよ)を惑わして罪無き子羊を喰らう』

 

『世が闇深まりし時、黒き衣に純白を纏いた、紅き眼、六仙の眼、死の剣、虚ろな腕、神脚を持ちし者現りて世に変革をもたらす』

 

『彼の者、偽りの闘争に染まりし罪無き者達を解放せし者』

 

『彼の者止めし者、慈愛と悲劇を纏いし乙女達』

 

『彼の者、乙女達を悲愴の下攻めたてん』

 

『現世闇に染まりて、古の王目覚める』

 

『彼の者と乙女達、選択の時 迫られる』

 

『闇か死か光か』

 

 

 

 

 

はやて「こ、これは…………」

 

私は予言を見て驚いた、驚きすぎてボォッとしてしもうた。

 

カリム「私もこの予言には困っていてね、唯一分かると言えばこの『世が闇深まりし時、黒き衣に純白を纏いた、紅き眼、六仙の眼、死の剣、虚ろな腕、神脚を持ちし者現りて世に変革をもたらす』かしら?コレって確か……………ってはやて聞いてるの?」

 

はやて「え?あ、あぁ聞いてる聞いてる……………そや、カリムには昔話したな…………四年半前のこと、一人の男の子が消えた事」

 

カリム「ええ、確か名前は井上 透くんだったかしら?でも虚数空間に飲み込まれたって」

 

はやて「その透君の格好がその一文に出てる黒き衣と紅き眼を持ってんねん、他のはよう知らんけど」

 

シャッハ「私も騎士シグナムからその人物の事は聞いたことがあります、なんでも彼女より強いと聞いたのですが」

 

はやて「でもこの予言が確かなら…………透君は…………………やっぱ生きてるってことなんやぁ!!」

 

私は嬉しさのあまり思い切り立ち上がった、カリムとシャッハがビックリしとった。

 

カリム「ちょ、ちょっとはやて……………」

 

シャッハ「騎士はやて、す……少し落ち着かれては?」

 

はやて「あ…………ご、ごめんな………つい嬉しゅうて…………ははは」////////////

 

カリム「ハァ……まったく……………」

 

やっぱり…………やっぱりや!透君は生きてる、無事なんや!!

 

 

 

Side Out

 

 

マダラ「今日も大盛況だな……………」

 

俺達の目の前に大量の公安とガジェット、そして大量の無人兵器…………見た目は『MGS』の『月光』に似とった……………ただ足が戦車のようなキャタピラになっとるけど。

 

ドゥーエ「またいっぱい出して来たわね…………………」

 

ノーヴェ「アタシ達に怯えてるって事でしょ?どうせ」

 

マダラ「楽観視するのはいいが、調子に乗ってヘマをするなよ?」

 

ノーヴェ「ウッサイわね!!分かってるわよそんなの!!」

 

マジこの子のキレやすい性格どうにかしてくれんかねホンマに。

 

ドゥーエ「でもこの数はハッキリ言って面倒よね」

 

マダラ「……………ならば、今回はコイツにやらせよう」

 

ノーヴェ「コイツって誰よ?」

 

マダラ「今から呼ぶ……………『口寄せの術』!!」

 

俺は印を結び、地面に手を置いた。

 

今回は……………まぁ今まで出さんかったけぇな、敵の数も500はおるけんアイツもストレス発散になるじゃろ?

 

 

 

 

アシュロン「ほぉ、今回は俺が呼ばれたか」

 

 

 

 

マダラ「あぁ、今までのツケと言うわけではないが、お前に任せてもいいか?アシュロン」

 

俺はアシュロンを口寄せした、しかも手加減をしとる人間バージョンで…………つってもこの形態でも充分強いって話やけぇね。

 

ドゥーエ「……………………………………」

 

ノーヴェ「……………………………………」

 

アシュロン「ふっ…………まぁ暴れられるならなんでもいいさ、いいぞ……ここは俺に任せてお前達は自分の仕事をしてこい」

 

マダラ「分かった、それともしかすると他の奴等が増援で来るかもしれないから、そいつ等の相手も頼めるか?」

 

アシュロン「あぁわかった」

 

マダラ「なら、俺達は先を急ぐぞ」

 

ドゥーエ「え、えぇ」

 

アシュロン「では、アシュロン……………参る!!」

 

俺達はその場をアシュロンに任せて、研究データやらがある部屋へと向かって行った。

 

その途中で、ドゥーエとノーヴェが質問してきた。

 

ノーヴェ「ちょっと!!何なのよアイツはは?!」

 

ドゥーエ「チンク達から前にあなたが召喚士でない事は聞いてたけど、てっきりチンク達が見たって言うキツネかと思ったけど、まさか人を召喚するなんて思わなかったわよ」

 

マダラ「奴は人では無く竜だ」

 

ノーヴェ「ハァ?!竜?!どっからどう見ても人じゃないのよ!」

 

マダラ「アレは本来の力を押さえている状態だ、奴はある世界に存在する竜族の神童と呼ばれる程の竜だ、アイツが本来の力を出したら誰も敵わん、アイツほど強い竜はいないと俺は思っている」

 

ドゥーエ「…………あなたってつくづく敵に回したくないタイプよね」

 

マダラ「それは褒め言葉と受け取って置こう、そんなことより先を急ぐぞ!グズグズしても何の得にもなりはしないのだからな」

 

ノーヴェ「最初からそのつもりよ!」

 

 

 

 

 

アシュロン Side

 

 

アシュロン「ふぅ…………こんなところか、思ったほど手応えはなかったな」

 

俺は透に任されてた公安の魔導師とガジェットと呼ばれる兵器と二足歩行型の兵器を倒し、そのガラクタと化した兵器の山の上を退け、その場に座った。

 

しかし、残骸としては無いが、俺はある奴と意外な再会を果たして尚且つ戦闘を行っていた。

 

アシュロン「…………お前とこんな所で、しかもこんな形で再会を果たすとはな…………エルザドルよ」

 

俺は亡き友の名を呼んだ。

 

俺が公安共を半分くらい倒した後、奴等の奥から目を真っ白にし首に鎖を繋がれ、身体が奇妙な形になっていたエルザドルの姿があった。

 

エルザドルは前の九喇嘛の時と同様に奴等に何かしらの実験をされており、流石に倒すのを躊躇ってしまったが、エルザドル本人にはあんな醜い姿をさらして生き恥を晒したくはなかった筈、だから俺は奴にせめて俺の技………『シン・ドラゴノス・ブロア』を放ち奴を消した。

 

あれからどれくらい時が経ったか………それほど時は経っていないはずだ、辺りにはもう誰かが来る気配はなかった、だが今はエルザドルが死んでしまった事に黙とうをささげたいから逆にその方が都合がいい。

 

公安を倒した後も、正規の部隊とやらが続々と攻めて来た、確か91部隊と172部隊と…………あと大体4部隊が攻めて来たが、大したことは無かった。

 

一応公安以外の正規の部隊はちゃんと広い場所に寝かせてある、公安の奴等?あんな奴等はそこら辺に放置で充分だ。

 

すると、こちらに近付いてくる気配をいくつか感じた。

 

アシュロン「この気配は…………まさか」

 

俺はその場を動かずにじっと待っていた、すると現れたのは透の大切な人物達である高町達だった。

 

なのは「っ!こ、これは一体…………」

 

シグナム「これは………公安の部隊と、あれは91部隊!?それに172部隊やその他にも数多く見受けられる」

 

はやて「一体誰がこないなこと…………………」

 

アリシア「……っ!?皆見て、アイツ…………あそこに座ってる奴が居る」

 

どうやら俺を見つけたのはテスタロッサ姉妹の内、姉のアリシアの方だった。

 

アシュロン「今度はお前達が俺の相手か?」

 

フェイト「…………あなたがコレを?」

 

アシュロン「いかにも、そいつ等は俺に向かって来たので、迎え撃たせてもらった」

 

シグナム「では…………………このようにしたのもお前か?」

 

アシュロン「あぁ、そいつ等は正々堂々と向かって来たので、それなりに敬意を払わせてもらった」

 

シグナム「そうか…………………」

 

フリード「ぎゅるるるぅぅ~~」

 

キャロ「フリード?」

 

ほぉ、あの竜…………俺の正体に気付き警戒の色を強めたか…………………。

 

アシュロン「安心しろ、死んではいない……………アイツがそれを望まないからな」

 

ヴァイス「アイツ?」

 

アシュロン「お前達も良く知っている奴、マダラの事だ」

 

ティアナ「っ!!…………………」

 

ヴィータ「てことは……………オメェ、『暁』の奴の一人か?」

 

アシュロン「ん……………敢えて言えば半分正解で半分不正解だ」

 

シャマル「どういう意味?」

 

アシュロン「俺は…………マダラによって召喚された者ということだ」

 

キャロ「えっ?!」

 

ティーダ「マダラは…………召喚士なのか?」

 

アシュロン「違う…………………が、アイツは俺とあと一体の奴を召喚出来るがな」

 

ティアナ「……………アンタを倒せば、アイツに会えるのね?」

 

アシュロン「…………………焦るな、焦っては見えているモノも、見えなくなるぞ」

 

ティアナ「うるさい!!アンタなんかに関係無いわよ!!」

 

はやて「ティアナ、落ち着きぃ!!」

 

ティアナ「でも……………」

 

はやて「ええから落ち着き……………なぁアシュロンさん」

 

はやてが部隊を代表して前に出て俺に聞いてきた。

 

アシュロン「何だ?」

 

はやて「あんたあんま悪い奴やなさそうやな、すんまへんけど、そこ通してもらえまっか?私等どうしてもマダラに会いたいんや」

 

はやてが俺に通すよう頼んできた、昔と違い礼節を弁える様になったようだ、だが…………………。

 

アシュロン「悪いが、それは出来ない相談だ、何故ならここから何人たりとも通すなと、そのマダラから言われているのでな…………どうしても通りたければお決まりだが、俺を倒してからだな」

 

俺は闘気を全開にし、戦闘態勢に入った。

 

シグナム「こいつは…………出来る!」

 

なのは「…………すみませんが、こちらもあまり時間はありませんので…………」

 

フェイト「手加減はしません」

 

スバル「人に言うことでは無いんですけど…………やらせてもらいます!!」

 

アシュロン「俺は人では無いぞ」

 

アシュロン以外「えっ?」

 

アシュロン「そこの竜は……………どうやら気付いているがな」

 

フリード「ガァァァァァッ!!!」

 

キャロ「え?!フリード!どうしたの!?」

 

アシュロン「その竜は本能で俺の事に気付いたようだな、そう………俺は人では無く……………っ!!」

 

俺は自らの力を解放し、本来の姿になった……………竜の姿に。

 

アリシア「そ、そんな…………………」

 

エリオ「キャロ以外にも竜を召喚出来たのかマダラは?!」

 

薫子「この人…………じゃなかった、コイツ……………人じゃなかったの?!」

 

アシュロン「アレは本来の力を抑えている姿だ、この姿はマダラにも止められていてな…………………強者でなければこの姿にはなるなとな」

 

シグナム「…………………我々を強者と認めてもらえるのは感謝するが……………」

 

なのは「私達はあの人を捕まえないといけないので、悪いけど通させてもらいます!!」

 

なのはの言葉で皆一斉に俺に向かってきた、さっきの言葉は冗談でも挑発でもなく本気でこいつ等は強者と認めたからであった、あの時より遥かに。

 

なのは達の動きははやての部隊が後衛、なのはの部隊とフェイトの部隊が前衛、そしてアリシアの部隊が遊撃で俺の周りを囲む形になっていた、そして俺の目の前には先程の竜が巨大化し俺に敵意を向けていた。

 

アシュロン「ほぉ、お前が俺の相手か……………いいだろう、来い!!」

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

ドォォォォォォンッ!!!

 

 

マダラ「むっ……………」

 

ドゥーエ「今のは…………………ただの地震ってわけじゃないようね」

 

ノーヴェ「ちょっとちょっと!あの竜大丈夫なんでしょうね!?」

 

マダラ「…………問題無い、本当に危なければ向こうから念話で言ってくるさ」

 

ドゥーエ「それならいいけど」

 

マダラ「それよりも、こちらを急ぐぞ、逆に俺達も危ういからな」

 

ノーヴェ「ハァ?何それ?」

 

マダラ「アイツが本気で戦えば、被害が広がる……………本気の技を出したらこっちにも来るからな」

 

ノーヴェ「それを早く言いなさいよ!!!」

 

マダラ「………だが、心配でもあるな……………」

 

ドゥーエ「?………マダラ?」

 

マダラ「分かった分かった、では…………………」

 

 

 

 

 

 

アシュロン Side

 

 

未だ俺となのは達の勝負はつかないでいた…………いや、着けていないと言った方が正しいか。

 

なのは「『エクセリオン・バスタァァァァっ』!!」

 

フェイト アリシア「「『プラズマ・スマッシャァァァァッ』!!」」

 

薫子「『イノセント・バズーカァァァァ』!!!」

 

シグナム「『飛竜一閃』っ!!」

 

ヴィータ「『コメートフリーゲン』!!!」

 

なのは達…………隊長・副隊長クラスはそれぞれ遠・中距離の魔法を俺に向けて放ってきた。

 

アシュロン「ふんっ!」

 

俺の鱗『ドラゴンスケイル』の前では、『今の状態』のなのは達の魔法では俺に傷一つ付けることすら不可能だった。

 

なのは「…………なんて硬い身体なんだろう」

 

スバル「そんな……………なのはさん達の魔法を受けて無傷なんて」

 

アシュロン「なかなかいい攻撃だったが、『それだけ』の力では無駄だ」

 

はやて「っ……………」

 

ほぉ…………伊達に隊長・副隊長はやっていないな、顔に出すようなヘマはしないか、だが図星と言うのは分かった…………やはり力を隠してやっているか。

 

俺の攻撃は軽めの魔力砲を撃ちはするが、流石『盾の守護獣』と呼ばれるだけの事はあるな、すべてザフィーラに防がれてしまっていた。

 

フリード「ガァァァァァァァ!!!」

 

アシュロン「ん?」

 

先程の竜が俺に向かって炎の砲撃を放ってきた、ほぉ……………これも良い攻撃だな、だが……………。

 

アシュロン「甘い!『テオブロア』!!」

 

俺もある程度の威力を誇るブロアを出した、俺のブロアと奴の砲撃はぶつかり合い、相殺したがその際激しい衝撃波を生んだ。

 

アシュロン「ほぉ……………仮にもお前も竜、良い攻撃だ」

 

フリード「~~~~~~っ!」

 

キャロ「そんな………フリードの『ブラストレイ』を…………こうなったら…………………」

 

エリオ「キャロ?……………」

 

突然あの竜と一緒に居た少女が皆から離れ何かを呟いていた、あれは……………詠唱か?

 

キャロ「『天地貫く業火の咆哮、遥けき大地の永遠の護り手、我が元に来よ、黒き炎の大地の守護者。竜騎招来、天地轟鳴、来よ、ヴォルテール』っ!!」

 

少女が名を叫ぶと、竜では無く人が立っていた…………………いや、アレは人では無い、アレは…………竜人か。

 

アシュロン「これは凄いな、こんな所でこれほど強力な奴と出会えるとは」

 

するとヴォルテールと呼ばれた奴から強力な砲撃が来た、それもかなりの威力であることは間違いなかった……………だが、俺の『真なる竜の息吹』でも消せるな。

 

俺が術を放とうとしたら後ろから別の魔力を感じた、すると黒い玉がヴォルテールが放った砲撃に当たり爆発した、黒い玉と砲撃が当たった場所はクレーターが出来ていた。

 

あの黒い玉は確か…………………。

 

アシュロン「……………まったく年長者ならもうちょっと気を遣って撃ってくれないか?」

 

俺はあの黒い玉、『尾獣玉』を撃ったであろう当人に抗議した。

 

 

 

 

 

九喇嘛「黙れ若僧!テメェがチンタラしてるから、ワシまで出張る羽目になっちまったんじゃねぇか!」

 

 

 

 

 

後ろから九喇嘛の旦那がゆっくりと現れて来た、というか俺はそんなになのは達と戦っていたか?

 

ヴァイス「ま、また別の奴が出て来た?」

 

九喇嘛「しかし、何だ今の攻撃は?威力を押さえてるとはいえワシの『尾獣玉』と同等の威力を持っていやがるとは」

 

アシュロン「それはあそこにいる竜だ、黒い竜……………見た目は人のようにも見えるがれっきとした竜で、かなりの力を誇っている」

 

なのは「また………デカい………」

 

フェイト「………キツネ?」

 

シャマル「見た目は…………キツネ…………ぽいけど」

 

ザフィーラ「だが、尾が九本あるが…………………」

 

はやて「あ…………あれって……………」

 

リインフォース「アイツは、まさか…………………」

 

シグナム「主?それにリインもアイツが何か御存じなのですか?」

 

はやて「アレは………九尾の妖狐…………とんだ大妖怪や!」

 

ヴィータ「大妖怪…………ってそんなにスゲェのか?アイツ」

 

リインフォース「私は以前主と一緒に図書館で見ただけなんだが、色んな伝承によく出る伝説上の妖怪、妖怪では無く神獣と語られる物もあるほど有名だ」

 

リインⅡ「リインも一緒に呼んだですぅ、ある話では妖怪、ある話では神格化され、ある話では災厄・天災とまで記される程有名ですぅ」

 

はやて「せやけど、それはある意味おとぎ話の中での話や、ホンマに実在しとったとは…………」

 

アリシア「竜だけじゃなくそんな伝説上の妖怪をも召喚出来るなんて…………」

 

リインフォース「マダラと言う人物はこれほどまでのモノを召喚出来るのか……………」

 

なのは達は俺と九喇嘛の旦那を見て若干士気が低下していた、だが……………。

 

なのは「…………それでも私達はやらないといけない!」

 

フェイト「うん、敗けるわけにはいかないよ!」

 

シグナム「まだ、我々は敗けてはいない!」

 

隊長・副隊長たちの言葉に他の隊員たちの士気が戻り、また戦闘態勢に入った。

 

アシュロン「ふっ、面白い…………まだやる気とはな」

 

九喇嘛「へっ、なら俺はこいつ等の相手をしてやろう……………お前はあの竜の相手でもしてろ」

 

アシュロン「言い方に問題があると思うんだが…………まぁ俺もそのつもりだったからな…………了解した」

 

俺と九喇嘛の旦那はそれぞれの相手に着こうとした、その時だった。

 

マダラ『待て』

 

アシュロン「ん?マダラか?」

 

なのは「っ!?」

 

突如俺達に念話を送って来たマダラに反応して、俺達は動きを止めた、なのは達もマダラの名前を出した途端動きを止めた。

 

九喇嘛「テメェ、何の用だ?」

 

マダラ『こちらの作業が完了した、もうそこには用は無い』

 

九喇嘛『けっ!せっかくワシも参戦出来たってのによぉ…………………』

 

マダラ『それはすまなかった、こちらの作業が思いの外進んでな』

 

アシュロン『だが…………いいのか?なのは達がここにいるんだぞ?』

 

マダラ『同じことを言わせるな、俺達は先に外に出ている、お前達もすぐに戻れ』

 

アシュロン「マダラ!」

 

マダラ『…………それと言い忘れていたが、そこには正規の部隊連中がいるから、ここの研究所の破壊は無しにした……………それだけだ』

 

それだけ言うとマダラは念話を切った。

 

ティアナ「ちょっと!!今、マダラと話してたでしょ!?」

 

俺達の足元にオレンジ髪の銃を持った少女が俺達に質問してきた。

 

アシュロン「あぁ、たった今切れたがな」

 

ティアナ「どこにいるのよそいつ!マダラの所に案内しなさいよ!!」

 

九喇嘛「それは出来ん相談だな、理由は俺達はもう消えるからな、若僧、ワシは先に行くからな」ボンッ!

 

九喇嘛の旦那はそれだけ言い残し煙と一緒に消えた、あの中年…………俺に全部押しつけやがって…………………。

 

ティアナ「ちょっと…………………アンタでもいいわ!!マダラを出しなさいよ!!」

 

ティーダ「ティアナ!落ち着け、いつものお前らしくないぞ」

 

ティアナ「兄さん…………だって……………」

 

はやて「なぁアシュロンさん、アンタ知ってるんやろ?教えてぇな!」

 

アシュロン「…………確かにアイツはこの先にいるが、もういない…………奴は去った」

 

フェイト「そんな…………」

 

アシュロン「それと、奴はここを破壊する気は無いらしいからな、そいつ等の回収とかはお前達に任せる……………じゃぁな」

 

俺はなのは達に最低限の事を伝えると、九喇嘛の旦那のように煙と一緒に消えた。

 

マダラ………透はいつまでこんなことを続けるつもりなんだ、アイツの覚悟は前に聞いたが…………そんな事をしても他人は救えても、自分は救えないのではないか?

 

このまま行くと…………………何だか嫌な予感がしてきた……………。

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

カリム「ねぇはやて、その透君ってはやての好きな人なのよね?」

 

はやて「な、ななななな何言うてますのんカリムさん!??!?!」///////////////

 

カリム「あら………そこまで動揺するなんて…………私も透君に興味が湧いてきちゃった♪」

 

シャッハ「私も、あの騎士シグナムを凌ぐ程の力量を備えている人物には興味があります!」

 

はやて「えぇえぇぇえ…………………」

 

はやて「(そんな…………カリムはただでさえ美人でその上シャッハさんまで来れたら……ライバル増えすぎやァァ………)」orz

 

カリム「あら?はやて、どうしたの?」

 

はやて「ははは……………アカン……………もう『暁』とかどーでもよぉなってきた………」

 

カリム「は、はやて??」

 

はやて「はっ!な、何でも無いで!アハ、アハハハハハ…………そんなことより、カリム!確か今度どっか視察に行く言うてなかった?」

 

カリム「あ、あぁその事?まぁ視察と言うか久々の母校の恩師に挨拶をしにって言うのが本当なんだけどね」

 

はやて「へぇ、確かシスターシャッハも同じ学校なんよね?」

 

シャッハ「えぇ、私も久々の母校の訪問は楽しみです」

 

カリム「それにある日と重なっててね」

 

はやて「ある日?何なんそれ?」

 

カリム「それはね…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリム「全学年の親御さんたちが日頃の子供達の勉学に励む姿を見に来る、参観日なのよ♪」

 

 

 

 

 

 

おまけ2

 

 

???「ふぅ~ん、そんなことがあったんだ…………………」

 

フェイト「うん…………………だからスバルたちも更にやる気になったのはいいんだけど、あまり気負い過ぎると…………どう思う?」

 

 

 

フェイト「すずか」

 

 

 

すずか「う~んあの子達のデバイスに残っていた戦闘データを最初の所だけだけど見たんだけど、少なくとも訓練をし過ぎると本人たちの身体だけじゃなくデバイスも上手く扱うことも出来なくなるかもしれないね」

 

アリシア「やっぱりかぁ……………まぁこの事に関しては本人たちにしか解決出来ないことだからね」

 

フェイト「そうだね、ごめんねすずか。仕事の邪魔して」

 

すずか「ううん、イイよ別に、私も少し暇だったから「だったらこっち手伝ってくださいよぉ」ダァメ、それは自分でやらないとだよシャーリー」

 

シャーリー「そりゃ楽しいけど、私一人だけでこの量はちょっと厳しいんですけど「自業自得だよ」くはっ!そんなズバッと言わなくても」

 

アリシア「シャーリーは何してるの?」

 

すずか「スバルちゃん達のデバイスの調整、あの子達ちょくちょくここに来てるからね…………その度にシャーリーが引き受けてるんだけど、今日は運悪く全員分をやる羽目になっちゃってね」

 

アリシア「ありゃりゃ、ご愁傷様だね」

 

フェイト「すずかはこの後何かあるの?」

 

すずか「う~ん特に無いかな……………まぁでも」

 

 

 

 

 

すずか「久々にアリサちゃんやシャルルちゃん、それにはる先輩や逢ちゃんに会いに行こうかな?って思ってるよ」

 

 

 

 

 

フェイト「そうなんだ、大変だね」

 

アリシア「ホントホント、なんてったって……………」

 

 

 

アリシア「メカニックマイスターの資格を持ってる、月村すずか特別派遣技師なんだからね♪」

 

 

 

すずか「大袈裟だよ、まぁアリサちゃん達の所から通うよりこっちにいた方がいいんだけど、皆みたいにアリサちゃん達とあまり会う時間が無いからね」

 

フェイト「アリサの所って今忙しいからね」

 

アリシア「ホントに有名になったから凄いよね、B.Dカンパニーって」

 

すずか「そだね……………じゃ、久々に会って来るね」

 

フェイト「うん、気を付けて」

 

アリシア「何かお土産よろしくぅ~」

 

 

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