魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟   作:make_51

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第22話 拳法と烈風と死と天狗と鉄球と烏と灰

 

 

ライラ『マスター、このままではジリ貧でこちらが危うくなります』

 

マダラ「ハァ……………ハァ……………分かって……………いる」

 

リコ『……………どうされるのですか?』

 

それは俺も考えとったことじゃった、いくら奇策に出ても看破されたり逆に利用されたりしてあんま意味が無い。

 

マダラ「ならば……………ハァ……………ハァ……………」

 

ヤクモ『マスター…………大丈夫ですか?』

 

マダラ「気にするな……………とにかく、少し戦い方を変える」

 

ライラ『戦い方を変えるとは?』

 

マダラ「蹴りから……………拳へとな」

 

 

 

 

なのは Side

 

 

いける!透君に私達の攻撃が通じてる!……………なんだか様子が変な気がするんだけど。

 

マダラ「フゥ……………フゥ……………さて、俺の戦い方もバレてしまっているようなのでな……………少し、戦法を変えるとしよう」

 

なのは「戦法を……………変える?」

 

そう言うと透君は今までの構えを変えた、といっても”タンッタンッタンッ”とステップを踏んでるんだけど。

 

アルフ「さて……………アレってどういうことなんだろうかね?」

 

フェイト「アルフ………もしかして知らないの?」

 

アルフ「アタシだけじゃないよ、ザフィーラやリインフォースだって知らないよ……………リニスはどうだい?」

 

リニス「残念ながら、私も知りません…………あんな構えを取る透は初めてです」

 

シャッハ「しかし……………見かけ倒しということはないでしょう、警戒してあたりましょう」

 

シャッハさんの言う通り、構えを変えた透君には誰も不用意に近付いたりは出来ない、あの構えが何を意味するのか……………誰も予測できないからね。

 

マダラ「来ないのか?そちらから来ないのであれば……………俺から行かせてもらおう!!」

 

すると透君が自分から私達に向かって突っ込んで来た…………と思ったら、ザフィーラさんの手前で立ち止まった。

 

ザフィーラ「っ!はぁぁ!!」

 

ザフィーラさんは透君に攻撃される前に自分から当てようと右フックを透君に向けて放ったけど、透君に避けられた。

 

透君は右手に力を溜めているような感じで右手を握り締めて、そしてその右手を振り上げてザフィーラさんに向けて思いっきり叩き付けた………というより……………殴った。

 

 

 

マダラ「『武技雷迅』!」

 

 

 

私達は全員驚いていた、まさかあの透君が……………蹴りを主体にして戦ってた透君がまさか………殴るなんて……………。

 

殴られたザフィーラさんはそのまま吹き飛ばされたけど、なんとか持ち直した・・・・・と思ったけど。

 

透君の攻撃はまだ終わりじゃ無かった、透君はザフィーラさんの頭上までジャンプした。

 

マダラ「『武技破岩』!」

 

ザフィーラさんに向けて空中で両足での連続蹴り、そして最後に両足で蹴り、その反動で反対側に着地した、ザフィーラさんはなんとか両手でガードして防いでた。

 

リインフォース「何だ今のは?!」

 

アルフ「アタシが知るかよ!?」

 

今度はリインフォースさんとアルフさん、それにギンガも続いて透君に向かって行った。

 

マダラ「……………『武技千烈』」

 

今度は近付いてきたギンガに対して連続の蹴りを繰り出してきた、しかもよく見るとどんどんギンガが空中に蹴り上げられていった。

 

マダラ「ハァ!」

 

ギンガ「うぁ!?」

 

アルフ「ギンガ?!」

 

透君が空中にいるギンガに対して、飛びバック転蹴り(サマーソルトキック?)で蹴り上げた、そして地面に着地したら落ちて来るギンガに向けて両手での攻撃をしようとしていた。

 

リインフォース「させん!!」ブンッ!

 

マダラ「っ!」ガッ!

 

だけど両手での掌底攻撃しようとしていた透君にリインフォースさんが蹴りを出して、なんとかギンガに追い打ちを掛けられるのを防いだ。

 

リインフォース「そんな技……………私達は知らんぞ、透!」

 

マダラ「お前達が知らない技を俺が持っていても何の不思議も無いと思うがな」

 

シグナム「くっ!……………だが、私達とて負けはせん!!」

 

そう言ってシグナムさんが透君に向かって飛び出して行き、その後にザフィーラさんとヴィータちゃんが続いた。

 

マダラ「『武技龍迅』!」

 

だけど透君は近付いたシグナムさんに頭突き、左手のアッパー、その左手を振り下ろし、今度は右手のアッパー、そして最後に両手の掌底をシグナムさんのお腹に決めようとしたけど、そこはザフィーラさんが間に入ってガードした。

 

他にも透君は素手での技を出してきた、確か『武技虎砲』や『武技烈風』、それに『拳追』と『武技天舞』に『浮雲』って言ってたっけ?

 

それからも透君の知らない技が出て来ても基本2,3人で攻撃をすれば完全に喰らうって言うのは無いから、そうして防いだらこれまで同様間髪入れずに攻撃を繰り出していく。

 

 

 

 

 

そして、数分が経過した……………流石に休まず攻撃を入れていたから、何人かは軽く肩で息をしてたけど……………アレくらいだとすぐに持ち直すね。

 

でも透君の場合はまだまだ余裕の筈、呼吸が乱れるなんて……………。

 

マダラ「………ハァ…………ハァ…………………ハァ」

 

なのは「?」

 

本当に気のせい……………なのかな?……………なんだか透君がかたで息をしているように見えるんだけど……………もうバテたってことは…………………あるわけないか。

 

なのは「ど、どうしたの?透君」

 

マダラ「………何がだ……………」

 

なのは「え、い………いや……………あの、なんだかね……………体調が悪そうに見えたから」

 

マダラ「……………随分と余裕だな、戦っている相手の心配をするとは……………もう勝った気でいるのか?」

 

フェイト「透ッ!なのはは、透の事を心配して」

 

マダラ「………フッ、心配無用だ………お前達で疲れたなどというのは全く無い、それに仮にそうだとしても、俺がお前達に負けること等…………万に一つもあり得ない………それよりも、ここからはコレでやらせてもらう!」スラァ……………

 

全員「っ!!」

 

シグナム「(いつの間にライラからヤクモにシフトしたんだ?!)気を付けろ、来るぞ!!」

 

 

 

 

マダラ「荒れ狂え……………『烈風』!!」

 

 

 

 

 

刀を抜いた途端、いきなり『始解』をし………………透君の持っていた刀の形状が変わった、大体透君の身体くらいの大きさの槍の柄に大きな刃を付けた武器に変化した。

 

アレは確か……………『烈風』……………かな?

 

アリシア「ねぇ………………………アレってハルカが言ってた、『烈風』って奴だよね?」

 

どうやらアリシアちゃんも同じことを思い出してたようだった。

 

ヴィータ「だと思うぜ、にしてもデケェなぁ………………『斬月』並じゃねぇか?」

 

確かにデカいし、『斬月』とは違った意味で扱いづらそうな形状だなぁ…………………。

 

ハルカちゃんの情報ではこう言ってた。

 

ハルカ(回想)「『烈風』………………この斬魄刀はある物と合せることで持ち主の手を離れても攻撃することが出来るんだけど………………透の事だからそんなの関係無い筈だから、何かしらの力で飛ばしてくると思うから気を付けてよ」

 

って言ってたけど………………あ、あとこれは絶対に忘れたらいけないことだったよね。

 

ハルカ(回想)「あと…………これだけは絶対に忘れないで、コレを使って来ることはまず無いとはずだけど………………シグナム達は一度聞いた事あると思うけど『流刃若火』を複数といえど真正面から相手にしたらダメよ…………不意打ちも同じ………というか意味が無いわ、もし……………万が一にも『流刃若火』を使って来たらアギトとユニゾンしたシグナムを中心にして戦いなさい、ザフィーラは攻撃には絶対に加わらないで防御に徹してね………………じゃないと速攻で敗けるわよ」

 

マダラ「………………ハァッ!」ブンッ!

 

なんて思ってる間に透君は『烈風』を私達に向けて飛ばしてきた、『烈風』は回転しながら私達の方へと飛んで来たけどゼスト隊長が弾き飛ばした。

 

だけどそれで終わりじゃ無かった、弾き飛ばされた『烈風』はまた私達の方に向かって飛んで来た、透君の手に帰る事無く。

 

リニス「っ!やはり透の手を離れても自在に操る事が出来るのでしょうか?!」

 

ヴィータ「んなことわかんねぇよ!?」

 

シャマル「一体どうやって……………」

 

なのは「どこか……………どこかに遠隔操作をしてる絡繰りが………………!!」

 

私は『烈風』を見るのを止めて透君に視線を向けると、何やら片手……………主に指をウネウネと動かしてる透君がいた。

 

気になって透君の指とその先と中間を注意深く見てると、透君の指と『烈風』の間に一瞬だけど細い糸のような………………それもただの糸じゃないものが見えた気がした。

 

あれはもしかしたら、魔力を糸状にして操り人形みたいにして『烈風』を遠隔操作してるんじゃ!?前の戦いで水の上に立ったりっていう芸当が出来たから……………もしかしたらそんな事も出来るんじゃないかと思ったけど…………どうなんだろ?

 

フェイト「っ!」ダッ!

 

なのは「(フェイトちゃん?!)」

 

いきなりフェイトちゃんが透君に向かって走り出した、幸い透君はフェイトちゃんに気付いてないようだけど……………って、あれ?フェイトちゃん……………走って行ってる方向がちょっと違うんじゃ…………………!?もしかして………………フェイトちゃんも同じこと予想してたとしたら!?

 

私はフェイトちゃんとは逆の方に走り透君の注意を引こうと砲撃魔法を出した。

 

マダラ「っ!ヌルい!!」

 

当然透君は『烈風』を引き戻し私が撃った砲撃を片手で持って、軽く振って掻き消し、尚且つ私に攻撃しようとまた飛ばしてきた。

 

 

Side Out

 

 

フェイト Side

 

 

フェイト「ハッ!ハッ!ハッ!」

 

私は今ある所…………というか、ある部分に向かって走ってる。

 

さっき透が出した『烈風』はハルカに教えてもらった通り、回転しながら透が遠隔操作をして操ってた。

 

一体どうやって操ってるのか気になって透を見てたら、透の指の先からキラキラ光る糸のようなモノが見えた、その先にあったのが『烈風』。

 

私は直感でこう思った…………アレは、透が糸か何かで操ってるんだって…………。

 

なのは『フェイトちゃん!』

 

フェイト『なのは?!』

 

突然なのはから念話で話し掛けられた為、身体がビクッ!てなってしまった。

 

フェイト『ど、どうしたの?』

 

なのは『もしかしてフェイトちゃん、今やろうとしてるのって透君の指先に見えそうで見えない糸みたいなものを斬ろうとしてる?』

 

フェイト『っ!!うん!そうだよ、なのはも気付いたんだね』

 

ヴィータ『なのはだけじゃねェぞ!』

 

私となのはの念話にヴィータが割り込んできた。

 

シグナム『かく言う我々もだ、しかも透の奴いつの間にか『輪廻眼』を発動している』

 

プレシア『たぶん引き寄せる術と引き離す術を上手く使い分けて操ってるんじゃないかしら?』

 

私は見え辛い透の眼を見てみた、すると母さんの言う通りいつの間にか『輪廻眼』になってるのに気付いた。

 

シグナム『逸早く気付いたお前が近い、透の注意は我々に任せてお前は糸のようなモノを斬れ!』

 

リニス『おそらく透は『輪廻眼』の力より糸のようなモノに集中している分、糸を斬ると崩れる可能性の方が大きい筈です』

 

アリシア『フェイト!こっちはお姉ちゃんたちに任せて!そっちは糸を斬って!』

 

フェイト『うん!わかった!』

 

私は皆の方を向いて頷いた、そして私は透がこっちに気付いてない隙に近付いて切断しようと考えた…………このフォームで。

 

フェイト「バルディッシュ!」

 

バルディッシュ『ザンバーフォーム!』

 

私はザンバーに変えて、更に『瞬歩』を使って透と『烈風』の間にある糸と思われるモノを斬った。

 

フェイト「でやぁぁぁぁ!!」ズバッ!

 

マダラ「何っ!?」

 

私の予想通り今まで回り続けてた『烈風』が回転を止めて、停止した状態で地面に”ガランガラン!”と音を立てて落下した。

 

マダラ「チィッ!『万象「させっかよぉ!!」』くっ!」

 

透はすぐに『烈風』を引き寄せようと『輪廻眼』の『万象天引』を使って回収しようとしたようだけど、横からヴィータに攻撃されてそれどころじゃ無かった。

 

シグナム「回収する隙は与えん!!」

 

マダラ「……………フッ、さて………………どうかな?」

 

シグナム「何っ!」

 

何やら透が余裕のあるような声が聴こえた、そうしたら透は右手を自分の方に”グイッ!”っと引き寄せる様な動きをした。

 

するとシグナムの後ろに透の『烈風』が近付いていた、どうやら透の手首に糸か何かが巻かれていたんだと思う。

 

『烈風』が近付いている事にシグナムも気付いたけど、もう回避するには間に合わない……あともう少しで当たってしまうと思ったら”ガキィィン!!”という音が聴こえてきた。

 

見るとシグナムに近付いていた『烈風』をゼスト隊長とエリオが防いでいた。

 

ゼスト「むっ!」

 

エリオ「シグナム副隊長はやらせない!」

 

シグナム「(スマナイ!)はぁぁぁぁっ!!」

 

マダラ「っ!」

 

シグナムの剣が透を捉えたけど、透はコレをギリギリで回避してすぐに『烈風』を解いて元の刀に戻して回収した。

 

シグナム「用意周到なことだな!」

 

マダラ「何事にも想定外な事が起きるもの、その中でいかに上手く立ち回れるか……………戦いの中ではそれが問われる、しかしお前達には驚かされる、まさかいきなり遠隔操作の絡繰りに気付かれるとはな……………では、次はどうかな?」

 

フェイト「(また別の『始解』をする気だ!)」

 

マダラ「刈れ……………『風死』」

 

”ジャラジャラ”と鎖の音が聴こえてきたと同時に一対の鎖で繋がった特殊な形をした二枚の互い違いの刃の付いた鎌に変化した、アレはハルカの言ってた『風死』って鎌だよね?

 

ハルカ(回想)「『風死』は鎖の部分を持ち武器本体を回転させ敵に投げることで、相手に動きが読まれにくい攻撃をすることが可能だから狙われた人以外の皆は透に攻撃、それか『風死』の防御に当たって』

 

ってハルカは言ってたよね?

 

マダラ「…………セィッ!」ブンッ!

 

透は右手に持っていた鎌をシグナムに向けて振り下ろした。

 

シグナム「くっ!」ガキィッ!

 

だけどシグナムは余裕で受け止めた………………だけどそこで私はある事に気付いた、透の左手にある筈の鎌が無い………………左手を見ると手を開いた状態で止まってた。

 

ゼスト「ぬあっ!?」

 

エリオ「うあぁぁ!」

 

いきなりゼスト隊長とエリオから悲鳴が聴こえた、二人は回転している何かに弾かれていた、その何かをよぉくよぉく見てみると透が持っていた『風死』の片方だった……………そう言えばハルカが投げて攻撃する事も出来るって言ってた。

 

フェイト「ゼスト隊長!エリオ!」

 

シグナム「チッ!「余所見をしていいのか?!」っ!!」

 

 

Side Out

 

 

 

シグナム Side

 

 

マダラ「余所見をしていいのか?!」

 

シグナム「っ!!」

 

私はゼスト隊長とエリオが弾き飛ばされたのに一瞬気を取られて透の攻撃に遅れそうになった…………今までの私なら反応できなかっただろうな…………だが。

 

”ガキィィン!”という音が鳴り響いた、透が右手に持っていた鎌を今度は横に振って攻撃して来たが私はレヴァンティンを逆手に持ちガードした。

 

シグナム「余所見とは………………心外だな、こうして防いでいるのにな」

 

私はしてやったりといった顔で透を見た、だが奴は別に焦る様子も無くこう言った。

 

マダラ「フッ……………本当に…………防いだのか?」

 

シグナム「何?」

 

一瞬透が何を言っているのか私は理解できなかったが、それがどういうことなのかすぐに分かった。

 

私は背後に気配を感じた………………見なくても分かる………さっきまでゼスト隊長とエリオを襲った『風死』の片割れが私の背後に向かって飛んで来ていることは分かっていた。

 

ハルカが言っていたことを忘れる筈は無かった、この鎌の能力は読み辛いことで有名らしい…………………だがある程度は予想できていた……………だがな…………。

 

シグナム「フッ」

 

マダラ「?」

 

シグナム「忘れたか?お前が今……………誰を相手にしているのかを?」

 

マダラ「何?”ガキィィイン!!”っ!」

 

シグナム「そう………………『私達』は、一人でお前と戦っているんじゃないんだ!」

 

そう……………私の後ろには仲間が居る、透の攻撃を止めてくれたのはフェイト・テスタロッサだった、『ザンバーフォーム』になった状態で、しかも『瞬歩』を使い私の所まで来てくれたのだ。

 

シグナム「スマンなフェイト・テスタロッサ」

 

フェイト「いいえ、それよりも!」

 

シグナム「あぁ!!」

 

私は素早くレヴァンティンを引き、横一文字に斬りつけた。

 

マダラ「くっ!」

 

だが透は私の攻撃を状態を後ろに反らし……………というかほぼブリッジをしている状態で避け、そこから逆立ちし私に向けて蹴りを放ってきた。

 

私は攻撃に集中し過ぎたため透の攻撃に対処することが出来ず蹴りを肩に受けてしまった、透は私を蹴った反動で連続バック転で距離を取って来た。

 

マダラ「本来なら、まだまだコイツで行くところだが、数が数なだけに…………更に相手が相手なだけに一つの刀で行くつもりは無い!!」

 

透はまたさっきの『烈風』の時と同じで『風死』を手元に回収して、普通の刀に戻した。

 

マダラ「お前達にはこまめに変えた方が良さそうなのでな」

 

すると透はいきなり大ジャンプをした。

 

 

 

 

マダラ「打ち砕けぇぇぇ!……………『天狗丸ぅぅ』!!」

 

 

 

 

透が持っていた刀の形がまた変わった、今度は巨大なトゲ付きの金棒に変化した。アレは……………『天狗丸』って言ってたか?

 

確かハルカが言っていたのは………………。

 

ハルカ(回想)「『天狗丸』は詳しい能力は分からないわ、ただ『蛇尾丸』や『斬月』といったパワー系みたいなのよね、それに単純な破壊力が高いだけじゃなく、たぶんだけどなのはの『ディバインバスター』を全く受け付けない強度を誇ってると思うから気を付けて」

 

と言っていたな、攻撃力が高いうえに硬いか………………成程厄介だ。

 

マダラ「『火吹の小槌』っ!!!」

 

『天狗丸』を振り下ろす際、炎を纏わせた『天狗丸』を振り下ろしてきた、私達は事前にハルカから聞いていた為透が何をしようとしているのか分かっていた。

 

『火吹の小槌』…………炎を纏った『天狗丸』を振り下ろし、広域を巻き込んで押し潰す技、透が振り下ろしきる前に私達は全員離れたため被害は無かった。

 

 

Side Out

 

 

 

ヴィータ Side

 

 

マダラ「チッ!打っ潰せ!『五形頭』!」

 

透は全員が避けた事に気付いて少し悔しがっていやがった、まぁ前もってハルカから聞いてたからな、聞いてなきゃゼッテー喰らって全員お陀仏だっただろうぜ。

 

そんで透が出した今度のヤツは…………と、ありゃぁ『五形頭』だったな。

 

ホンット情報通り鉄球に棘が付いてやがるぜ……………しかも見た感じ痛そうだなぁ。

 

マダラ「フンッ!」ブンッ!

 

”ドォォォォンッ!!”

 

キャロ「わきゃっ!?」

 

ヴァイス「どわぁっ!?」

 

透が持っていた『五形頭』をキャロ達の方に向けて投げて来た、キャロ達は透の攻撃に回避が遅れて直撃は無かったけど地面に落ちた衝撃がキャロ達を襲った。

 

その後透は一旦手元に引き戻して、今度ははやての方に向けて投げて来た。

 

マダラ「今度も避けられるか?!」

 

ヴィータ「避ける必要はねぇだろ!!」

 

アタシははやてが狙われてる事に気付いてたから、事前にはやての近くにいて透の『五形頭』をアタシのグラーフアイゼンで打ち返そうとした。

 

ヴィータ「(ギガントじゃ間に合わねぇ……………)アイゼン!!」

 

アタシはグラーフアイゼンをラケーテンフォルムに変えて透の鉄球に対して、ロケットの推進力と加速力で打ち返そうと思ったからだ。

 

それに当てたのはアタシだけじゃない、他にもリインフォースやティーダがアタシのデバイスの柄の部分に蹴りと短剣で押してくれた。

 

ヴィータ「どっせぇぇぇぇい!!」

 

リインフォース「はぁぁぁっ!!」

 

ティーダ「おぉぉぉっ!!」

 

透の鉄球をアタシ達は上手く当てはしたんだけど、打ち返す事は出来なかったんだけどなんとか上に弾くことは出来た。

 

ヴィータ「よっし!これで防げ「どうかな?」は?」

 

アタシは声がした方向を探したけどどこにもいなかった、ただ上を見たら透がジャンプをしていた。

 

マダラ「お前の存在を忘れるわけが無いだろう、お前の対処としてこういう物は、ただ振り回したり投げたりするものでは無い、こうやってやることも出来……………るっ!!」ゴンッ!

 

透はアタシが打ち上げた『五形頭』の鉄球部分、しかも棘がある方を自分の足の甲で蹴り飛ばしてきやがった……………あれはサッカーで言うオーバーヘッドってやつか?見てるこっちが痛くなってきちまうよ。

 

まぁ現にガードはしたけど、衝撃が強過ぎて弾かれちまった。

 

ヴィータ「ぐぁぁぁぁ!」

 

リインフォース「あぁぁぁ!」

 

ティーダ「うぁぁっ!」

 

マダラ「続けていくぞ!羽搏け……………『劈烏』!」

 

透の野郎……アタシ達に追い打ちを掛けようとまた別の能力を使おうとしやがって……。

 

アタシが見たのは多数の手裏剣状に分かれた状態で、透の刀には刀身がまったく無かった、一瞬アタシは『千本桜』かなと思ったけど周りに浮いてある手裏剣状のモノを見たら違うと分かった。

 

アレはハルカが言ってた『劈烏』だったな。

 

ハルカ(回想)「『劈烏』はね………………まぁあんまり用心するようなことは無いけど、発動したらすぐに一掃しないとバラバラになったら手が付けられないわよ…………なんてったって、透が操ってるんだから、『千本桜』じゃない分楽だと思うわよ」

 

その言いつけ通りかどうかは分からねェけど、透が『劈烏』を発動したすぐ後に一筋の閃光が見えた。

 

出所は確認するまでも無い、なのはとフェイト、それにアリシアとはやてが撃った砲撃魔法だったからだ。

 

マダラ「…………やはりそう上手くはいかないか」

 

ヴィータ「………あったり前だろ!!」

 

ティアナ「でもこれはどうですか?!」

 

ヴァイス「俺も忘れてもらっちゃぁ困るな!」

 

アタシの後ろからティアナとヴァイスの二人が飛び出して二手に分かれて透を挟む形を取った。

 

ティアナ「『クロスファイアシュート』!!」

 

ヴァイス「オラオラオラオラ!!」ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

二人は互いの砲撃や狙撃で透を挟み撃ちにして攻撃した、確かに消された刀は再生してない………………ただ透は刀を鞘に戻してるんだけど。

 

マダラ「別に忘れてはいない、唸れ…………『灰猫』」

 

透が刀を抜きながら能力を解放した、すると刀身がいきなり灰になって透の周りをドーム状となって覆ってティアナとヴァイスの攻撃を防いだ。

 

マダラ「……………拡がれ」

 

透を覆っていた灰が突然一気に広がって二人を押し飛ばした、灰は二人に攻撃を終えると元の刀に戻った。

 

ヴィータ「……………ケッ!やっぱり強ぇなぁ透はよぉ…………けど、今回はゼッテーに敗けねぇ」

 

アタシ等は今度こそ、透には敗けたくないんでね、勝って…………今度こそ………………透を連れて帰るって決めてんだよ!!

 

 

 

 

マダラ「…………やはり、卍解を…………するしかないか?」ボソッ

 

 

この時アタシは透が何を言っているのかまったく聞き取れないでいた、それは他の皆も同じだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

 

ゲンヤ「オイオイ…………ありゃ何の冗談だ?俺のカミさんや娘達、それに嬢ちゃんたちが束になっても歯が立たねぇなんてよぉ……………しかも戦いが前に見た映像以上じゃねぇか?」

 

リンディ『彼の強さはある意味ロストロギア級……………周りから化け物とか『幻王』と呼ばれるのも仕方ないですね』

 

ゲンヤ「コイツ管理局には居たら即行で一部隊を率いる立場になれるぞ………いや、ハルカの嬢ちゃんみたいに少将クラスもあり得るぜ」

 

リンディ『まぁ彼に入局の意志がありませんでしたし、それは無いかと…………それに………それ以上に我々管理局を憎んでますし』

 

ゲンヤ「…………………まぁとにかくだ、今はあの嬢ちゃんたちに任せるしか……………ねぇって感じだな」

 

リンディ『…………そうですね』

 

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