サスロは今後トレーズとどこまでからわせたら良いか悩んでます。
そしてガンダム以外の世界より1つお気に入りを出してみました。
闘いが終わり、熱い闘いを見せてくれた双方を皆で迎えに出ると、ドズルやラルを中心にみんなで肩を組みながら笑顔で戻ってきた。
ジオンも連邦も無くお互いを称え合うのを見てサスロは、
いつか国としてもこのように肩を貸し合い助け合える事があればなとふと思うのであった。
開始の声を掛けた、ワイアット少将がここで最初に皆に声をかけた。
「ドズル中将、ラル少佐にみなさん大変良いものを見させて頂きありがとうございます。
うちの連中に取ってもとても良い経験になりました」
「こちらこそ貴重な地球での模擬戦をやらしてもらい良い経験になりました」
ドズルが珍しく殊勝な感じで返答しラルが
「それにしても未来が楽しみな若者が多く良いですな。
うかうかしてますとすぐ越されてしまいそうです」
「おぉラル少佐にそこまで言ってもらえますと光栄です。
きっと兵達も喜びます、ところでもし良ければ来月から宇宙軍へ行きますのでまたうちの連中と模擬戦やってもらえますか」
「俺としては断る理由がないので是非やりましょう」
そしてサスロのとこにトレーズが来て
「すっかりやられてしまいました。
ラル少佐率いる部隊は本当に強いですね、連邦にもこれ程の部隊はあるかどうかです」
「いえいえトレーズ少佐もとても良い指揮をしていたし、兵の練度という部分はそちらの方が良かったと思います、
ただ経験の部分がやはりラル少佐の方が上でしたので状況に合わせて柔軟に考えれたようです」
「そう言って頂きありがとうございます。
実は本来はこのような模擬戦では無く見て頂きたい物がありまして少し宜しいですか」
「大丈夫ですよ、本日は1日空けてますから」
「では車の用意ができましたらお呼びしますのでお待ち下さい。
おぉそうですラル少佐とドズル中将にも来て頂ければと思いますので声を掛けて頂けますか」
「その二人と言うことは軍絡みですね、わかりました是非連れて行きましょう」
そして車に乗り十分程走り地下にある工事に案内された。
「これを見てください、連邦のガンタンクを元に作りました『RXS-76 ガンヘッド』です」
「これは凄い至る所に武装があるように見えますが、説明願えますか?」
「わかりましたではこちらのリストを見てください」
そうして渡されたリストには7種類の武装が書いていて、それが全ての距離で闘えるように選ばれたものだというのは直ぐに分かった。
特に肩に本来なら大型のキャノン砲を積んでる所にガトリングガンが2門付いているのが印象的だった。
「ではこちらの映像をご覧ください、先日写したものです
」
キャタピラで動いていたガンヘッドが四脚、二脚と変形しそれぞれ長所のある場所での様子が映されていた。
そして更に3人を驚かせたのは複数の武器がそれぞれ違うターゲットを攻撃していたのである。
「何とも凄い戦車ですな、これが実戦に出されたら手も足も出ませんな。
ところで武器の管制は何人でやってるのですかな?」
「一人で操縦も全てやっています。
実はこのガンヘッドには操縦士毎に専用端末を用意しておりまして、その端末を使い本来は5人程でやる作業を一人で出来るマルチロックオンシステムを採用しました。
これはレーダーで敵を感知しその場所からコンピューターが最適な武器を選択しロックオンし、操縦士はトリガーを引くだけで命中するので対多数でも戦える事を前提に開発しました」
ラルがポツリと
「こいつとは出来ることなら闘いたくないな」
「しかしこいつはコストが凄く掛かっていると思うのだが?」
「ラル少佐の意見は素直に褒め言葉として受け取りたいのですが、サスロさんの言われるようにコストは凄く高いです。
特に足回りは変形機構を採用したため、メンテナンス含め機械としては良くても兵器としては失敗作かもしれません
?
整備兵もかなりの数を用意をし、運用しなければなりませんので、ワンオフの突撃機動兵器として大隊に一機、用意出来ればと考えております」
「連邦の力を持ってしてもそれほどしか用意できませんか、ちなみにキルレシオはどのようになってますか?」
「ガンタンク比では6対1 61式戦車比では20対1です」
「それは凄い兵の絶対数が少ない我がジオンでも何とか採用したいものですな」
そうしてドズルやラルがガンヘッドを詳しく見に行ってる間にトレーズと二人になったので、話をする事にした。
「まず1つ聞きたいのだが貴公は軍部にて何をするつもりなのだ?
財団の後継者として財界で生きないのがどうしても気になっていたのだが教えてもらえないかな」
「私は経済だけで世の中が変わると思う程、呆けては居ませんし、周りが見えて無いわけでもありません。
軍の力で政治をするのもとても危ないと思っております」
「それがわかってる貴方が目指すものがどのようなものか聞かせてもらえないかな」
「笑われるかもしれませんが、完全平和民主主義です。
軍属の私が言うのは違和感があるかとお思いでしょうが、これはまず内情をキチンと把握する為です。
そこで私が感じたのは戦争を皆が本当に嫌だと思わないと、ダメだと思います。
その為に一度は戦争が起きねばダメですし、その結果が皆の心に響かねば意味はありません。
その為に私は私兵と言われてでも仲間を募り力を手にし戦争の方向を間違わさせないようにしなければならないのです」
「貴方はやはり戦争を肯定しますか、私はそれを避ける為に連邦に拮抗する存在を宇宙に作り迂闊に闘いが起きないようにしようと思って動いてるのだが、それは貴公が考える世とは違うようだな」
「もちろんサスロさんの言われる様になれば今は良いでしょう。
しかしこの先成長していく宇宙と地球では力の差はどんどん開いて行きます。
そうした時に拮抗は破られ優位に立った方が仕掛け戦争は起きます。
そうして勝者が敗者を支配しまた軋轢を生み争いのスパイラルは消えなくなります。
その様な未来にしない為にもまずもう戦争なんて嫌だ、普通に暮らしたいと皆が思わないとダメなのです。」
「確かに今の状態は連邦が優位にあり、そこをどうにかしないとと皆がもがき足掻いている、キケンな思想を持つ者も居るのは間違いない、仮に宇宙と地球で戦争をして宇宙が勝ってしまったら、歴史も何もない未熟なスペースノイドは今の連邦よりひどい事を平然と地球に対してするだろう。
なんだかんだ言っても連邦の政策は無能ではない、何かしらの改善点はあるだろうし、末端まで考えが伝わらず勝手な事をやっている人もいるが、何十年もこの世界を纏めて来たのは紛れもなく連邦の力だ」
「ではそもそも建国の際に決めた憲章に抜けているものがあるとしたらどう思います」
「それは何だっ内容がわからないと返答は出来ん」
「私としてはこれ以上は言えませんがそこが今後の貴方方が交渉する上でのジョーカーになるでしょう」
「ヒントだけでも教えてもらえないだろうか」
「そうですね、箱この言葉を覚えていて下さい」
「何のことか分からないが、これは他の政府筋の人に聞いてもダメであろうな」
「あまりそこは聞かない方がよろしいと思いますよ、宇宙で貴方が自分の力で探すのがよろしいでしょう、箱のカギは宇宙にあります」
「ありがとうトレーズ少佐、君とは今後も色々ありそうだな」
「そうでしょうね、来月より宇宙勤務になりますからお会いする機会も増えると思いますよ」
「そうだ、私の結婚式もあるので視察がてら来てくれないか、招待状も後で送ろう」
「日にちにも寄りますが多分大丈夫です、では連れの分と2枚お願いします」
「もしやっドズルを狙い撃ったあの女性か」
「そうです彼女は公私ともに私を支えてくれる良き理解者ですから是非サスロさんにもキチンと紹介したいと思います」
「分かったでは二人分送っておこう」
「楽しみにしてます」
そうしてトレーズとの話も終わり屋敷に戻ると、お互いの労をねぎらい、ウィリアムさんが用意したお酒を飲み盛り上がっていた。
「サスロさんお帰りなさい、先にみなさんには飲んで頂いてますよ」
「申し訳ありません、お酒が好きな者が多くいつも手を焼いております。
それにしてもトレーズ少佐はかなりの見識を持っていますね、軍人だけではもったいないと思います」
「ありがとうございます、私が健在な間は好きにやらしてやりたいと思ってます」
「そうですか彼ならどの道に進んでも良い結果を出すでしょう」
「そんな話より今は素晴らしい模擬戦を見せてくれた戦士達を讃え飲みましょう」
そしてドズルやラルが帰ってきた事を皆に伝え飲み会のテンションが一気に上がった。
体育会系軍人が多いという事もありハメを外し豪快に飲む者が多かった。
サスロやドズルも色々な将校と話をし、とても有意義な時間を過ごし、懸念材料の1つの連邦の査察も気の知れたメンバーにしてくれる様に口を聞いてくれるとなり安心できた。
ただしその代わりに大多数が結婚式に来ることになったので、宿の手配始め色々大変だなと頭を悩ませる事になったサスロであった。
そして北米での予定は滞りなく過ぎ、ヨーロッパへ飛び立つ日が来た。
空港には見送りに今回馴染みになったメンバーも揃って来てくれたので時間まで挨拶を交わした。
最後に大統領が
「みなさんの旅のご無事をお祈りしています、帰られる前にまたお会いできる事を楽しみにしておりますのでどうかお元気でお戻り下さい」
そう言い1人ずつ握手をしていった。
別れを済ませ皆が飛行機に乗り旅だった後に、オバマは側近に一言、
「悪い奴らでは無いが彼らの望みを叶える事は出来ないだろう、この世界はやはり連邦が統治せねばならんからな。
まあ2、3願いを叶えてやれば大人しくなるだろう」
あれ程、友好的に見えたオバマもやはり百戦錬磨の政治家であり腹の底は見せていなかった。
そうとは知らず手ごたえを感じていた、サスロは次なる大陸ヨーロッパを目指して行くのであった。
あの作品からネタ出してしまいました。
これが後々大事になるはずですので大事に話を構成します。