すんません。
「兄さんおはようご飯出来てますよ」
「ガルマすまん二日酔いで頭が痛いもう少し寝かせてくれ」
「ダメだよ兄さん以外はもう仕事行きましたから起きて下さい、ギレン兄さんからのお手紙もありますよ」
「何っ兄さんから手紙だと」
サスロは何か嫌な予感がし一気に目が覚めた、そしてギレンからの手紙に目を通した。
内容的には、昨日の感想から始まり資源の件での裁量権の話などが書いてあったが最後の文には汗が吹き出た。
地球のオデッサ地区の資源を押さえたいとの内容であった、やはりギレン兄貴は地球侵攻も視野に入れて居たのかと改めて悩んでいた。
その前に、まず父と話をしヤシマ氏との会談の内容を伝えて、手を打つ必要がある事を認識した。
それから30分後に出かける用意をして、ジンネマンを呼びスケジュールを確認して見た所、今日はメディアの前での会見とデギンへの謁見と聞いていたが、なぜかそこにガルマの昼のお迎えが入ってたのだ、ジンネマンに内容を確認したところ、キャスバルとアルティシアがガルマと同じ学校に通う事になったので密談をなさる時にはこの方法を取ると、他に悟られずらいとの事で手配致したそうだ、
後は夜の酒場というのもありそこはラルの部下が営んでいる所と二つの、パターンが出来ていた。
「では向こうからのリアクションがあったのだな」
「ハイっ本日、会いたいと連絡がありました」
「そうかそれではガルマを迎えに行かねばならんな」
実はガルマ達が通う学校の校長はダイクン派の身内で今回の話もすんなり決まったようだ。
そして、テレビでの対応も終わり、父に謁見に向かう前に、ガルマの学校に向かう最中サスロは今後の流れを考えていた。
ここまでは順調だ、だけどこのような話は何か一つ破綻したらダメになるから気をつけねば、まずは今日だ。
「お車はこちらには止めれませんのでお迎えの方はこちらへと案内され学内の地下駐車場に案内されて、行ったところに同じ車が止まっていた、
真横に着けた所、窓が開きアストライアが姿を現した。
「お呼びだてして申し訳ありません、早速ですが、昨日の件を持ち帰り他の方ともお話しをしましたが、皆さん話の内容は悪くない話で乗りたいのだが、ザビ家を警戒しているとの事でしたがマハラジャさんとジン・バ・ラルが賛同致しましたので、ある程度の条件はありますが貴方に賛同しようとなりました」
「条件とは」
「まずキャスバルもガルマ君も後、2年は義務教育期間ですので、それより後に旅立つ事、ジン・バ・ラルが管理する資源惑星に残るダイクン派の家族を住まわせる事、ラン・バ・ラルを貴方の側近にしパイプをキチンと作る事、
火星圏が落ち着いたら私とアルティシアもそこに住めるようにする事、出発の時にはデギンさんの認めた国の一大プロジェクトとしてとの宣伝をする事、以上が私共よりそち
らへの要望ですがどうですか」
「私としては問題ありません、ガルマの事をこれから父に話に行きますのでそこで了承を取ってまいります、
そしてジオンの資源開発の正式な担当に私がなりますので他の件も大丈夫だと思います」
「安心しました、せめて義務教育位は他の人と同じように受けさせてやりたいと思うものですから、無理を言いました」
「いいえ親として当然の話だと思います」
「あっそれとヤシマさんより頼まれたのですが、もしよろしければ、ヤシマさんには2人の娘が居て姉のハルカ・ヤシマさんとお見合いしないかと、言ってましたよ、次に会う時に秘書として連れてくるそうです、とてもスタイルの良い可愛らしい子ですよ」
「えっ私にですか、まあ私もヤモメなんでそろそろとは思ってましたが、急な話で驚いてます、それも条件に入るという事でしたら困りますよ」
「あらあら今すぐ結婚とは言ってませんよ、まずはお会いしたらと言っただけですよ」
「わかりましたヤシマさんにはよろしくとお伝え下さい」
「それではまずは今日父に話をしその結果も含め連絡致します」
そう話をし別れ、いよいよ計画を実現する為に動き出すサスロの目には強い力とナイスボディのヤシマ氏の娘との出会いという少しやましい気持ちが見えた。
それから1時間余り経ちデギンとの会談の時間が来た。
「親父、イキナリだが色々とあり結婚するかもしれん」
「誰だ相手は、もしかしてあの気に入ってたナースか」
「違う違う俺だってザビ家の男だ、自分の結婚も政治に使わねばならんというのはわかっている、ヤシマ財閥のヤシマ氏の長女だ、あそことつながる事は我がジオンに取っては重要だろ」
サスロは変化球を使いデギンを納得させる方法を選んだのであった、何しろまだ孫の姿も見せた事の無い一族であったため、見せてやりたいという気持ちもあった。
「それは文句の無い、相手だな、でも良いのかあのナースも最後にはお前に少し興味あるようにワシには見えたが」
「わかってるオヤジ、だが今は俺はこの国を良くせねばならないのだ、だから私情を取るわけには行かないのだ、
でそれに伴いまずヤシマ氏から資源惑星の提供と各サイドへのパイプを打診してもらった」
「もうそんなとこまで話が進んで居るのか、そもそもどうやって知り合ったのだ、ヤシマ氏は連邦にも発言力のある大物だぞ、会おうと思っても中々難しい人物ではないのか」
「オヤジその件なんだが、実はダイクン派の人達に紹介してもらったんだ、実は話は更に進んでいてな・・・・」
「ダメだダメだ確かにダイクン公の遺児の2人にはワシも何とかせねばと思っていたから、惑星の開発に出すのは構わん、イヤそれはワシも賛同しよう、しかしガルマの件はダメだ、あいつが居ないと家に帰る気がせんのだ、ダメだそれだけは許さんぞサスロ」
「オヤジあんまりワガママを言わんでくれ、それに行くと言っても早くて2年後だ良い加減に子離れしろ」
「ドズルは何と言ってるのだあいつならワシの気持ちをわかるハズだ」
「あいつにはオヤジの後に話をするがイヤとは言わせない、このプランを動かしギレン兄貴の暴走を止める以外にジオンの未来を変える事は出来ない」
「ギレンが何かしようとしてるのか」
「今はまだ大人しくしてるが、その内連邦の圧政に腹を立ててコロニーの一つも地球に落とす事もやりかねんよ」
「あいつはそういう事をやれる男なのは知ってるが、これから連邦の圧力は更に強まるのか、ギレンを持ってしても
受けざるをえないのか」
「兄貴云々ではなくて連邦は地球から全てを決めて報告に下っ端をよこしているのはオヤジもわかるだろ、コロニーの事などバカにし、どうでも良く俺たちが何か新しい技術で余裕を作ればその分搾取してくるしスペースノイドには参政権も無いので政治家への圧力もかけれないからやりたい放題だ、これでは誰であろうと力に訴えても仕方ないことやもしれない」
「ではお前は何か違う方法を考えて居るのか」
「オヤジこれを読んでくれ」
そういいサスロの計画を資料にしたものを渡し、説明を加えて行った。
「なるほどコロニーをまとめ一つの国として連邦に独立を訴えそれでもダメなら戦いを挑むのだな、そして力を示し早期に停戦し宇宙の事は宇宙に住む者とするのが、お前の考えだな」
「そうです、その為にダイクン派を派遣し手柄を立てさせジオンは1枚岩だと教えないとならないのです。」
「わかったそこまでお前が描いてるのならもう文句は言うまい、ガルマの事は納得だ、その代わり2年はしっかりあいつと遊ぶぞ」
「どうぞどうぞなんなら家族旅行にでも行きましょうか」
今回はあんまり深く物事を考えないで書きました。