ラブライブ!~9人の女神と天涯孤独の少年~   作:すとろべりぃ

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こんにちは、すとろべりぃです。


やはり見切り発車なだけにこれからの展開を考えれずに次話投稿が遅くなってしまいました。おかげさまでハンターランクも120に…ゲフンゲフン。


それでは今回もよろしくお願いします。


Ep.9…詩に想いをのせて

 

 

絢瀬先輩の1件の後、俺たちは穂乃果の提案によってグループ名を募った意見箱の中身を確認しに行くことになった。

 

 

 

「ドキドキするねー!入ってるといいなぁ…」

「出来たばっかのスクールアイドルグループなんだぞ?無駄に期待するとなかったときのガッカリ感で死にたくなるから俺は期待しないわ。」

「変わらないねぇ…なっちゃんは。」

「先程の夏海とは別人です。」

 

 

 

他愛のない会話をしているうちに意見箱に着いた。

穂乃果が意見箱の中に手を入れる。

 

 

 

「あった!1枚だけだけど!」

「嘘だろ!?いたずらかなんかじゃねーのか!?」

「ほんとに期待してないのが分かりますね…。」

「あはは…。」

 

 

 

穂乃果が意見箱に入れていた手を抜く。ほんとに1枚、それらしき紙が握られていた。

 

 

 

「これは…ゆーず?」

「たぶん、ミューズ、かと。」

「ああ、石鹸の?」

「絶対言うと思ったよ…。しかも穂乃果に限っては本気だからな…。」

「えへへー」

「褒められてないよぉ…穂乃果ちゃぁん…」

 

 

μ's。紙にはそう書かれていた。

確か音楽の女神であり、musicの語源にもなったと聞いたことがある。ただ、俺には引っ掛かることが。

 

 

「確かこの女神、9人じゃなかったっけか?」

「ええ、そうです。」

「俺たちは3人グループとして募集したはずなんだが…」

「でもこの名前、穂乃果は好きだな!」

「ことりもいいと思うよ!」

「私もいいと思います。」

 

 

俺も反対ではないんだが、いかんせん3人グループの名前が9人の女神って違和感バリバリなんだよな…。

 

違和感といえば、俺の幼馴染み4人のうち、海未だけ1人称が名前じゃないんだよな…。今のも、「海未も、それがいい!」って感じだと…あ、やべ、可愛すぎる。鼻血出そう。

 

 

「夏海?聞いているのですか?」

「ああ、海未。ちゃんと聞いてたよ。俺もその意見に賛成だ。…ん?」

 

 

俺が賛成した瞬間、海未は見間違えたかと思うほど思いきりのガッツポーズをかまし、その隣で穂乃果とことりがふくれてた。

 

 

「ど、どうした?お前ら。」

「ずるいよ!ことりもなっちゃんと二人きりで衣装づくりしたい!」

「そうだよ!穂乃果もなっちゃんと二人きりで店番したいよ!」

「待て待て、何がなんだか分からないのだが。」

「え?賛成って言ったではありませんか。このあと私と二人きりで作詞することに。」

 

 

oh…海未さんの可愛い姿を想像してた隙になかなか大事な話してたのな…。それにしてもことりは分かるんだが穂乃果。お前に関してはただお前が店番するのめんどくさいだけだろ。

 

 

 

そんなわけで、海未と作詞をすることになった。

 

 

 

 

 

「ただいまー」

「お邪魔します。」

 

 

家に着いた俺と海未。早速作詞に取りかかろうとするがその前にやることが。

 

 

 

「海未、ちょっと来てくれ。」

「はい、分かってますよ。」

 

 

 

海未を連れてきたのは、父親と母親に会わせるため。

 

 

「今日は、海未が俺と二人で作詞をするためにうちに来てくれたんだ。なに、恋人じゃない女の子に変なことはしないから安心してくれ。」

「な!?何を言ってるんですか、夏海!撃ち抜きますよ!!」

「親の前で殺すな!」

「夏海が悪いです!」

 

 

 

くだらない茶番を終えたところで、俺の部屋で作詞を始める。

―――やはり自分の部屋に女の子がいると、なんていうか…緊張するな。

 

 

「緊張、しますね。」

「へ?…あ、ああ。そうだな。」

 

 

俺が思ってたことと同じこと言うなよ!変な声出ちまったよ!

 

 

「んじゃ、始めるか。」

「はい、お願いします。ですが最初はどうすれば…」

「それについては、これを見てくれ。」

 

 

俺が取り出したのは、父さんと母さんが亡くなったあの日から、日々の思いの丈をまとめ、詩にしたノート。

 

 

「これは…。」

「ああ、俺もお前の黒歴史ノート見たからな。これでおあいこ、ってこと。」

「ですが、この完成度…やはりすごいですね、夏海は。」

「詩に完成度も何も、詩ってのは書く人の感情、状況、状態をその人なりに綴るもんだ。書かれた瞬間から紛いもなく、その人の詩として完成してる。だから、海未。そんなに重く考えるな。お前はお前で、お前にしか書けない詩を、あいつらと、お前たちを見ている観客に届ければいいんだ。」

「夏海…。ありがとうございます。少し、肩の荷が下りた気がします。」

 

 

こうして、俺と海未の作詞づくりが始まった。

テーマは、「始まり」。

まだ、上手く羽ばたけないかもしれない小鳥が、不安に負けず、大きな空に勇気をもって羽ばたこうとする、そんな詩。

 

 

「出来ました…。ほんとにありがとうございました、夏海。」

「俺はただ見てただけさ。海未の詩、素敵だと思うぞ。」

「褒めても何も出ませんよ…。最後に、タイトルはどうしましょうか…。」

「それなんだがな、1曲目のタイトルはすでに決めてたんだ。俺たち4人の、始まりの詩。『START:DASH!』。」

 

 

 

こうして、俺たち、μ'sの特別な意味を持つであろう、1つめの詩が、完成した。

 





読んでいただき、ありがとうございました。


もっと投稿ペース考えないと。空白の期間と内容が釣り合ってない…。
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