ラブライブ!~9人の女神と天涯孤独の少年~ 作:すとろべりぃ
お久しぶりです。すとろべりぃです。
期間が空きすぎて申し訳ありません。期待されてないと分かってはいますが書きたくなったので書きます。笑
1つのことに集中すると他のことが視野に入らなくなってしまいまして…ついゲームばかり手にとってしまいます…
では、今回もよろしくお願いします。
「どうしてこうなった…」
俺、水野夏海が何をしているかというと、可愛い幼馴染みと共に出掛けている。つまりこれは…
俗にいうデート、というものなのだろう。
――――時は遡り、海未と作詞をした日の夜。
海未を家まで送り帰ってきた俺はすぐに寝ようとベッドに入り、すぐさま深い眠りに…
prrrrr!!
…くそ。誰だよ…こんな時間に。気持ちよく寝れるところだったのに…。目覚めちまったじゃねーか…。
ケータイの音に完全に起こされた俺はしぶしぶケータイを手に取り、表示されてる名前を見る。
電話はことりからのものだった。すぐさま通話ボタンを押す。こんな時間になんの用だろうか…。
「…もしもし?ことりか?」
「うん!ごめんね?こんな時間に電話しちゃって…。」
「いや、大丈夫だ。それよりどうした?電話なんて珍しいじゃないか。」
「んーと、なっちゃん、そこに海未ちゃんはいる?」
「…へ?海未?海未ならとっくに家まで送ったよ?さすがにこんな時間に二人きりはまずいだろ…。」
「そうだよね!…よかった~(ボソッ」
「ん?何か言ったか?」
「ピィっ!?なんでもないのよなんでも!!」
「そ、そうか…」
ピィっ!?って…鳥かよ…。…可愛いけど。
「まさかそれだけのために電話してきたのか?」
「ううん!違うの。なっちゃん、明日土曜日だけど予定、あるかな…?」
「いや、今のところはないぞ。」
「そ、それなら!ことりとお出かけしてほしいの!」
ことりの急な声のトーンの変化にびっくりしてしまった。ことりもこんな大きな声出せるんだな…。
「お、おう…。別に構わないけど…んじゃ穂乃果と海未も…「だ、だめ!!!」ッ!??」
恐らくこの時のことりの声は今までで一番大きい声だったと思う。めっちゃ耳キーンした。あと、いちいち声が可愛い。ギルティ。
「急に大声出してどうしたんだよ…?あの二人がいたらダメなのか?」
「うん…なっちゃんと二人でお出かけしたいんだ…。」
「…分かった。じゃ、明日二人で出掛けような。」
「…!うん!じゃ、10時に駅に集合しよ!」
「はいよ。おやすみ。」
「えへへ…おやすみ、なっちゃん♪」
…電話を切るときのことりはなぜか、すごく上機嫌だった。可愛い。
翌朝、着替えた俺が向かったのは、駅ではなく、ことりの家だった。昨日の目覚ましの腹いせってことで少し驚かしてよろうかな、と。
…遅い。すでに待ち合わせの時間から20分は過ぎていた。寝坊、しちゃったのかな…?…と、思ってた時、
ガチャ!
「あわわわ、じゃ、行ってきまーす!」
「気をつけて行ってらっしゃい!」
「うん!大変!遅れちゃいそうだよぉ!でも、ほんとにこの服で大丈夫だったかなぁ…」
…遅れてるの分かってるのに玄関の前で自信なさげにおろおろしてる俺の幼馴染みが可愛すぎる。辛い。驚かすならここだな。
「大丈夫。その服、ことりに似合っててすごく可愛いよ。」
「え、えへへ…ありがと、なっちゃん…。
…へ?なっちゃん…?」
「おう、なっちゃんは俺だけど?」
ゆっくりこっちを向くことり。ドッキリが成功したことでにっこりする俺。
俺がにっこりした瞬間、ボンっ!という間抜けな音と共にことりの顔が真っ赤になった。そりゃもう、何木野さんの髪の色レベル。
「な、な、な、なんでなっちゃんがここにいるのぉ!?」
「いやな、ちょっとしたドッキリだ、大して深い意味はないよ。ていうか、駅で待ち合わせするより一緒に駅に行った方がいいかなって。それより、顔真っ赤だけど大丈夫か?熱があるなら今日は止めた方が…」
「ば、ばか!なっちゃんのばか!…うぅ、もうなっちゃんの顔見れないよぉ…」
ことりは何かボソボソ言った後手で顔を隠して塞ぎ込んでしまった。俺、なんか悪いことしたっけか?
「ま、まぁ熱じゃないなら安心だな…。で、行かないのか?待ち合わせ時間からちょっととは言えないくらい過ぎちゃったけど…。」
「い、行く!なっちゃんとデートする!」
…はい!!?俺の可愛い幼馴染みは今なんて言ったんだ!?
「はい!!?俺の可愛い幼馴染みは今なんて言ったんだ!?」
「な、なっちゃん!心の声がそのまま出ちゃってるよ!!」
これまた顔を真っ赤にしたことりに言われて思ってたことが口から出てしまっていたことに気づいた。てかなにこれ、なんのラブコメアニメだよ…。
「と、とりあえず行こうか…漫才みたいなことやってるうちにもう軽く昼飯の時間に入ってるよ…。」
「そ、そうだね…。可愛い…えへへ…。」
隣を歩いてることりさんは絶えずにこにこしていた。
機嫌戻ってくれて良かった。
「なあ、ことりさんよ。」
「ん?どうしたの?なっちゃん?」
「これ、一人で食べる気か…?」
それから、少し早い昼食を駅から近いスイーツのバイキングなるもので済ませている。のだが…
明らかに人間一人が食べられるサイズではないであろう、巨大なチーズケーキがテーブルの上に。それを目の前に満面の笑みでフォークを構えることり。はい、可愛い。
結局、俺が満腹になる頃にはチーズケーキは跡形もなく消えていた。どこぞの騎士王もびっくりの食欲だな…。
その後、俺とことりはショッピングモールを二人で回った。
洋服店では俺が着せ替え人形になったり、映画館では自分で選んだ恋愛ものの映画でことりが顔を真っ赤にしていたり、ゲームセンターで二人でプリクラを撮ったりもした。休めた、とは言えないが、ほんとに楽しかったな。ことりもよく笑ってたし。
一段落つき、ベンチに腰かける俺とことり。
「何か飲み物買ってくるよ。ちょっと、待っててな。」
「うん、ありがとー。」
自販機で飲み物を買った俺が戻ると、そこには二人の男に絡まれていることりの姿。
「君、可愛いね~俺たちとちょっと遊ぼうよ。」
「や、やめてください!」
「えーいいじゃん少しくらいさー。」
…嫌がっていることりと、しつこく付きまとう男二人。
その姿が見えた時点で、すでに自分の中の何かが切り替わった感覚だった。正直、会話など聞こえていなかった。
「やめていただけますか?その子、俺の大事な人なんです。」
「…なっちゃん!」
「あぁ?すっこんでろよ、この子はこれから俺たちと遊ぶんだからよぉ!」
ここまで言っても、二人は止まらなかった。
ことりの腕を掴んでる、汚い男の手を、握りつぶす勢いで掴む。
「いっ!!っ!オメー、何すんだよ!!」
掴まれていない方の手から、拳が放たれるのが見えた。
なぜだろう、怒りで頭に血が昇りきっているはずなのに、俺の頭は冷静だった。
放たれた拳が、確実に俺の顔に向かってくるように見えた。だが、その拳はひどくゆっくりに見えたのだ。
そこから先はあっけなく片付いた。
その拳を避けつつ、掴んでいた手を離し、両手で避けた腕を掴んでそのまま反転、殴りかかってきた男を後ろを投げつけた。1本背負いというやつだ。海未の道場で鍛えた技だ。
「っ!!」
「まだ、やるか?これ以上向かってくるなら俺も容赦出来そうにないが…」
「くっ!!おい、行くぞ!」
こうして、ナンパ二人の撃退に成功した。
俺はすぐさまことりの元へ。
そして、彼女の目の前で土下座した。
「へ?なっちゃん!?」
「ことり!ほんとにすまない!俺が目を離したばっかりに、ことりを怖い目に合わせて…」
「ううん…ありがと。なっちゃん、ほんとにかっこよかったよ…。」
「ありがとう。ほんとに、すまなかった。これからは、離れないようにしないとな…」
「え…それって…」
「ああ、大事な人たち、みんな守れるようにな。」
「そ、そうだよね…あはは…はぁ…」
楽しかった1日も、最後があれだったせいで少し残念な形で終わってしまった。
ことりを家に送り、彼女の家に着いた。
「送ってくれてありがと。今日はほんとに楽しかったよ!また、一緒にお出かけしようね!」
「ああ、今度はひとときも傍を離れないようにするよ。」
「もう!そればっかり!気にしなくていいよ!ことりはもう平気だから!」
「う…気にはするよ…ことりは、俺にとってほんとに大事な人なんだから…」
「…!も、もう…
じゃ、また明後日、学校でね!それと、明日も頑張ってね!それじゃ、おやすみ!」
「へ?明日って…?っておい!ことり!」
それだけ言ってことりは家に入ってしまった。
明日…何かあったっけか…?
この時は知る由もなかった。夏海に、休日が訪れないことなど…
読んでいただき、ありがとうございました。
書きたくなってから頭に思い浮かんだことを組み立てて話を作るとやはり上手くいきませんね…
もっと上手く書かねば…
にしても、ことりちゃんとデートしたらどんな感じかなって想像しながら書くとにやにやが止まりませんね。可愛すぎて。
よろしければ次回もよろしくお願いします。