ラブライブ!~9人の女神と天涯孤独の少年~   作:すとろべりぃ

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前話は中学1年の出来事でしたが、飛びます。
プロローグだからいいよね…?

他の方の作品を読ませていただいているうちに自分もはやくメンバーを書きたくなってしまい、この早さです。

まずはお馴染みあの3人です。自分の推しだからジャナイヨケッシテ。

それでは、どうぞ。


Ep.1…変わらない日常、しかし変化は訪れるもので。

――高校2年、春。

 

カーテンから差し込む朝の光で目を覚まし、伸びをする。

 

 

枕元に置いてある携帯を手に取り、時間を確認する。

 

6時10分。

…習慣とは恐ろしいものである。

幼い頃から早寝早起きしていたため、意識していなくても6時30分には目を覚ます。

平日だけなら非常に助かるのだが、生憎習慣とは毎日の積み重ねであるため、用事がない休日でも早いうちに起きてしまう。

 

 

重い瞼を擦りつつ、2階の自室から1階へ。

顔を洗い、歯磨きをし、スッキリした俺はこれまた習慣になった〝挨拶〟をしに父と母の元へ。

 

「おはよう。父さん、母さん。」

 

 

仏壇へ向かい、挨拶をする。朝や夜はもちろん、何かある度に挨拶や報告をするのも習慣になった。

 

 

それから簡単な朝食を作り、食器を片付け、再度歯を磨き、登校の準備。親が亡くなってから、家事を全てこなすことになった俺は改めて母への感謝を実感する。

する度に、涙が溢れ出てくる。

 

 

「行ってきます。」

 

 

親に挨拶をし、家を出る。

向かう先は少し歩いた先にある、俺たちの待ち合わせ場所。

そこにはすでに待ち合わせているうちの一人が。

 

「おーい、海未!おはよう!」

「おはようございます、夏海。」

 

 

透き通った、青に近い黒髪をなびかせて先に待っていたのは俺の幼馴染みのうちの一人、園田海未。

スラッとした体型に長髪がよく似合い、周囲から大和撫子と称されている。

 

「さすが海未、いつも早いな。」

「私も先ほど着いたばかりです。そう言う夏海も早いですよ?」

 

今までに数え切れないほどしてきた会話。変わらない日常。そんな些細なことにも、幸せを感じている俺だった。

 

「おーい!海未ちゃーん!なっちゃーん!おはよー!」

 

そう叫びながらトコトコ走ってきた女の子、南ことり。

彼女も幼馴染みの一人で、とても可愛らしい女の子。

ねずみ色と呼べばいいのか、そんな髪をサイドに束ね、周りからは鶏冠と呼ばれている髪型を揺らし、息を切らして走ってきた。

 

「ことり、急がなくてもいいのですよ?まだ時間よりも少し早いですし。」

「二人が待ってるのを見るとまた1日一緒に過ごせると思って、嬉しくなっちゃって…えへへ♪」

「今年もみんなで同じクラスになれるといいな」

「そうだね!」「そうですね。」

 

 

そんな話をしているうちに、最後の一人が来た。

 

 

「みんなー!待たせてごめーん!」

 

何かを口に含ませて来たのは高坂穂乃果。

俺たち幼馴染みをいつも引っ張ってくれる、いつも明るい太陽のような女の子。え?女の子ばっかり?シラナイナー。

 

「穂乃果!物を食べながら登校してはいけないと何度言ったら分かるんですか!」

「だってー、早くみんなに会いたかったんだもん!」

「だったら朝飯ゆっくり食える時間分早く起きろよ…」

「あはは…まあ穂乃果ちゃんの言うことも分かるし、許してあげよ?海未ちゃん。」

「ことりは穂乃果に甘すぎですよ…」

「海未、鏡貸してやろうか?」

 

 

仕組んでるとしか思えないほどいつもと変わらない4人。

穂乃果がしでかし、海未が怒り、俺がツッコんで、ことりが苦笑いしながらもフォローする。

 

 

そんなこんなで学校に着く。

私立音乃木坂学院。歴史を感じさせる古く、綺麗な公舎。その前に広がっている桜並木。

2年前まで女子高だったこの学校は新入生の減少を原因に、共学化した。

そのおかげで、俺も可愛い幼馴染みとまた同じ学校に通えるわけなんだが。そんなことを思っていると、前を歩いていた3人が顔を赤く染め、こちらを見ていた。

「ん?どうした?」

「なっちゃん…口に出てたよ…?」

「え?…どの辺?」

「そんなこんなで、くらいから…」

「おい待て、そこは思ってないし、触れちゃいけないところじゃないか?」

「はぁ…またいつものですね…困ったものです…」

「そんな声に出してるのか、俺。」

「「「その度に恥ずかしいんだよね…」」」

…声が小さくて聞こえなかった

まあ俺に可愛いって言われても…ね?

何年も一緒にいるんだから…ね?

気にしたら負けだよね?

 

 

 

「やった!!今年もみんな同じクラスだよ!」

 

クラスが気になって先に走り出した穂乃果が喜んで跳び回ってた。

オレンジか…何がとは言わないよ?

 

 

「また1年、よろしくな」

「うん!」「よろしくお願いします」「よろしくね!」

 

 

また1年、いつもと変わらない幸せな日々が送れると思うと胸が躍る。

しかし、変化というものは、突然やってくるもので。

 

 

「音乃木坂学院は、廃校とします。」

全校集会にて、ことりの母である理事長から告げられた。

 

 

 

この時から、俺たちはもう巻き込まれていたのかもしれない。

運命という巨大な渦に。




読んでいただき、ありがとうございました。

書き置きもなく、勢いで書いているため、矛盾してるところや、キャラがおかしいところ、内容が薄くなってしまっているところがあるかもしれません。その辺りはご指摘いただけると大変ありがたいです。


次回もよろしくお願いします!
読んでいただければ幸せです。
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