ラブライブ!~9人の女神と天涯孤独の少年~ 作:すとろべりぃ
UA100人越えてればいいな、なんて思いながら見たらびっくりでした。3度は見直しました。感激です。
500て…小さなことかもしれないですけどこれだけで自分はやる気になれるんです。チョロいとか言わないで!
今回はアニメ通りの展開で、あのお二方が出ます!
\デーデッデー/
それでは、今回もよろしくお願いします。
「そんな…」
後ろから見ても海未の動揺は見てとれた。そりゃ自分の通っている学校が廃校になるのだ、動揺しないほうがおかしいものだろう。
え?穂乃果?もちろん、寝ていますよ。
「もう少し持つとは思ってたけど…こんなに早くも決まるのか…」
「なっちゃん?知ってたの?」
「なんとなくな。理由は後で話すよ。」
俺は入学前から分かっていた。共学化は単なる先延ばし、言わば延命処置にしかならないと。
「これにて、全校集会を終了とします。各自、自分のクラスに戻り、HRを行ってください。」
海未が穂乃果を起こし、話を聞いていなかった彼女を連れて俺たちはクラスに向かう。
その途中にも、廃校の知らせは貼ってあるもので、何も知らない彼女は驚くもので。
「うそ…はい…こう…?あっ…」
「穂乃果!」「穂乃果ちゃん!」「穂乃果!大丈夫か!?」
急に倒れてきた穂乃果を受け止める。どうやら気絶しただけのようだ。
「俺は穂乃果を保健室に連れていくから、二人は先生にHR遅れること伝えてくれないか?」
「分かりました。ところで夏海、その持ち方は…」
「ん?あぁ、いわゆるお姫様だっこってやつだな。」
「やつだな、じゃないです!破廉恥です!なんで平気な顔してそんなことできるんですか!」
俺は恥ずかしくないけどな…背負うとなると背中に当たったり、嫌でも触らなくちゃいけないでしょ?
「そんなことより、俺は保健室行くから!連絡頼んだぞ!」
そう言って俺は歩き出した。
「ねぇ、海未ちゃん?」
「なんですか、ことり。」
「もし海未ちゃんならお姫様だっこと背負うの、どっち選ぶ?」
「迷わず後者です。」
「だよね…」
そんな彼に呆れていた二人だった。
戻ってきた俺は自分の席に着き、HRを終え、海未とことりと共にいた。ちなみに並び順としては窓側から2列目、後ろから2番目に俺、その後ろにことり、俺の隣に穂乃果、穂乃果の後ろに海未といった感じ。もう仕組んでるとしか思えない並び順だよね。
「それでなっちゃん。さっき集会で言ってたのって?」
「あぁ、それのことか。単純なことだよ。そもそも女子校に来る子ってのは大体男子のいない空間、女子同士で気兼ねなく話せる環境が欲しくて来るんだ。」
「んーと…つまりどういうこと?」
「二人は女子同士の会話の中で、男子に聞かれたらまずい、とか、あまり聞かれたくないこととかないか?つまりは、そういうことだよ。」
「あぁ、そういうことかぁ…」
「それが共学化によって男子が来る可能性が出てきた。なら近くのUTXに女子校目当ての子は流れていく。男子も、元女子校に行くのはちょっと気が引けるだろ?俺は明確な理由があるからここに来たけどさ。」
そんなことを話してるうちに、穂乃果が戻ってきた。
「穂乃果ちゃん、余程ショックなんだろうね…」
「「いや、(いえ、)あれは勘違いだろう(でしょう)。」」
「え?」
どうやら海未も俺と同じことを思っていたらしい。
「どぉーしよー!!穂乃果、全然勉強してないよー!!」
ほらな、やっぱりこいつは勘違いしてたよ。
ことりは苦笑い。
「なんだー。はむっ」
時間は流れ、昼休み。誤解を解き、俺たちは中庭で昼食を食べていた。
こいつ、今年も昼食をパンで済ませる気か…?
「穂乃果、俺の弁当分けてやるからちゃんと野菜も食え。」
「えっ、いいのっ!?わーい!」
「なっちゃん!ことりも欲しいなー?」
「私もいただきたいです。」
「お前らも食べていいぞ?」
夏海はいつもこうなることが分かっているので、弁当は多めに作っている。
このやりとりも数えられないなぁ…
そんなことを思いながら、各々が食事を済ませていると。
「ちょっと、いいかしら?」
声がした方を見る。
綺麗な金髪をポニーテールに束ねた我が校の生徒会長である絢瀬絵里先輩の姿が。
高校3年生とは思えないスタイルに、凛々しい雰囲気。
その隣には紫の長髪を2つのお下げにした副生徒会長の東條希先輩。
彼女は生徒会長とは対称的に、包容力漂う優しい雰囲気。溢れんばかりの女性の…いや、なんでもない。
個人的に髪は結ばない方が好きなのだが、このお二方はその髪型がとても似合っていて女性らしさを際立たせている。
二人とも、とても魅力的な女性だな、と心の中で思う。
「なっちゃん…?」「夏海…?」
気がつくと、幼馴染み3人には不機嫌そうな顔で睨まれ、会長は少し顔を赤くし、副生徒会長は微笑んでいた。
「どうした?」
「なっちゃん、もう女の子のこと考えるの禁止!」
「理不尽!」
「…夏海は髪を結ばない方がいい…ですか…ふふっ」
「あらあら~ここまで褒めてくれるんは君が初めてよ~」
「コホン、いいかしら?」
「あっ、えりち照れてるー!」
「なっ!の、のぞみぃ~…」
いや~凛々しい雰囲気の女性が恥じらいで顔を赤くするって素晴らしい光景ですわ~眼福眼福。
と、女性のことを考えると幼馴染み3人が面倒くさくなるのでここまでにしておこう。
「もう…。南さん、あなた確か、理事長の娘さん、よね?理事長は何か言ってなかった?」
「いえ…私も今日知ったので…」
「そう…分かったわ、それだけよ。ありがとう。」
「ほなー」
そう言って彼女たちは去っていった。
「どうにかできないのかなー…確か、来年度の新入生の定員が少なければ、廃校になるんだよね?なら、この学校の良いところをみんなに知らせればいいんだ!」
「それが一番なんだが、たぶん時間の無駄になると思うぞ?」
「なぜですか?夏海?」
「紹介できるほどいいところがここにあれば、廃校なんて話になってないだろ?」
「そ、そうだよね…」
「いいところを知らせようとするなら、もっと新しいことに挑戦してこの学校をPRしないとあんまり効果はないと思う。今日はもう帰って各自で考えよ?」
今日はそこで解散になった。
いつもと変わらない帰り道、そう思ってたが、今日はみんなの足取りが少し、重かった。
「私、この学校好きなのにな…」
「私も…」
「私もです…」
「俺もだよ。だから、これから廃校にならないように頑張らないとな。」
「「うん!」」「はい!」
俺も頑張らないとな。こいつらの笑顔を、居場所を守るために。
読んでいただき、ありがとうございます。
個人的には頑張って書いたつもりなのですが、2500か…少ないな…
次回からはちょくちょくオリジナル展開を挟んでいきたいと思います!投稿ペースとしては、1日1話を目処に頑張りたいと思います!
次回もよろしければ、是非読みに来てください。