ラブライブ!~9人の女神と天涯孤独の少年~ 作:すとろべりぃ
今後の書きたいことは見えているんですがこの辺りは思いつきませんね…
そして主人公特徴なさすぎぃぃぃぁぁぁああ
もっと目立たせたいですね…
それでは、今回もよろしくお願いします。
どうぞ。
「今日は寄り道してから学校に行く予定だから、先行っててくれ。」
3人にメールを送り、UTXに向かおうとした矢先、すぐさま着信。見てみると高坂穂乃果の文字が。
「なっちゃんもなんだ!どこ行くの?」
「穂乃果も寄り道か?学校遅れるなよ…俺はUTXに寄る予定なんだ。音乃木坂と違うところを調べに行くためにな。」
「なっちゃんも!?穂乃果もUTXに行くんだよ!雪穂がUTXに受験するらしくて、パンフレット見て行きたくなったの!」
「穂乃果もか…んじゃ、二人で行くか」
「うん!」
というわけで、穂乃果とUTXに寄ってから登校することに。先に着いて穂乃果を待ってるか…そう思った俺はUTXへ走り出した。
「あっ!おーい!なっちゃーん!!こっちこっちー!」
…俺は正直驚いていた。早寝早起きを心がけていたこの俺より先に穂乃果がUTXに着いて俺を待ってるなんて…。
「驚いたぞ穂乃果。穂乃果が俺を待ってる日が来るなんてな。」
「なっちゃんひどいよー!穂乃果だってやるときはやるんだよ!!」
「頼むからそれを普段からやってくれ…」
UTXに着いた俺たちはさっそく観察を始めた。
校舎…というには程遠い…もう会社のような外見に、学生証のようなものを提示して校舎に入っていく生徒。セキュリティもしっかりしているようだ。古くからある由緒正しい音乃木坂とは反対に、UTXは最新の設備を導入し、女子生徒を呼び寄せたのだろう、そしてなにより…
「話には聞いてたが、これほどなのか…」
アイドル研究部で矢澤先輩からもたびたび聞いていたスクールアイドルグループ、全国のスクールアイドルの頂点に君臨するであろうその3人が、巨大スクリーンでそのパフォーマンスから魅力を全面的に押し出していた…
―――A-RISE。それが彼女たちのグループ名だ。その魅力に、俺も見入ってしまった。俺たちの同世代にこんなのがいるのか…
「UTXにはこんな魅力もあるのか…こりゃ流れるのも無理ないか…おい、穂乃果。そろそろ学校に…あれ?」
隣にいたはずの穂乃果がいつの間にかいなくなっていた。周りを見渡すと手すりに捕まっている穂乃果が。
「穂乃果?」
「なっちゃん!これだよ!!穂乃果、とっておきのアイデア浮かんだよ!!」
あぁ…このあとの展開は予想できた。
心の中で海未に合掌する反面、俺は期待していた。こいつならもしかしたら…
―――夢に破れた彼女を、またステージに立たせることができるかもしれないと…
「こっちは福岡のスクールアイドルで!…」
学校に戻った俺の目の前には、予想していた展開と1ミリもずれてない現実が広がっていた。
スクールアイドルの雑誌を広げ熱心に語りかける穂乃果に、気づかれないよう教室の外に行く海未。
「穂乃果、約1名が出てったぞ。」
「え?…あれ?海未ちゃん?」
穂乃果が後を追っていく。あいつだけでは説得出来ないだろうと思い、俺も後を追う。
「海未ちゃん!話はまだ途中だよ!」
「ひっ!わ、私はその…用事が…」
「俺たちと絡みすぎて周りと関わりがない園田さんにどんな用事があるんだろうなー、夏海聞きたいなー。」
「棒読みな上にさりげなく痛いところを…」
ん?俺は真面目に聞きたかったんだぞ?ラブレターで呼び出されたので、なんて言い出した日には呼び出したやつを全力で…って、何考えてるんだ俺?こいつらはただの幼馴染みだろ。なんでこんなに意識してるんだキモチワルイ。
「はぁ…私たちでスクールアイドルをやろう、と言いたいのでしょう?」
「えっ!なんで分かるの!?海未ちゃんエスパー!?」
「それくらい分かります!それに夏海!あなたは穂乃果がこう言うのを分かっていてなぜ止めないのですか!分かるでしょう!思い付きで始めても上手くいくはずがないと!」
「それは上手くいった人間も同じことだろ?それに俺は、お前らのアイドル姿も見てみたいしな、他にやりたいことがあるから、俺は穂乃果の意見に賛成してるんだ。」
「アイドル姿なんて…私にはそんなの似合いません…」
「何言ってんだ。逆に海未ほどの女の子がやらないなんて勿体無いと思うぞ?」
「なっ!あなたはなぜいつもいつもそんな恥ずかしいことを言うのですか!バカ!変態!夏海!」
「俺を悪口の1つとして扱うな!」
「とにかく!アイドルはなしです!」
結局、俺でも説得することは出来なかった。
落ち込んでいる穂乃果はそのまま屋上に向かっていった。俺も付いていく。
「ねぇ、なっちゃん。やっぱり無茶なのかな…」
「あぁ、無茶なんだろうな。むしろお前が無茶を言わない方が珍しい。」
「じゃあなんで…」
「さっきも言った通りだ。それに、お前の無茶には小さい時から振り回されてきたが、迷惑も、ましてや後悔すらしたことがない。むしろ感謝してるんだ。当たり前のことしかしてこなかった俺たちに、絶対に見ることはない景色を見せてくれるんだ、穂乃果は。そんなお前に、俺はずっと付いていきたいと、支えてやりたいと思ってるのさ。海未もことりも、そう思ってるさ。」
「なっちゃん…!うん!穂乃果、今回もやってみるよ!やりたいと思ったから!」
二人で決意を固くしたところで、下の階からピアノの音色に、綺麗な歌声が。
「なんだろ…?ちょっと行ってみよ!」
穂乃果に連れられ、俺もその声が聞こえる方へ向かっていった。
どうやら、音楽室から聞こえるらしい。恐る恐る中を覗いてみると、そこには―――
―――女神がいた。中学時代、俺も音楽は嗜んでいた。音楽と言っても楽器の方ではなく、コーラスの方だったが。色んな学校の合唱を聞いてきたが、こんなに自分の声を変えずに綺麗に発せられる人を見るのは初めてだった。そしてあろうことか、その声の主は歌いながら目を瞑り、伴奏まで付けていたのだ。俺もなんとか伴奏は弾けるのだが、弾き語りなんて芸当、とてもできない。
何よりも目につくのが、彼女の表情。その表情からは歌に、伴奏に、音楽に、喜びと楽しみを、そして圧倒的な自信を抱いてることが見てとれた。自信は、上手く歌う上で一番大事なものだ。
音楽で久々に感動した俺は、演奏が終わったと同時に穂乃果と拍手していた。意図的にではなく、自然にしていた。
しばらく拍手をしていると穂乃果が飛び出していた。
「すごいすごーい!」
「う゛ぇぇ!?」
…おい、なんかすごい驚きかたしなかったか?
「あなた歌上手だね!ピアノも弾けるんだね!!」
「別にこれくらい…」
「それに、アイドルみたいに可愛い!!」
「な…いきなり何言って…」
「確かに、相当可愛いな。歌もほんとに上手いし。」
穂乃果が言った時とは明らかに、顔を赤く染め上げた彼女は、音楽室を出ようとする。
「待って!」
「…なんですか?」
「名前を…教えてくれないか?音楽でこんなに感動したのは久々でさ。また聞かせてくれないか?俺は水野夏海。君は?」
「…女の子みたいな名前なんですね…。…西木野真姫です。…え、えと、その……ありがと…(ボソッ」
「え?なに?」
「~~~~っ!!なんでもないです!」
そう言って彼女は顔を真っ赤にして出ていった。
最後らへんは聞こえなかったけど…俺、嫌われたかなぁ…またあの子の声聞きたかったのに…
「ねぇ?なっちゃん?」
「ん?穂乃果?」
笑顔で俺を呼ぶ穂乃果だが、目のハイライトが消えている。照明薄いよ!何やってんの!
「いい加減そのナンパ癖なんとかしないと、穂乃果…怒るよ?」
普段ならはいはい、怒ってどうぞ、くらい軽々返しているのだが、今はそんな真似できない。したら、やられる。ナンパなんて生まれて1度もした覚えないんだけどな…
「は、はい…」
「うん!次からは気を付けてね!」
いつもの笑顔に戻ってよかった…さっきまでやばかったぞ?なんかこう…黒いオーラが…
「それより穂乃果。これからどうする?」
「うーん…ダンスの練習がしたい!何もしないのが嫌だから…時間もないし!」
…ほんとにこいつは。自分が決めたことには一途に、前向きに全速力で突っ走っていくな。そんな彼女だからこそ、最後には無茶も叶っているんだろう。
「そうだな、ダンスには詳しくないけど、素人目から見て分かることがあれば俺もアドバイスするよ。」
「うん!ありがとね、なっちゃん!」
校舎裏でダンスの練習をする穂乃果に、アドバイスをしている俺。すると物陰に青い髪が見えた。
…まったく、やっぱり俺たちは四人一緒にいないとな。ありがとう……ことり。
また、転んでしまう穂乃果。心配になり、駆けつける俺の前に、手を差し伸べる幼馴染みの姿が。
「海未ちゃん…」
「1人でやっても意味がありません。やるなら3人でやらないと。」
満面の笑みでそう言う海未。その手をとり起き上がる穂乃果。その光景を尻目に、ことりに礼を言う。
「ありがとな、ことり。あいつを説得してくれて。俺じゃだめだった。」
「ううん。気にしないで。ことりも、この4人でやりたかったから…」
こうして、やっと歩き出した俺たち。
それを歓迎してくれたのか、春の優しい、温かい風が、俺たちの間を通りすぎていった。
読んでいただき、ありがとうございました。
なんか夏海くんが天然たらしじゃなく普通にチャラいだけになってきた気が…
これからはもっと自然に書けるよう頑張ります!
次回もよろしくお願いします。